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更新日:2019年2月18日

平成31年度当初予算(案)等知事記者会見

時:平成31年2月8日(金曜日)午前11時30分~午後1時5分

場所:記者会見室(県庁5階)

発表事項

成31年度当初予算(案)等について

平成31年度当初予算(案)の要点(PDF:4,056KB)

成31年度当初予算(案)の概要(PDF:2,454KB)

債管理ダイジェスト2019(PDF:810KB)

成31年度「組織機構改正」の概要(PDF:300KB)

成30年度3月補正予算(案)の概要(PDF:206KB)

 

質問事項

成31年度当初予算(案)等について

 

【発表内容】平成31年度当初予算(案)等について

【知事】
平成31年度の当初予算案を発表いたします。予算の総額は8,273億7,300万円であります。今回の予算編成にあたりましても,財政再建に努めよう,そういう思いで取り組んでまいりました。徹底した行財政改革などに取り組んだ結果,財源不足ゼロの予算を編成することができました。また,財政健全化へ向けての取り組みも進めておりまして,152億円県債残高を縮小いたしました。総額は1兆500億円台になっております。そして,財政調整に必要な基金も昨年度と同額の250億円を確保することができました。
今回の予算編成にあたりましても,私の重点施策二本柱であります産み育てやすい環境を作っていく,そのための子育て支援,そして,もう一つの柱であります,歳をとることが辛い,そんな鹿児島であってはいけない,歳をとることは素晴らしいことであります。生き生きと暮らすことができる高齢者生き生き支援,この二本柱を重点的に進めてまいりました。その結果,子育て支援に関しましては,過去最大規模のおよそ355億円,そして,高齢者支援に関しましても,過去最大規模のおよそ272億円を計上しております。確実にこの二本柱を進めていきたいと考えております。
また,鹿児島の基幹産業であります農業,そして観光にも力を入れた予算編成となっております。観光に関しましては,昨年は西郷(せご)どん,そして明治150年とさまざまなイベントも展開してまいりましたけれども,今年はその流れを引き継ぐために,観光戦略に基づいて,この観光分野にも力を入れて予算編成をさせていただきました。また,農業を取り巻く環境も一層厳しくなってきておりまして,大変革期を今,迎えております。TPP11,そしてEPAの発効というこの状況を捉えながら,これは逆に鹿児島にとってはチャンスではないかと,守りを固めながら,そして攻めの農業に取り組む,そういった予算編成に取り組んできたところであります。守りの部分では,クラスター事業を含めて,予算的にはたくさんの予算を組んでおりまして,また,攻めの分野に関しましても,さまざまな分野で計上させていただいております。この二本柱を強力に進めてまいります。
そして,鹿児島には,歴史,自然,そして,食,温泉といったですね,ウェルネスの素材がたくさんあります。このウェルネスという言葉は,海外では非常によく使われている言葉でありまして,海外の方々に鹿児島に来ていただくための戦略的にもこのウェルネスをどんどん推進していきたいなとそういうふうに思っておりまして,このウェルネスに関する予算も計上させていただいております。
また,人材確保,人手不足,そういった観点からの予算も編成させていただいているところであります。そして,先ほども言いましたけれども,農業,観光だけではなくて,災害に強い,そういった鹿児島も作っていかなければなりません。本当に最近は,もうこれまでにない,経験したことのない豪雨,そして度重なる台風,そういう被害がありますので,この防災・減災対策には過去最大規模の予算を計上させていただいています。県民の安心・安全のための予算編成ともなっております。こういった今回の予算編成を,予算を通じまして,県勢発展につなげていきたいと思っておりますし,その結果,子どもたちが輝く,そして,高齢者が輝く,そして,鹿児島が輝く,そういった元気な鹿児島づくりへ向けての予算編成に心掛けたわけであります。そして,鹿児島に生まれてよかったなと,鹿児島に住んでよかったなと,そういう鹿児島を目指し,今後とも全力で取り組んでまいります。

 

