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更新日:2018年2月21日

平成30年度当初予算(案)等知事記者会見

時:平成30年2月9日(金曜日)午前11時30分~午後0時47分

場所:記者会見室(県庁5階)

発表事項

成30年度当初予算(案)等について

平成30年度当初予算(案)の要点(PDF:3,807KB)

成30年度当初予算(案)の概要(PDF:3,618KB)

債管理ダイジェスト2018(PDF:499KB)

成30年度「組織機構改正」の概要(PDF:263KB)

成29年度3月補正予算(案)の概要(PDF:209KB)

 

質問事項

成30年度当初予算(案)等について

【発表内容】平成30年度当初予算(案)等について

【知事】
成30年度の当初予算(案)を発表させていただきます。予算総額は8,107億6,200万円であります。今回は,子育て支援と高齢者の生き生き支援に特に力を入れて予算を編成いたしました。子育て支援,産み育てやすい環境をつくっていかなければなりません。そのためにこれまでにない最大規模の予算を子育て支援を計上いたしました。また,高齢者の生き生き支援,年を取ることがつらい,そんな鹿児島であってはいけないわけでありまして,健康寿命を伸ばしていかなければなりません。そのために,高齢者の生き生き支援につきましても,これまでにない最大規模の予算を計上いたしました。その一方で,財政再建,財政健全化にも力を入れております。県債残高を213億円縮小させ,1兆777億円まで縮小しております。
た,必要な基金250億円も確保し,行財政改革を強力に推し進めた結果,78億円の財源不足も解消した予算となっております。つまり,借金を返済し,抑制し,そして,必要な経費を計上する,最大限計上するという予算であります。未来を見据えながら,未来へ向けた,未来が元気になるための政策については,どんどん前進させる,どんどん鹿児島を元気にさせる,そのための予算となっております。「鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった」そう思える鹿児島をつくるために予算を計上したということであります。よろしくお願いします。
私の方からもう少し詳しく説明させていただきます。今回の予算のタイトルですけども,昨年は「新しい力強い鹿児島の船出」というタイトルを付けました。今年は,船が出たわけでありますので,その船を前へどんどん前進させていこうとそういったことも含めまして,タイトルを「新しい未来への航海どんどん前進」とさせていただきました。
2ページと3ページをご覧ください。
鹿児島の財政状況は引き続き厳しい状況にあります。そのことから,財政健全化に力を入れて取り組んでいかなければなりません。徹底した行財政改革を断行し,事務事業見直しなどに取り組んだ結果,56億円の効果額を確保したところでありまして,収支見通しを上回る税収の伸びなどによりまして確保できた22億円とあわせ,78億円の財源を確保いたしました。これにより,平成30年度末の財政調整に活用可能な基金残高も250億円と,平成29年度末と同額を確保したまま,78億円の収支不足を解消し,財源不足ゼロの予算を編成することができました。
た,財政健全化にも力を入れまして,新規の県債発行の抑制に努め,県債残高も縮小させております。平成30年度末の県債残高見込みは,臨時財政対策債等を除く,本県独自発行ベースで,平成29年度末の見込額から213億円程度減少し,1兆777億円程度となる見込みであります。このように財政規律を重視しながら,一方で,重要施策などを強力に進める,積極的な予算編成を心がけたところであります。県政の2本柱であります,子育て支援,高齢者の生き生き支援にさらに充実させ,過去最大規模の関連事業を計上いたしております。特に,子育て支援ですけども,3ページをご覧ください。「子育て支援」関連事業に関しましては,過去最大規模の総額346億円を計上しております。妊娠から出産,子育てまで切れ目のない支援を実施してまいりたいと考えております。そして,全ての子どもたちが,鹿児島に生まれ育つことができて良かったと思える,そのような県にしてまいりたいと考えております。
た,「高齢者の生き生き支援」関連事業も,過去最大規模の総額265億円を計上いたしました。高齢者が安心して,いきがいを持って暮らせるよう,さまざまな観点から支援を実施してまいりたいと考えております。高齢者の方々が,地域社会の中で自分たちは必要な人間だと思われていることを実感できる社会を目指してまいりたいと考えております。
して,これらの2本柱をより推進し,安心して生き生きとした「くらし」ができるよう,「くらし保健福祉部」を設置いたします。併せて,「子育て支援」と「高齢者の生き生き支援」の業務を一元化することで体制を強化し,関連施策を総合的に推進してまいりたいと考えております。
た,今年は明治維新150周年という非常に貴重な年でもあります。この機会を逃さないためにも,人材育成,観光振興などの予算を充実させておりまして,前年度から倍増の総額7.2億円を計上したところであります。
オール鹿児島で官民一体となって取り組んでまいりたいと考えております。
お,県財政が引き続き厳しい状況にあることには変わりはありません。扶助費の増加,公債費の高水準での推移,県有施設の老朽化,国・地方を通じた厳しい財政状況なども考えますと,課題も山積であります。
今後も持続可能な行財政構造の構築に向けて,行財政改革に取り組んでまいりたいと思っております。

