更新日:2018年11月29日
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日時:平成30年11月8日(木曜日)午前11時00分~午後0時53分
場所:記者会見室(県庁5階)
(幹事社)
本日もよろしくお願いいたします。
本日は,知事から発表事項があるということですので,よろしくお願いいたします。
(知事)
よろしくお願いいたします。
まずは,平成29年の鹿児島県の観光消費額が,過去最高となります2,842億4,300万円,前年度比10.4%の増となりました。
7月末に観光庁が公表いたしました延べ宿泊者数および外国人延べ宿泊者数も過去最高となっておりましたけれども,今回,旅行者が県内で使用した交通費,宿泊費,お土産代,飲食費,入場料などの観光消費額についても,観光庁が示す共通基準に準じて県が算定した結果,過去最高となったことが判明いたしました。
特にインバウンドを中心に,本県を訪れる観光客が増加したことなどがその要因と考えられるところでありまして,今後とも関係団体等と一体となって国内外からのさらなる誘客に努めてまいりたいと考えております。
(知事)
県が整備しております,日本最高水準の陸上競技のトレーニング施設でありますジャパンアスリートトレーニングセンター大隅と,国内有数のスポーツ研究施設を有する鹿屋体育大学の機能を生かして,トップアスリートの強化・支援を図るために,このたび,県と鹿屋体育大との間で連携協定を締結することといたしました。
5月の定例記者会見でも申し上げましたが,ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅につきましては,陸上競技のトレーニングに特化したスポーツ合宿拠点施設としては,日本における最高水準の施設となります。
また,鹿屋体育大学は国内有数の研究設備でありますスポーツパフォーマンス研究センターを有しておりまして,これまでも数多くの陸上競技のアスリートに利用されているところであります。
国内トップクラスの両センターを活用いたしまして,大隅地域にさらに数多くのアスリートが集い,大隅地域が陸上競技の合宿の聖地・拠点となるよう引き続き取り組んでまいります。
さらには,2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた代表選手や,かごしま国体に向けた本県選手の競技力向上等にも大きく寄与してくれるものと考えているところであります。
【記者配布資料】(PDF:379KB)
私からは以上であります。
(幹事社)
それでは,発表事項に関して質問のある社はお願いいたします。
ありませんでしょうか。
それでは,県政一般についての質問に移ります。
まず,最初に,川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきます。
それでは最初に幹事社から質問させていただきます。
(幹事社)
(鹿児島港)本港区再開発について2点お伺いいたします。
検討委員会が示したグランドデザイン案について,天文館との競合を懸念する声が鹿児島市や商工会議所から上がっています。この案は早ければ今月中にも知事に提出されると聞いておりますけれども,鹿児島市や商工会(議所)の懸念について,知事はどのように捉えていらっしゃるかという点が1つです。
併せて,検討委員会は施設について大規模商業施設ではなく,大規模集客施設というふうに言っています。この,大規模集客施設と聞いてどのような施設を思い浮かべるのか,知事が描くイメージをお聞かせください。お願いいたします。
(知事)
今回の検討委員会においてですね,さまざまなご意見等をいただいたわけでございます。そのご意見等を踏まえてですね,今回,委員長から提言書をいただくことになっておるわけでありますので,その提言書を踏まえてですね,私としてもさまざまな詰め,検討を今後して,そして関係者とも協議をしていきたいと,そういうふうに思っております。
また,大型の総合施設ということで,これまでもそういうことで答弁させていただいておりますけれども,いわゆる見て来て感動するまちづくり,観光スポットにしたいというふうに思っております。
たくさんの方がですね,今のドルフィンポート跡地の今度の総合施設に訪れていただいて,「鹿児島はいいな」というふうに思って自分の国に帰っていただき,「あそこはよかったよ。行ってごらん。」なんて言ってもらえるような,そして,もう一回行こうと思うような,リピーターとして訪れたいと思うような,そういった施設にしたいという,そういうふうに思っております。
これはもう,これまでも何度もこの会見の場でもお伝えしておりますけれども,錦江湾,そして桜島という絶好のスポットがあるわけであります。これをやっぱり生かさなきゃいけないわけでありますよね。そのためには,錦江湾とか桜島を見ながらお茶を飲めたりとか,食事ができたりとか,そしてショッピングを楽しんだりとか。若い人たちが少し遊ぶ場,アミューズメント的なものもある必要があるかもしれません。それとホテルも必要かもしれません。そういったようなですね,総合的な観光スポットにしたいと,そういうふうに思っているわけでございます。
(幹事社)
続いて,最近なんですけれども,北薩地方の食品メーカーで産地偽装の問題が出てまいりました。知事は,常々,鹿児島産の農産物のですね,ブランド力,ブランド向上を掲げているんですけれども,これに大きく傷をつけるような事態かなと思うんですが,今回の案件について,どのように捉えているかを聞かせてください。
(知事)
県では,皆さんご存じのように,本県の素晴らしい農畜水産物のブランド力の向上に,生産者と関係機関・団体と一体となって取り組んでいるところであります。
今般,県内の一事業者がこのような問題を起こしたことは,誠に遺憾であります。
県といたしましては,事実関係を確認の上,食品表示法の規定に基づき対応していくこととしておりまして,去る11月2日に同法に基づく第1回の立入検査を行ったところであり,今後も必要に応じて立入検査や聞き取りを行うこととしております。
当該事業者も事実関係を認めておりまして,事実関係を確認の上,改善指示を行うことになるだろうと考えております。
今後とも,県産農畜水産物のブランド価値をしっかりと守るために,国内外でのトップセールスなどを積極的に取り組むとともに,食品表示法の趣旨の周知を図ることとしておりまして,事業者のコンプライアンスの向上を図ってまいりたいと考えております。
(幹事社)
ありがとうございます。
それでは,各社から質問をお願いいたします。
(記者)
先ほどの食品偽装の件に関して,県としては,今,おっしゃったように,11月2日に食品表示法に基づく立入検査をされましたが,その他の法律に基づく検査というのは考えていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
今般はですね,担当課の方で事実確認中でありますけれども,本県の基幹産業である食品関連産業において,このような事態が起こったことは甚だ遺憾だというふうに県としては考えているわけであります。
景品表示法違反なのかとかですね,さまざまなことが,今,指摘されておりますけれども,景品表示法の関係ではですね,当該事業者から消費者庁に偽装表示について報告がなされておりまして,これは国の対応を注視してまいりたいというふうに考えております。
また,食品表示法違反なのかということに関しましては,現在,事実確認中であるわけであります。
(記者)
本港区のことについて,先ほど知事は関係者と協議をしたいというふうにお話しされましたけれども,関係者というのはどういった方々を想定して,どういう場を持ちたいというふうにお考えでしょうか。
(知事)
今後ですね,委員長の方から提言書をいただくことになるわけでありますので,それをじっくり精査して,関係者と協議したいというふうに思っておりますけれども,それは,先ほどご指摘がありましたけれども,鹿児島市の方々とか,また,港湾関係者も含まれることになるでしょうし,さまざまな方とですね,いろいろな形の中で協議させていただければなと,そう思っております。
(記者)
それは,委員会の中でも,規模の問題であったりとか,例えば市電の話であったりと,実際出ておりますけれども,そういった,市電であればルートの話ですけど,そういったのをある程度具体化するという意味なんですか。
(知事)
これも先ほどちょっと申し上げましたけれども,いわゆるその,桜島と錦江湾があって,それを見るための絶好のスポットがあそこだと思うんですよね。ということは,海外の方がたくさん,今後も来ていただかなきゃいけない。来ていただくためには,やはり,来て見て感動するまちづくりができていなければ,たくさんの方に来ていただけないっていうふうに私は思っておりますので,そういったまちづくりをまず進めなきゃいけないということですよね。だから,今後のためにも,それを進めるということによって,天文館もそうですけれども,一帯に人が集まる,どんどん増えていくという,そういうことによって,活性化していくことになるんじゃないかなというふうに思っております。
今のままであれば,何もしなければ,人口はどんどん減少していくわけでありますよね。だからこそ,たくさんの方に鹿児島に来ていただけるような,感動するまちづくりが非常に重要になってくるというふうに思っておりますので,そういったものをつくりたいというふうに思っておりますので,今後そういうものを想定したものを,どういう形の中で,どのぐらいの規模で,どういうふうにつくっていけばいいのかを検討させていただければなと思っております。
(記者)
ちょっと,まちづくりという言葉での概念の範囲で少し聞き直したいんですけど,まちづくり,それは中心市街地のことを指しておっしゃっているんですか。
(知事)
そうですね。中心市街地というかですね,いわゆるその中心市街地に人が集まるようなっていうことを言っているわけです。
(記者)
先ほど,関係者というのは(鹿児島)市と港湾関係者と明示されましたけれども。
(知事)
今後,いろんな形の中で,具体的に詰める中で,関係者の方々がどういう方々かということが決まってくるんじゃないかと思います。
(記者)
わかりました。
(記者)
障害者雇用のことでお伺いしたいと思います。
先日,今年の6月時点の障害者雇用率の再点検の結果が発表されました。その結果は,1.9%と,法定雇用率をさらに下回ったような結果になったと思うんですけれども,その点に関して,知事の所感をまず聞かせてください。
(知事)
これは,厚生労働省からの要請による再点検に際し,対象職員の範囲など,国から示された詳細な見解に沿って確認作業を実施した結果ということだというふうに理解しております。結果的に法定雇用率を下回ることは,誠に遺憾であるというふうに思っておりまして,担当部長に対し,しっかりと障害者雇用を進め,法定雇用率を達成するように指示したところであります。
(記者)
その点も踏まえてなんですけど,障害者の採用条件のところで,自力通勤を求めたりとか介護者なしの職務遂行が可能な者という条件を付けていると思うんですけれども,この点に関して,財務省は既に見直しを決めていて,その点,県としては,今度,どういうふうに取り組んでいく考えとかありますでしょうか。
(知事)
障害者雇用促進法のですね,理念を踏まえてですね,国や他県の取り組みも参考に,今後そういったことも含めて検討していきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
現時点では,その条文を排除するとか,そういうお考えはないでしょうか。
(知事)
国や他県の取り組みも参考にしてですね,検討を進めていきたいと,そういうふうに思ってます。
(記者)
わかりました。
(記者)
今国会でですね,外国人労働者の受け入れ拡大に向けた,新たな在留資格の創設に関する出入国管理法の改正案について審議が進められています。外国人労働者の受け入れに関して,知事のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(知事)
今般,政府はですね,不足する人材の確保を図る必要がある産業分野に限定した在留資格の創設等を柱とした,出入国管理法改正案を,今月2日に閣議決定したところであります。
新たな外国人材受け入れ制度は,中小・小規模事業者をはじめとした人手不足に対応したものである一方で,新たに受け入れる外国人への生活支援,医療・福祉サービスの提供など,受け入れ体制の整備が課題として見込まれるわけであります。
県内における現下の人手不足を鑑みれば,地域における人材確保は喫緊の課題であると考えておりまして,県としては国の動向を注視しつつ,適切に対応してまいりたいと考えております。
県では,皆さん,ご存じのとおり,特区を申請しておりました。
農林水産業の労働力不足が顕在化していることから,昨年11月,農林水産分野における外国人就労を可能とするための,国家戦略特区の提案を行ったところであります。
