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更新日:2025年8月1日

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令和7年6月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

有機農業生産グループが高校生を指導

6月5日に,加世田常潤高校で有機農業生産グループが生徒達に有機栽培のさつまいも定植作業を指導しました。この実習は南さつま市と加世田常潤高校との連携事業の一環で,毎月,高校の農場を活用し露地野菜の栽培実習を支援しています。当日は,生徒15人と先生2人が参加し,生産者から定植の方法やマルチ栽培の意義,高温対策等を学習した後,実習を行いました。生徒達は暑い中,生産者に習いながら,1本1本丁寧に定植作業を行いました。生徒からは「収穫が楽しみ」等の声が聞かれました。

耕畜連携お互いのメリット向上に向けWCS専用品種実証ほ設置

南九州市でのWCS用稲栽培は主食用米品種で行うことになっていますが,収穫物を利用する畜産農家の要望,また収穫物を生産販売する組織の収益向上を目的に,昨年度から地域農業再生協議会等と地域で検討を重ねました。そして今年度,増収が期待できるWCS専用品種「つきすずか」の栽培や牛への給与実証等を集落営農法人「土里夢たかた」で取り組んでおり,6月16日に約50aの実証ほの田植が終わりました。農政普及課は今後も品種導入の可能性や地域計画実践に向けて支援していきます。

酪農後継者が6次産業化で加工部門を検討

6月17~18日に2戸の酪農法人の後継者が,地域資源活用・地域連携サポートセンターの地域プランナーや普及指導員と今後の6次産業化の活動について検討を行いました。自社の生乳を活用し,1戸はジェラートの製造,1戸はチーズの製造を開始したばかりです。プランナー等から加工施設や機材導入に係わる事業,食品衛生,製造計画等について助言があり,具体的な実践に向けて検討することができました。今後も農政普及課はプランナー等と連携を図り,製造や販売活動を支援していきます。

指宿農業法人の視察研修で労務管理等を学ぶ

6月24日,周年菊研究会(枕崎市の大塚地区の若手生産者組織)が指宿市の野菜の農業法人2社を訪問し,現地研修を行いました。研究会員は,従業員の質を高めるための業務の平準化や従業員のモチベーションに関する取組や自社農園のブランド化への取組等について,経営主と熱心な意見交換を行いました。研究会員は,キク類を周年出荷しており,近年,経営規模が年々大きくなっているため,労務管理への関心が大変高いです。今後も農政普及課は労務管理の優良事例の情報収集を行っていきます。

キク研修会1 キク研修会1

サツマイモ茎根腐細菌病の生態について情報共有の実施

6月23日,南九州市知覧で関係機関30名が出席し,「南薩地域基腐病対策プロジェクトチーム作業部会」を開催しました。会では令和7年度各市ワーキンググループの活動内容を確認しました。また,農研機構からサツマイモ茎根腐細菌病の生態の説明,簡易キットでの検査法,今できる防除対策について情報共有しました。今年はサツマイモ基腐病の発生は少ないですが,茎根腐細菌病の発生が認められています。同プロジェクトチーム本部は関係機関と連携し,発病株の抜き取りなど周知を図ることとしました。

 

指宿市

観葉植物研究会が汚泥処理施設を視察し汚泥肥料の利用を考える

6月17日,観葉研究会組織(緑のアイデアクラブ)の会員4人と関係者4人が指宿広域汚泥リサイクルセンターを視察しました。当施設では,し尿汚泥や植物質残渣を発酵させた汚泥発酵肥料「指宿広域みのりの大地」を年間約10,000袋生産しています。堆肥化設備や水処理設備等を視察し,農家は「地元で発生する資源を有効に活用したい」と大変興味を示していました。コストメリットもあることから,今後は鉢用土への施用方法,施用量等について技術支援をしていきます。

農業青年組織で現地勉強会を開催

6月6日,農業青年組織(AGRI倶楽部指宿)の会員8人と関係者4人が,クラブ員の現地ほ場で勉強会を実施しました。オクラを栽培するクラブ員のうち2組のほ場を見学し,現行のプロジェクト活動や栽培管理について栽培者が説明をしたのち,質疑応答を行いました。当組織では初の取組で,管理するほ場を実際に見ることでクラブ員同士の意見交換を図る良い機会となりました。今後は,さつまいもや豆類などの時期に実施する予定です。

若手畜産女性研修会で経営参画事例等を学ぶ

6月26日,南薩地域振興局指宿庁舎で若手畜産女性農業者5人,女性農業経営士4人関係者4人参加のもと,畜産女性の活動事例研修会を開催しました。霧島市の女性農業経営士である窪田加奈子氏に,経営参画,6次化の取組,女性農業組織活動等を紹介していただきました。参加の畜産女性は子育て中ですが,窪田氏の考え方や行動力等は,各自の農業への関わり方について考える機会となりました。今後も研修会をとおして経営管理技術,畜産技術の向上により経営参画できるよう支援を進めていきます。

ハウスオクラにおけるIPM栽培の普及について

6月24日,山川および開聞において,オクラのハウス栽培におけるIPM技術に対する現地検討会を開催し,同栽培に新たに取り組んでいる農家を含む農家7人と関係者8人の計17名が参加しました。今回行ったIPM栽培は,捕食天敵を利用し,アブラムシ類およびコナジラミ類を抑制する技術で,実施している農家全員が,天敵を導入した防除効果や労力低減効果を実感しており,今後もIPM栽培を継続して実施していきたいとの意見が多く寄せられました。

 

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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