れでは,少し詳しく説明させていただきます。
ず,行財政改革であります。6ページと7ページをご覧ください。行財政改革につきましては,昨年9月にお示しした財政収支見通しの仮試算において,78億円の収支不足を見込んだところであります。
そのために,まずは平成30年度当初予算要求基準において,一般政策経費の新規事業要求1件につきまして,事業1件以上を廃止するスクラップアンドビルドを徹底することで,232件の事業を廃止し,206件の新規事業を設けた予算案となりました。
行財政改革の歳出面の取組としましては,例えば,県内の有効求人倍率が1倍を超えていることなどから,リーマンショック時の経済情勢に対応して設けられた離職者等への助成金を2年で廃止することとし,併せて現在課題となっております雇用のミスマッチ解消施策を新設いたしました。共生・協働センター業務の一部を民間に委託することにより効率化し,新たなコミュニティビジネス促進事業を創設し,中小企業への事業創出支援など類似する助成制度の整理・再編にも取り組みました。農林水産物の輸出について,「オール鹿児島」で戦略的に取り組むことでより効率的かつ効果もできるように品目横断的な事業を創設するとともに部局横断的な推進体制を整備することとしました。新たに漁業に就こうとする者が国の給付金で活用できるよう,既存の研修制度「ザ・漁師塾」を廃止し,「漁業学校」による新たな研修制度を創設いたしました。こういったことなどに取り組むこととしております。その他,事務的経費の見直しを進め,未利用財産の売却,ネーミングライツの活用などにも取り組むとともに,事業終了に伴い廃止することとした臨海環境整備基金についても一部活用したところであります。
れらの行財政改革の取組の結果,先ほども申し上げましたとおり,56億円の効果額を確保し,収支見通しを上回る税収の伸びなどにより確保できた22億円とあわせ,78億円の収支不足を解消できたというところであります。
次に10ページ,11ページをご覧ください。子育て支援につきまして,主な事業を一覧にしております。
まず,妊娠・出産に関する支援について,特に,喫緊の課題が「産科医の確保」であります。短期的視点からの取組として,来年度から鹿児島大学等と連携いたしまして,産科医が不足する地域の中核病院へ産科医を派遣する新たな取組を始めたいと考えております。
また,中期的な取組としては,医師修学資金貸与制度に新たに産科等の特定診療科枠を設けることとしており,こうした取組によりまして,産科医の確保に向けて戦略的に取り組んでまいります。
また,妊娠期からの支援をさらに強化するために,「ウエルカムベビープロジェクト」を展開してまいります。子育て支援パスポートの各種手続きをスマートフォン上で可能とするシステムを構築するとともに,出前女性相談により相談が必要な妊産婦が女性健康支援センターなどで相談しやすくするなど,さまざまな取組を充実させてまいります。
小児医療に関する支援につきましては,経済的な理由から受診を控えることがないように,住民税非課税世帯の未就学児の窓口負担をゼロにする「乳幼児医療費の新たな助成制度」を今年の10月から始めるため,必要な経費を計上しております。
待機児童の解消にも,より一層力を入れて取り組んでまいります。保育所や認定こども園等の整備を促進します。そして,保育士の人材確保にも努めます。処遇改善に向けた支援の充実,キャリアアップ研修といった新たな事業の実施など,取組をさらに強化したいと考えております。
より子育てしやすい社会,子どもたちがより成長できる環境を構築するために,全力で取り組んでまいります。子育てのための交流,情報提供,一時預かりなどに取り組む市町村を引き続き支援してまいりたいと考えております。
た,鹿児島の将来を担う子どもたちが,郷土について学び,深め,豊かな感性を育めるよう,県内在住の18歳以下の子どもたちを対象に,県有の常設展示施設の土日祝日の入館料等を無料化する事業を実施したいと考えております。
また,経済的な格差や障害の有無に関わらず,安心して子育てができなければなりません。生活困窮家庭の子どもへの学習支援やひとり親家庭に対する支援に引き続き全力で取り組んでいきたいと考えております。
さらに,障害のある子どもたちが安心して支援が受けられるように,障害児通所給付に,外出が困難な障害児への居宅訪問支援を新たに追加するなど,支援を充実してまいりたいと考えております。
次に12ページをご覧ください。高齢者生き生き支援について,主な事業を一覧にしております。本県は他県に先行して高齢化が進行しております。
高齢者の方が生き生きと,健康で,安心して暮らしていただくことが,明るい家庭,明るい地域社会づくりには欠かせません。全ての高齢者が,安心して生きがいを持って暮らすことができるよう,さまざまな角度から支援を行ってまいります。
本県の健康寿命は,男性71歳,女性74歳であり,これをさらに伸ばしていかなければなりません。私は,そのためには「運動」と「食」が大切だと考えております。さらに,高齢者の方々に,自分が誰かのために必要とされている存在と思ってもらうこと,つまり「生きがい」を持ってもらうことが重要であります。健康寿命を延ばし,生きがいをもって暮らしていただくための新たな取組といたしまして「シニア元気生き生き事業」を始めたいと思います。地域における体操教室,料理教室,遊びの伝承等の活動を自治会などが立ち上げる際には支援いたします。食生活の改善による低栄養予防(フレイル予防)の普及啓発などに,新たに取り組んでまいりたいと考えております。
また,高齢者がボランティア活動や健康づくりのための体操教室などの社会活動に参加することをさらに促進するために,互助活動を行った場合に地域商品券等に交換できるポイントを付与する事業にひと工夫加えたいと思います。新たに高齢者がグループに参加した場合に地域デビューポイントとして加算する新たな加算ポイントを新設したいと考えておりますので,皆さんで誘い合っていただいて,どんどん参加していただきたいと思います。
介護が必要な高齢者の方々が,安心して自分の地域で暮らしていける社会にしなければなりません。高齢者等の就労機会創出,介護従事者確保を図るために,元気な高齢者が介護現場において活躍できるよう職場体験を行う事業を新たに取り組みたいと考えております。
た,介護人材が安定的に確保できるよう,介護職員の処遇改善や介護ロボットの導入に取り組む介護事業者を増やすとともに,地域包括ケアシステムの構築に向けて努めてまいりたいと考えております。認知症に対する正しい理解を普及啓発するために,新たに「県民週間」を設置するなど,認知症の方々やその家族にとってやさしい地域づくりを進めてまいります。
その他重点施策について,説明いたします。
14ページと15ページをご覧ください。私は人にやさしい社会,ぬくもりのある社会をつくっていきたいと考えております。女性にやさしい社会を実現するために,妊産婦や子育て世帯への支援はもとより,女性がいきいきと活躍できる,働きやすい社会環境づくりをさらに進めていきたいと考えております。障害者にやさしい社会づくりも重要であります。障害者の方々が高齢者となり,介護保険サービスを受ける際に,経済的な負担増とならないような支援,障害者がひとり暮らしを始める時や就労時に,生活面での課題などをサポートする支援を新たに始めたいと考えております。生活困窮者にやさしい社会にするために,生活困窮者自立支援制度に基づく就労や家計管理等の支援にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
に16ページです。将来の鹿児島を担う,子どもたちの夢や希望を実現する教育環境をつくってまいりたいと考えております。新学習指導要領を踏まえまして授業改善,英語のコミュニケーション能力育成,県内の児童生徒の学力向上を図ってまいりたいと考えております。
た,いじめ防止対策として,これまでの24時間体制の電話相談に加えまして,SNSを活用した相談体制の構築に向けて検証を行うなど,相談体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
に18ページであります。「大規模スポーツ施設」につきましては,在り方検討委員会において,その必要性と機能について,先日,提言をいただいたところであります。「総合体育館基本構想策定事業」におきまして,整備予定地を含め,整備の具体について検討してまいりたいと考えております。