もう少し詳しく説明させていただきます。
まず,1ページをご覧ください。今回の予算は,「鹿児島だから幸せ」を実感できる社会にするための予算として編成しております。持続可能な行財政構造を構築した上で,県民福祉の向上と県勢発展の好循環を形成し,どこよりも幸せを実感できる鹿児島を実現させていく,という基本的な考え方の下に,予算を編成したところであります。
2ページと3ページをご覧ください。予算編成にあたりましては,まずは,徹底した行財政改革に取り組み,事務事業見直しなどを行った結果,9億円の効果額を確保いたしました。また,当初見込みを上回る平成30年度税収等の伸びなどによりまして,29億円の財源を,一般財源総額が確保されたことで活用可能となった減収補てん債の発行によりまして23億円の財源を,それぞれ確保いたしました。これによりまして,平成31年度末の財政調整に活用可能な基金残高も250億円と,平成30年度末と同額を確保したまま,61億円の収支不足を解消し,財源不足ゼロの予算を編成することができました。
また,新規の県債発行の抑制に努めまして,県債残高も縮小させてまいりたいと考えております。平成31年度末の県債残高見込みは,臨時財政対策債等を除く,本県独自発行ベースで,平成30年度末の見込額から152億円程度減少し,1兆584億円程度となる見込みであります。そのような財政健全化に力を入れた予算編成ではありますけれども,一方で,重要施策などにも力を入れる,積極的な予算編成にも心掛けたところであります。
特に,先ほども言いましたけれども,「子育て支援」関連事業には,過去最大規模の総額355億円を計上しております。私は,生まれながらにして教育・医療・食などに格差があってはならないと思っております。そのような理念の下,子どもを産み育てやすい環境づくりに全力で取り組んでいるところであります。子どもの教育,医療,食の環境をより良くし,子どもたちの健やかな成長につなげていくための施策を展開してまいりたいと考えております。併せて,増え続けている保育ニーズにしっかり応えるためにも,保育士確保に向けた取り組みをさらに強化してまいりたいと考えております。
また,「高齢者の生き生き支援」関連事業も,過去最大規模の総額272億円を計上いたしました。高齢者の方が健康長寿で生きがいを持って暮らしていただけることが,ひいては医療費の増加抑制にもつながると考え,高齢者生き生き支援に取り組んでいるところでもあります。体操教室など介護予防活動の支援,子育て活動をする高齢者の支援,高齢者の生きがいや健康につながる取り組みをさらに充実させてまいりたいと考えております。
これらの二本柱をより一層推進し,子どもからお年寄りまで全ての人が「鹿児島だから幸せ」を実感できる社会となるよう,全力で取り組んでまいりたいと考えております。
また,これらの二本柱をはじめ,県民福祉をさらに向上させるためには,経済成長,経済発展,県勢の発展に向けた施策も積極的に推進していかなければなりません。
本県の基幹産業であります観光と農林水産業については,先般,策定した戦略に基づく各種施策を盛り込んでおり,「『どんどん輝く鹿児島』観光戦略」関連事業として,総額29億5千万円,「『稼げる農林水産業』の実現に向けて」関連事業として,総額81億5千万円を計上しているところであります。この予算を活用し,国内外からの誘客対策,農林水産物の生産体制・販売力強化策を積極的に展開することで,戦略にあります,観光消費額アップ,農業産出額アップなどの達成に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。
また,鹿児島には先ほども言いましたが,食,自然,温泉など,健康によい,健康・長寿につながる地域資源,いわゆるウェルネスがたくさんあります。この鹿児島のウェルネスを最大限に生かすべく,ウェルネスツーリズムや,安心・安全でおいしい食のウェルネスを展開し,本県への誘客促進,定住促進,県産品の販売促進につなげてまいりたいと考えております。
また,少子高齢化等に伴う人手不足は本県産業全体の喫緊の課題であります。この課題にオール鹿児島で対処するために,かごしま故郷(ふるさと)人財(じんざい)確保・育成プロジェクトとして,官民連携の下,庁内はじめ全県的に取り組む体制を整備し,人材の確保・育成に向けた新たな施策を展開してまいります。
6ページと7ページをご覧ください。今年度も行財政改革プロジェクトチームを中心に,徹底した行財政改革に取り組み,およそ9億円の効果額があったところであります。具体の取り組みとしては,事務事業見直しを実施し,例えば,活用実績等を踏まえた貸付金の見直し,国体競技用具の共同購入による経費節減,国の基金の使途変更による有効活用などのほか,攻めの行革として,鹿児島のウェルネス,人財確保・育成プロジェクトを部局横断的に,全庁的に取り組み,事業効果の向上を図ることとしております。また,歳入確保の取り組みとして,未利用財産の売却,ネーミングライツの活用などにも取り組むとともに,働き方改革などの取り組みとして,AIを活用した会議録作成支援システムを導入することとしたところであります。霧島自然ふれあいセンターの平成32年度からの指定管理者制度導入など,中長期的な取り組みについても検討を進めております。本県財政は引き続き厳しい状況にありますことから,今後も持続可能な行財政構造の構築に向けて,行財政改革の取り組みを堅持してまいりたいと考えております。
次に10ページと11ページをご覧いただきたいと思います。子育て支援についての主な事業であります。まず,妊娠・出産に関する支援につきましては,産科医の確保として,鹿児島大学からの産科医が不足する地域の中核病院へ産科医派遣をさらに拡充したいと考えております。待機児童の解消にも,一層力を入れて取り組んでまいりたいと考えております。保育士の確保,県内定着を図るために,修学資金等の貸し付けを平成31年度入学者から開始したいと考えております。また,市町村での保育所と潜在保育士のマッチングを支援するため,「保育士人材バンク」を設立したいと考えております。より子育てしやすい社会を構築するために,子育てのための交流や情報提供,一時預かりなどに取り組む市町村を引き続き支援してまいりたいと考えております。
12ページをご覧ください。生まれながらにして子どもたちに格差がない社会を目指しまして,子どもの教育,医療,食の環境をより良くし,子どもたちの健やかな成長につなげていくための施策を展開してまいりたいと考えております。鹿児島南部地区特別支援学校の移転整備を着実に進めるとともに,特別支援学校の就労支援コーディネーターを配置し,就労支援を強化したいと考えております。また,生活保護世帯の大学進学準備支援,生活困窮家庭の子どもへの学習会の開催,スクールカウンセラーの全校配置など,教育面の充実に向けても取り組んでまいりたいと考えております。そして非課税世帯の乳幼児医療窓口無料化,産科医の医師派遣の1名追加,保育所における医療的ケアが必要な児童の受け入れを可能とするための体制整備に向けた取り組みなど,医療面の取り組みを強化してまいりたいと考えております。子ども食堂について,開設者と支援企業のマッチングを進めるなど総合的に支援するとともに,HTLV-1など母乳を介する母子感染対策としてミルク代を助成するなど,食の面でも新たな取り組みを展開してまいりたいと考えております。全ての子どもたちが,鹿児島に生まれ,育つことができて良かったと思える,そのような県となるよう,これら,子どもたちの教育,医療,食に関する取り組みを,全力で進めてまいります。 
次に13ページをご覧ください。高齢者生き生き支援でありますけれども,高齢者の方々の健康寿命を延ばし,生きがいをもって暮らしていただくために,ロコモ・フレイル予防を市町村や事業所等と連携して実施するとともに,体操教室,地域サロン,健康づくり,介護予防の活動を支援してまいりたいと考えております。また,子ども食堂の立ち上げなど中高年層の活動立ち上げ支援,子育て支援活動をする高齢者グループへの高齢者元気度アップポイント加算など,高齢者の方々が子どもたちとの交流,子育て支援活動を通じて,新たな生きがいを見つけていただけるような取り組みを展開してまいりたいと考えております。かごしまシニア人材育成活用事業では,地域社会で活躍する高齢者リーダーの育成に取り組んでまいりたいと考えております。介護が必要な高齢者の方々が,安心して自分の地域で暮らしていける介護人材の確保にも全力で取り組んでまいります。ベッドメイキングなど専門職業務以外の補助業務に3ヶ月程度の従事をする雇用モデル構築,介護に関する入門的な研修制度の創設により,介護に関心を持つ中高齢層や子育てが一段落した世代の方の不安を払拭し,介護の仕事に就きやすくするための取り組みを進めてまいります。また,認知症に対する正しい理解の普及,認知症の早期診断・早期対応の体制づくりを進めまして,認知症の方々やその家族にとってやさしい地域づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
次に,観光戦略,農林水産業戦略でありますけれども,昨年は,明治150年や大河ドラマ「西郷(せご)どん」,和牛日本一を生かした取り組みを広く展開いたしまして,観光や農林水産業で成果をあげることができたと思っております。この流れをさらに加速させ,飛躍的な成果につなげていくために,先般策定した観光,農林水産業それぞれの戦略に基づく施策を展開してまいりたいと考えております。併せて,鹿児島のポテンシャルでありますウェルネスを最大限に生かした取り組みを展開してまいりたいと考えております。
14ページと15ページをご覧いただきたいと思います。観光戦略,農林水産業戦略に基づく施策について,主な事業を一覧にしております。観光戦略の取り組みとしては,まず,霧島国際音楽祭第40回を迎えます。また,インターハイなどの機会を捉えまして,官民連携したイベントを昨年も展開しましたけれども,今年も精力的に展開していきたいと思っております。また,旅行先を決める上で,20代,30代の世代が参考としているSNSによる誘客プロモーションの展開,全世代が参考としている観光Webサイトのリニューアル,ターゲットを明確にしながら,効果的なPRを行っていきたいと思っております。海外からの誘客につきましては,まず,ラグビーワールド杯が開催されます。このラグビーワールド杯に参加する国の欧米,オーストラリアへのプロモーションを直接強化していきます。また,マリンポート整備に関する浮桟橋を活用したクルーズ船客の周遊ルート開拓,今年は,東京に主におりますけれども,駐日外交官,大使,公使の方々に鹿児島に来ていただくためのツアーを大々的に企画してまいります。戦略的に取り組むこととしております。
農林水産業の戦略的な取り組みとしては,畜産クラスター事業などを活用した生産加工施設の増強,スマート農業の推進による生産性の向上,生産体制の強化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。また,農林水産物輸出促進ビジョンに基づく海外販売促進,量販店と産地の絆を深めることによる年間を通じた売り場スペースの確保,攻めの農林水産業を展開し,販売力を強化してまいりたいと考えております。
次に16ページでありますけれども,国内はもとより,世界的にも健康志向,環境志向が急速に高まっておりまして,世界のオーガニック食品市場の拡大,スパツーリズムなどウェルネスツーリズムの広がりは,目を見張るものがあります。また,昨年決まった2025大阪万博では,多様で心身ともに健康な生き方をテーマの一つとあげておりまして,さまざまな形としての健康への関心が世界的に高まっているところであります。このような流れの中,世界自然遺産などの自然,日本有数の温泉地,食の宝庫とも言える農林水産物,桜島をはじめとする雄大な景観,これらを有する鹿児島県は,まさにウェルネス大国であります。この恵まれた環境を最大限に活かすことが,今後の鹿児島のさらなる飛躍,発展につながるものと考えております。まずは,県民の皆さんがウェルネスを身近に考えてもらえるような取り組みを進めるとともに,鹿児島のウェルネスツーリズムの体験プログラムの開発,そして旅行商品化,安心・安全な食のウェルネスとしての農林水産物のブランド力アップに取り組んでいきたいと考えております。鹿児島イコールウェルネスとして広く展開することで,国内外からの観光客誘致,農林水産物の販路開拓,さらには,この恵まれた環境への定住促進を,強力に推進してまいりたいと考えております。
次に17ページをご覧いただきたいと思います。かごしまの故郷人財確保・育成の取り組みについて,主な事業を一覧にしております。少子高齢化,雇用情勢の好転などによりまして,県内産業の人手不足は深刻な状況となってきております。この課題にオール鹿児島で対処するために,かごしま故郷人財確保・育成プロジェクトを立ち上げます。全庁的な体制として,推進本部を設置するとともに,官民が連携して取り組んでいくための協議会を設置し,人材の確保・育成に向けた新たな施策を展開してまいりたいと考えております。また,都会よりも鹿児島で暮らした方が幸せを実感できるという,鹿児島ならではのメリットを県内外の学生に広く伝えていくとともに,「かごJob(ジョブ)」をバージョンアップし,アプリとして利用できるようにするなど,県外の大学生,中途離職者へのアプローチを強化することとしております。また,外国人材につきましては,技能実習生などの新たな制度が開始されることもありまして,ベトナムとの交流促進,外国人材リクルート用資材の作成,総合相談ワンストップ窓口の設置など,受け入れ・活躍を促進するための予算とし,組織体制も強化することとしております。そのほか,先進技術の導入などによる県内産業の魅力アップ支援事業,そして女性活躍を推進する企業への支援,一次産業はじめ地域産業を支える人材の確保・育成など,あらゆる面での取り組みを展開してまいりたいと考えております。
その他の主要施策について,いくつかご紹介いたします。
私は,人にやさしく,ぬくもりのある社会,そして,誰もが輝ける社会をつくっていきたいと考えております。19ページ中ほどでありますけれども,女性がいきいきと輝ける,働きやすい社会環境づくりをさらに進めるために,一般事業主行動計画の策定を促進したいと考えております。また,ヘルプカードを導入し,その普及啓発を図ることで,外見から配慮や援助が必要なことが分かりにくい方が支援を受けやすくなるようにしたいと考えております。
20ページの2~4でありますけれども,生活困窮者に対し,子どもの学習支援などの自立支援を行うとともに,生活保護世帯の子どもの大学等への進学を支援するため,進学準備金を給付したいと考えております。また,人権教育・啓発をより一層進めるため,15年ぶりに県の基本計画改定を行うこととしております。
21ページの4と5でありますけれども,特別支援学校については,新たな就労コーディネーターの配置を行うとともに,鹿児島市南部地区特別支援学校の実施設計を行う予算を計上しております。
22ページの一番下でありますけれども,明治150年を記念し,7月14日を県民の日と制定したところでありまして,郷土に対する親しみや愛着を深めるよい機会となるよう,記念式典を実施することとしております。
24ページと25ページであります。結婚から妊娠・出産,子育てにかけてさまざまな支援を行ってまいります。
25ページの中ほど以降であります。医療的ケア児の保育所等受け入れ体制整備を支援するとともに,発達障害など特別な配慮を要する幼児に関する研修を幼稚園教諭等に実施することとしております。また,子ども食堂を総合的に支援するほか,子どもの生活支援対策を網羅したリーフレットの配布などにも取り組みたいと考えております。
27ページの中ほどでありますけれども,新薩南病院の建設に向けて着手することとし,まずはその基本構想を策定するとともに,地質調査などを行うための予算を計上しております。
30ページの6でありますけれども,安心・安全に暮らせる強靱(きょうじん)な県土づくりに取り組んでまいります。西日本豪雨などの河川災害が全国的に多発したことなどを踏まえ,寄洲(よりす)除去にかかる予算を1.6億円増の9億円計上しております。
31ページの一番下でありますけれども,国体・全国障害者スポーツ大会の開催に向けて,交通安全を図るために,区画線などの路面標示の整備にかかる予算を3億円増いたしまして,7.4億円計上しております。また,これとは別に,県管理道路の草刈り等を含む道路維持補修予算を増額計上しております。
35ページの上,2でありますが,人口減少が進む中で,地域の活性化に向けた取り組みも重要であります。中山間地域等の集落の活性化を図るために,担い手育成や地域おこし協力隊の活動支援など,本県への移住・交流を促進することとしております。
同じく35ページ中ほど,5と6であります。本県は全国に比べて空き家率が高いことから,来年度から新たに,優良事例やアイデアの募集,表彰を行ってユニークな空き家の利活用方法を集めるとともに,賃貸空き家のリフォーム支援を始めるなど,空き家対策に万全な取り組みを進めてまいりたいと考えております。
42ページの6であります。競争力のある産業を創出し,産業を活性化させていくためにもさまざまな施策に取り組んでまいります。伝統工芸品の魅力を紹介する動画を作成し,認知度向上,販路拡大,技術の伝承につなげてまいりたいと考えております。
その下の7,かごしまの本格焼酎につきましては,世界最大のワインとスピリッツの教育機関であるWSET(ダブルセット)の教育プログラムに焼酎が加わることから,この好機を活かすために,WSET講師陣へのプロモーションの強化など,海外市場の獲得に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
43ページの7と8であります。全国和牛能力共進会については,大会連覇に向けて関係団体等と一体となって出品対策の強化に全力で取り組んでまいります。第12回大会に向けての広報活動を強化し,機運の醸成も図ってまいりたいと考えております。
その下の9でありますけれども,かごしま黒豚のブランド維持・向上のために,第5系統豚の造成試験に着手したいと思っております。
45ページの中ほどであります。出産等で離職し,再就職を希望する,働きたい女性の就職サポートを引き続き実施するとともに,かごしま故郷人財確保・育成プロジェクトを中心に,多様な人材が就労できる環境づくりにも取り組んでまいりたいと考えております。
また,次の46ページにありますが,農業,漁業の人材確保にも力を入れてまいりたいと考えております。
次に,48,49ページでありますけれども,全国高等学校総合体育大会の開催や,燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会に向けた会場施設整備,競技力向上,奄美の世界自然遺産登録に向けた取り組みなど,万全の体制,対策をとってまいりたいと考えております。
以上,主な施策の概要について説明いたしましたけれど,県財政は依然として厳しい状況にあります。持続可能な行財政運営に向けて,来年度以降も,引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