一方,政府は,不足する人材の確保を図る新たな外国人材の受け入れ制度を創設するため,産業分野に限定した在留資格の創設等を柱とした,出入国管理法改正案を今月2日に閣議決定したところであります。
この新たな外国人材の受け入れ制度については,本県を含む農業分野における外国人の就労に係る特区提案の内容と重なるものでありまして,国での整理がなされるものと承知しております。
なお,この制度は,深刻化する人手不足に対応するために外国人材の活用を図るという点においては,本県の提案の趣旨に沿うものと考えておりまして,今後,国の動向を含めて,適切に対応してまいりたいと考えております。
(記者)
今の知事のお話の中で,受け入れ体制について課題があるというふうにおっしゃられたと思うんですけど,今国会で成立すれば,来年の4月から政府は新制度を開始するということで,そのあたりの懸念事項といいますか,そのあたりのお考えを詳しく聞かせてください。
(知事)
先ほど言いましたけど,外国人への生活支援とかですね,医療を含めて,福祉サービスの提供,さまざまな受け入れ体制について整備が課題としてあるわけでありますので,この課題を解決すべく,政府としてもしっかりと取り組んでいただきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
すいません,本港区の質問に関連するんですけれども,先ほど知事の方から,検討委員会からの提言書を精査した上で,関係者とも協議をしたいという発言がありましたけれども,具体的にはいつぐらいから,関係機関との協議というのは進めたいというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
まずは提言書をいただかなければいけないわけでありますよね。そして,今後,12月の議会で,議会の皆さま方にお示しをすることになるわけでありますので,そういったご意見等もお伺いしなければなりませんし,また,その後,パブリックコメントという形にもなっていくということになると思います。その間も含めてですね,さまざまな時間を捉えて,さまざまな方々のご意見等もお聞きしたいと,協議したいと,そういうふうに思っております。今,いつ,誰と,どの時点でという具体的なものは決まっておりません。
(記者)
できるだけ早くといいますか,特に鹿児島市の方では天文館地区の競合への懸念というのは結構ありますけれども,そういった部分の市との調整といいますか,若干,ちょっと意見も食い違っている面がある,意見といいますか,認識もちょっと違う面もあるかと思うんですけど,そのあたりを市とどのように調整していくか。
(知事)
私も,森市長とも定期的にいろいろなお話をさせていただいておりますけれども,この間の記者会見の詳細も少し言わせていただきましたけれども,懸念ということではなくて,この間の記者会見で私も述べましたけれども,考え方は同じだと思うんです。天文館地域との共存共栄,ウィンウィンの関係を築かなければいけないということです。それは私も先般の記者会見でも述べたとおりでありまして,認識は同じなんですよね。そういうことが必要ではないかということをこの間の記者会見でも述べられたというふうに思っております。
天文館と一体となって中心市街地にたくさんの人が来るようになれば,市電も含めて回遊性を高めることによって,天文館とコラボしたりとか,いろんなことが考えられるわけですので,何もしなければ,今後,人口減少でどんどん衰退していく。だからこそ,たくさんの方に県外からもインバウンドの方もたくさんの方に来ていただけるような,そういったものを,こちらから仕掛けて努力していかなければいけないわけであります。もう,そういう時代に入っているわけでありますので,そういったふうになるように,今後は皆さん方と協議していきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
今の件,引き続きなんですけれども,検討委員会の皆さんのご意見を伺っていますと,商業施設という言葉に対して非常にリアクションがあるというか,商業施設に,皆さん,やはり反発をされているというような感じがいたします。
知事としては,あの場所にやはり商業施設は必要とお考えですか。
(知事)
その商業施設というものを,どういうものが商業施設なのかという,いろいろな考え方があると思うんですね。概念があると思いますけれども,簡単に言えば,郊外にあるような大きい商業施設を,皆さん方が想像するようなものをですね,あそこに持ってくることではないということであります。
これも何回も言っていますけれども,見て来て感動する観光スポットにしなければいけないというふうに思っているわけですね。やはりあそこは錦江湾があって,桜島があるわけでありますので,この錦江湾と桜島をうまく生かすようなですね,みんなが集えるような,県民も憩いの場となって,家族で来てですね,夜もライトアップして歩けるようなですね,ちょっとした食事もできるような。当然,ショッピングもしたいなと,それで,少し若い人たちがアミューズメントで,ということもあるでしょうし,じゃあホテルを含めてですね。そういったものを含めて総合的な施設にすべきではないかなというふうに思っております。これはもう,ずっと前から言っているとおりでありまして,そういったものがやっぱり必要ではないかなと。
鹿児島に桜島があって錦江湾があってですね,何回も言って申し訳ないんですけれども,錦江湾があって桜島があって絶好のスポットですけれども,ゆっくりとそれを,お茶を飲みながら,食事をしながら,あそこを見ながら楽しめるような所があるかというと,私も結構いろいろな所を歩いているんですけれども,それは今ないと思うんですよね。桜島を今見るスポットと言えば,城山の方の展望台とか,城山のホテルという話になるわけございますけれども,やはりもっと近くであの雄大な桜島を見たい,錦江湾を見たいというところもあるわけですから,そういった見て来て感動するスポットにしたいなという思いでいっぱいでありましてですね,そうすることによって,何回も言いますけれども,もっともっとインバウンドの方に来ていただけるような,パイをもっと増やさなくてはいけないわけです。今のままではじり貧になるわけですから,パイを増やす努力をしなければいけないわけですね。そのためには,やっぱりまちづくりというものも必要になっていきますので,その点においてはですね,皆さん同じ考えではないかなと,そういうふうに思っております。
(記者)
それではやはり大型商業施設ではないというお考えですね。
(知事)
これはもうずっと前から言っているとおりでありますね。だから,どういうものが大型商業施設という見解がたぶんおありかもしれませんけれども,私が考えているのはそういったものを考えているということです。
(記者)
すみません。それでは引き続きなんですけれども,では,次に人が集客する鹿児島県としてですね,明治維新150年が終わり,次は国体ということになるわけですけれども,2年後までに間に合うスピードでというふうに考えれば,あまり時間がないと思うんですが,そこは考えずに検討を進めていくというような感じなのでしょうか。先ほど,スケジュールのことについて,まだ決まっていないというお話でしたけれど。
(知事)
それは,ちょっと違う話ではないかと思っております。32年6月に契約が切れるわけでありますので,そこからスタートするわけでありますよね。国体はもう決まっているわけでありますので,国体へ向けてみんなで県民一体となって,関係団体と一体となって,天皇賞,皇后賞を取るべくですね,今後,みんなが一所懸命,全力で取り組んでいくことになると思います。そこへ向けて取り組むこと,そしてまちづくりも同時並行的に進めなくてはいけないということでありますので,その先のことを考えた時にですね,32年6月から始まるということになりますので,そこに間に合うようなスケジュールで取り組んでいきたいなと思っております。
(記者)
関連で伺います。本港区の中の大規模集客施設の中に,大型商業施設的なものがあるだろうと,物販・飲食の部分でですね。というので今,懸念を呼んでいると思います。それで,知事は今日のご説明でも,観光スポットであるという話があります。当局の追加説明の中では,例えば劇場であるとか映画館であるとか演芸場であるとか,そういったものも想定し得るという説明がありましたが,なかなか観光スポット,外国人も来て,地域の人が集まってくる,そして外国人もそこまで訪ねてくる,観光客も来るという,その中で,具体的なイメージがなかなかしにくいのですが,もし具体的なものがあればお示しいただけませんでしょうか。
(知事)
具体的なものと言えば,今,今日私がお伝えしているのが現時点での全てであります。つまり,外国の方々からいろいろな意見を聞いていますとね,鹿児島に来て「子どもたちと一緒に夜歩く所があまりないね」,「楽しめる所もないよね」という声も聞きますし,また「桜島,錦江湾があるのに,そこを見る所もあまりないね」といった,さまざまなことも寄せられているわけですよね。
私も先ほどから言って申し訳ありませんが,何回もあそこのあたりを歩かせていただきまして,やはり素敵な所だと感動しております。だからこそ,まずあそこに行っていただかなくてはいけないと思います。外国,インバウンドの方にもですね。そうすると,行っていただけるような施設をつくらなきゃいけない。
つまり,記者さんも海外に結構行かれると思いますけれども,やはり,シドニーは海を生かしながら,あそこにオペラハウスというものを,ひとつの建物ですけどね,あれが印象的。印象的なものが1つあるわけですよね。シンガポールはマーライオンを含めて。どこでもそうですよね。1つでもシンボル的なものがそこにあることによって,感動していただけるわけですよね。だから,スポットとしては海があって,桜島があるわけですから,1つでも2つでもそういったシンボル的な物がそこにあればですね,やはり感動していただけると思いますし,そこを総合的に,レストランもそうですよね,ちょっと奇抜な建物の中でレストランがあったりとか,いろいろなことが考えられます。これはあくまでも私の想像でありますので,実際にそうなるかはわかりませんけれども,そういうようなイメージを私自身は抱いているわけでありましてですね,やっぱり,来た時に「いいね」と思ってもらえるような,ひとつのシンボル的な物を含めてですね,あれば一番ベストではないかなと,私自身は思っておりまして。
今後,いろいろなことを皆さんと協議しながらですね,やっていければなというふうに思っております。具体的には,インバウンドの方も含めて歩けるような,そして,県内の方々も家族連れで,憩いの場となるような,桜島,錦江湾を見ながら食事・お茶・ショッピングができるような,若い方が少しアミューズメントで遊べるような,そして,ホテルもあるようなですね,そういった施設ができれば一番いいんじゃないかと。
でも,そういうのをただ単純につくればいいんじゃなくて,そこにやっぱりひとつ見せるものもなければいけないかなと思っておりますので,また,いろんな方からですね,ここにこういうものができたらいいんじゃないかなというアイデアもいただいている最中でありますので,いろんな方がいろんなアイデアを寄せていただいておりますので,そういったアイデアも実現できればいいということでも考えておりますので。だから一番いい方法,ベストな方法を取れればいいかなと思っております。
一番よくないのは,やっぱり中途半端なものをつくって,ああっとならないように努力していかなくてはいけないなというふうに思っております。見て来て感動する観光スポットにするように,みんなのご理解を得ながらですね,協議しながら進めさせていただければなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。
今後ですね,やっぱり子どもたちのための財産になるようなものをつくってていかなくてはいけないなと,そういうふうに思っております。
(記者)
今回の基本が,民間の活力を生かすということになっています。それがゆえに,民間はある程度もうからなくてはいけないところもあるでしょうから,ある程度,大型商業施設の部分もあるんだろうという懸念を呼んでいるんだろうと思いますが,その辺はいかがでしょうか。
(知事)
そのあたりも踏まえながらですね,今後さまざまな検討をしていきたいと思っておりまして,趣旨としてはそういったものになるようにしていきたいなと,私はそう思っております。
(記者)
それと,今後,関係者と話して,民間からの応募を得る中で,応募が来た中で,知事が選挙の時の公約でもおっしゃっていたシーフードレストランであるとか,あるいはヨットハーバーの整備というのは公の力も必要になってくるのでしょうが,こういったものをどう絡めていくかというのは,どうお考えですか。
(知事)
シーフードレストラン,シーフードになるかどうかわかりませんけれども,海を見ながら家族の方が,インバウンドの方が,錦江湾,そして桜島を見ながら食事ができるような,そういったものは作りたいなと,そういうふうに思っております。