次に21ページです。介護保険の適用年齢に至らない,若年末期がん患者の方々への支援が必要であります。経済的な負担の軽減を図る支援制度を創設し,安心して在宅療養ができる環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
に23ページであります。鳥獣によります農林業への影響も深刻であります。IoTを導入しながら鳥獣個体群管理を行い,農林業の健全な発展や自然生態系の維持を図っていきたいと考えております。
奄美の世界自然遺産につきましては,本年夏頃の登録に向けて,県内外の機運醸成,PR,登録を見据えた自然環境の保全と観光利用の両立に必要な取組を行ってまいりたいと考えております。
また,森林の持つ公益的機能の維持・増進を図るために,再造林に対する支援を拡充するなど,森林整備や県産材の利用拡大を図ってまいりたいと思っております。
24ページと25ページです。再生可能エネルギー供給において全国トップクラスとなる「エネルギーパークかごしま」を目指しまして,竹バイオマスの技術開発支援,小水力の導入可能性調査支援など,地域特性を生かした事業を展開したいと考えております。また,防災対策にも全力で取り組んでまいります。橋梁の耐震補強,河川改修,寄洲除去,地すべり危険箇所等の砂防調査など,強靱な県土づくり,安心安全な暮らしを守っていきたいと考えております。
次に27ページです。原子力防災対策についても,防災資機材の整備,訓練の実施など,充実を図ってまいります。また,安定ヨウ素剤のUPZ圏内住民への事前配布などにもしっかりと取り組んでまいります。
性暴力被害者サポートネットワークかごしま,通称FLOWERに,専門のコーディネーターを配置した相談拠点を整備し,ワンストップ支援センターとして機能強化を図るなど,性犯罪被害者等への支援に努めたいと考えております。
28ページと29ページです。臨港道路,クルーズ船受入体制,志布志港国際バルク戦略港湾などの整備,屋久島空港滑走路延伸の事業化に向けた基本計画策定など,人やモノの交流を支える交流ネットワークの形成をさらに進めることによりまして,地域経済の一層の発展・成長を図っていきたいと考えております。
次に32ページであります。「明治維新150周年」の取組についてであります。「明治150年記念式典」を歴史的で大々的な式典として5月25日に開催したいと考えております。
また,「かごしま明治維新博」の他県や市町村等と連携しての展開,薩摩スチューデント派遣などの次世代継承の推進にも力を入れて取り組んでいきたいと考えております。
33ページです。本県を訪れた方々が,また来たいと思う,そして,自分の国・地域に帰って,「鹿児島はいいところだよ」と言ってもらえるような「来て,見て,感動するまちづくり」を進めていかなければなりません。「鹿児島港本港区エリアまちづくり検討事業」につきましては,来年度は,グランドデザインを策定することとしておりまして,有識者等を含めた検討委員会を設置するなど,さまざまな方々のご意見を伺いながら検討を進めていきたいと考えております。
た,多言語コールセンターを設置し,外国人観光客が安心して本県を楽しむことができる環境を整えたいと考えております。
34ページと35ページであります。
農林水産物の販路拡大,輸出拡大に向けて戦略的に取り組んでまいります。具体的な取組としましては,「かごしまの農林水産物輸出促進ビジョン推進事業」でありますが,平成37年度の輸出目標額を平成28年度の2倍となります300億円とし,攻めの農林水産業の実現に向けて,戦略的な取組を展開してまいります。
次に,「鹿児島のウェルネス」のブランド化と交流の促進であります。鹿児島には,世界に通用する「健康・癒やし・長寿」に有益な地域資源,いわゆる「鹿児島のウェルネス」がたくさんあります。鹿児島の食材,豊富な温泉資源などウェルネス素材を,地域観光資源磨き上げ事業において,磨き上げ,体験型・着地型観光を推進してまいりたいと考えております。
36ページと37ページです。IoT・AI等事業化支援事業,起業家スタートアップ支援事業などによりまして,産業の競争力を高めるとともに,中小企業経営バックアップ事業などによりまして,中小企業の持続的発展を図ってまいりたいと考えております。また,平成34年に鹿児島で開催されます第12回全国和牛能力共進会でも,連覇を達成し,和牛日本一鹿児島県の座を死守しなければなりません。出品対策を強化するなど関係機関と一体となって,しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
次に38ページであります。鹿児島は,森林が県土のおよそ6割を占めるなど森林資源が豊富であります。間伐材の生産,路網整備を促進するなど,林業・木材産業活性化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
40ページと41ページであります。がんばる女性農業者をより一層支援します。より一層活躍できるように,ビジネスチャレンジなどを支援するとともに,農業の若手も含めて,担い手確保・育成,人材確保対策にも全力で取り組んでまいりたいと思っております。
続きまして,組織機構改正についてご説明いたします。お手元の「平成30年度組織機構改正の概要」をご覧ください。
まず,1ページであります。一つ目は,「くらし保健福祉部」の設置でございます。「子育て支援」と「高齢者の生き生き支援」は県政の重点施策の2本柱であります。今後とも,積極的に,重点的に力を入れて取り組んでまいります。この2本柱に関する業務を一元化し,県民の「くらし」に関する保健・福祉の向上に総合的に取り組むために「くらし保健福祉部」を設置することとしております。
つ目は,「子育て支援課」の設置であります。鹿児島の未来を担うのは子どもたちであり,子育て世代にとって住みやすい鹿児島,産み育てやすい環境をつくることが何より重要であります。幼保連携,少子化対策,子どもの貧困対策など,子育て支援に関する業務を一元化し,より一層推進するために,「くらし保健福祉部」に「子育て支援課」を設置することとしております。
三つ目は,「高齢者生き生き推進課」の設置であります。高齢者の皆さんが年を取る重ねることが辛いことではなく,素晴らしいことだと感じることができる鹿児島,高齢者が地域社会の中で生きがいをもって暮らせる鹿児島を目指すことが重要であります。高齢者の生きがいづくりや健康づくりなど,高齢者の生き生き支援に関する業務を一元化し,より一層推進するために,「くらし保健福祉部」に「高齢者生き生き推進課」を設置することとしております。
四つ目は,「子育て・高齢者支援総括監」の設置であります。「くらし保健福祉部」に,県政の重点施策であります「子育て支援」と「高齢者の生き生き支援」を総括する部長級の「子育て・高齢者支援総括監」を設置することとしております。県民のくらしを少しでもよくしたい,少しでもよくすれば,子育てしやすい高齢者も生き生きとくらせる,原点は「くらし」であります。そこに全てが網羅されております。
れらの思いを込めて,「くらし保健福祉部」を設置することとしているところでありまして,県民のくらしに関する保健・福祉の向上に,しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
次に2ページであります。「燃ゆる感動かごしま国体」関連業務の国体・全国障害者スポーツ大会局への一元化,天皇杯・皇后杯の獲得に向けて,オール鹿児島で更なる競技力向上に取り組むために「競技力向上対策課」,及び「競技力向上等総括監」を設置することとしております。
その他にも,3ページになりますけれども,県民福祉の向上や県勢発展を見据え,観光や農業など県政全般に幅広く目配せいたしまして,「鹿児島のウェルネス」を担当する参事の設置や,観光クルーズ船の受入等の課題に対応するための体制強化,国際的な経済連携協定に伴う課題に対応するための「畜産国際経済連携対策監」の設置,新たな国民健康保険制度の円滑な運用等を図るために「国民健康保険課」の設置,原子力防災対策を着実に推進するための体制強化など,さまざまな組織改正を行うこととしております。
今後とも,「鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった」そう思える鹿児島を目指しまして,子育て・高齢者支援など各種支援に全力で取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