 

続きまして,平成31年度の組織機構改正案について説明させていただきます。お手元の平成31年度組織機構改正の概要をご覧いただきたいと思います。
まず,1ページであります。一つ目は,危機管理防災局の設置であります。昨年は,台風,地震等の大規模な自然災害が全国各地で発生し,本県でも7月豪雨災害,口永良部島の新岳の爆発的噴火等が発生しております。このため,地域防災力の強化,災害発生時の即応力の強化など,防災・減災対策の推進に,より一層努める必要があります。安心・安全な県民生活の実現を目指しまして,防災対策の充実・強化に全力で取り組むために,危機管理防災局を設置し,併せて,防災対策室を設置することとしております。
また,資料にはありませんけれども,国が国土強靱化のための3か年の緊急対策に取り組むことから,本県も河川改修や砂防施設の整備など社会基盤・インフラ整備を着実に推進し,防災・減災対策を集中的に行うために,土木部に社会基盤防災・減災担当の参事を設置することとしております。
二つ目は,文化スポーツ局であります。私は,県民が身近に文化やスポーツに親しめる環境,一流の文化やスポーツに触れる機会が必要と考えております。このために,県民の文化・スポーツに対する親しみや愛着を深めるとともに,文化・スポーツを通じた交流人口の拡大を図るために,文化スポーツ局を設置し,併せて,文化振興課及びスポーツ振興課を設置することとしております。
次に2ページであります。三つ目は,男女共同参画局の設置であります。働き方や暮らし方が多様化していく中で,男性も女性も,意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる男女共同参画社会の早期実現が求められております。併せて,働く女性が能力を十分に発揮し,いきいきと希望を持って活躍できる企業風土,職場環境の整備が必要と考えております。女性活躍の推進をはじめ,男女共同参画社会の早期実現に向けた取り組みを一層推進するために,男女共同参画局を設置することといたしました。
四つ目は,かごしまの食輸出戦略総括監の設置であります。平成29年度の農林水産物の輸出額が201億円となりまして,直近の農業産出額も5千億円を突破しました。いずれも過去最高を記録するなど,本県農林水産業は現在,著しく躍進しております。今後,この勢いを加速し,さらに発展させていかなければなりません。TPP11協定,日EU・EPA協定が発効し,経済活動のグローバル化が急速に進展する中で,かごしまの食の輸出促進,ブランド力の強化等の取り組みをより一層推進し,本県農産物の競争力をさらに高めていく必要があります。このために,農政部にかごしまの食輸出戦略総括監を設置し,併せて,かごしまの食輸出戦略室及びかごしまの食ブランド推進室を設置することとしております。
五つ目は,外国人材受入活躍支援課の設置であります。今般,国において新たな外国人材の受け入れ制度が創設されたところでありまして,日本で働く外国人はさらに増加することが見込まれております。こうした外国人を温かく迎え入れ,地域社会で活躍できるよう支援するために,外国人材受入活躍支援課を設置してまいります。
また,地域産業を支える人材の確保・育成をより一層推進するために,商工政策課に人財確保育成監を設置することとしております。
六つ目は,国体・全国障害者スポーツ大会局の体制強化であります。燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開催まで,およそ1年8か月となりました。両大会の成功はもとより,鹿児島の多彩な魅力を全国に発信する大会となるよう,また,多くの県民や子どもたちの記憶に残る大会となるよう,積極的に取り組むことが必要であります。引き続き,市町村,関係団体と連携しながら開催に向けた準備を着実に進めるとともに,国体での天皇杯・皇后杯の獲得に向けまして,さらなる競技力向上に取り組むため,国体・全国障害者スポーツ大会局の体制を強化することにしております。
このほかにも,3ページになりますけれども,県民福祉の向上に資する取り組みをさらに向上させていきたいと思っております。
今後とも,鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった,そう思える鹿児島を目指し,各種施策に取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

【質問内容】平成31年度当初予算(案)等について

【幹事社】
当初予算案の要点の2ページの部分なんですけれども,県債残高についてです。年々減っているとはいえ,31年度末見込みで1兆584億円と決して少ない額ではないと思うんですけれども,この県の財政状況についての知事の認識と,予算を切り詰める中でも必要な施策を優先順位をつけて打っていかなければならないと思うんですけれども,そこの知事の考え方を教えていただけますか。

 

【知事】
先ほど,冒頭にもお話させていただきましたけれども,県の財政は非常に厳しい状況にあると,そういう認識の中で予算編成に当たらさせていただきました。その一方で子育て支援,そして高齢者の生き生き支援,そしてさまざまな農業・観光を取り巻く支援,そして防災対策,必要な経費があることも事実でありますので,その行財政改革による徹底した財政再建に努めながら,一方で,経済成長,成長戦略につながるような予算については増額させていくという,メリハリのある予算編成を今回心掛けたということであります。その中で,今回も152億円という県債残高を減らしたということでありまして,当初は1兆1,000億円を減らすというのが長年の目標でありましたけれども,昨年はそれを減らして1兆1,000億円を切って,そしてそれをさらに今回も152億円減らして,今回は1兆500億円台まで切り詰めたと,減少させたということであります。

 

【幹事社】
ありがとうございます。次に,10ページから13ページにかかる部分で,
以前から二本柱とおっしゃっている子育て支援と高齢者生き生き支援に関する部分なんですけれども,このようにたくさん施策についてはあると思うんですけれども,知事も県民との対話ですとかを通じて,特に必要な部分ですとか,問題意識として感じる部分,あるのかとは思うんですが,その意識がどこの問題,どの施策に特に反映されているのかというところをお伺いできますでしょうか。

 

【知事】
10ページ,11ページをご覧いただければと思うんですけれども,さまざまなですね,予算をですね,計上させていただいているわけであります。子どもをですね,産み育てやすい社会を作っていかなければならないわけでありますよね。そのためには,車座(対話)もそうですけれども,産科医が不足しているということがありましたので,鹿児島大学と連携いたしましてですね,産科医不足解消に向けて今取り組んでいるわけでございます。そして,今回は1名増やして2名をですね,派遣していただくことになりましたので,そういったことを通じながら産科医不足の解消に努めていくということであります。また,乳幼児医療制度も含めてですね,今回は無償化ということになっていくわけですけれども,それへの取り組み,そして子どもたちのための教育支援,そして子育て支援,そして保育士不足が今深刻化しているという状況でもありますので,今回初めて保育士確保に向けてのですね,貸し付け事業ということも始めさせていただいておりますので,さまざまなことを展開しながらですね,産み育てやすい環境を作っていく,そういったものに努めさせていただいたということであります。そしてですね,ここにもありますけど,子ども食堂の充実,そして医療的ケア児等コーディネーター養成研修等事業とかですね,さまざまなことに取り組んでおります。特に今回はですね,いつも私が記者会見で言っておりますけれども,生まれながらにしてですね,子どもたちが教育,医療,食,これでですね,格差があってはいけないと。そういう思いで今回は取り組まさせていただいております。そういったものがですね,ここに10ページ,11ページ以外にもですね,たくさんあるというふうに思います。やはり,政治は弱い立場の方々のための施策を推進するのが政治ではないかなとそういう思いでもありますので,ここにも書いてありますけれども,1つ挙げればヘルプカードを導入してですね,外見から配慮や援助が必要なことがわかりにくい方が支援が受けやすい体制もとりまして,また生活保護世帯の子どもたちの大学進学準備に必要な一時金を支給したりとかですね,生活困窮者に対して,子どもの学習支援,自立支援を行ったりとか,特別支援学校について,新たな就労コーディネーターを配置するとか,いわゆる医療的ケア児の保育所受け入れ体制を支援するとかですね,子ども食堂を全力で推進していきたいと思っておりますので,要するに子ども食堂を運営する人たちと子ども食堂に支援する人たちのマッチング,何が求められていて,それにどうやって応えていくのかという具体的な成果を挙げるための政策とかですね,また逆にHTLV-1のですね,ミルク代の一部助成とかですね,女性が輝く社会,そして先ほど言いましたけれども,保育士修学資金貸し付け事業,保育士人材バンク登録,保育士資格に向けての取り組み,女性が働きやすい環境とかですね,さまざまなそういう施策を盛り込まさせていただいたと思います。そこに重点的に今回は予算を計上させていただいたと,重点施策として取り組まさせていただいたと,そういうことであります。