ヨットハーバーに関してもですね,さまざまな方から要望が寄せられているわけでありますけれども,それが実現できるかどうかというのは,さまざまな方,クリアしなくてはいけないことも地理的にはたくさんあるわけでありますので,そのあたりを踏まえながらですね,本当に見て来て感動するようなスポットになるようにですね,全力で取り組んでいきたいなと,そういうふうに思っております。
いずれにしろですね,このまま何もしなければ,やっぱり人口減少で衰退するというものが目に見えているわけですよね。だからこそ,やはりたくさんの方にもっともっと,国体の後に鹿児島に来ていただけるような,そういうまちづくり,スポットをつくっていかなくてはいけないんじゃないかなというのが私の考え方であります。こちらから仕掛けていかなければ待っていても何も変わりません。だから,こちらから仕掛けて,いい物をつくって,観光スポット,感動するようなスポットをつくって,たくさんの方がリピーターとして来ていただけるような,そういったものをやはりつくるべきではないかなというふうに思って,そのためにはあそこのスポットが,錦江湾があって,桜島があって,一番いいスポットではないかなと,そういうふうに思っておりますので,そのあたりの認識をですね,皆さんと共有しながら,全力で取り組んでいきたいなと,そういうふうに思っております。
あそこが一つの感動するスポットになれば,一つあれば,将来的にもたくさんの方に,というか,定期的に観光客は来ていただけると思うんですよね。やっぱりですね,そういうのが一つあれば,海外でもそうですよね。やっぱり,根強いファンというのが必ずあってですね,「また,あそこがあるから行ってみよう」と言っていただける所があるかどうかなわけでありますので,そういったスポットになるように取り組んでいきたいというふうに思っております。
そういうスポットができれば国際観光都市として認められる。国際観光都市として認められれば,海外から欧米も含めてもっともっとたくさんの方が来ていただけるようになる。そういった施設に何とかしたいんですよね。そういう施設を何とか造りたいという思いが今いっぱいでありますので,そうすることによって,長期的に,そういう国際観光都市として認められれば,若い方々が鹿児島に残って働いていただけるような,そういう雰囲気づくりもできると思うんですよね。若い方々が「鹿児島でずっと残って働きたい」というふうに思っていただけなければいけませんので,そのためにも農業も含めて生産額を伸ばさなくてはいけませんし,観光客も増やしていかなくてはいけませんし,パイをどんどん増やすことによって,いわゆる鹿児島を元気に活性化させていかなくてはいけないと,そのためにもあそこのスポットは非常に重要になってくるんだと思います。本当にそうだと思っておりますので,それが次の鹿児島の世代,そして鹿児島の子どもたちに残せるような,財産となるようなですね,そういったものにできれば一番いいなと,そういうふうに思っております。だからこそ,みんなと思いを共有してですね,一生懸命取り組ませていただければなと,そういうふうに思っておりますので,よろしくお願い申し上げます。
(記者)
関連で,大規模集客施設というのは,やっぱり今,懸念の声として何度も出てますけれども,限りあるパイを奪い合うことにならないかということで懸念があるんだと思うんですけれども,大規模集客施設というものは,今,ありきでこの後は進んでいくのでしょうか。ほかにも全く別の案というものがいいんじゃないかという関係者もおられるんじゃないかと思うんですけれども。
(知事)
どういうものがいいんですか。
(記者)
例えば,もっと公共の施設ですとか。
(知事)
どういう公共の施設でしょうか。
(記者)
コンベンションホールですとか。
(知事)
それは,あそこは全部コンベンション総合施設だと思いますよね。
(記者)
ごめんなさい。もちろん,それがいいと言っているわけではないんですけれども,いろんな意見をお持ちの方が,県民も含めて,いろいろな意見をお持ちの方が。
(知事)
当然,いろいろなご意見があると思います。
(記者)
という中でも,大規模集客施設というものは,県としてはそれを前提に今後は進めていくという。
(知事)
これはもう,すみません,私が今ずっと述べているとおりでありまして。やはり,それが必要じゃないかなと,将来の鹿児島のために必要じゃないかなと。パイを奪い合うのではなくて,それを増やしていかなかったら,どんどん衰退するだけじゃないですか。
どうやって増やしていこうかな,そのための観光スポットにしたい,国際観光都市にしたい,そのための施設にできればなというふうに思っています。そのためには,何度も言いますが,あそこは錦江湾と桜島があるわけですから,絶好の観光スポットではないかなと思っておりますので,そういったことにしたいなと,そういうふうに思っております。ご理解いただければと思います。
(記者)
本港区のことで関連なんですけど,緑地が現時点でもイベントであったりとか憩いの場として活用されてますけれども,再開発にあたって,緑地の活用というのはどんなふうにイメージされているのでしょうか。
(知事)
それも,すみません,今後全体の中で検討していくことになるのではないかなと,現時点ではそういうふうに思っております。
(記者)
知事自身はどんな場だというふうに認識されていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
やっぱり,全体の中での観光スポットになると思うんですよね。そこだけじゃなくて,全体の中での観光スポット,地域になっていくと思いますので,その中で検討することになるのではないかなと,現時点ではそういうふうに思っております。
(記者)
委員会でも,緑地は憩いの場として機能しているという,割といい評価だったと思うんですけれども,その辺に対する知事の評価というのはあるのでしょうか。
(知事)
何度も同じ答えになって申し訳ございません。やっぱり,全体の中での位置付けということになってくるんじゃないでしょうか。申し訳ないです。
(記者)
というのは,中心市街地ということですか。それとも本港区エリアのということですか。
(知事)
意味がちょっとわかりません。
(記者)
ごめんなさい。要は中心市街地全体の中での本港区の位置付けというのを今後協議されていくと。
(知事)
芝生とはまた離れて。
(記者)
芝生も当然関連することなんですけれども。
(知事)
芝生が中心市街地と,ということですか。
(記者)
全体の中でどんなふうに活用されていきたいというのを協議されていくんですかということを聞きたいんですけど。
(知事)
芝生をですか。
(記者)
芝生だけではないですけれども。本港区エリア。
(知事)
それもすみません,答えになるかどうかわかりませんけれども,理解しているかどうかわかりませんけれども,先ほど言ったとおり,中心市街地に人がたくさん来ることによって,増やすことによって,回遊性を高めることによって,そこが潤っていくという,そういうふうにしたいなと思っています。
(記者)
あと,市電の乗り入れで具体的にどのような形を想定されていますか。
(知事)
これはもう,市の方のお考えもおありでしょうから,市とも協議をしながら進めていくことになるのではないかなというふうに思っております。
(記者)
関連です。今の市電の乗り入れですけれども,この前の検討委員会の中で,ドルフィンポートの敷地と緑地のウォータフロントパークの間に臨港道路がありますが,そこに関して,そこを例えば廃止の可能性も残されているわけですが,鹿児島市としては市電のルート,いくつかあって,まだ決めていませんけれども,「そこも候補の一つであるので,ぜひ廃止しないでほしい」というような意見もありました。港湾関係者として「あそこは重要な港湾の施設なんだから,勝手に決めないでくれ」などいろいろありました。そのあたり,知事としてはこの道路の生かし方,どうお考えですか。
(知事)
さまざまな,当然ね,ご意見があるというふうに思っております。だからこそ,今後,市ともですね,港湾関係者ともですね,いろいろなお話をさせていただいてですね,本当に一番いい観光スポットになるようにですね,全力で取り組ませていただければなと思います。
皆さんの思いは全部共有しているんですよ。鹿児島市も港湾関係者もそうだし,あそこはいいスポットで錦江湾があって,桜島があるよね。国際観光都市にふさわしいスポットができればやっぱりいいよね。たくさんの方が訪れてくれるように,海外の方が訪れてくれるような,そういったものになればいいし,県民の憩いの場になればいいですよねと,そういう思いは皆さん共有しているわけでありますので,そういう思いを共有した,その柱の中でみんなで協議していけばというふうに私は思っております。いくことになるのではないかなというふうに思っております。ありがとうございます。
(記者)
ウォータフロント周辺の回遊性や集客ということなんですけれども,交通のフェリーだったりクルーズ船だったり,市電,車とあると思うんですけど,「各交通機関の人を流すための全体像が見えない」という意見を言う方もいらっしゃるんですけども,どう有機的に人の流れをつくっていくか,交通の面での知事のお考えというのはどのような。
(知事)
それは今後,総合的に回遊性を高めるために,そして集客を増すために,潤うために交通機関というのは非常に大事でありますので,そういった観点から,やはり取り組んでいくことになるんじゃないのかなと思っております。
やはり,北埠頭にクルーズ船が入ることになりますよね。ただ,5万トン級以下という形になっていくと思いますので。そういった方々にですね,できれば歩いていただいて,車やバスではなくて,歩いて市電に乗っていただいて,天文館を含めて回遊していただく。あちこち行っていただく。もしくは山形屋まで歩いて鹿児島の街並みを楽しんでいただく,とかですね。そういったことも今後考えられるのではないかなというふうに思っております。
ですからクルーズ船と市電も含めて,うまくリンクできるような体制が取れれば一番いいのではないかというふうに思っております。これまでのようにバスでドーッという形ではなく,いろいろなことが考えられるのではないかというふうに思っておりますので,今後はそういうご指摘の点もあると思いますので,そのご指摘の点も踏まえながらですね,一番いい方法を取れれば一番いいなというふうに思っております。
(記者)
一方,鹿児島には降灰がありますので,インバウンドのお客さまがいらっしゃった時に各交通機関,微妙に離れていて,歩ける距離だと思うんですけども,非常に不便に感じられる場合もあるかと思うんですけども,そういった面での配慮みたいなのは,考える必要もあるんじゃないのかなと思うんですけども。
(知事)
さまざまな,今のご指摘も含め,さまざまなことがあると思いますので,これからベストな案をですね,考えさせていただければと思います。
(記者)
すみません。1点だけです。
先ほど,知事の中では大型商業施設に関して「郊外にあるような大きいものを考えているわけではない」とおっしゃいました。すなわちイオンモールみたいなものはそこには造らないという理解でいいでしょうか。
(知事)
非常にわかりやすく想像ができるような感じでそういう表現を使わせていただきました。具体的な企業名は差し控えさせていただければと思いますけれども,ということです。ご理解いただければと思います。
(記者)
モールみたいなものは想定していない。
(知事)
だから,郊外にある大きい(商業施設)ということではなくて,今日も何回もお伝えしているとおりでありまして,そういったものをつくれればいいと本当に思っています。だから,やはり,国際観光都市として認められるような,ふさわしいような,そういったものができれば一番ベストなんですよね。本当,そういうものをつくりたいなと,そういうふうに思います。そこへ向けて,皆さんと思いを共有しながらですね,全力で取り組まさせていただければなと思っております。
(記者)
郊外型の商業施設というのは想定していないという捉え方でしょうか。わかりました。
(知事)
わかりやすく言えばですね。ちょっと,例えがどうかよくわかりませんが。わかりやすく言えばそういうことだと思います。
(記者)
先ほど,クルーズ船の話が出たのでお伺いしたいんですけど,クルーズ船のマリンポートからアクセスの問題で,高速船事業者とか桜島フェリーさんであるとか,そこと協議をして,マリンポートから北埠頭であるとか,桜島であるとかということを検討されてらっしゃるということで,議会などでも答弁されていますけれども,その後の進捗状況とかいかがなんでしょうか。
(知事)
現状に関してはですね,すみません,そういうことを考えていることは当然報告を受けておりますけれども,そこまででありまして,しばらくずっとその報告を受けていないものですから,現状がどうなっているかどうかというのは,申し訳ありません。もし,可能であれば担当課の方にお聞き願えればと。すみません。私自身は今その報告を受けていないものですから,申し訳ないと思います,すみません。