【質問内容】成30年度当初予算(案)等について

【幹事社】
ず1ページですが,当初予算案,総額が出ておりますが,この総額の語呂合わせなど用意しておられましたらご披露をお願いします。

【知事】
総額の語呂合わせでありますけれども,8,107億62百万円ということもありまして,「鹿児島が発展(810)し,花(7)咲く未来へ胸(6)が膨らむに(2)こやか予算」と,そういう語呂合わせをいたしました。
「鹿児島が発展し,花咲く未来へ胸が膨らむにこやか予算」であります。

【幹事社】
ありがとうございます。続いて2ページです。
県債残高について伺います。臨時財政対策債を除く形で1兆1千億円を割るという形になっております。ただ,財政課によりますと,同規模の予算を組む自治体に比べると2千億円くらい多いというようなお話もありますが,財政に関する認識を聞かせてください。

【知事】
我が県の財政はですね,非常に厳しい状況にあると思っております。従って,積極的な,今後とも行財政改革などに努めていかねばならないと思っておりまして,県債残高を抑制し,今後とも縮小していかなければいけないと,そういった取組を進めていきたいとそういうふうに思っております。

【幹事社】
政策についても伺います。10ページ,一番力を入れてらっしゃる子育て支援に関してですが,この中で,一番最初にあります産科医確保のための派遣,それから右の11ページにあります保育士の処遇改善の取組,それぞれの狙い,効果についてはどうお考えでしょうか。

【知事】
私も車座(対話)を含めてですね,さまざまなところで子育て支援についていろんな思い,考えをお聞きいたしました。その中でやはり産科医不足に対する,産科医を確保してほしいという要望は非常に強いものがありました。鹿児島大学とですね,小林教授とも連携しながら,精力的に産科医確保に向けての対応に取り組んでまいりました。その結果,今回短期的には中核病院へ産科医を派遣していただくということにもなりましたし,中期的にもですね,こういった,先ほど述べた制度などを設けることによりまして,産科医の確保に全力で取り組んでまいります。
やはりその人口減少ということもありますし,産み育てやすい環境をつくっていかなければならないわけでありますから,そのためにも産科医不足の解消に今後とも全力で取り組んでいきたい,そういうふうに思っております。
また,私自身,認定こども園も訪問させていただきました。そのときに保育士の方々から,直接いろいろな思いを聞きました。やはりその環境の整備
ということもありますし,保育士が働きやすい環境をですね,それと同時に待遇の改善ということもですね,やはり大事だなということもありまして,キャリアアップも大事だと思います。
そういったことを総合的に進めるための今回は予算編成をしたということであります。待機児童の解消にも全力で取り組んでまいります。産み育てやすい環境をつくっていく,そういうことであります。それに力を入れたということであります。

【幹事社】
続いて9ページですけれども,観光,鹿児島の基幹産業についてですが,左側の方が観光・交流促進となっております。
年は明治150年,それから奄美の世界遺産登録とありまして,さらに「ウェルネス」という言葉が,非常にキーワードで県政ビジョンにもよく使われているようですが,それぞれをどう生かして観光を浮揚していくか,お伺いします。

【知事】
鹿児島にとりましては,農畜水産物そして観光というのが二大基幹産業であるというふうに思っております。
特に観光に関しましては,今年は明治維新150年を迎えるわけでありまして,この機会を捉えてですね,全力で観光振興に取り組んでいかなければならないと,そういうふうにも思っております。
在,西郷どん館がオープン,そして昨年から西郷さんにまつわる場所の整備を進めてまいりました。
そしてさまざまなイベント,プロモーションを展開してまいりましたけれども,昨年以上のですね,今年はイベント,プロモーションを展開するとともに,まだまだですね,そういった所の,来て見て感動するまちづくり,整備というものをどんどん進めていかなければならないと思っておりますので,そのための予算も獲得していこうと,そういうふうに思っております。
そして中長期的にもそうなんですけれども,鹿児島というのは私はポテンシャルにすごく恵まれた所だと思っております。
つまり明治150年,歴史・文化があります。
それと同時に自然も本当に豊かであります,屋久島,そして今度夏にも世界自然遺産登録の見込まれる奄美群島もそうでありますし,さまざまな所で素晴らしい自然がある,そしてまた温泉がこれだけたくさんある所もありません。
霧島では,山つまり森林を見ながら自分だけの露天風呂に入れる,そして指宿では海を見ながら自分だけの露天風呂にも入れるところもあります。
その温泉をですね,これだけ味わえる所はありません。
そしてもう1つは食であります。
日本一に輝いた和牛そして黒豚,そしてブリ,カンパチ,ウナギもそうでありますけれども,これほど日本一がたくさんある所はないのであります。
心・安全・良質な食が展開される,これも含めて医療体制も鹿児島は整っていると思っておりますし,今後も医療体制も整う,先進医療を展開していかなければならない,こういったものをすべてを合わせるとウェルネスということになるわけであります。
のウェルネスというのを使いながら,国内もそうですし海外からもですね,たくさんの方に来ていただくと,そういった戦略も今後進めていきたいと思っておりまして,このウェルネス素材が鹿児島にはたくさんある,つまり揃っているのが鹿児島でありますので,この素晴らしいウェルネス素材を使ってですね,観光振興にも努めていきたいとそういうふうに思っております。

【幹事社】
最後にもう一つの基幹産業の農業,34ページです。かごしまの農林水産物の輸出ということで知事が力を入れているところかと思いますが,これについて,改めてお願いします。