 

【幹事社】
ありがとうございます。幹事社としては以上です。

 

【記者】
要点の1ページ。当初予算案の総額ですが,これに関して,例年,語呂合わせのようなものを披露されてますが,用意されてましたらお願いいたします。

 

【知事】
今回はですね,8,273億7,300万円でありますので,
「優(8)しさでつ(2)な(7)ぐ,み(3)んな(7)に幸せ運ぶ予算(3)」,優しさでつなぐ,みんなに幸せ運ぶ予算と,こういう語呂合わせを作らさせていただきました。

 

【記者】
要点の13ページ,高齢者の生き生き支援に関する事業の全般についてちょっとお伺いしたいんですけれども,今その高齢者の生き生き支援って,施策を見る限り,元気な高齢者の方々の施策って非常にふんだんで,充実していると思うんですけれども,一方で身体機能が落ちた方,そういった方々,例えば要介護状態,寝たきり状態の方とかの生きがいづくりについては,知事はどのようにお考えかということを教えてほしいのと,もし事業の中でですね,これらの人たちをターゲットとしている,身体機能が落ちた方々の生き生き支援というのをターゲットにした事業があれば教えてください。

 

【知事】
ご指摘の点は非常に重要だと私も認識しております。介護をする方,そして介護をしてもらう方,両方いるわけでありますので,介護をしていただきながら,逆に言えば,その場所での生きがいづくりへ向けての対策というのは非常に重要な施策だというふうに私も思っております。先ほど言いましたけれども,ここに並べているのはですね,まずは健康寿命を延ばしていこうということの対策が盛り込まれているわけであり,ご指摘のとおりであります。やっぱり,年をとってですね,健康寿命を延ばして,生き生き長生きできる。そういう環境をまず作っていこうというのが柱の一つでありますので,今回はそれを重点的に進めさせていただいたということでもありますので,ご指摘の点に関しましてはですね,ここに今ないかもしれませんけれども,後でまたですね,一覧表を作ってお持ちしたいと思います。

 

【記者】
今の,高齢者の生き生き支援に関してなんですけれども,介護人材の不足等が課題になっていると思うんですけど,去年の「風の舞」のこともありまして,介護人材をいかに確保していくかというところの課題をどういうふうに受け止めているのかというのと,まずそこをお伺いできますでしょうか。

 

【知事】
確かにそのとおりでありまして,介護人材の確保へ向けての施策もこの中に盛り込まさせていただいていおります。介護を目指す方々の支援というものも盛り込まさせていただいておりますし,また,一回介護をやめた方が復職するとか,そして今,介護に就いている方々がレベルアップするための研修のための支援とかですね,さまざまなものを取り組まさせております。そして,今ここにあるのはですね,介護人材確保対策事業とか介護の入門研修事業とかですね,ここにさまざまなものがありますけれども,つまり,シーツを替えたりとか,介護が必要な方々と対話をするとかですね,お話をするとか,本当に簡単と言いますかですね,入門的な,そういう介護の対応をする方々に対してですね,できればそういうことを目指してもいいよというような高齢者の方々を,また,逆に言えば研修を積んだりとか,そういう方々に担っていただくとかですね,そういうことによって,介護人材不足というのが深刻化している中で,簡単なものに関しては,そういう高齢者の方々とか,また子育てを終えた方々とか,そういう方々に担っていただくための研修制度とか,逆に一定期間それをやっていただければですね,それを社員化していくとかですね,そういうような取り組みといったものをどんどん進めながらですね,抜本的な介護人材不足解消に向けての取り組みプラス,逆に言えば,簡単なものに関しては,高齢者の方々とか,子育てを終えて働きたいというような方々とか,さまざまな方々がそういった入門的なものができるような,そういった支援制度とかですね。そういうものを組み合わせながら,介護士不足とかですね,そういったものにも取り組まさせていただければなというのが,今回の予算編成に当たっての取り組みです。

 

【記者】
ありがとうございます。
あと10ページの子どもの医療費の窓口負担ゼロなんですけれども,今年1年を通じてということで,去年より額がかなり高くなっていると思うんですけれども,知事は常々,山登りに例えて少しずつということでした。今,何合目付近にいて,例えば高校生まで全てをゼロにした場合にどれぐらいの予算が必要かとか,その辺の見込みとかがあれば教えてください。

 

【知事】
その見込額はですね,なかなか算出するのは難しいわけであります。どれぐらいの方々がどういう状況で医療費がかかっていくかというのもありますから,具体的にいくらというのはなかなか難しいかもしれませんけれども,アバウトといいますかですね,大体これぐらいかかるだろうというものは推計はできるのではないかなというふうに思っておりますので,現在は,お金がなくて子どもを病院に連れて行けないとかですね,いろんな環境がそこにあるのであれば,そのことだけは何とかしたいという思いがあって,この2億6,800万,今回も計上させていただいているけれども,住民税非課税世帯の乳幼児に関しては窓口で払わなくていいよということを進めさせていただきました。2合目ぐらいまでいったのかな,という感じがしておりますけれども,これを3合目,4合目,5合目まで進めるべくですね,今後もさまざまな検討を進めていきたいと思っております。

 

【記者】
ありがとうございます。

 

【記者】
観光関連に関してお伺いします。14ページ,戦略に関連した予算,事業がいろいろと載っていると思うんですけれども,今年は西郷どんの放映も終わりまして,観光業界からは反動減を心配する声もあるんですけれども,新規事業をいろいろ書いてはいるんですが,中身を聞いてみますと,昨年と同様の内容であったりとか,継続した部分も多いようなんですけれども,今回,その反動減を防ぐといった意味,勢いを加速させるという言葉もありましたけれども,そこら辺の,知事が一番力を入れた部分というか,思いを込められた部分というのがありますでしょうか。この事業で反動減を防ぐんだというようなところがありましたら教えてください。

 

【知事】
今回はですね,予算的にはおよそ30億円の予算をこの観光戦略対策に充てさせていただいております。1つの事業でもって全てをカバーできるということはないわけでありますよね。1つは,ターゲットは,海外の方々をターゲットとしていると。つまり,今回はその国際線を,今度は拡充しますから,より来た方々が鹿児島に入ったときに,ああいい所だなと思ってもらえるようなそういった整備も必要になってくるわけですよね。いわゆる,ターンテーブルの拡充とか,ボーディングブリッジとか,待合室の拡充とか,免税店拡充とかですね,そういった面の,ハード面もやっぱり整備しなきゃいけないという形の中で,それも進めさせていただくわけであります。そして同時にですね,来た方々がより便利になるように,多言語コールセンターというものも作ったわけでありますし,その多言語コールセンターをいかにして使ってもらうかという,それも強力に進めていきたいと思います。来た方々が感動してですね,ここがよかったよと思ってくれるかどうかですよね。それと同時に,先ほど言いましたけれども,いろいろとターゲットを絞ってですね,プロモーションも展開していきたいと思っております。いわゆる,インスタ映えするところといいますけれども,鹿児島にはですね,もっと,私も知らないような,皆さん方も知らないような素晴らしい所が実はたくさんあることは,いろんな形の中で発見,実はしております。そういった所をですね,要するに,できれば100まとめてですね,それをいわゆる海外,そして国内の旅行者を含めてですね,そういったところにどんどん発信しながら,逆に言えばCNNとか含めて,そういったところに持って行きながらですね,いろんなところを,具体的にいろいろアプローチしていきたい。いわゆるSNSもどんどん活用していきたいなと。何度も私,いつも言っておりますけれども,ただいつものようなことをやったりとか,イベントをやってもですね,一時的なものに終わってしまうわけですから,イベントを強化するとともに,いかにして鹿児島の魅力を知っていただけるかのような,そういった努力も,今後ともですね,SNSなどを使って強力に推進していきたいなと,そういうふうに思っております。さまざまなですね,取り組みなどを通じてやっていきたいと思います。だから,先ほど言いましたけれども,ウェルネスツーリズムとかですね,そしてまた,農家の方々と一緒に交わるツーリズムとか,さまざまなこともありますよね。これまでやってきていないようなものも含めてですね,そういった体験型も含めてですね,国内,そして海外の方々が,喜んでいただけるようなものをこちらから仕掛けていくと,そういうふうなものも含めてですね,まちづくりもその一環でありますけれども,さまざまなことを提供しながらですね,たくさんの方に来ていただけるようにやっていきたいと思います。そうした中で,昨年150ぐらいですかね,イベントも打ちましたけれども,市町村とも連携しながらですね,仕掛けていくと,取り組んでいくと,こちらから来てもらうための努力をすると,そういう発想の下にいろんなことを展開していきたいなと,そういうふうに思っております。

 

【記者】
すいません,予算額の30億円というのは昨年より増えたのか減ったのかとかそういうことは分かりますか。

 

【知事】
それはちょっと分からないですね。あとで財政課に聞いてください。

 

【記者】
分かりました。すいません,関連してなんですけれども,先ほどクルーズ船のお話が出てきたと思うんですけれども,ハードの整備が進んで,どんどん進んで行くと思うんですけど,まあ高速船での輸送も今年の夏から始まりますが,受け入れの部分で,例えば人にかける予算であるとか,あとは外国人の観光客の医療対応に関わる整備だったりとか,そういうソフト面の整備についてはいかがでしょうか。

 

【財政課長】
外国人の方々に対しては,例えば電話でいろいろと言語対応ができるような電話を作ったりとか,あと外国人の方々が来て,見て回る時に分かりやすくなるようなパンフレットを作りながら,その中で,いろいろな情報を盛り込むことができるんじゃないかなというふうに思っております。