(記者)
わかりました。アクセスの関係では何か前に進んだ部分というのはあるのでしょうか。
(知事)
考え方という形の中で申し上げることはできると思うんですけれども,マリンポートに今後22万トン級が並行して寄港できる日本で初めてのクルーズ船ターミナルになるわけでありますので,そうすると,バスだけの移動というのはなかなか厳しい状況も,そこに想定されるわけでありますので,やはり,そこにはさまざまな移動手段が必要になってくるんじゃないかなと思っております。その中の一つとして,やっぱり,船,高速船での移動とか船での移動とかですね,桜島まで行くのか,指宿まで行くのか,姶良の方に行くのか,国分の方まで行くのかわかりませんけれども,いろんなルートが考えられる。そこに行ってそこからバスで移動するとか,そこをお楽しみいただくとかですね。さまざまなことが今後想定される,考えられるんじゃないかなと,そういうふうに思っております。そのあたりも今後県としても精力的に一所懸命考えさせていただければというふうに思っております。
クルーズ船で着いた方々が「よかったな。もう一回個人的に来てみようかな。」というふうに思ってもらえるようなですね,そういったものにしていかなくてはいけないかなと,そういうふうに思っておりますので,ご指摘の点に関しましては,鋭意,県としても精力的に一所懸命考えさせていただければと思います。
(記者)
いつまでにとかというのは考えていらっしゃるんですか。
(知事)
いつまでにというのは現時点ではありませんけれども,今般,CIQターミナルが完成いたしまして,そして,今後工事に入って,そして2つ目のCIQターミナルもできあがるとかですね,そういうものもあるわけですから,少なくともそれまでにはですね,何らかのことを対応しなくてはいけないというふうに思っておりますし,そんなに時間をかけてですね,取り組む課題ではないんじゃないかな。できるだけいろいろなクリアすべき問題も結構あると思うんですよ。マリンポートのところを来た方がちょっと楽しめるような雰囲気づくりがあっていいんじゃないかとかね,いろいろご指摘を受けております。CIQターミナルはあるけど,CIQターミナルの中で,どういった,物販もそうですけれども,どういったものが一番喜ばれるのかとか,そしてマリンポートの前に,桜島が綺麗に見える所がありますよね。あそこに何かできないのかとかね,さまざまなご指摘がありますので。でも,それをつくるためにはもっとクリアしなくてはいけない課題もありますけれども。
ただ,やっぱりそういうご指摘は私は大事にしたいと思いますので,来た方々が楽しめるような,そういった憩いの場となるような,やっぱり,そういう,楽しんでよかったと思ってもらえるような,そういったものもマリンポートの中でできればいいなという思いは,今,描いております。それを実現するためにどうすればいいかということを今,検討はしていきたいと思います。クリアすべき問題があることは事実でありますが,そういった形の中で取り組ませていただければと思います。
(記者)
川内川の代替水源の確保の件だったんですが,本年度,稲作を中止した農地面積のうち,代替水源が確保可能のものが県の調査だと1割に留まったということだったんですけど,農家は硫黄山の活動が見通せない中,不安が広がっているみたいなんですが,知事として,この1割に留まったことに対する認識と,今後新たな支援とか対応とかを現在検討されているのか,お伺いしたいと思います。
(知事)
地元が選定いたしました水源候補地47カ所について,市町関係土地改良区に対して,短期・中期対策で利用可能な水源および水稲作付可能面積の報告会を11月5日に実施したところであります。今後はですね,短期・中期対策に加えて,長期対策を含めて利用可能な水源および水源から受益地に用水を送る工法や費用などについて,11月末までに概略をまとめることとしております。なお,伊佐市,湧水町に対しては,その都度説明し,協議・調整を行う予定となっております。以上です。
今回は中間報告でありますけれども,やはり,少しでも早く関係者に示すことによって,地元と話し合う時間を持っていただくことが最も重要であるという形の中で,今回中間報告を出させていただいたので,最終報告へ向けてですね,もっと詳細なものを詰めていきたいなというふうに思っております。
代替水源1割ということでありまして,県としても47カ所を含めて示されたところについて調査を鋭意,精力的に進めたわけでありますよね。ただ,本当に使えるかどうかということがあって,今のところ使えるのは1割ぐらいだろうという報告書がまとまったということであります。それは事実でありますので,精査して代替水源の情報をみんなで持ち寄って共有してですね,じゃあどうすればいいかということをみんなで話し合っていきたいというふうに思っております。
自然災害でありますので,みんなで一緒になってですね,取り組まさせていただいて,取り得るべき方法をみんなで考えていくということが大事ではないかなと,そういうふうに思っております。
(記者)
今後,検討されるということだったと思うんですが,農家さんの話を聞くと,やっぱり年度中には来年の方向性を決めないとなかなか作付が難しいという話があったんですが,残り2ヶ月,1ヶ月という中で,何か新たな支援,対応というのはなかなかどうなのかなと思って,そこら辺をお伺いしたかったのですが。
(知事)
年度内に,伊佐市と湧水町が方針を決めるわけです。ですよね。伊佐市と湧水町が決めるわけです。だからこそ,今回も中間報告であっても早く今持ち寄る情報をお伝えしようじゃないかと。その判断材料にしていただこうという形の中でお伝えしたということですね。それを受けて,伊佐市,湧水町の方々も土地改良区の方々と一緒になってですね,「ではどうしようか」と。現実は受け止めなければいけないわけですので,それを受け止めた上でどうすればいいか,県としても一緒になってできる対策,対応は取らさせていただきたいと思います。一生懸命。
みんな一緒です。思いは同じなんですよね。現実はそこにあるわけです,実際問題。硫黄山があって,現実はそこにあるわけです。代替水源があったけれども可能なものはこれぐらいしかないという現実が,そこにもう示されたわけですので,それを踏まえて,伊佐市と湧水町と土地改良区の方々が話し合う。そしてそこで県も一緒になって最善の方策を取ろうという形の中で,今,取り組ませていただいているということでご理解いただきたいと思います。一番いい方法を何とか取りたいんですよね。
だから,川内川の水質がどうかというと,改善へ向かっているわけですよ。じゃあ,そこから取れないのかな,とかね。そこの決断も必要になってきますよね。じゃあ,硫黄山の噴火はどうなのかなどいろいろなものがありますよね。この間も国土交通省の水資源国土の局長さんとお会いしてですね,今後もよろしくという形の中で,「今後も綿密な対応を取っていきましょう」ということで合意させていただいておりますので。国との協議も必要になってきますよね,そのあたりも含めて。だから,国,県,市町村,そして地元の土地改良区の方々,生産農家の方々がですね,一緒になって,現実を踏まえながら最善の策を取るべくですね,みんなで考えていきたいと思っております。
(記者)
今度18日に秋の祭典が実施されますけど,その中で西郷さんのそっくりさんを競う「西郷1(せごワン)グランプリ」というのがあると思うんですけどもその決勝大会ですね。その見どころだとか,おすすめのポイントを知事ご自身の口からおっしゃっていただけますか。
(知事)
全国一,西郷さんそっくりさんを決めるという,「西郷1(せごワン)大会」を今回企画したところ,非常に反響が大きくてですね,全国でも予選会とかですね,全国から西郷さんに我こそというそっくりさんがですね,集って集まってですね,日本一を競うわけでありますので,鹿児島からも何人ですかね,10何人かわかりませんけども,選ばれているわけでありましてですね,その方々も相当,その方のお一人とこの間たまたま,知らなかったんですけれども,「私そっくりさんにでるんですよ」「そうですか」で会話は終わったんですけれども,相当気合いを入れているな,とかですね,その人の周りの方々が逆に盛り上がっているなという方がおりますので,そういったさまざまな取り組みを今後ともいろんな形でできればいいなと。その中で一番注目されるのが,西郷隆盛さんでありますので。今年は『西郷(せご)どん』でありますので。
そのそっくりさん大会。1位を決めるのでですね,全国的にもっともっと盛り上がれるように頑張っていきたいなと思いますけど,ぜひ,新聞社の皆さんも,もっと全国的にこういうのがあるよということを報道していただければありがたいなというふうに思っております。本当に「西郷1(せごワン)」ナンバーワンを決める大会ですので,全国的に盛り上がっていくんじゃないかなということを期待してはおるんですが。
(記者)
その,選手って言っていいのか,出場者の方々に,それぞれ県内の選手だったり,県外の選手それぞれいらっしゃいますけれども,県内と県外の選手,それぞれにエールを贈っていただけますでしょうか。
(知事)
エールですか。
(記者)
県内の選手はこういうふうに頑張ってほしいとか。
(知事)
県外の「西郷1(せごワン)グランプリナンバーワン大会」に出られる皆さん,鹿児島にようこそおいでくださいませ。西郷さんは,鹿児島にとってはですね,先人としてですね,英雄でありましてですね,私としても「敬天愛人」そして「人のため世のため」を含めてですね,さまざまなところで生きていくためのですね,道を教えていただいた方でもありますしてですね,そういう方のそっくりさんというわけでありますのでですね,ぜひとも鹿児島に来て,西郷隆盛公ナンバーワンになっていただいてですね,また自分の県に帰った時にもですね,西郷さんナンバーワンを自慢していただいて,そして鹿児島に行っていただけるように,そういう形の中で,薩摩大使的な役割も果たしていただければありがたいというふうに思っておりますので,ぜひともナンバーワンになるように期待しておりますので,よろしくお願いします。
県内の皆さまにおかれましては,やはり西郷さんのそっくりさんナンバーワンになるということはすごいことでありますので,そういったナンバーワンになってですね,ぜひ地元を盛り上げて,鹿児島の西郷さんとしてですね,PR大使も含めて果たしていただければありがたいなと思っておりますので。
ぜひとも,県内,県外の皆さん,日本一を目指してですね,全力で取り組んでいただければなと,パフォーマンスも含めてですね,いろんなことがありますので,ぜひそれを勝ち抜いて1位になっていただければなと思っております。期待しております。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
確認させてください。「関係者と協議を進めていく」という部分なんですけれども,これは個別で協議をするということなんですか,それとも場をセットするというイメージなのでしょうか。
(知事)
まだ,そのあたりは決めておりませんが,さまざまなことが想定されるんじゃないでしょうかね。個別にやることも必要かもしれませんし,みんなとこう,関係者にたくさん集まってもらって,意見交換することも必要になってくるかもしれませんし。今後の状況という形の中で考えさせていただければなと思っております。
(記者)
スケジュールの中で12月議会に提示して,パブコメにもかけると。先ほどの話の中では,その間も「さまざまな時間を捉えて協議をしたい」と知事はおっしゃっているんですけど,ということは,グランドデザインが策定される前から,もう協議を進めたいという理解でいいでしょうか。
(知事)
いや,グランドデザインがまとまるわけでありますけれども,今度12月議会がありますので,12月議会へ向けていろんなご意見を賜ることになると思いますので,そのご意見,ご指摘等を踏まえた上でまとめるということになるわけでありますので,そのあたりを踏まえながらということになると思います。
まだ,協議はいつ,どのような形で行うかどうかも,まだ何も決まっていないわけですので,私としては,関係者と,やっぱり丁寧な協議を進めながら進めさせていただければなと,そういうふうに思っているわけでありまして,具体的にいつ,どういう形で,誰と協議をするということが,まだ決まっているわけではございません。
(記者)
おそらく日程からいくと,2月,3月に策定という,県として決定するということにたぶんなると思うんですけれども,それを待たずにということもあるんですか。その,県議会,パブコメとかを踏まえてということであれば。
(知事)
まだ,そのあたりは具体的にいつ,誰と,どういう形でということは決まったわけではありませんので。一つ言えるのは,関係者と協議と申し上げましたのは,丁寧な対応をさせていただければと,そういうことの中でお伝えした,ということでご理解いただきたいと思います。
(記者)