【知事】
この34ページにも書いてありますけど,さまざまな取組を行ってまいりたいと思っております。今,かごしまの農林水産物輸出促進ビジョンを発表させていただいて,28年度に比べて,37年度に倍となる300億円にするという目標であります。この農畜水産物に関しましては,鹿児島にとっては将来を左右するという,それぐらい重要なものだというふうに私は認識しております。逆に言えば,鹿児島にとっては非常にチャンスではないかというふうに思っております。これぐらいですね,安心・安全で良質なものを定時・定量で生産できるのは鹿児島だけではないかなと私自身が思うぐらい素晴らしいものがたくさんあるのが鹿児島であります。
ご存じのとおり,農畜水産物の輸出額が今,過去最高をどんどん更新してる状況であります。TPP・EPAとかさまざまな経済連携協定というものも結ばれていく,そういった今の現状・環境をとらえながら,クラスター事業を含めて守るべきところは守っていきながら,そういったものを使いながら,攻めるところは攻めていく。今後は,攻める農業に転じて,つまり,稼げる農業を展開していかなければならないというふうに考えております。
つまり,ブランド化を図って,少しでも生産者の所得を上げて,後継者が育つという好循環にもっていかなければなりませんので,後継者を育てるためにも生産額も含めて伸ばさなければならない。生産額もおかげ様で4,700億円まで,今,きております。全国3位でありますので,もっと上を目指していきたいと思っております。生産額が上がるということは,生産者の所得も上がっていくことにつながる。そうすると,若い後継者がどんどん育っていくということになってまいります。
先日,女性の農業経営士,そして若い人の経営士の会に参加させていただきましたけど,女性・若い方々が農業で自分だけのアイデアをもってどんどん色んなものを画策して,どんどん生産額を上げていくというそういった取組をやってますので,そういった取組を県としても支援しながら,一緒にいろんなことを考えて,そして,意見交換しながら,この鹿児島の素晴らしい農畜水産物の生産額をもっともっと上がるように取り組んでいきたいなとそういうふうに思っております。
そして,農業の未来に関して言えば,今後はAIとかIoTもそうなんですけど,スマート農業についても力を入れていきたいと考えております。これも稼げる農業に繋がっていくわけであります。農機具メーカーの大手の技術者の方に来ていただいて,直接色んな説明を私自身受けましたし,担当課も受けております。それをうまく農業大学校・農業高校にも生かしながら,今頑張っている若い人たち・女性,農業で頑張っている人たちにもそういったものをどんどん広めていく,そういったことも今後は大事になっていくのかなというふうに思っておりますので,スマート農業先進県を目指しながら,稼げる農業に転換していく,そういったことも含めながら,この鹿児島の本当に大事な大事な柱であります農畜水産物の生産額をもっともっと増やすべく,そして輸出拡大・販路拡大にもトップセールスを通じてどんどん取り組んでいきたいなとそういうふうにも思っております。

【幹事社】
ありがとうございました。では各社からお願いします。

【記者】
2ページの県債残高のところを伺いたいんですけれども,戦略の方で書かれていた県債残高1.1兆円を割り込んでいるんですけれども,次に知事として目標があったりするのかということと,今後総合体育館の整備や本港区エリアの整備など大型予算を伴う事業が控えていると思うんですが,それに向けてどのような行財政運営を行っていくのかという考えを伺いたいんですが。

【知事】
今後ともですね,我が県の財政は非常に厳しい状況にあるという認識を持っておりますので,行財政改革を含めて財政の健全化には全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。こういった県債残高を減らすべく,最大限努力していきたいと,そういうふうに思っております。その一方で,今おっしゃいましたとおり,県有施設とか,さまざまな施設も必要だということにもつながっていくわけでありますので,財政再建という目標を堅持しながら,そういったものにも対処するべく,今後とも予算編成に努めていきたいとそういうふうに思っております。

【記者】
重ねてなんですけれども,1.1兆円の目標の次の目安となる数値というのは特に構える考えはないんでしょうか。

【知事】
1.1兆円を切ったからといって,財政健全化へ向けての手を緩めるということではありません。財政健全化へ向けての取組というのは,私自身も進めなければならないというふうに思っております。その一方で県有施設とかいろんなものも必要になっていくわけでありますので,そのあたりの兼ね合いも含めて,財政再建という目標を堅持しながら,そういうものを造っていく,そのための予算編成に向けて努力していきたいと思っております。

【記者】
2ページの基金残高が250億ということで,一方,国の方では,地方自治体の基金残高が増えていくということを疑問視するような議論もありまして,知事の基金についてのお考えをお伺いできますでしょうか。

【知事】
この基金というのは,ご存知のとおり財政調整を含めてですね,今後なくてはならないものなんですよね,将来に向けて,別に貯金しているわけじゃ全くないんですよ。これはもう財政調整にとって,必死でなんとか将来に向けてしなければならないということなわけですよね。我が県もご存知のとおり,1兆777億円という県債残高を抱えているわけでありますので,はっきりいいまして,他県に比べても250億円というのが,多いかというとそうではないというふうに思っております。だからこそ,我々も必死で,財政調整に必要なものを250億円あって,それが別に,何度も言いますけど貯金しているとかそういうものじゃない,必死に将来へ向けて,一生懸命調整するためのお金でありますので,国に対しましても全国知事会を通じてですね,強くそのことについては要請しているわけであります。地方の実情を分かってほしいということであります。特に我が県においてはですね,さまざまなことについてですね,税収もそうですけれども,いろんな面でですね,他県に比べて非常に厳しい状況にこれまであるわけであります。今回は県税がですね,少し増えるという状況がありまして,78億円の財源不足が解消するということにもつながりましたけれども,我々としても当然のことながらもっともっと税収を確保すべくですね,努力していきたいと思っております。やはり税収が増えるということは,それだけ所得が増えていくということにもつながっていくわけでありますので,私は県民の所得を少しでも増やしたいというそういう思いでありますので,今後とも財政再建に努めながら,県民所得が増えるようなそういった政策についても必要な予算を計上するというメリハリのあるそういった予算編成に今後とも心がけていきたいとそういうふうに思っております。

【記者】
子育て支援と高齢者の生き生き支援に力を入れてこられたと思うんですけれど,3ページに関してなんですけれども,すいません。その,知事が力を入れてこられた子育て支援と高齢者の生き生き支援なんですが,今回新たに,「子育て支援課」と「高齢者生き生き推進課」などを設置というのがまさにそこに現れていると思うのですけれども,このタイミングで保健福祉部をさらに「くらし保健福祉部」というものに変えたということの,今までも知事が力を入れてこられていたのに,このタイミングでさらにこの部局まで変えるとなったことに関してのことを,もう少し詳しく教えていただけたらと思います。

【知事】
それは簡単です。さらに力を入れるということになります。
これまで1年やってきて,見てきて,やはり県民生活局にあったものを,一元化する必要があるということもあって,なんでもそうですよね。今,縦割り行政とか,いろいろと言われているし,違う部であれば,なかなか,横の情報共有も含めて難しい状況でもあるし,やはり,そういうものは一元化した方が良いという,そういう結論に達したわけであります。だから,県民生活局の「くらし」の方を特に持ってきて,そして「子育て支援課」をつくって,そしてそれに特化する。そして高齢者の生き生き支援に特化する。そういったところで体制を強化する。一元化して体制を強化する。そういうことであります。保健福祉というこれまでの行政に,さらに「くらし」の分も加わって,「くらし保健福祉部」という形の中でですね,いわゆる,この,子育て支援,そして高齢者生き生き支援の対策を強化したい,そういう思いです。体制が強化されております。