 

【知事】
またあとでですね,その辺り,細かいことは精査して,お伝えできるものはお伝えしますので。

 

【記者】
クルーズ船については知事が非常に力を入れてらっしゃる分野だと思うので,そこら辺の思いというか,そういう部分をちょっとお伺いしたかったんですけれども。

 

【知事】
クルーズ船。

 

【記者】
はい。ソフト分野に関する整備に対して。

 

【知事】
これはもう,クルーズ船に関しましてはですね,要するに,マリンポートを中心に推進しておりますし,また,北埠頭の所にも6万トン級まではですね,クルーズ船が入るということでもありますので,この錦江湾,素晴らしい桜島,この風景を生かすためにもですね,クルーズ船の方々に喜んでいただけるような,そういった対応を取っていきたいと思っております。まずはCIQ機能をですね,作りましたので,来た方々がですね,そこであまり時間を待たないで鹿児島に入っていただけるようなですね,そういった機能を展開するというのも非常に重要になっていくと私は思っております。そしてそういう形の中で,バスだけではなくて,高速船を使ってですね,要するに桜島,そして指宿,大隅,そして,北は霧島の加治木か分かりませんけれども,さまざまな市町村とも,今連携しながらですね,要するに高速船の会社とも連携しながらですね,どういったものがどういうふうな形でできるかということを今詰めてるところでありますので,そうした具体的なものを後日またお示しできるのではないかなと,そういうふうに思っております。

 

【記者】
分かりました。ありがとうございます。

 

【記者】
資料の21ページの文化・スポーツの振興についてお尋ねしたいんですが,今年度の予算には,総合体育館の整備事業について盛り込まれていました。ただ,来年度のこの案を見ると,総合体育館という言葉,特に見当たらないんですけれども,このことについての思い,理由というのを聞かせてもらえますか。

 

【知事】
これはもう,いつも記者会見で述べてるとおりでありましてですね,今,日本郵便との間で,交渉がずっと進んでいるわけでありますので,またそれで,地元の皆さん方,そして,競技団体の方々との意見をまだ聞いているわけでありますので,そういうのを進めている段階でありますので今回の当初予算には計上していないということであります。

 

【記者】
まだ,その予算を計上する段階にはないということですか。

 

【知事】
だから今はまだ,とりあえず日本郵便との間でいろいろと進めているわけですよね。協議しているわけですよね。それにまだヒアリングも続いているわけだから,当初予算ではまだ計上しなくてもいいという話だと思います。

 

【記者】
分かりました。すいません。関連で,2年半前の選挙戦で三反園さんは,ドーム球場とサッカースタジアムとこの総合体育館,大規模スポーツ施設についてかなり意欲を語られていました。ただ,それが1つ消え,2つ消え,そしてこの3つ目の総合体育館の言葉も非常に,期待されている方も多い中,なくなってしまっている。そのことについては,どのようにお考えですか。

 

【知事】
なくなっているわけじゃないですよね。まだ,今協議しているわけだから,だから県民の方々が必要だという,私何回も言います。慎重に進めているんです。慎重に丁寧にいろんな方々のご意見を聞きながら進めていきたいなと,そういうふうに思っているわけであります。だから必要ですかといったら,必要ですという形で皆さんがおっしゃっているわけだから,じゃあそういう必要だというものの,その競技団体では機能強化の面においてですね,どういったその体育館の機能を充実させた方がいいかということを今ヒアリングしているわけですよね。それが分からないと,逆に言えば,予算面の計上というのもなかなかできないわけでありますので,そういったところで今,体育館の整備に向けて今進んでいるということです。

 

【記者】
1点目なんですが,組織改正のところで,3ページですね。本港区まちづくり推進室及び総括監の設置があるんですけれども,まずこの狙いをもう少し詳しく。

 

【知事】
これも,いつも私,ずっと記者会見で同じことをお話ししているわけでございますけれども,いわゆる世界を見てたときに,観光都市というところには,必ず行ってみて感動する観光スポットというのが用意されているわけであります。で,鹿児島にもですね,そういった来て見て感動するような観光スポットを作りたいと,そういう思いでいるわけです。その場合に,あそこを私も何回も何回も歩いていて,また,東京から来た方々をそこにご案内するとですね,こんなにすばらしいところはないと,もう海があって,そして桜島が目の前に見えるわけですよね。こんなすごいところはないよねと皆さん感動されているわけであります。そういったところにですね,いつも言っておりますけれども,その海を見ながら,海のすぐ横で,海を見ながら食事ができたり,いろんなものを飲んだりとか,そしてそこにホテルがあったりとか,くつろげたりとか,そういうようないろんな,その観光スポット,そして夜は,すごくきれいにライトアップして,よく海外の方々が聞くのは,鹿児島に来ても夜歩くところがないよね,家族で,ということをよく聞くわけでありますね。そういったことも含めて,あそこにきれいな夜のライトアップをしてやって歩けるようにするとかですね。そういったその,来て見て感動する観光スポットにしたいという思いがあって,今グランドデザインを,まもなく決定することになりますけれども,それに向けて,事業者の公募へと進んでいくわけでありますので,だから,それを統括する部長級の監を置いたということが狙いであります。

 

【記者】
具体的には鹿児島市であったり,経済界であったり,そういったところ調整に当たるという理解でよろしいんでしょうか。

 

【知事】
だから,今後,さまざまなことを担うことになるでしょうね。

 

【記者】
関連で,いわゆるまちづくり事業ということで挙げていらっしゃいますけれども,ドルフィンポートの返還が迫る中でスピード感を持った対応が求められると思うんですが,今年度はどのような,こう,スケジュールというか,考え方で事業を進めるんでしょうか。

 

【知事】
ここにちょっとありますが,グランドデザインがもうまとまるわけでありますので,具体的には事業者公募へと,やるわけですね。今回も事業者公募へと,そうするための予算も計上させていただいてるわけでありますから,そういうことを進めていくということとなると思います。

 

【記者】
29ページと32ページなんですけれども,原発とエネルギー政策全般の関連事業についてお伺いします。今回の当初予算のほうには,再生可能エネルギーがいくつか盛り込まれていると思うんですけれども,再生可能エネルギーの普及というのは,県がこれまでも取り組んできたことっていうことで,その脱原発を掲げられて当選された三反園知事の中で脱原発が見えにくいという部分も県民の方から声が上がっております。それで改めてお伺いしたいんですけれども,その今後の原発政策についてどういうふうにお考えになっているか,そしてその予算を考える上でどういった点を重視されたのか,その原発政策そのものについてお伺いできればと思います。

 

【知事】
これも,この記者会見でいつも私述べているとおりでありまして,この鹿児島には多様な自然というのがすごく豊かなわけでありますので,世界で初めての海流発電の実証実験も始まっておりますし,また今度は日本でも最大級のバイオマス発電も始まるわけでありますよね。この再生可能エネルギービジョンというのをまとめさせていただきましたので,それは数値目標があるので,いつまで,どれくらいの目標を達成していくというのがありますから,私これもずっと言い続けておりますけれども,水素社会が到来すると思っているんですね。再生可能エネルギーを推進して,それを水素に変えて,水素としていろんな形に,水素自動車を今回含めてですね,水素ステーションを今度設置したいというふうに考えておりますけれども,水素ステーション,水素の自動車とかですね,そういう水素社会とかですね,さまざまなことを捉えて,それを他県よりも先取りしていきたいなとそういうふうに思っておりまして,再生可能エネルギーを進めると同時に水素ということも進めながら,進めていくということでありますね。その再生可能エネルギーをどんどん進めることによって原発に頼らない社会を作っていきたいと,そういう思いで今取り組んでいるところであります。

 

【記者】
今回の予算の中にも,専門委員会の運営費の方も計上されていると思うんですが,その専門委の議論の中で,例えば,知事が脱原発を掲げられているということで,今後の運転延長に向けてどう取り組むかとか,どういうふうに検討して結論を出していくかとか,あと廃炉に向けた取り組みとか,そういった原発政策を専門委員会のほうで。

 

【知事】
これ,だって予算ですから。

 

【記者】
あ,まあ予算ですけども,予算で,その専門,今回4回。

 

【知事】
だから,専門委員会の予算を計上しているところですから。

 

【記者】
で,その専門委員会の中身なんですけれども,そういったところを考えていかれると,議論されていかれるっていうご予定というのはないんでしょうか。

 

【知事】
だから,専門委員会というのは,これも何回もお伝えしているとおりでありましてですね,県民の安心・安全のために,いわゆるその避難計画の見直しとかですね,よりその防災計画の見直しとか,そして避難計画含めて全部そうでありますけれども,県民の安心・安全のための,あそこの専門委員会の名称を見ていただければ,もう,そのとおりでありますね。そういったことについて協議していただくということであります。

 

【記者】
そこは,もう,これまでのあれで聞いておるんですけれども,今回の当初予算を見て,県民の中には,知事がその脱原発。

 

【知事】
県民の中にはって,どなたがおっしゃってるんですか。

 

【記者】
そういった声を聞きますので。

 

【知事】
まだ,見てないと思いますよ。

 

【記者】
今後見ることになると思うんですけども。

 

【知事】
まだ,見てないですよね。

 

【記者】
それで,脱原発に向けてどういった点を知事が重視しているのかっていうのはすごく関心を持って見ると思うんですよ。その点について,今申し上げたのは,その専門委員会で,そういった計上されているので,来年度の中身は,今後の原発政策について議論していくっていうようなところも盛り込まれるのかどうか,そういったところをお聞きできれば。

 

【知事】
それは,この予算を見ていただければおわかりだと思いますけれども,ここに書いているのはこの29ページにありますけれども,エネルギーパーク化構想ってありますけれども,そのエネルギービジョンも含めてですね,そういったものを作るための推進事業として,7,388万円が盛り込まれているわけでありますので,引き続き,当初のとおり,再生可能エネルギーを推進するということを言っているわけでありますので,再生可能エネルギーを推進していきたいとそういった予算になっているわけであります。