先週,政府が,奄美の世界自然遺産登録に向けて,再度推薦するということを発表しましたが,知事としての受け止めと所感を教えていただきたいのですが。
(知事)
奄美大島ですね。世界自然遺産登録へ向けて,政府の方が推薦するということを決定していただきました。IUCNの指摘でもですね,奄美の自然遺産としての価値は評価されておりまして,指摘された部分を修正すれば登録される可能性が高いということであります。
そうした中で今回,推薦を決めていただいたことは一歩前進ではないかなというふうに思っております。環境省と沖縄県,そして地元市町村とですね,緊密な連携をしながら,確実かつ早期の登録へ向けて,万全のしっかりとした対応を今後取っていきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
違う話題なんですが,10月にアライグマが相次いで見つかった問題でちょっと1点質問させてください。ご案内のとおり,アライグマは全国各地で深刻な農業被害を及ぼしていて,最強の外来種という言われ方をすることもあると思うんですが,鹿児島県では,幸いにして農業被害等が確認されていないということで,どういうふうな対応をしていくのかということを取材していくと,環境部局は拡大する前の初期防除が大事だという立場で,一方,農林部局はほかにも鳥獣害の被害を及ぼしているのがある中で,現在被害が出ていないアライグマに対して現時点で予算措置をするとかいう対応が難しいということで,各部局間の立場の違いみたいなものがあるのかと理解しているんですが,そのあたり,各部局を統括するお立場である知事として,このアライグマ対策,どういうような指示をされていかれるかというのをお聞かせください。
(知事)
所感としては,アライグマはこれまで指宿市・阿久根市で捕獲されているけれども,専門家によればですけれども,県内において繁殖していることを示すデータ等はなく,定着しているとはいえないとのことであります。専門家によるとですね。
いずれにしてもですね,本県に定着した場合には農業被害などの恐れがあることから,地元自治体と連携しながら,モニタリングと侵入初期の防除に努めてまいりたいというふうに思っております。県としては,国の助言・協力を得ながら地元自治体と連携し,近隣住民の方々のご理解もいただきながら,捕獲地周辺において捕獲罠の設置,自動撮影カメラによるモニタリングを行い,進入初期の防除に努めてまいりたいというふうに思っております。
いずれにしろ,やっぱり,進入初期の防除というのは一番大事になると思いますので,それに全力で取り組ませていただければというふうに思っております。
(記者)
政府が先日,地域のバス事業者の経営統合を柔軟に認める方針を打ち出したんですけれども,県内のバスの事業者さんも赤字だったり,結構,原油高だったりで経営がたいへんなところが多いですけれども,知事として,この方針の受け止めを教えていただけますでしょうか。
(知事)
その方針を今後は詳細に検討,見させていただいてですね,その上でいろいろなことを考えていければなと思っております。まだ,その報告書を詳細に読んでないものですから。
(記者)
わかりました。質問を変えます。先ほど,インバウンドの対策ということを強調されてらっしゃると思うんですけど,鹿児島空港の国際線ですね,2年後にボーディングブリッジを造成されたりというような拡張工事があると思うんですけれども,現在も35便ですかね,今,一番国際線も多くなっていると思うんですけれども,なかなか,受入体制っていうか,整っていないんじゃないかっていう指摘もありますけれども,この2年間の間に何か手を打てることがないのかというところと,あと,もっと抜本的に大きく拡張した方がいいのではないかという声も,航空会社からは聞かれるんですけれども,そのあたりはいかがでしょうか。
(知事)
拡張の面からすると,結構,待合室,あと,お土産品の所とか,あそこあたりが今度拡張しますので,今よりも広く,便利になるんじゃないのかなと思っておりますし,ターンテーブルがもう1つ増えるし,ボーディングブリッジももう1つ設置します。あとは,税関当局の方々とも,今,連携を取りながら,スムーズな出入国ができるようにですね,機械も導入したりとかですね,そういったことも,今,便利さをですね,できるだけお待たせしないとかですね,そういったものを空港当局と取り組ませていただいておりますので。
もうひとつは,おもてなしの心ではないかなということを渡邉社長ともお話しておりまして,来た方々に対してですね,「ウェルカム・トゥ・カゴシマ」とかですね,何か一言声をかけるといったですね,そういった取り組みも大事ではないかな,とかですね。あとは身だしなみも含めてですね,そういったものも含めてですね,着いた時の印象を大事にしていこうといったことも今,取り組ませていただいておりますので。
今後とも,またそういうことも含めてですね,対応させていただければなと思います。ご指摘の点はよくわかります。できるだけ来た方々がですね,スムーズに出入国ができて,そして,環境的にもいい環境で帰っていただいて,そしてまた来ていただけるようなですね,そういったものが大事だというご指摘だと思いますけれども,そのとおりだというふうに思いますので,われわれとしても今できることを最善の努力をさせていただければと思います。おっしゃるとおりだと思います。
(記者)
いくつか質問させていただきます。よろしくお願いします。
まず,先日,県庁のエントランスホールにお目見えした焼酎のモニュメントですが,朝日新聞さんの記事がヤフーのトップに出るぐらい注目されたと思います。知事に反響の方は入っていますか。
(知事)
反響はまだ入っておりません。いろいろな方に,逆に,県庁に行っていただければ,焼酎王国鹿児島をPRするため,販路を拡大するためにこういう取り組みをやっているので,ぜひ来た時に県庁の1階を見ていただければということはお伝えしていますけれども,具体的な反響というのは私のところにはまだ入っておりません。
(記者)
一部,職員の方からは,ちょっとネガティブな声もあったと聞いていますけれども,それは知事の指導力,知事の指示でやっぱり実現したと思うんですけれども。
(知事)
いやいや,それは私だけでできるわけではありません。県庁職員一体となって初めてできるわけでありますよね。これも最初は活性化委員会の中で,こういう取り組みをしたらどうかという意見が出て,それはいいなという形の中で現実に取り組ませていただいているわけでありますので,県庁一体となって,この焼酎をもうちょっと,やっぱり売上を伸ばさなくてはいけないし,販路を拡大しないといけないわけです。その思いはみんな一緒ですよね。それはもう,焼酎メーカーの方々も一緒です。
逆に言えば,いろいろなご意見があることは受け止めますけれども,ただ,何もしなければ,逆に言えば今よりもよくなるわけではありませんので,いろんなことをやりながらですね,取り組まさせていただければというふうに思っておりますので。ご理解くださればと思います。
(記者)
県には焼酎文化でおもてなし条例というのもありますし,知事も率先して宴会では焼酎で乾杯されていると思いますけれども,改めて,焼酎王国復活に向けての,今回のものとは違う取り組み,何か考えていらっしゃることがあればお願いします。
(知事)
この間,天文館で焼酎をたくさん飲めるような,焼酎を味わってみんなで楽しめるような,そういうフェアを焼酎組合の方が,特に若手が中心になって展開いたしまして,大阪や東京など,いろんな所とコラボして一緒になって19時に乾杯するとかですね,いろんな若い人たちが本当に一所懸命焼酎を何とかして,PRして売り込みたいという思いで取り組んでおります。
私もそこに参加させていただきましたけれども,皆さんが美味しそうに笑顔で焼酎を飲みながら楽しんでいる姿,これが一番いいなというふうに思っておりますので,そういう若い人たち(県酒造組合青年部)の自分たちのアイデアの中での取り組みというものも,われわれも当然のことながら支援させていただきたいというふうに思っておりますし,濱田会長も含めて焼酎組合の方々とさまざまな面で,今,連携しながら取り組みを進めているわけであります。
イギリスにある,アルコールの専門的な知識を学ぶところ(ワイン・アンド・スピリッツ・エデュケーション・トラスト)があるわけですよね。そこにも焼酎の講座を設けていただくとか。将来的には,できれば焼酎ソムリエみたいなものをつくれないかなというふうに思っております。ワインはソムリエがたくさんおりますけれども,焼酎ソムリエをヨーロッパにつくって,焼酎の素晴らしさはウイスキーと同じだと思うんですけれども,いろんな飲み方ができるし,自分の好みに合った飲み方ができる。それが焼酎ですよね。日本酒との違いはそこでありまして。自分のカクテルにもできるし。
この間,鹿児島空港で鹿児島ハイボールという缶を手にして飲まさせていただきました。鹿児島ハイボールとは何かというと,焼酎の炭酸割りですね。これが鹿児島ハイボールとして売っていましたね。これはなかなかいい取り組みだというふうに思っていますけれども,それぞれ焼酎メーカーの方々は自分たちでもいろいろな取り組み,努力をしながら販路拡大へ向けて今取り組んでいるわけでありますので,そういった方々と共々ですね,いろいろな飲み方,工夫をしながら焼酎の魅力をですね,さまざまな角度から,ただ単純に飲んでくださいではなくて,こちらから焼酎ソムリエ,飲み方,そしていろんな味,黒糖焼酎の良さ,芋焼酎の良さ,いろんな良さがあるわけですから,いろんな焼酎を飲んでいただいて自分に合う飲み方,自分に合う焼酎銘柄,そういったものをですね,選んでいただいてですね,焼酎をもっともっと楽しんでいただけるようなですね,そういったものをわれわれとしても取り組ませていただければというふうに思っております。
県庁だけでできるわけではありませんので,県と焼酎組合の方々,そして若い焼酎組合の方々,いろんな方々とですね,思いを同じにしながら,この焼酎王国鹿児島の底力をもっともっと見せていきたいと,そういう思いでおります。その中の一環として,ああいう形の中で取り組ませていただいたということであります。
(記者)
そういうふうに知事も,やっぱり指導力,指示でああいうようなものが実現したというところなので。
(知事)
指導力というか,みんなで協力しながらですよ。私だけでできるわけではありません。
(記者)
そういうことで県政全般において,やっぱり知事の指導力というのは大事だというのことがわかると思います。
(知事)
PR課も含めてですね,一所懸命やってくれました。
(記者)
一番知事の任務の中で大きいのは,県民の生命・財産を守る災害対応だと思うんですけれども,知事は先日も東京で,国交副大臣に自然災害対策の提言書を提出されるなど力を入れていると思います。災害対応に対するお考えを今一度お聞かせいただければと思います。
(知事)
やはり県民の安心・安全が最も大事でありまして。自然災害などの危機管理については常に細心の注意を払って対応しているというふうに思っております。行事等への参加についても,常に危機管理部局から情報収集しながら,今後の行動予定についても副知事や危機管理総括監と協議を行った上で行動しているわけであります。
ご存知のとおりですね,県庁はですね,365日,24時間対応できる体制を,今,取っているわけであります。災害警戒時や災害発生時の情報はリアルタイムで常に報告され,状況を把握しているわけであります。県内に小規模な災害が発生した時は,または各種の気象警報が発令され災害の発生が予想される場合には,総括危機管理監を本部長とする災害警戒本部を設置し,対応しておるわけであります。この場合でも状況を把握し,必要に応じて指示を出しているわけであります。以上であります。万全の体制を考慮しております。
(記者)
警戒本部が立ったからといって知事が詰める必要もないし,連絡体制が取れればいいということだと思うんですよね。
その中で7月の西日本豪雨の時の話ですけれども,7日の午後6時半に警戒本部が設置されて,9日の5時に廃止されています。知事は8日の午前中,公用車の運転日誌によりますと,鹿屋市へ出かけていますが,これは何をしに出かけたのでしょうか。
(知事)
これは当日は,総括危機管理監をトップとした災害警戒本部体制の状況にある中で,鹿屋市での公務が予定されていたために副知事や総括危機管理監と協議を行い,「今後県内で大雨の降る可能性は低く,鹿屋市へ行くことは問題ない」との報告を受け,出張したところであります。当日はすぐに県庁へ戻り,危機管理部局から県内の状況等の報告を直接受けて,必要な指示をしたところであります。
(記者)
知事はよく災害現場に,奄美大島であったり,種子島であったり出かけていますけれども,この8日はですね,桜島でがけ崩れがあって,お二人が亡くなるという事故があったんですけれども,その現場を視察するというお考えはなかったということですか。
(知事)
災害現場はですね,おわかりのとおりですね,私がそこに行くことが,すぐ行くことがいいのかどうかとか,いろんなことが考えられますよね。当日は鹿児島市の方で災害対策本部を通じて鹿児島市長が精力的にですね,現場指揮を取っているわけでありますね。