【記者】
その体制の強化と,例えば効率化であるとか,そういういろいろなものを考えての,その新しい部にしたということか。

【知事】
そうですね。私はですね,やはり,その産み育てやすい環境をもっともっと進めていかなければいけない,そいういうふうにほんと思っているんですね。やはり人口が減少していくという鹿児島県でありますので,その人口減少に少しでも歯止めをかけていかなければならない。人口が減少していくってことは,その県がですね,活力が失われていくということにもつながっていく訳でありますので,いろんな意味でですね,産み育てやすい環境をつくるのはもう,ほんとに待ったなしの,早急の喫緊の課題だと,私は思っているわけであります。そのためにもさまざまな,その,子育て支援のためのですね,産科もそうですし,待機児童の解消もそうですし,いわゆる医療もそうですよね,小児医療もそうですし,いろんなものがくらしの中であって,生活があって,その生活を良くする,暮らしやすい環境をつくる。それがやっぱり子育て支援な訳でありますから,ほんとに体制を強化するということは,私はもう待ったなしだと思うんですね。
そして,高齢者が生き生きと暮らしていける,これも非常に大事ですよね。いつも言っておりますけれども,年を取ることがつらい,そんな鹿児島であってはいけないわけでありますので,生きがいづくり,先ほど言いましたけれども,「運動」と「食」だと思っているんですね。だから,できるだけ出かけて欲しいと。ずっと家にいるとですね,やっぱりその,病気になりやすい環境だと思うんですよね。だから運動して,いろいろ出かけて,そしていろいろな活動に参加して,黎明館もそうですけどいろいろ見て,いろんな方と会話をして,帰りにそのポイントをいただいたら,その地元の,地域の商店街で買い物していただく。買い物していただくことによって地域の商店街も潤う,地域商店街の方々と仲良くなれば,逆に言えばいろんな意味でですね,高齢者の方々にとってもプラスになっていくと言うこともありますので,そういった地域コミュニティも含めて,いろんな意味での対応が必要ですよね。だからこそ,高齢者の生き生き支援課っていうのが必要なわけですよ。だから,そういったところで体制を強化してまいります。

【記者】
私の方から2テーマをお尋ねしたいと思います。一つ目は,力を入れる子育て支援なんですけれども,この中で知事が目玉とする事業はどちらになりますでしょうか。

【知事】
れは,どれがということではないと思うんですよね,それぞれいろいろな子育て支援の内容が違うわけでありまして,一つは,新しい問題は当然のことながら,産科医不足ということもありましたので,産科医の確保へ向けて一歩前進したと,それで中長期的にも取り組んでいこうということと,待機児童解消へ向けて,保育制度,保育園とか幼稚園もそうですけども,そこの整備促進,そして保育士の待遇改善とか,そういうものにも取り組んでいきますし,また,障害がある方々へのご支援とか,生活困窮者の方々へのご支援ということもいろいろとあるので,いわゆる子育て支援の中でさまざまなことについて力を入れていきたいということだと思います。

【記者】
つ目に書いてありました,産科医確保の取組で,産科医派遣の件なんですけれども,取材をすると派遣をするのが県内の1カ所の病院でお一人と聞いているんですけども,県内で産科医が不足するなかでの地域間格差の解消という面でも,今回の1カ所の派遣というのはどういう効果を考えられていますか。

【知事】
ずは,鹿児島大学と連携しながら,鹿児島大学においてもなかなか産科医を出すというのは厳しい状況にあるという環境の中でですね,今回小林教授が産科医を派遣していただくという決断をしていただいたことに対しては,非常に私どもも感謝しております。ご存じのとおり,これは全国的なことでありまして,産科医になろうという人たちが不足してるといいますか,産科医が不足してるという状況にあるわけでありますよね。そういった中で,まずは一人派遣していただくといったことであります。そして中期的にも,どんどん産科医を目指すということで,いろいろなものをやるということも含めて,中期的な取組をやりながら,産科医をまず増やさなきゃいけないんですね。その努力もやっていくわけでありまして,今後ともですね,今回中核病院ということでもありますけども,さらに産科医を派遣していただくべく,努力していきたいと思っております。

【記者】
よろしければもう一つよろしいですか。43ページの明治維新150周年関連の事業になるんですけれども,総額が7億円になっていまして,中身を見ると人づくりであったり,観光誘致,かごしまPRといったものかなと思うんですけど,今回明治維新150周年を機に,何かをつくったり,今の鹿児島を未来の方にも伝えていくという意味での記念誌をつくったりとか,そういった観点での予算編成のご検討はなかったのでしょうか。

【知事】
ですね,明治維新150周年記念という形の中で,さまざまなイベントとかプロジェクトもやっているわけでありますけども,そういったことも含めて今後とも展開していきたいと思っておりますし,また明治150年記念という形のなかで,今おっしゃるのは,将来,歴史的に残るようなものへの取り組みはないのかということでよろしいですかね,質問的には。
今,さまざまな件に関して,150年という節目でありますので,検討していきたいなと,そういうふうに思っています。

【記者】
の明治維新関連の事業に重複するところがあるんですが,関連でもう一度,42ページ,43ページの件でお聞きしたいんですが,知事ご自身,今年は7億2千万と明治維新関連の事業,かなり予算を割いてらっしゃるかと思うんですけれども,この中でたとえば分野でいくと観光だったりとか,まちづくり,教育,人材というようなところで一つ柱を挙げるとすれば,何の分野に,何の分野が一番,柱になるとお考えになっているかと思って。

【知事】
これはですね,簡単に言えばですよ,明治維新,二つあって,一つは県内からいえば,明治維新,そこをつくった鹿児島,その歴史と文化,それを再認識する,ということが一つのテーマだと思います。もう一つは,その明治維新150年という,この周年を機に,また,NHKで「西郷どん」という大河ドラマもはじまっているわけでありまして,鹿児島を再認識していただいて,また,たくさんの方々に,鹿児島に来ていただくと,そういう面もあると思うんですよね。そういった面からすれば,前者からいえばやはり明治維新150年の記念式典ということにつながっていくと思います。これも明治維新100年のときも歴史的な記念式典を行っているわけであります。それで県内の子どもたちを含めて,たくさんの方々に参加していただいて,明治維新を考える,そして鹿児島ということも考えていただく,そういった記憶に残るような,そういった式典にしたいな,と思っております。もう一方の方は,いわゆる来て見て感動するまちづくりも必要だと思っておりますので,今,歴史ロードの方にはARを使ったものも設置しておりますし,また,西郷さんの銅像の近くには西郷ストーリーというものも展開していこうとか,あと,「銃弾の跡のところはどこですか」と,私自身,観光客の方に聞かれたことがありましてね,すぐ横だったんですけど,それが分かるような掲示板の設置とかですね,そういうことも含めてさまざまなことについての整備も含めて展開していく必要がありますし,そのための機運醸成のための,また,イベント,プロモーションも必要になっていくと思いますので,そういったものを総合的に展開していくことが重要かなと,そういうふうに思っております。