 

【記者】
脱原発に向けた考えをお変えになったというわけではないということですね。

 

【知事】
この予算見ていただければ,お分かりになっていただけると思うんですけど,いつも私言っているのは,私の脱原発というのは再生可能エネルギーを推進することによって原発に頼らない社会を少しずつ作っていきたいと,それが私の脱原発ですということを何回も何回もお伝えしているとおりでありますので,それをここに再生可能エネルギーを今どんどん推進していこうと,水素社会も作っていこうと,その取り組みを進めるための予算を編成したということであります。

 

【記者】
脱原発に関しては,その両輪だと思うんですけれども,原発政策そのものとそういった再生可能エネルギーの普及というのは。

 

【知事】
これ予算のやつですよ。

 

【記者】
二つ前の質問に戻ってしまうんですけども,37ページの本港区エリアまちづくり事業なんですが。あと,その一つ前にあった総合体育館の話と絡めてちょっとお伺いしたいんですけども。グランドデザインができるまで次の事業者公募の予算が計上されていると。その前の体育館の場合は,一応,年度内に基本構想を策定するということにはなっていると思うんですけども。

 

【知事】
したいということですね。

 

【記者】
それがもし予定されているのであれば次の事業が計上されていてもおかしくないと思うんですけども,このグランドデザインが協議中ということなので。

 

【知事】
グランドデザインは,もう案がまとまったわけですよね。案がまとまったわけだから,もう近々グランドデザインとして策定するという見通しが立ってるわけですよね。

 

【記者】
基本構想では,来年度予算としては繰越明許費という形の計上となるってことですか。

 

【知事】
だから,要するにそれは明確に違うと思うんですよ。で,(本港区の方は)今度グランドデザイン案をもう示して,そして,グランドデザインがもうまとまるという状況で事業者を公募するというところまで進んでいるわけですね,こっちはね。だから,計上していると。体育館の方は,まだその日本郵便との間での協議がまだ進んでいるし,そして,いろんな方々のご意見をまだ聞いている最中なので,そこで予算を計上するということではなくて,やっぱりいろんな方の話を聞いた上で,そして予算を計上すると。どういう形の体育館が良いとかということを今ちょうど聞いてるわけでありますからね。そういったものを含めて,慎重に丁寧に進めさせていただきたいと,そういうふうに思っているわけです。

 

【記者】
整理すると,もし年度内に基本構想としてまとめられるようであれば今後補正などで考えるということで,まとまらなければ来年度に繰越の計上をするということですか。

 

【知事】
そのお答えは,これしかちょっとお答えできないと思うんですけれども,今,日本郵便と協議は進んでいるわけでありますので,いつどういう形で今まとまっていくのか,そして,競技団体との意見聴取もまだずっと続いておりますので。競技団体の方々もですね,やっぱり造る以上はこういったものがほしいと,柔道であれば4面ほしいとかですね,剣道場はこうだとか,ここはこうして,サブアリーナはこうしてほしいとかですね,もうさまざまなことで今キャッチボールはしている状況でありますので,そういったものも含めてですね,本当にもう急(せ)いてというよりも,本当にそういう方々の話を聞いて,やっぱりその方々が少しでも満足していただけるような,ずっと長く使うもんじゃないですか,1,2年という形でできるもんでもありませんしね,実際問題として。体育館は造るのにやっぱり4,5年かかるわけですから,設計から含めてですね。しかも造ったら,その後50年とか,もっともっと使う,長く使う物ですから,できるだけ慎重にやっぱりやった方が良いだろうという形の中で今進めさせていってるということで,ご理解いただきたいと思います。

 

【記者】
しかし,議会がもう目前ですけれども,その繰越計上するのかどうかというのは。

 

【知事】
だから,そこも含めて,今だいたい進んでいるわけだから,それが,どういう形になるか見えてきたところで,いろいろなことを考えていきたいと。

 

【記者】
議会にもそれでお示しすると。

 

【知事】
だから,そこが見えてきたところで,じゃあどういう形で議会の方々にお示しすればいいのかということをまた庁内で検討させていただきたいと思います。

 

【記者】
わかりました。

 

【記者】
総括的な質問になるんですけども,今回就任されて3回目の予算編成ですけれども,知事が独自カラーといいますか,三反園知事のカラーっていうのは今回どこら辺に出したんでしょうか。

 

【知事】
これはもう冒頭私が説明したとおりであります。私の二本柱はもう当初からずっと続いているわけですから,その二本柱をまたさらに子育て支援,そして高齢者生き生き支援に関して,さらにそれを強力に進めていると,そういうことですよね。もうそこだと思います。また,当然観光とか農業振興に関してもこれも二本柱でありますので,進めなきゃいけないということでありますし,そして,今,県民の安心・安全が一番でありますので,やっぱり防災・減災対策というのも待ったなしで進めていかなきゃならないというものを,それを網羅したと,そういう予算だと私は思っております。

 

【記者】
あと,知事はよく車座対話であるとか,いろんな現場の方に出て,住民の意見というのも,それを施策に反映させたいというのは常日頃からおっしゃってます。さらに,県議会とかですね,いろんな業界との,今回予算編成に当たって,いろんな要望も出たと思うんですけども。そういうもろもろの声というのは,今回具体的にはどの程度反映されてるんでしょうか。

 

【知事】
車座は,記者さんは何回来たかどうかちょっとわかりませんけど,車座ではですね,その地域のですね,さまざまな事に対して,要望・ご意見が寄せられるわけでありますよね。その地域のさまざまな事に対してですね,その場で答えられることは,私答えています。持ち帰って検討するものに関しては持ち帰って,それぞれの個人に担当課から直接連絡してですね,返答しております。回答しておりますので,その方とキャッチボールしてるわけでありますね。私が記憶する範囲で言えばですね,やっぱり道路の改修とかですね,多いのは草刈りしてほしいと。道路がもう草でいっぱいであって,すごく通りにくいとか,危ないとか,そういうものが結構多いわけであります。今回は,草刈りの費用を増大しております,実際問題ですね。あと,寄洲とかですね,そういったものも含めて,要望もありますので,そのための予算も増額しているということでありますので,道路も含めてですね,いろんな形の中で,白線,中央線ですかね,あそこも含めて整備を重点的に強力に進めていきたいなとそういうふうに思ってるので,身近ないろんなご意見,要望というのはたくさんいただいておりますので,その身近な要望に関してはその都度,答えられるものに関しては答えて,ご回答していると。できる,できないとかいろいろとありますので。長期的に取り組んでまいりますとかですね,さまざまな事に関して丁寧に回答させていただいていると思います。

 

【記者】
最後に,2ページの行財政改革のことの確認ですけれども。最初の方で質問も出ましたけれども,本県の,鹿児島の財政状況っていうのは,他の県と比べても,この県債残高っていうのは多い状況にありますし,公債費もまだまだ多いという状況ですけれども,今後この借金返済というのを具体的にどういうふうに進めて,圧縮していくかという知事のお考えを教えてください。

 

【知事】
財政健全化というのは必要だっていうふうに私は思っておりますので,引き続きですね,徹底した行財政改革にも取り組んでいきたいなと思っております。今,行財政改革プロジェクトチームをつくってですね,本当にいろんな意味で,今までやってきた事業の中で時代のニーズに合わなくなってるんじゃないかとか,そういうものに関しては厳しい予算という形の中でやらさせていただいておりますし,また,いつも言っておりますけれども,やはり削ってばっかりいると,縮小ばっかりしていると,鹿児島はどんどん衰退していくことになると思うんですよね。だから,逆に言えば,スクラップアンドビルドといつも言っておりますけれども,いわゆる厳しく,スクラップするところはどんどんどんどんスクラップしていって,そして,その予算を使いながら,ビルドするところはどんどんビルドしていくと。時代は変化して,ニーズはどんどん変化して,農業だってどんどん大変革期にあるわけですよね,実際問題として。TPP11,EPA含めてですね,農業も大変革期にあるし,農業の方々のスマート農業も推進していかないといけないとかですね,さまざまなことが今ある時代の中で,そういった方々と共にですね,鹿児島の農業の未来を切り開いていかないといけない。農業を切り開くためにはどうすればいいかということの中で,予算を伴ってですね,いろんな予算をつけて,農家,生産農家の方々と県が一体となってですね,この農業の未来をつくっていくと。そういったものも必要になっていくわけでありますよね。観光も全く同じであります。そして,またその人口減少社会の中で,少しでもそれに歯止めをかけないといけない,そうするためには産み育てやすい環境の中で,予算もつけなきゃいけない。そして,高齢者の方々も生き生きと暮らしていかないといけないと。そういう生まれてよかった,住んでよかった,そういった総合的な県政をつくっていかないといけない,鹿児島をつくっていかないといけない。そのためのメリハリのある予算をつくる,それを心掛けて,今回予算編成に当たらさせてていただいたということであります。

 

【記者】
要点の50ページの明治維新関連の事業についてお聞きしたいんですけども。今回,明治維新150年を後世に継承するための事業として取りまとめてらっしゃるかと思うんですが,人材育成,青少年の交流といった事業等には理解はしつつも,一方で後世に何を残していくかということでは,学術分野における研究調査のですね,進展というのも欠かせないかと思うんですが,そういった意味で,今回,明治150年に関連して,学術研究の調査研究に充てる事業というのは,ほとんど見られないと思うんですけども。
例えば,本年度までやっていました若手研究者育成事業ですとか,そういったのも盛り込まれておりませんし,あと,かなり周囲からも言われる,公文書館の設置ですね,そういった話もなかなか盛り込まれていないと思うのですが,そういった学術分野における,この維新150年を後世に残していくという意味での関連事業の必要性,もし盛り込まれていないのでしたらなぜ盛り込まれていないのか,知事はそういった事業に対する必要性を感じていらっしゃらないのか,ということを伺えればと思います。