(記者)
帰られて,大迫さんに表彰されて,その後,また夕方出かけていらっしゃいます。これはどちらに行かれたのですか。
(知事)
それは秘書課の方に聞いてください。
(記者)
ベトナムの大使と会われていますが,当日の予定ではですよ,もともとはおぎおんさぁの決起集会に出るとなっていました。おぎおんさぁの決起集会には出られたのですか。
(知事)
先ほどから言っているとおりですね,危機管理部局,危機管理監と副知事と協議を行った上で最小限度の対応を取っているということであります。
(記者)
私が言いたいのは,おぎあんさぁの決起集会に出られたのですかとお聞きしてるんですよ。
(知事)
それも後で秘書課に聞いてください,後で。私もよく覚えていないんです。
(記者)
出られてないんですよ。で,それの断った理由は災害対応です。ベトナム大使と会えて,鹿屋の森会長のところには行けて,おぎおんさぁの集会は災害対応でお断りになる。これはちょっとよく理解できないのですけど。
(知事)
それは,ベトナム大使のやつも大使との晩さん会とかあったのでしょう。
(記者)
それは出られてないですよね。
(知事)
出てないですよ。それは最低限の礼じゃないですか。
(記者)
おぎおんさぁの集会も,でも,鹿児島市内であったわけですから,もともと予定されていて,別に出られないということもないのではないですか。
(知事)
その時も私の代理が行ったわけでしょう。行って私のメッセージを読んでるでしょう。いつも言っているではないですか。災害が終わってそこに台風が来ている時に,副知事と危機管理監と協議をして最低限度の対応を取るということですよ,本当に。それでご理解ください。
(記者)
では,7月30日ですが,知事は政治資金パーティーのあいさつの中で,「台風が来ています。特に警報も出ていません。被害も出ていませんが,何が起こるかわからないので県庁に戻ります。」と言って戻っていらっしゃいます。今のお話で言うと,最低限度の体制を取っているのであれば,鹿屋に行けるわけですよね。鹿屋に行けるのにご自身のパーティーで抜ける必要があるのかなと思うんですが,どうですか。
(知事)
鹿屋に行ったって,滞在時間は少しです。
(記者)
鹿屋に行くのに3時間,往復3時間かかるじゃないですか。パーティーに出ても2時間ですむじゃないですか。
(知事)
何回も言いますけど,危機管理監と副知事と協議をして,この時間を3時間であれば大丈夫だという形の中で決めて行っているわけです。
(記者)
台風で警戒本部も何も立っていないけど,やはりそこは台風の対応が必要だったということですか。
(知事)
私の判断で行っているわけではありません。危機管理監と副知事と対応を協議した上で行っているわけであります。
(記者)
それで職員が知事が帰って来るために10時ぐらいまで残業してるんですよね。必要ですか。知事が戻らなければ,その残業っていらなかったんじゃないですか。
(知事)
それはあとで,じゃあ答えさせてください。私が。
(記者)
ちゃんと資料を持っています。残業してるんですよ。秘書課の職員は。
(知事)
それは秘書課長に聞いてください。秘書課長が管理者でありますので。
(記者)
台風の対応はそんなに大事だったのですか,あの時。警戒本部が出た時に秘書課の職員は出ていないですよ。
(知事)
それはちょっと言い過ぎじゃないですか。台風対応というのは,必要かどうかというのは,危機管理監と副知事を含めてわれわれで一所懸命考えているわけですね。台風対応というのはいろんなことが,やっぱりあるわけじゃないですか。
台風対応が必要だったのかというのは,ちょっとあれじゃないですか。台風対応は必要なんです。
(記者)
わかりました。
(記者)
では次ですが,知事は1月のフランス出張で,突然のスケジュール変更を指示して相手先とこじれたと。
(知事)
私は指示しておりません。
(記者)
指示していない。ここに私,いただいた復命書というものがあります。
(知事)
だから,それもPR課の方で,事実はこうですということを,もうお伝えしているはずです。
(記者)
すみません。ということは,この公文書は間違いだったということになりますかね。
(知事)
間違いだというか,詳細は私が指示したんじゃなくて,秘書官が,要するに,こういうことは可能かということを打診したということでしょう。私が聞いているのは。
(記者)
すみません。知事はブラジルで,自分が知らない間に会が閉められることにご立腹されるような方ですよね。それなのに知事の日程を知事に黙って交渉する。あり得るんですか。
(知事)
黙って交渉するんじゃなくて,僕はお腹を壊して,体調を壊しているので,おもんばかってやったわけです。
つまりその日は。ご存じですか。その日は深夜に着いて,ベトナムに深夜に着いて,移動して,また次の日も深夜に着いて,移動して。また次の日も深夜に着いて,移動して,次は14時間パリまで飛んで,その場ですぐにまた2時間半乗り換えて,コンカルノーの方に,地方都市に飛んで,そこからバスで2時間半かけてコンカルノーに行って,またそれから2時間移動して,それから深夜の1時にTGVでパリに帰るという,そういう日程だったわけですよ。だからこそ,秘書官が体調をおもんばかって,可能かどうかを打診したわけでしょう。
(記者)
知事はコンカルノーに行く前に,スケジュールが変更になったということは聞いていたということですよね。
(知事)
スケジュールが変更になったということは聞いていません。
(記者)
聞いていないのですか。ちょっと待ってください。
(知事)
ちょっと聞いてください。まず聞いてくださいよ。スケジュールが変更になったということは聞いておりません。というのは,スケジュールは変更になっていませんから。
(記者)
なっていますよ。
(知事)
日程は変更になっていますよ。日程は。
(記者)
日程の変更ですよ。聞かないのですか,それは。
(知事)
日程は変更になったことは私は知らなくて,帰ってからそれを聞いてご迷惑をかけたので私の名前でお詫びの手紙を書いたということです。
(記者)
少なくとも枕崎の大石社長の方には,そういうお詫びの文言は見当たりませんが。
(知事)
それは,出しているよね。
(PR・観光戦略部長)
当時,担当部長が直接お詫びをしています。
(記者)
とにかく,じゃあ,公文書が,私たちは公文書が事実だというふうに思っているんですけど,これは16人がですね,印鑑を押しているんですよ。16人,内容を確かめもせずに判を押したということですか,これ。
(知事)
詳細は説明したとおりです,ということを言っているわけです。
(記者)
知事に黙って日程の変更ってやっていいんですか。普通しますか,それは。
あなたはブラジルで,自分が知らない間に閉められたら怒鳴るような方ですよね。ちょっと考えにくいんですけどね。
(知事)
そうですか。
(記者)
ええ。違うんですか。
(知事)
今,私が答弁したとおりです。
(記者)
それで,この方たちに事実を確認しようと思ってしたんですよね。そしたら,「もう担当課に話をしていますから話しません」と言うのです。
でも,知事はこれまでも通常,「担当課に聞いてください」とおっしゃいますよね。この会見の中で。
(知事)
PR課に聞いていただければ。
(記者)
PR課というか,書いた方々がいらっしゃるわけですよね。この方に直接当たってはダメなんですか。
(知事)
それはだからPR課に聞いてください。
(記者)
だから,元PR課長に直接お聞きしようとしたら「私は話せません」と言うのですよ。
(知事)
それだったらPR課かPR・観光戦略部長に聞いてください。
(記者)
先ほどのその,警戒本部の設置の話も,危機管理(防災)課にお電話したら,担当の職員は「私は話ができません。課長か課長補佐でないと話ができません」というふうに言うんですけれども,知事はあれですか,取材に対しても課長か課長補佐しか対応するなみたいな,なんか,指示を出されているんですか。
(知事)
私がですか。
(記者)
ええ。
(知事)
課長補佐以上じゃないとダメだって。それは,だから担当課に聞いてくださいよ,それだったら。
(記者)
今もおっしゃいましたよね。担当した課員に聞こうと思ったら「私は話ができません」とおっしゃるんですよ。
(知事)
今のPR課に聞いていただければいいんじゃないんですか。
(記者)
今のPR課じゃなくて,ここの事実を確認したいんですよ。
(知事)
だから今のPR課に。
(記者)
知事の突然の変更の指示で相手先と関係がこじれたって書いてあるんですよ。これをみんなで読んで印鑑を押しているんですよ。これはどういうことかと確認はしないんですか,だったら。いいんですか。これは別に。これ,公文書。これは公文書ですよね。
(知事)
ですから,先ほどから何度も言っているじゃないですか。今のPR課長が説明したんでしょう。
(記者)
納得いきますか。
(知事)
だから,PR課長とお話してください,また。
(記者)
そうするとですね,鹿児島県の職員はコミュニケーションが取れないんじゃないかと思いますよ。
いいですか。秘書官はどう言ったかというと「可能であれば一便早い電車で帰れないか」と言った。これを知事の指示だっていうふうに受け止めるんですよね。これはおかしくないですか。
(知事)
それは秘書官がおもんばかって。
(記者)
この言葉で知事の指示だと誰が思い込むんですか。
(知事)
聞いてくださいよ。そんなに言うならどんどん言ってください。
要するに秘書官が私の体調をおもんばかって可能かどうかということを打診したわけですよ,実際は。逆に言えば,秘書官がすると知事からの指示だろうと思ったということ。それを帰ってからお聞きして,ご迷惑をかけたということがあったのでお詫びしたということです。
今,かつお節協会の西村会長ともね,いろんな意味で意思疎通を取ってやっているわけですから,われわれも。
(記者)
勝手にそうやって日程の変更を調整したことによって,相手先とこじれたわけですよね。知事に了解を取ってるんだったらまだしもですね,了解を取らなくてやったというそのことについてはどうなのですか。いいんですか。自分の体を思ってくれた優秀な職員だという形になるんですかね,やっぱり。
(知事)
当日もコンカルノーに行って,コンカルノー市長と。われわれの当初の目的は,コンカルノーの市長との会談と,そしてかつお節工場の視察ですよ。そして,コンカルノー市長とはちゃんと1時間以上にわたって会談して,私の方からは「かつお節工場,鹿児島にとってかつお節は基幹産業で非常に大事だ。このかつお節をなんとかヨーロッパに広めたい。そのためにもフランスのコンカルノー市長の協力が必要だ。コンカルノー市長,なんとかこのかつお節工場を含めて応援してくれないか。支援してくれませんか」とお願いしました。
コンカルノー市長は少し風邪気味だったけれども,「わかりました。一緒になってこのかつお節工場を含めて支援していきましょう」ということをお伝えしていただきました。1時間以上にわたって会談することもできたわけですね。しかも,かつお節工場も視察しました。
先方からの要請であった博物館の視察等はですね,なかなか時間の都合上できないと言われたので。当日ですね。「博物館の視察をしたらどうか」と言ったら,「時間的に次の街のTGVの乗り場まで渋滞すれば相当かかるから,今の時間に出なきゃいけない」って言われたので,「ああ,そうなの」って形の中でそこに移動したわけです。実際に。そして予定通りの夜の新幹線で帰ったわけです。
それで,帰ってからそういうことがあったということを聞いたので,それはちょっとあれだねって言って,お詫びの手紙と,部長にお詫びに行くように指示したわけです。
(記者)
知事が職員と打合せをしたのはよくわかりますけれども,博物館は昼食を取った場所から歩いていける場所なんですよ。
(知事)
私はそれを知りません。どこにあるか。博物館。本当。
(記者)
もともと,日程を説明しないということもあり得るのですか,職員が。
(知事)
当日の日程は。
(記者)
当日の日程はパリに着いた時に説明したと書いてありますよ。
(知事)
われわれの当初の目的は,コンカルノー市長との会談とかつお節工場視察がわれわれのメインの視察なんですよ。
(記者)
しかし,公文書がうそだ,間違っているという事態はどうなのですか。
(知事)
公文書が間違っていると誰も思っていませんよ。だって。
(記者)
これは間違っていないのですか。
(知事)
それに書いてある事実はこういうことです,ということをちゃんと説明いたしているはずです。PR課長の方からちゃんと説明しておりますよね。事実はこういうことですよと,本当に詳細に説明しておりますよね。
(記者)
全く納得いきませんが。
(記者)
この資料をいただくのに情報公開請求をするんですけれども,知事は記者をされていましたけれども,国や地方自治体に情報公開請求をされたことはありますか。
(知事)
ありません。
(記者)
ありません。この資料をいただくのにですね,鹿児島県の場合,30日かかるんですよ。千葉県と鹿児島県だけです,30日かかるのは。