【記者】
あわせまして,先ほど,後世に残していく具体的な事業ということについては今,検討中だというふうに。

【知事】
いわゆる明治維新150周年で残るということですよね。歴史とか含めてですね。そこ辺りも含めて考えていきたいなと,検討していきたいと思います。

【記者】
そういった意味で,維新100年のときは黎明館建設の決定ですとか,あと,鹿児島県史料の作成もずっと50年以上続いてきている,50年間続いてきている非常に長期にわたる事業をいろいろと取組,続けられているかと思うんですが,今回の,この当初予算のこの事業の中で,知事が最も,そのやっぱりこれも後世に必ず引き継いでいかなければいけないと,思い入れの強い具体的な事業名がございましたら。

【知事】
そこはですね,後世にということがあって,黎明館もそうですよね,造るのに結構な,企画してから10何年かかったんですかね。歴史書の編さんというものも,当然のことながら,それのこれまでやってきたものの,歴史書の編さんを改めて作るという,足して作るというのも考えられるでしょうし,また,建物を造るとかですね,そういうことを考えられるような財政事情なのかっていうことでもありますので,そこを含めてですね,厳しい鹿児島の財政事情の中で,ご存じのとおり,橋も含めて,いろんなものも含めて,防災の面でも相当な,今後ですね,予算が必要にもなってまいりますし,また,ご存じのとおり,新総合体育館,アリーナ機能を持たすような提言がありましたけれども,そういったものの整備も必要となってまいりますし,いろんなこともでてきますよね,御楼門が今,整備されていますけれども,御楼門もいろんな意味でですね,また,今後も順調に整備していかないといけない,という話にもなってきますし,いろんなものがそこにあるという現実を受け止めながら,そういったものも含めて検討していければなと,そういうふうに思っております。

【記者】
今,知事のお話の中にも出てきたんですが,18ページの総合体育館基本構想策定事業ですが,これも体育館を整備するんだという知事の強い意志の現れだと思うんですが,この事業費の1,100万円余りですが,これは業務委託料という理解でよろしいでしょうか。

【知事】
基本構想を策定するためのものでありまして,今度,検討委員会もつくるということでありまして,その検討委員会のための費用ということも含まれております。

【記者】
その中で,場所も決めてもらうみたいな考え方でよろしいですか。

【知事】
いや,検討委員会の中で,場所を決めていただくということではなくて,というふうに私は理解しております。検討委員会自体が,今,どういうふうにしようかということを,今,担当部で提言を受けたばかりなので,検討委員会をどういう検討委員会にしようかということを検討している最中です。詳細は。

【記者】
では,この構想策定事業の中に業務委託もどこどこにコンペをしてこういう構想をつくってくださいみたいな形ではないということですかね。

【知事】
それも含めて今,担当課の方でどういう検討委員会にしようかということを詰めているところです。検討委員会をつくってやろうということは報告を受けております。それ以上はまだ報告受けておりません。

【記者】
そうすると,一番,場所が重要だと思うのですが,その検討委員会の中で示されるというか,そういうことになっていくだろうという理解でいいですか。

【知事】
いや,そこも含めて,先ほど何度もお答えしておりますけども,今,提言を受けたばかりでありますので,今後,どういう形の中で検討委員会の人選も進めていくか,どういう検討委員会にするかどうかも含めてですね,今,検討しているところだと思います。

【記者】
44ページの奄美の世界自然遺産絡みで伺いたいのですが,よろしいでしょうか。
平成30年度の鹿児島県をめぐる大きなトピックスとして,明治150周年とあともう一つ,奄美の世界自然遺産があろうかと思うんですが,基本的な確認で恐縮ですけど,県としてはこの奄美の世界自然遺産関連も力を入れていくという理解でいいですか。

【知事】
当然です。奄美の世界自然遺産登録に向けてですね,全力で取り組んで今おりますし,また,国とも連携しておりますので,そのとおりであります。

【記者】
それに関連してなんですが,この予算書を拝見すると普及啓発であるとか,PRであるとか,観光絡みとかそういったところに力を入れていくということは読み取れるのですが,先ほどの明治ともそうですけど,その知事がおっしゃるところの奄美の素晴らしい自然を後生にどう残していくか,どう保全をしていくのかというところに関するちょっと県の姿勢というのが,少なくとも私は予算書を拝読した範囲ではちょっと読み取れなかったんですが,そこに知事のご見解があれば伺いたいのですが。

【知事】
それはもうこれまでも取り組んでいることであります。実際問題として。
それで,先日の記者会見でも申し上げたとおりでありまして,奄美の自然というのは本当に守っていかなければならないとそういうふうに思っております。それも既に表明しておりますし,これまでもそういうことでやっぱり奄美の自然というのは守っていかなきゃならないと思っております。
奄美の自然を守りながら,そして,奄美に住んでいる方々の生活を良くしていかなければなりません。そういったことも同時に考えていかないければならないわけですね。若い人たちが奄美に住んで,働いてもらって,そして子育てをしていただくとかですね,そういったことも大事だと思いますよね。それがつまり奄美の自然を守ると同時に奄美も発展していかなければいけないということで,それについて我々としても全力で取り組んでいきたいとそういうふうに思っております。

【記者】
具体的に伺いたいのですが。(資料は)ありますか。
ここのペーパーを見ると,例えば,一部の民有地を買い上げるとか,遺産委員会の会議を開くとかそういうことは書いていて,それはもちろん理解できるんですけど,ただ,それが直接の保全につながるとは思えなくて,何かもっと具体的に県として能動的にこういうことをテーマにやっていくというのがありますか。

【知事】
今回の予算においてはですね,ここに書いているのはいわゆる世界自然遺産へ向けた取組ということで載っているわけでありますので,そこはご理解ください。

【記者】
ありがとうございました。

【知事】
先ほどの(総合体育館基本構想策定事業についての)質問に対してですね,私は本港区のグランドデザインをつくるのと勘違いしてました。本港区のグランドデザインは検討委員会をつくって,やっていくことになっております。この大規模スポーツ施設に関しましては,基本構想を平成30年度に作成したいというふうに考えているところでありまして,基本構想は大まかな整備スケジュール,整備予定地,施設規模,施設構成など整備の具体について検討し,お示しする予定であります。そのために先ほどのご質問にありましたとおり,コンサルタントと協議し,また,専門家,有識者から助言等を受けながら調査検討を行っていくこととしているということであります。検討委員会をつくるというのはすみません。申し訳ないです。

【記者】
当初予算案の概要の64ページに関連してです。海岸の漂着物のこと,毎年度十分な予算が付いていないんですが,十分というか追いついていないというか,関連して,もし知事にお答えいただけるならお願いします。
,奄美とか離島の海岸に油が漂着している問題,県としてどう取り組まれるのか,もしお答えいただけるのであれば,住民の方とても不安に思っています。