 

【知事】
おっしゃるとおり文化というのは,私はすごく大事なことだというふうに思っておりますので,今回,文化スポーツ局を単独で設置させていただいたわけであります。文化については,今後とも進めさせていただきたいと思っております。
今,例に出しました若手育成に関しましてはですね。この中に,どこかに入っているとは思いますけど,若手の方々が起業しようとかですね,そういったことに関しては支援をしていこうとかですね,そういった若手の方々が働きやすいとかですね,環境とかですね,そういったものに関してですね,さまざまなことの取り組みの予算はここに入っているというふうに私は思っておりますので,青年塾もありますけれども,若い方々が生き生きと鹿児島の中で成長できるような,そして鹿児島の中で起業したりとかですね,鹿児島の中で働いていけるような,そういった環境整備というのはおっしゃるとおりすごく重要だと思っておりますので,そういったものは推進していきたいなとそういうふうに思っております。

 

【記者】
すみません,歴史分野における研究の進展,進化という点での,それを支援するような事業という意味でちょっと伺いたかったんですけど。

 

【知事】
歴史分野って何か入ってる。
あとで,ちょっとこれだけじゃないので。まだこれだけあります。ほかにあるかもしれないので,ちょっと精査します。

 

【記者】
防災の関係で伺います。組織改正の6ページのところと,予算の要点のところの30ページ,31ページです。
まずは,この防災対策室の設置についてなんですが,現行の危機管理防災課から2つの課と対策室に分けるということで,役割分担という点ではレクでも伺ったのですが,実際にやる業務と人数というのは,危機管理防災課から危機管理課,危機管理対策室となっても変わらない。人数も変わらない,役割,やる業務としても変わらないように思うのですが,これ結局,何を期待されているんでしょうか。

 

【知事】
期待されていることは,それはひとつでありまして,やはり防災というのは非常に重要だというそういう認識の中にですね,防災専門の課含めて室を設けさせていたただいたと,そういうことであります。
先ほどから言っておりますけれども,やはり度重なる台風襲来とかですね,そして記録的な豪雨,そういった中でですね,やっぱり防災・減災対策というのが待ったなしの非常に重要なことに今なってきているわけでありますので,それを専門的にそこで検討していただくということを設置するということは,私は意義があるのではないかなとそういうふうに思っております。

 

【記者】
分かりました。その専門的に進めていくという点でも,ここに書かれている地域強靱化計画の着実な推進というところは重要だとされていると思うのですが,平成28年3月にこの計画ができてから現在の進捗状況の現在の評価と,この今回の予算でのどのようなところを進めたいかというところを。

 

【知事】
その細かい話は,担当課に聞いていただいた方がよろしいかと思います。

 

【記者】
担当課でも総括したことは伺えなかったので。

 

【知事】
ああ,そうですか。担当の方に聞いていただければと思います。数字とか含めてですね。

 

【記者】
分かりました。では,地域強靱化計画の推進ということで,この予算を見る限りですね,ちょっと見えてこなかったのが火山対策というところで,地域強靱化計画の中にはですね,噴火警戒レベルが導入されている常時観測火山の避難体制について市町村や県で強化を図るということが盛り込まれているんですが,今の鹿児島市が一番推し進めているんですけど,桜島の大噴火による大量降灰の対策で,多くの人の郊外,広域避難というのもあるんですが,その中で鹿児島市周辺の市というのも広域避難の調整する仕組みというのを作ってほしいということは要望があがっているんですが,その辺りが盛り込まれていないんですが,今後どうされるか,お考えありますか?

 

【知事】
ちょっと詳しくは担当課と協議しなければお答えできないと思いますんで。

 

【記者】
何か回答いただけますか。

 

【知事】
今どうなっているか,ちょっと担当課に聞いてみます。

 

【記者】
分かりました。

 

【記者】
予算の要点の28ページ,奄美の世界自然遺産登録に向けた計画のところなんですけれども,今月1日の推薦書の再提出も含めて仕切り直しになったところではないかと思うのですが,メニューを見ますとこれまでと何か変わらないなあという印象がありまして,この中で特に知事がですね,重点的にこの部分を特に強化したいですとか,また,新たな取り組みを,考えていきたいというところがあればお聞かせいただきたいのですが。

 

【知事】
奄美のですね,自然遺産登録というのは,早期かつ確実にですね,成し遂げなければいけないわけですよね。そのためには,どれがどれが,ということよりも,指摘されたことに関して,総合的に対応・対策しなければいけないわけであります。そのための予算を計上したということでご理解していただければと思います。具体的には少し読まさせていただければ,奄美の世界自然遺産登録に向けて,2020年夏の登録に向けて,2月1日に推薦書が提出されたことから,来年度は,IUCNの現地調査が予定される重要な年であります。確実な登録に向けましてIUCNの現地調査への対応の他,世界自然遺産としての価値の維持,自然環境の保全と利用の両立,地域の機運醸成などを引き続き図っていくことが必要であり,そのための予算を計上したということであります。具体的には奄美の自然や人・くらし・文化に歩いてふれあう世界自然遺産奄美トレイルのルート選定・標識の設置,気軽に奄美の自然を楽しめる施設としての龍郷町の奄美自然観察の森の再整備の支援,金作原等の利用のルール作り等を引き続き展開しております。また,推薦地の地域住民はもちろん,県全体で登録に向けた機運の醸成を図るために,奄美大島,徳之島,そして鹿児島市においてシンポジウムを開催するなどの予算も新たに計上しているわけであります。で,昨年5月のIUCN勧告を踏まえまして,専門家の意見を聴取するとともに,国・県・市町村等の協議を重ねながら,再推薦に向けた取り組みを,今現在進めているわけであります。2月の推薦書提出にあたりましては,遺産としての価値・勧告を,生物多様性に絞るとともに,沖縄北部訓練場返還地の一部追加,小規模な分散地の解消などの見直しを行ったところであります。また,観光管理,ノネコ等の外来種対策,総合的なモニタリングの実施についても,関係者と適正な役割分担の下,今現在取り組みを進めているわけであります。具体的には観光管理については奄美大島金作原・徳之島の林道山クビリ線における利用ルールづくり,県が国や地元市町村と連携して進めているところでありまして,ノネコ対策につきましても,奄美大島のノネコ管理計画に基づいて環境省が捕獲を,市町村で構成する協議会が譲渡を担当し進めているところであります。また,モニタリングについても計画の策定を国が中心となって進めているところでありまして,来年度当初予算におきましては,利用のルールづくり等必要な予算を計上しているところであります。
IUCNからですね,指摘されたところの改善を受けてですね,今精力的に取り組んで,来年はですね,本当に,確実な再推薦においての登録がなされるよう,今,全力で取り組んでいきたい,そういう思いの中の予算を計上したところであります。

 

【記者】
40ページのかごしま多文化共生社会推進事業に関連してお伺いします。この事業はおそらく,外国人労働者の受け入れの新たな制度ができることを受けてのものだと思うんですけれども,現状,外国人労働者は言葉の壁とかですね,相談窓口がうまく機能していないということが遠因になって,失踪等ですね,問題が起こっている状況だと思うんですが,そういう意味で,ワンストップの相談窓口が非常に重要だと思うんですけれども,この窓口を作ると言ってもですね,通訳とか,日本語教員とかの人材確保が非常に大変だと思うんですが,4月以降ですね,十分な体制でスタートできる見通しっていうのは,ありますでしょうか。

 

【知事】
今回の予算編成にあたりましてですね,ご指摘の点などを踏まえながらですね,共生していく社会づくりを強力に進めていこうと。そういう中での予算編成にあたらさせたわけであります。今,ご指摘がありましたけれども,多文化共生総合相談ワンストップセンターを今回設置するとともに,関係機関等による連絡会議,そして日本語・日本理解講座などを実施していきたいと思っておりますので,その共生する社会を推し進めていきたいというふうに思っております。また,今月には,ベトナムの方々を招いて,ベトナムフェアを開催させていただくこととしております。ベトナムの音楽に触れ,ベトナムの踊り,そしてベトナム料理とかを食べながら,いろんな形の中で,鹿児島での暮らしについても一緒に話し合いながら,来ている方々が鹿児島は良いところだなと思っていただけるような,そういった共生社会づくりに向けて,今後とも進めていきたいと,そういうふうな思いで今回予算を計上させていただいているわけであります。

 

【記者】
4月にもすぐに制度がスタートするので,そういう人材確保等,十分な体制でスタートできるのか,という様なところです。

 

【知事】
今,予算を計上して,これからスタートするわけであります。

 

【記者】
10ページの乳幼児医療給付事業とその他全般に関してなんですけれども,知事の任期も残すところ1年半ほどということで,当初掲げていらっしゃったマニフェスト,子ども医療費ゼロということがあったかと思うんですけれども,先ほどのお話だと,今2合目ぐらいかなということであったんですけれども,最終的に任期内に頂上まで登り詰める見通しというのは,今立っているんでしょうか。

 

【知事】
財源があって,そしてどういう形の中で,財源というのは,いつも体力に例えさせていただいて,富士山を登りたいと,でも今登るだけの体力はないと,でも登らなくていいかというとそうじゃないねと,できるだけそこに本当に必要とする人がいるのであれば,まずは2合目まで上がって,2億6千何百万円ですけども,まず2合目まで上がろうという形で示させていただいいております。今,一所懸命体力づくりに取り組んでいるわけでありますので,登ろうということを今しているわけであります,実際に。どうやったら登れるかねって,今いろいろ考えている訳であります。だから,どうやったら体力をつけれるだろうかな,そして体力を付けたら,4合目か5合目かわからないですけども,そこまで登っていこうという形の中で,どんどんいろんな形で,今,いろんなことを知恵を絞って考えさせていただいているということであります。