(知事)
そうですか。私はしたことがないです。
(記者)
ほかの所はほとんど14日なんですよ。なんとかなりませんか。
(知事)
それは担当課と話してください。私は他県も含めて,どのような状況なのか,資料の内容も含めていろいろなことがあるかもしれませんけど,そのあたりは担当課の方で対応されていると思います。
(記者)
あまり情報公開に関心がないということですかね。
1年前に,環境審議会の森林部会の議事録がないというお話をしたと思うんですけれども,その後,何か検討して変わったということはないですか。
(知事)
すみません。存じません。
(記者)
はい。失礼しました。
(知事)
よろしいですか。
(記者)
2つあります。
1つ目が子ども食堂の関係なんですけど,10月22日に支援のあり方を考える検討委員会,初会合が開かれまして,県内の運営者と意見交換をされたと思うんですけども,会合を受けての所感と,今後の支援のあり方について,知事のお考えをお願いします。
(知事)
子ども食堂がですね,今,果たしている役割は非常に大きいというふうに思っております。1つは教育だと思います。生まれながらにして教育を受ける権利が平等でなければいけないということもありまして,定年した教員の方々にお願いして休みの日でもですね,教える場を作っていこうという形の中で,徐々にではありますけれども,取り組みを広げていきたいというふうに思っております。
もう1つは,医療であります。だからこそ,住民税非課税世帯の乳幼児の窓口負担をゼロにしていこうという形の中で10月から取り組ませていただきました。
もう1つは食だというふうに思っております。やっぱり食というのは,非常に子どもの時は大事でありますので,その食事をですね,取れる,しかもみんなと楽しく取れる。それが一番子どもの成長には大事ではないかなと,そういうふうに思っております。だからこそ,子ども食堂の今の実態はどうなんだろう,と。この子ども食堂をもっと広げるためにはどうすればいいんだろうと。そうするためには子ども食堂を考えるこういった協議会を作って,いろんな方々から直接お話を聞いて,そして今後はですね,その輪を広げていきたいと,そういうふうに思っております。
さまざまなご意見等もお伺いすることができました。第2回目はですね,教育委員会の方が出て欲しいとか,また,さまざまな方々の名前が出てですね,こういう方々も協力してほしいとかというご要望がありました。そのとおりだなと思いましたので,次の協議会にはですね,そういった方々も来ていただいてですね,直接,支援がしていただけるような方々も来ていただいてですね,どういう支援が一番大事なのかと。
それぞれ,子ども食堂によってだいぶ変わるんです。違うんですよね。ここの食堂はこういうものがあったらいいなとか,ここの食堂は,こういう。みんなで一から材料で作るところがあるんですね。その場合は材料がほしいなとか。ここはもう,ただ茹でるだけのそばでいいとかですね,いろんなところが全部違うわけでありますので,それぞれの実情に合って支援ができるような方々に来ていただいて,体制を取っていきたいなというふうに思っております。
子どもたちがですね,元気で,本当にすくすくと育っていく,そういう環境をつくるってことが本当に大事であります。だからこそ,この教育・医療・食に関してはですね,子どもたちがですね,本当に一所懸命頑張って成長できるような環境をつくっていきたい。そのために今回,子ども食堂に関する協議会を設置させていただいたということであります。
(記者)
すみません。2点目です。
総合体育館の関係なんですが,鹿児島銀行の頭取が31日の定例記者会見で,中央駅西口への建設に関して,場所については反対と。地元の人が迷惑するのではないかというふうに述べられています。鹿児島商工会議所の会頭も中央駅西口への建設については,他地域への建設も検討するように会見の方でおっしゃっていましたけれども,これらの発言について,どのように受け止められているのかということと,また現状の日本郵便との交渉の進捗状況についてお願いいたします。
(知事)
さまざまなご意見があるということは私も承知しております。検討委員会の中で報告書にもありましたけれもど,やはり経済性,利便性ということも必要になってくるわけでありますので,今,ご指摘の駐車場の確保,渋滞を含めて,駐車場のあり方,そしてそれへの検討,交通への影響等について,今分析を行っているところでございます。
2点目は進捗状況でしたよね。今,鋭意というか精力的に,日本郵便との間で譲渡方法などについてですね,協議を行っているわけであります。土地の譲渡方法につきましては,現在,土地の鑑定評価,用地測量,建物等の調査を行っておりまして,その結果を踏まえて用地補償等について具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。
今年度にはですね,基本構想をまとめることにしておりますので,そこへ向けてですね,精力的に協議を進めてまいりたいと思います。ちょっと,基本構想が出てこなくてすみませんでした。精力的に協議を進めさせていただきたいと思います。
(記者)
すみません。日本郵便との交渉の関係なんですが,具体的にはいつ頃まで交渉としては進めるようなスケジュール感で,今,現場の方で動いていらっしゃいますか。
(知事)
私が今,報告を受けているのはですね,今年度,基本構想をまとめるという,これはもう決まっているというか,今年度に基本構想を取りまとめたいというひとつの方針があるわけであります。その方針へ向けてですね,精力的に協議を,今,進めているということを伺っています。
今,譲渡方法について協議をしようと,今,調査をしているわけでありますので,それを踏まえて精力的に今年度の基本構想を取りまとめる方針の下で,精力的に協議を進めていこうという形の中でやっている,という報告を,今,受けております。
(記者)
関連してなんですけれども,日本郵便との協議がまだ続いている中で,基本構想の策定というのは同時並行で行われいるのですか。それとも協議が決まらなければ用地が確定しないので,基本構想の策定もそれを待たなければいけないということになるのかどうか。
(知事)
基本的には用地が確定したところで,規模も決まってきますし,また,設計ができたところで事業費ということにもなっていくと思いますので,この協議が今,精力的に行っているということでありますが,そこのあたりも含めてですね,今,鋭意協議しているということでご理解いただければと思います。
(記者)
関連です。その日本郵便との協議の進捗なんですけれども,最初は協議を始めますよという交渉のテーブルに乗ったという,協議自体は1回目が岩切副知事が出席してあったというのは聞いているんですけれども,その後の交渉といいますか,協議というのは今までどのぐらいなされていて,どのぐらいの手応えといいますかですね,協議の中身っていうのは,今,どのぐらいまで進んでいる状況なんでしょうか。
(知事)
今,協議している最中でありますので,今,私の方から言えるのは,できるだけ早期に協議が整うように努力してると,努力してまいりたいと考えているというところであります。今,最中であります。
(記者)
何度か,1回ではなく2回,3回ぐらいは,お互い協議というのはもうなされている状況なんでしょうか。
(知事)
鋭意,協議が,今,進めらているという報告は受けております。
(記者)
ということは,もうある程度,じゃあ,いつぐらいまでに協議をまとめましょうみたいな。
(知事)
まだそこまではいっていないんじゃないでしょうか。わかりませんが。鋭意協議を。今,調査しているわけですよね。ですよね,今,調査を進めているわけでありますので,それを踏まえていろいろな形の中で進んでいくことになるんじゃないでしょうか,と私は理解しているんですけど。
(記者)
日本郵便の方はもう土地を売却するなり,そういう手応えみたいなのは協議の中で回答みたいなものはあるんでしょうか。
(知事)
今,土地の鑑定評価,用地測量,建物等の調査を今行っているわけでありますので,その結果を踏まえて,用地補償等についても具体的な協議を進めていくということになるということであります。それが決まらないと具体的なものに入れないわけですよね。
(記者)
逆に言うと,用地を確保できるという,何かそういう確約がないと,この前の4千万円ですかね,補正予算を組んだ意味もなくなるんじゃないかと思うんですけど,土地を日本郵便が譲りますよという確約みたいなものは今のところできているのでしょうか。
(知事)
これはもう,企画部長がこの間の議会で何遍も聞かれて答弁したとおりでありまして,一所懸命まとめられるようにわれわれも努力しているということであります。
(記者)
反応は,いいリアクションは得ているんでしょうか。
(知事)
今,努力しているということです。一所懸命努力しているところです。
(記者)
1回だけじゃなくて,そういう協議は今も積み重ねているという段階というふうに理解してよろしいでしょうか。
(知事)
要するに,今,調査を行っているわけでありますので,その調査結果を踏まえて具体的な協議が精力的に行われるということだと思います。それがないと,もとがないとなかなか進められないじゃないですか。今言ったとおり,鑑定評価とかね,用地の測量,建物等の調査を含めて,その調査結果がないと具体的に,じゃあ,どうしようかっていうふうになっていかないと思います。
企画部長が答弁したとおり,それがだから必要なわけですよね。協議をする上でそれが必要なのですよ。
(記者)
ということは,いわゆる,その予算がついた,県としても交渉する,協議するに当たっての手持ちの材料というかですね,そういうのをある程度調査を終えるまでは,日本郵便との協議はやらないというようなことになるんでしょうか。
(知事)
もう何回も説明して申し訳ないんですけど,今,調査を行っているわけでありますので,この調査結果を踏まえて用地補償等についても具体的な協議を進めてまいるということです。これが,調査結果がでないと具体的に交渉ができないんですよね。だからこそ,ああいう所で調査をするための予算をこの間計上したわけであります。
(記者)
ということは,協議は今のところは,そういう協議はしていないということですか。
(知事)
今,答弁したとおりでありまして,この調査結果を踏まえて,具体的な協議を精力的に進めていくということであります。
(記者)
具体的なところまでは今のところはまだいっていない。
(知事)
何度も同じ答弁になって申し訳ないけど,今,言ったとおり,鑑定評価とかいろんなものがないと,具体的な交渉ですよね,それはおわかりですよね。それを踏まえて専門家の方々が今やっているわけですよね。第三者といいますか,公平な形でやっているわけですから,その公平な形の中でやっているということですね。
(幹事社)
1時間半経過しましたが,いかがでしょうか。そろそろ。
それでは,続いて川内原発関連について,質問のある社はお願いいたします。
(記者)
先日なんですけども,茨城県の東海第二原発の方で,最長20年の運転延長が認められました。川内原発の方も運転開始から30年を超えておりますが,改めて運転延長に対する知事のお考えをお聞かせください。
(知事)
今回の認可につきましては,国の原子力規制委員会が法令等に基づき判断されたものと承知しております。
(記者)
川内原発に対する,九電の方から,そういった形で運転延長の申し入れが。
(知事)
全くないですね。
(記者)
あった場合の,知事のお考えというのは現時点でどのように考えられていますか。
(知事)
事業者の方から全くそういう考えも示されて,今のところ,おりませんので,コメントのしようがないと思います。
(記者)
運転延長については知事はどのように思われているのですか。
(知事)
これまでも言ったとおりで,一貫して原則40年ということを申し上げております。
(記者)
政府の方も原則40年という形で言っていると思うんですけども,実際にこの東海第二原発を含めて,もう4基,延長が認められているという状況で,この40年ルールというのが,もう形骸化しているんじゃないかという声も上がっていますが,結果的に電力会社の判断に委ねられているような状況だと思うんですけども,そうなると原則40年というのが,原則とは知事はおっしゃってますけども,状況によっては電力会社の方は延長を申請する状況になると思うんですけども,そこで,やっぱり知事のご判断というのは非常に重い判断になるかと思うんですが,ずっと原則40年というのは繰り返されていますが,実際に認めるお考えなのか,現時点でそうじゃないのかということをはっきりお伺いできればと思うんですけども。
(知事)
これも繰り返しになって申し訳ないんですけども,原子力発電所の運転期間は原子炉等規制法で40年とされておりまして,国の原子炉規制委員会が認めた場合,1回に限って20年まで延長することが認められております。
このことを踏まえて,これまで一貫して運転期間は原則40年と申し上げているわけであります。
(記者)