【知事】
一つだけお答えすると,昨日お伝えしたとおりでありまして,今,全力で大島支庁,そして国,環境省,そしてボランティアの方々も本当にありがたいことですけれども,みんなで,一緒に,全力で回収に取り組んでいるところであります。そして,今後につきましては,今,国,環境省とも連携しながら,さまざまなことについて,取り組んでいきたいと思っております。いずれにしろ,回収に全力を上げていくということだと思います。

【記者】
現地視察とかは検討されてますか。もう最後に1点。
こちらの64ページに関連して,たぶん補正(予算)で対応されると思いますから。

【知事】
今は,現状はですね,全力で国と協議していますので,連携しています。
昨日,副大臣と私の方で連絡を取ってですね。

【記者】
りとりされたんですね。

【知事】
電話で。

【記者】
国交省の。

【知事】
環境省の。

【記者】
環境省の方ですか。

【知事】
環境省の副大臣と電話で協議して,「全力でまず回収に取り組みましょう」ということでありますね。それと,これは海上保安庁の方も今,海上の方でいろんなことを調査していると思いますので。そして,海岸のところにあるのはできるだけ早く回収すべく,みんなで全力で国と連携しながら取り組んでいるというのが今の状況であります。そして,それから先についても,今,連携していますので,今お答えできるのは,そこまでかなというふうに思っております。

【記者】
ありがとうございます。

【記者】
33ページの本港区エリアまちづくり検討事業と18ページの総合体育館基本構想に関連して,併せて2点お伺いしたいんですけども。本港区のグランドデザインについては,知事はかねてからスポーツ施設は適さないというようなご意向を示していらっしゃいますけど,検討は有識者等を含めた検討委員会がされるとしても,基本的な考えはお変わりがないのかということと,もう1点が総合体育館の整備については,ドーム球場については総合体育館の検討後にさらに検討するというようなご提言がありましたけれども,非常に長期の構想になると思いますけれども,ドーム球場構想についても新総合体育館の検討後に検討するという提言どおりのお考えは変わらないということでよろしいでしょうか。

【知事】
これは,予算に関するご質問と理解していいんですかね。

【記者】
い。

【知事】
前者の方から言いますとですね,これは県議会でも記者会見でも何回も表明しているとおりであります。

【記者】
新総合体育館の後のドーム球場構想の提言というのもお変わりなく。

【知事】
いや,まだこれには予算は入っておりません。予算は何も入っていません。

【記者】
分かりました

【記者】
16ページなんですが,新規事業でいじめの再調査事業を計上されてると思います。知事部局の方で再調査をやられると知事は表明されてると思いますが,新年度の事業ということで条例づくりとかも新年度から始まるという理解でいいんでしょうか。

【知事】
はい。

【記者】
今年度中に策定するということではなくて,新年度から再調査のための作業をしていくということで予算を計上ですか。

【知事】
16ページの7番ですね。ここに予算を盛り込んでいるわけでありまして,調査に向けての。それでご理解できると思います。

【記者】
分かりました。もう一点いいですか。
5ページの歳出全体の話なんですけれども,扶助費の方が前年度から少し増えていて,今後も増えることが予想されるというのは従来おっしゃっていると思うんですが,今回,予算全般の中で扶助費が増えていくのはある程度やむを得ないと思うんですけれども,そこを将来的に抑えるための取組が今回の予算で含まれている部分があれば,事業等を示して教えてください。

【知事】
ご存じのとおり扶助費が増えていくというのは,もうおっしゃるとおりだと思いますね。扶助費が増えていくものをいかにしてできるだけ少なくしていくかということも,やっぱり財政再建の面からも含めて事業にはなっていくんじゃないかなというふうにも思っております。いずれにしろ,この中に含まれてるかと言えばですね,私自身は健康寿命を延ばしたいというふうに思っているわけでありまして,今回,高齢者生き生き推進課もそうですし,そして健康寿命を伸ばすための予算はこの中に盛り込まれておりますので,そういったことがそういうのにつながっていくかなと,そういうふうに思っております。

【記者】
ありがとうございます。

【記者】
27ページの原発の関係なんですけれども,専門委員会運営事業は来年度もまた予算に入っているんですが,運営も2年目に入りまして,運営面での改善を求める声もあるかと思うんですけれども,改善する部分がもしあれば教えてください。

【知事】
専門委員会を今後とも,その専門委員会の中で,防災対策,安心安全のことについて議論していただくと,そういうことになっているということであります。

【記者】
県民の方からも,委員の方からも,もう少し県民の声を反映した形にしたいとか,直接に反映したいという話があるというふうに聞いているんですけれども,その部分で,例えば,もっと県民の方が意見を直接反映できるようなやり方ですとか,細かい分野ごとの委員会を設けるというようなことはないんでしょうか。

【知事】
回は予算でですね,専門委員会の開催のための予算を編成したということであります。

【記者】
予算に入っているから,運営の仕方をお聞きしているんです。改善する部分があるのかないのか,教えてください。

【知事】
専門委員会の中で今後ともですね,県民の安心安全につながるような,そういった防災対策,安心安全に繋がるような,そういった議論を展開していきたいと思っております。

【記者】
それは従来どおりということでよろしいんでしょうか。

【知事】
今,お答えしたとおりでございます。

【記者】
分からなかったので教えていただきたいんですが。従来どおりやっていくということでよろしいですか。

【知事】
その辺りも含めてですね。ご存じのとおり,次は何を行うかというのはもう決まっているわけですね。次の専門委員会もあるわけですから。その専門委員会で,その都度,いろんな防災対策,安心安全の面でですね,真剣な。何回かお越しになっておりますか。専門委員会,出ておりますか。出てませんよね。これまでの専門委員会を振り返っていただけるとありがたいなと思っております。本当に安心安全に向けてですね,真剣な議論がどんどん展開されておりますので。そこ辺りを含めて,今後とも県民の安心安全,そして防災対策につながるような,そういった専門委員会にするべく,そういった形になっていくように,というふうに思っております。

【記者】
この中に載っていないので,どこか該当する場所がもしあるのかどうかだけ教えていただきたいんですけれども。知事が言われていたアウトレットモールとかを誘致したいという話をされていたと思うんですけれども,そういうことに関するものは,この予算のどこかに含まれるということでいいんでしょうか。

【知事】
直接的なものは含まれないのではないかなとは思います。それはいろんなことを考えているわけでありまして,いろんなことの中であるかもしれませんけれども,それは。

【司会】
これで,記者会見を終わらせていただきます。
りがとうございました。

【知事】
ありがとうござました。

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