 

【記者】
それは,まだその可能性としては,あと1年半の間にゼロまで持って行くということも含めて。

 

【知事】
だから今できるだけ頂上まで登りたいという思いは当然あるわけで,目標がそこにあるわけですから,そこに向かっていくわけですけれども,体力がない中で登っていくと,非常に大変なことになるわけでありますからね,実際問題として。そこはご理解していただけると思いますけれども,財政再建とかですね,財政健全化とか借金を減らさないのかというご指摘があるわけですから,そういったことも取り組まなければいけないわけですよね。実際問題として。財政力指数が弱いとか,そういうのもあるので,成長戦略をしながら,税収をもっともっと増やして,税収が増えることによって,体力がつく,体力がつくことによって,そういう施策ができるようになるということでありますから,そっちの方をやりながらやっていかなければいけないわけですよね。これだけってわけにはいかないので。だから,それに向かって,目標に向かって一所懸命,本当に取り組ませていただきたいと思います。

 

【記者】
ご指摘のように,やっぱり財政が厳しい中で切り詰めながらというところが,もちろんある。

 

【知事】
切り詰めながら,要するに成長戦略をして税収を増やしていって,体力をつけるということです。こっちだけだったら,できないんで。これは同時にやらなきゃいけない。

 

【記者】
ほかにも例えば,空港周辺のアウトレットモールの誘致ですとか,当初掲げられてたことがいくつかあると思うんですけど。

 

【知事】
ほかにもたくさんありますからね。それだけではなくて,たくさんのものがあるわけで。その中で今できるものから進めさせていただいているということであります。

 

【記者】
なので,最終的にはそこまで達成,今できない。

 

【知事】
今そういう議論してもですね,いわゆる,達成に向けてできるだけ努力していこうという考えでありますので。

 

【記者】
関連で,議論ではなくて,体力を見誤ったのであれば,それを修正するというか,目の前に山があっても,例えば登らないという判断も,ひとつ一定の時期が来れば,それは必要だと思うんですね。それは大規模スポーツ施設にしても,今の子ども医療費についても同じだと思うんですが。

 

【知事】
私はそういうようなことは取らないんです。

 

【記者】
それは任期を,4年間でできなくても,そのまま有権者に説明をせず4年を迎えるということですか。

 

【知事】
そんなことは言っておりません。

 

【記者】
どういうことですか。私はそういう選択を取らないというのはどういうことですか。

 

【知事】
私は先ほど述べたとおりであります。一所懸命体力をつけて,目標に向かって努力していくということであります。

 

【記者】
行革のことなんですけれども,財源不足ゼロを達成して,これは徹底した行財政改革の結果だということですけれども,数字見ますと事務事業の見直しの効果額というのは9億円にとどまっていて,他の効果見ますと減収補填(ほてん)債の発行とか,公債費の金利を低く設定したりですとか,見るとテクニック的な部分にも助けられている面があるんじゃないかなと思うんですけども,その点に関して,知事はどういうふうにお考えですか。

 

【知事】
それはもう徹底した行財政改革に努めたわけですよね。それで9億円っていいますけれども,すごい額ですよ。徹底した行財政改革,なぜかというと昨年もやっているわけですよ。昨年もやって,昨年もそれ以上の額の行財政改革によって生み出したわけですよね,そして今年もやっているわけでありますから,それでも9億円を生み出したってことは,私はプロジェクトチームが一所懸命頑張った成果ではないかなと,個人的にはそういうふうに思っております。そうした中で61億円,当初財源不足というものが見込まれたわけでありますから,それを解消すべくですね,財政担当がいろんなことを駆使しながら,こういう形の中で財源不足ゼロの予算を組んだという形でご理解いただければと思います。非常に財政は厳しいわけであります。その中でいろんなことを知恵を絞りながら,いろんな形の中で必要な財源があるわけですから,それを何とかして駆使してやっていこうという中で取り組ませた結果,こういったですね,いわゆる財源不足ゼロ,しかも基金に250億円,そして借金返済して県債を150数億円減少することができたわけでありますから,そういった予算を編成できたのではないかなと,そういうふうに思います。

 

【記者】
要点の16ページの鹿児島のウェルネスについてなんですけども,これを見る限りは観光と農林水産業が横断的なキーワードなのかなと思うんですけども,長寿とかも入るのであれば,ほかの分野にもまたがるようなことも考えていらっしゃるのかが1点で,もう1点は県民にも身近に感じてもらいたいというお話がありましたけども,ウェルネスという言葉自体が県民,あとは国外ではよく使われているということだったんですが,正直,県民,あと国内の人にはちょっとわかりにくい言葉でもあるのかなと,訴求できるのかなとあるんですけれども,そこら辺はどのようにPRしていかれたいのか。

 

【知事】
指摘の点は,私も冒頭いいましたけれども,国内的にはウェルネスという言葉がまだ身近ではないところもあるかもしれません。だからこそ,逆に言えば,他県よりも先にこのウェルネスという言葉を使って,ウェルネスってなんだろうかっていうときにですね,キャッチコピーとかいろんなポスターとかそういうものが必要だと。例えばですよ。これは決まったわけではないですよ。「健康にいい物いっぱいウェルネス宣言鹿児島」とかね。そういうのを作ったとしますね,ウェルネス宣言を初めて県でやりましたと。何でかというと健康にいいもの。そうなんだと。その下に,逆に言えば,「食・温泉・自然,なんとか」ってあってね,いいものいっぱいとか,そういうものもあって,いろんなものを作れば,そういうことなのかとかね,そういうふうにわかると思うんですね。他県よりも先に海外に向けての発信を強めるためにもウェルネスという言葉は必要だと思います。海外に向けての健康ブームもあってウェルネスのものがいっぱいある鹿児島,そこに医療も加わるかもしれませんね。高齢者も含めていろんな所でそこに医療も鹿児島は充実していますという話も当然入ると思いますね。そういったもので総合的に海外向けの展開をすると同時に国内向けにもそういったものをポスター含めて作りながら,先取りしながらですね,ウェルネス宣言を真っ先にやるとかですね,そういうことも含めてやっていければなと思います。

 

【記者】
農林水産業の実現のところについてなんですが,先ほど知事もTPP11,EPA含めて農業大転換期ということをおっしゃっていたと思うんですが,それを踏まえて知事はいろいろとトップセールスとかされていると思うんですけど,鹿児島の農業の現状に対する知事の認識と,農業の大転換期に対して鹿児島の農林水産業の今後の課題とか知事のお考えをお伺いしたいのですが。

 

【知事】
農林水産業の現状につきましては,もうたぶん皆さんの方がすごく詳しいと思いますけれども,農業の産出額が念願の5,000億円を突破して,全国2位になったわけですよね。これはもう本当に生産農家の方々,JAの皆さんも含めてですね,そういう方々が一所懸命頑張られた結果だと思います。そして,日本一の称号を獲ったということもありまして,和牛の輸出がですね,本当に今,香港は日本から輸出するおよそ8割が鹿児島産になったりとか,アメリカへの輸出がこれぐらい伸びておりますし,日本で初めてオーストラリアへ和牛を輸出して,今,すごく展開しているわけでありますので,またブリ,カンパチもアメリカへの輸出が好調ですし,お茶が,当初ヨーロッパだったけれど,これがアメリカへの輸出が相当伸びてきておりますので,有機抹茶への転換を含めて,さまざまな物を官民連携して取り組んで行くとかですね,今度は共進会もそうですけれども,連覇に向けての取り組みを本当に一所懸命強化していくという中で,官と民,生産者が一体となって,このいい流れをもっともっと加速させていきたいとそういう思いでありますので,今農業は若手も含めてですね,東町であれば若い方々がいろんな形の中で元気よく一所懸命働きたいという人も増えているわけですよね。曽於とか行った時に法人化した方々,若い方々が,もうちょっと伸ばすためにはどうすればいいかということをいろいろと駆使しながら,AIとかいうのを含めていろんなものを導入して稼げる農業に向けて転身すべく一所懸命やっているし,また農業大学校に関しては,ご存じのとおり予算も入っておりますけども,スマート農業,AIを使った授業も展開しながらですね。だから今,農業大学校はですね,県内の方々もそうですけれども,県外の方々が受験する人がたくさん増えているんですね,実はですね。競争率がすごくなっている。それはなぜかというと,今農業というのが変わろうとしている。農業が変わろうとしている,スマート農業含めて,稼げる農業に転身していく,TPP11,EPAとかある中でどうやって農業はやっていくべきかということの,今,大変革期にあるわけでありますから,そういうものを学びたいという若い人達が結構たくさん今いるわけですから,そういうものに対して我々は応えていかなければならないということもありますので,具体的には,今やっている畜産であればクラスター事業とか,さまざまな事業で結構予算を積んでおりますし,また攻めの農業の中ではいわゆるターゲット絞りながら,輸出戦略ビジョンの中でどこの国にどういう物をどれだけ,どういうふうにして輸出していくかというこれでずっとしてきたわけですよね。今言った4つの項目を中心にしながら,戦略的にどうやって販路拡大して輸出を拡大していくかということをですね,進めていかなければいけないということでありますから,県はどんどんいろんなアイデアを出しながら,政策を展開しながら,民の方々と一緒になってですね,このすばらしい鹿児島のいいものをどんどんどんどんですね,世界に向けて販路拡大,輸出拡大していく。それが逆に言えば,鹿児島の農業を元気にしていく,そして稼げる農業になる。そして逆に言えば,大変革期を生き残るためになっていくと,そういうことになっておりますので,そういったものを含めてですね,今後とも生産農家と一体となってですね,このすばらしい農業でありますので,どんどんいろんなものを展開していければなというふうに思っております。

 

【司会】
それでは,これをもちまして,本日の記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

【知事】
ありがとうございました。

 

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