ということは,認められないというお考えということでしょうか。
(知事)
これはもう一貫しておりますが,運転期間は原則40年と申し上げているということであります。
(記者)
すみません。原則40年というのが,実際,お認めになるのか,ならないのか。どちらなのかというところをなかなかちょっと,はっきりおっしゃらないので,その真意が図りかねるという声も上がっています。そこは実際,認められるのか,認められないのかというところのお答えでしていただきたいんですが。
(知事)
もう,今,私が述べたとおりでありますして,運転期間は原則40年と申し上げているところであります。
(記者)
原則40年というのは,すみません,繰り返しになるんですが,原則40年というのは今の時点ではお認めにならないということになりますか。
(知事)
もう私が言っているとおりでありまして,運転期間は原則40年と申し上げているわけであります。
(記者)
知事は原子力発電に頼らないということで,脱原発を訴えられて選挙に当選されて,知事に就任されたかと思うんですけど,県民の方たちも,そこの部分の40年をどうするのかということはすごく関心を高く持って,知事のお考えというのを見守っていると思うんですが,その点で情報発信の必要性というのも,この前の規制委員会の方で原発に対した情報発信が必要だと。
(知事)
わかりやすい,ですね。
(記者)
ええ。おっしゃっていましたけども,この点についてもどっちかっていうのがわからないというような発信の仕方じゃなくて,知事ご自身のお立場としてお考えを発信するということが求められいるんじゃないかなと思うんですが,改めて,もう少し具体的に教えていただけないでしょうか。
(知事)
これは何度も同じことを申し上げているわけでありますけれども,原則40年ということであります。そして,私は,鹿児島の,本当に自然は豊かでありまして,鹿児島の再生可能エネルギーを推進することによって,原発に頼らない社会をつくっていく。これが私の脱原発であります,ということを,何度も何度も,お伝えさせていただいておりますので,そこへ向けて再生可能エネルギービジョンを作っておりますので,いろんな意味でそこを進めていきたいなというふうに思っています。
(記者)
すみません。何回も同じ質問になるんですけども,この原則40年というのが,今,もう既に形骸化されていて,40年の延長を申請する電力会社,そして認められた原発というのが相次いでいます。
そこで原則40年という言い方になると,どちらなのかというのが非常にわからないというのが私の理解ですけども,具体的に,実際にそういう状況になった時に,いや,40年までなんだという形でのお考えなのか,認められないとするのか。状況によっては規制委員会などが認めた時は認めるお考えなのか。今の知事のお考えというのはどちらでしょうか。
(知事)
私の考えは原則40年ということであります。鹿児島の豊かな自然を生かして再生可能エネルギーを推進することによって,原発に頼らない社会をつくっていくということ。これは一貫してこれまでもお伝えしているとおりであります。
(記者)
少なくとも,知事の任期中というのはお認めにならないという理解でよろしいですか。
(知事)
これは何度聞かれても同じ答弁で申し訳ないんですけども,今,言えることは,原則,一貫して,これはずっと前から言っておりますが,原則40年ということであります。
(記者)
原則がついている理由っていうのは,そこもちょっと,すごくわかりにくくなっているのですけども,教えていただけないでしょうか。
(知事)
これも同じ答弁で申し訳ありませんが,今,お伝えしているとおりでありまして,今,私の考えはこれも一貫しておりますけども,運転期間は原則40年と申し上げておるわけであります。
(記者)
となると,どうしても明言を避けたというような理解とこちらは受け取ってしまうのですけども。
(知事)
明言を避けたということではなくて,原則40年ということで一貫して今お伝えしているわけであります。これは今言ったらそういうことになるかもしれませんが,ずっと言い続けているわけです。
(記者)
となると,お認めにならないということですか。
(知事)
そうじゃないですよ。原則40年というのもひとつの言葉ですよ。
(記者)
わかりました。
(知事)
原則40年というのもひとつの言葉なので,そのようにご理解いただければと思います。今の私の考えを聞いておられるわけですよね。だから,今の私の考えはこれまでもずっと一貫しておりますけども,ずっと言い続けているわけでありまして,原則40年ということをずっと言い続けているわけであります。
(記者)
わかりました。それと,先ほど,再生可能エネルギーの普及について言及されましたが,九州電力の出力制御というのが続いておりますが,そこの点で,出力制御の点でいくと知事の。
(知事)
それもこの間の記者会見で全く同じ質問でお答えして。
(記者)
あれからまたさらに続いているので,脱原発という政策の方向性に関しては逆行するような状況ではないかなと思うんですが。
(知事)
いや,それも先月,お答えしたとおりです。
(記者)
それで改めて電力会社に申し入れとか,そういったことをするお考えというのがあるのかどうか,お聞かせください。
(知事)
それもこの間言ったとおりだと思いますけど,もう一度,お答えした方がいいですか。
(記者)
はい。もう一度聞かせていただいてよろしいですか。
(知事)
もう一回ですか。要するに出力制御というのは,需要と供給のバランスが崩れると大変なことになるわけでありますので,だからこそ,そこで出力制御ということを一時的に行っているわけでありまして,これも国のルールがあって,ルール化された中で行われているわけですよね。一部の事業者に限らないで,事前にその事業者には,こういうことがありますからとお伝えして,それで,逆に言えば,被害が少なくなるような,そういう形の措置を取った上で,しかも,何度もいいますけど,1つの事業者に限らないでうまくやっているという。これは,最初からそういう太陽光という所の中でそういう条件付きということでもあるわけですから,ひとつのルールが決められているわけですね。
それはなぜかというと,いわゆる太陽光というのは,出力が太陽がともっている時には非常にあるけれども,そうでないときにはダメと,非常に不安定なところで予測がなかなかつきにくいというところがありますよね。それに比べて,逆にいえばわれわれが,今,推進している小水力とかバイオマスとか,地熱も含めてそうですけど,そういったものっていうのは24時間定量的に発電ができるわけですから,予測がつくわけじゃないですか。しかも今後はですね,今,太陽光がですね,たくさんの地位を占めているわけですから,そういった意味も含めて,今,われわれが何を進めているかというと,水素社会というものが来るのではないかと,今,進めておりますので,水素を,今,重点化して,水素社会に備えたいろんな戦略を立てようという形で,今,やっております。民間事業者との間でもですね,水素を生かした何かできないかということも,今,考えておりますし,経産省の方ともですね,何かできないかな,ということを考えるように指示しておりますので,水素という形の中で変えるわけですよね。今,海流発電をあそこで世界で初めて試験が行われておりますけれども,この海流発電をどうすればいいのかと。あれは,逆に言えば,島々がある時に海流発電をすれば島の電力をそのまま賄えるわけですよね。それと同時に余った電力を含めて水素に変えて,水素でもって運んでくる。水素社会の中で使っていく。非常に可能性は出てくるわけですよね。余ったものを水素に変える。
今はご存じのとおり,飛躍的に蓄電池というものがすごく開発されておりますので,大型蓄電池ができればそこに貯めることができるわけですよね。それで,家庭でも,逆に言えば地産地消ではありませんけれども,家庭でも自らの電力は自ら賄えるような,そういう時代が来るんじゃないかという形の中で,都会でもスマートシティ構想の中で,その地域の電力は地域で賄おうというスマートシティ構想も都会の中で実際に行われているわけですよね。さまざまな,今,取り組みが行われているわけですから,そういったものを総合的に取り入れながら再生可能エネルギーを推進していくと,そういうことであります。
(記者)
10月26日に規制委員会との意見交換会に出席をされましたけれども,所感を改めてお願いします。
(知事)
原子力規制委員会との意見交換は,本県では初めての開催でありました。当日は原発の規制に関することなどを中心に,日頃から疑問に思っていることやさまざまな意見,質問などについて直接,お二人の委員からわかりやすくご説明いただきましたことは,意義のあることであるというふうに思っております。
原子力規制委員会においては,今後も,原発の安全性について県民の理解を得るために引き続き,厳格な審査を積み重ねながら,県民に対し,わかりやすい情報発信・説明に努めていただきたいというふうに思っております。
また,最新の科学的知見に基づく規制基準の不断の見直しをしていただくことが必要と考えております。以上です。
(記者)
続けてになりますが,その意見交換会の前に,九州電力の池辺社長と面会をされたと思うんですけども,面会をされた受け止めと,今後,具体的に川内原発の関係で面談をされる意向や予定があるか,なしかというところを教えてください。
(知事)
池辺社長との面会でのやり取りについては,当日ペーパーでお示ししたとおりであります。私からは安全確保,そして福祉車両を含めて避難道路の改善,住民の安心・安全の防災対策の充実強化について協力して欲しいということを強く要請して,協力を約束したということであります。
今後,会う予定があるかということですけれども,今のところその予定はございません。入っておりません。
(記者)
細かいんですけど,今のところ必要がないと,現実に必要がないというふうに考えている。
(知事)
そうですね。今のところその予定は入っていないということです。必要があればお会いしたいと思います。
(記者)
すみません。先ほどの原則40年に関連してなんですけど,よろしいですか。
(知事)
はい。
(記者)
原則40年という考えはずっと変わっていないと先ほどおっしゃって,それはこれからも変えるつもりはないと受け取っていいんですか。
(知事)
一貫して原則40年と申し上げているということであります。
(記者)
これからもというのは付け加えても差し支えないですね。
(知事)
私が申し上げているのは,運転期間は原則40年と。それだけであります。それ以上でもそれ以下でもありません。
(記者)
そこを再三強調されるということは,40年という原則を重視すると言い替えてもいいのですね。
(知事)
私が申し上げているのは,一貫して申し上げているのは,原則40年ということでありまして,それ以上でもそれ以下でもありません。
(記者)
この質疑に対して,そのお答えというのはお答えとして成立しているというふうに思っていらっしゃいますか。
(知事)
いや,私の考えを率直にお伝えしているだけであります。
(記者)
質問の答えとして成立しているとお思いですかと聞いてるんです。
(知事)
だから,原則40年だというふうにお答えしているわけですから,そう思っております。
(記者)
その原則を原則として重視するのか,原則は原則だけれども柔軟な対応が必要なのかという意味で,どっちですかという質問をしているわけですよ。
(知事)
今,私が考えているのは原則40年ということであります。
(記者)
そうすると,その質問には答えていないということになりますよね。答えてないですよね,その質問には。
(知事)
今,私が申し上げているのは,原則40年ということであります。
(記者)
ほかの原発で40年が形骸化しているという指摘に対してはどうですか。形骸化しているとお思いですか。
(知事)
そのあたりに関しては,私がコメントする立場ではないんじゃないかなと思います。詳細を知りませんので。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
再生可能エネルギーの件でちょっとお伺いしたいんですけれども,抑制がかかりまして,県内の事業者,太陽光発電の事業者などからですね,知事のもとへは,そういった混乱の声などというものは入ってはいるんでしょうか。
(知事)
いや,私の元にはまだ具体的なものは入ってきてないですね。
(記者)
そうですか。
(知事)
もし,あるのであれば,ちょっと担当課から説明を受けたいと思いますけど。
(記者)
もし,そういった声が入ってくるようであれば,今後,何か,国だったり九電だったりに,要望だったり,そういった何か動きなどをする。
(知事)
要するに,まだそういうこと事態もまだ知らないわけでありますので,そこまでは。
(記者)
わかりました。
(幹事社)
各社さん,よろしいでしょうか。
質問はないようですので,これで終わります。
(知事)
ありがとうございました。
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