更新日:2024年7月15日
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日時:令和元年7月18日(木曜日)午前11時00分~午後0時15分
場所:記者会見室(県庁5階)
(幹事社)
本日もよろしくお願いします。
それでは,知事からまず発表事項についてお願いいたします。
(知事)
まずは,6月末からの県本土での大雨についてであります。
今回の大雨によりまして2名の方が亡くなられたほか,5名の方が負傷されました。お亡くなりになりました方々に対しまして心から哀悼の意を表します。また,被災された皆さまへ心からお見舞いを申し上げます。
今回,県警・消防・自衛隊・海上保安庁などの皆さまには,救助活動など格別のご支援・ご協力をいただき心から感謝申し上げます。5日と6日の2日間にわたり,指宿スカイライン等の土砂崩れ現場,大里川などの被災状況を視察してまいりました。大雨のすさまじさを改めて感じるとともに,防災・減災対策の必要性を再認識いたしました。
河川氾濫に対する応急措置はすでに終わっておりますが,県民の安心・安全のためには,道路等を含め被災箇所の早期の本格復旧が必要なことから,9日には山本内閣府防災担当大臣をはじめ,関係省庁を訪問し,被害の実情を伝えるとともに速やかな災害査定・復旧事業の採択および予算の確保や,被災農業者の経営再建のための農業共済金の早期支払いなどを求めてまいりました。大臣からは,国としてもしっかり対応していきたいとの力強い言葉をいただいたところであります。
県といたしましても,今後とも市町村や関係機関と連携して県民の安心・安全を守るために,住民への情報伝達体制・避難体制の確立,土砂災害警戒区域の早期指定など,防災・減災対策に全力を傾注し,万全の体制を取ってまいります。
今後も台風や集中豪雨などによる災害が発生する時期が続きます。自然災害はいつ,どこで起こるか分かりません。県民の皆さまにおかれましては,日頃から自宅や職場などの周辺の危険箇所や,避難場所・避難経路を確認し,市町村が発表する避難情報などに注意し,命を守るための万全の備えを行っていただくようお願い申し上げます。
(知事)
平成30年度の県産農林水産物の輸出額は,平成29年度のおよそ200億円に対し,およそ13パーセント増の227億円となりました。過去最高額を更新いたしました。
本県の農林水産物の輸出は着実に拡大してきております。和牛日本一の鹿児島黒牛や,鹿児島黒豚・ブリ・カンパチなどの世界に誇れる素晴らしい農林水産物に恵まれた鹿児島にとって,TPP11の発効など国際化の進展を大きなチャンスにしなければなりません。
平成30年度の輸出額が過去最高となりました。この勢いをさらに加速させるために,農林水産物の生産基盤の強化を図ってまいります。そして,引き続き守りをしっかり固めながら,攻めの農林水産業を展開し,稼げる農業を実現してまいります。
特に牛肉につきましては,昨年7月からオーストラリア向けで日本で最初に輸出を再開し,輸出量は順調に伸びてきております。
また,先の記者会見でも表明いたしましたように,日本で初めてブラジルに向けて3月から商業用として輸出が始まっており,一層の輸出拡大に取り組んでまいります。
さらに,ウルグアイに向けても,6月に全国に先駆けて商談・イベント用として輸出されておりまして,新たなターゲットとして販路開拓を進めてまいります。
このほか,アメリカ,EU,香港,シンガポールなど,輸出重点国に対しましても,さらなる輸出拡大に向けて戦略的に取り組んでまいります。
(知事)
湧水町における令和2年産水稲作付けに向けた今後の県の対応についてであります。
これまで湧水町においては,硫黄山噴火の影響を受けまして昨年と今年の水稲作付けを中止しておりましたけれども,川内川の水質が安定してきたことから,来期は川内川からの取水を再開し,水質を監視しながら水稲を作付けする方針が決定されたところであります。
県といたしましては,湧水町からの要請を受けまして,昨年度の伊佐市と同様に国の補助事業を活用し,水質監視システムと自動取水停止装置の整備を行うことといたします。具体的には,pH(ペーハー)や電気伝導度を測定する水質監視システムを1カ所,水質状況に連動した取水ポンプの自動停止装置を3カ所,取水門の自動開閉装置を1カ所整備する予定でありまして,来期の水稲作付けに支障を来さないように整備を進めてまいります。
今回の整備によりまして,同町における作付面積は,硫黄山噴火前の水準に戻る見込みであります。
今後とも,農家の皆さまが安心して営農を継続できるように,国・町をはじめ関係の皆さまとしっかりと連携し,生産農家の立場に寄り添いながら,支援してまいりたいと考えております。
私からは以上であります。
(幹事社)
それでは発表事項に関して,質問のある社はお願いします。
(記者)
農林水産物の輸出のことについて3点お伺いしたいんですが,まず1点目は,今回の伸び率が13パーセントということだったんですけど,前年度が約30パーセント増えていたと思うんですが,少し減ったことについての知事の見解と,2点目が,昨年末TPPが発効されて,今年2月にEPAが発効されたと思うんですが,この影響が今回の30年度の輸出額に少し影響があったのかどうかというのと,あと平成31年度の輸出がもちろん増えると思うんですが,今後の知事の見通しをお伺いしたいというのと,3点目が今,参院選でもTPPとかEPAの国内生産額への影響というのがいろいろと各政党で見解が分かれていると思うんですが,輸出が伸びるのはいいことだと思うんですけど,県内の生産額へTPPとかEPAがどのように影響してくるか,知事はどういうふうに考えているかをお伺いします。
(知事)
今,輸出額がですね,過去最高を更新していることに変わりないわけですよね。この流れを加速させていかなければいけないと,そういうふうに思っております。過去最高額を今記録しているわけでありますよね。その前よりも少し伸び率が少ないのではないかというご指摘でありますけども,その点に関しましてはですね,1つの要因として考えられるのは,豚肉の方がですね,平成30年度の国内の豚肉価格が,国内の方が高値で推移していきました。このことからですね,国内に仕向ける量を増加させたために輸出量が減少し,畜産物全体では対前年度とほぼ同額となった。畜産物の輸出が全体としては同じぐらいになったということであります。その分ですね,増えているのがですね,米国向けの抹茶,EU向けの有機栽培茶,アジア向けのサツマイモを中心におよそ45パーセント増と,これが増えてきております。
また,サツマイモもですね,香港やシンガポール,タイ向けの輸出が大幅に増加しているというところであります。
もう1つは,水産物につきましても,米国向けの養殖ブリを中心におよそ95億円,22パーセント増と。
もう1つはですね,林産物がですね,中国向けの丸太を中心におよそ40パーセント増と,こちらの方が増えてきたという形の中で全体としてですね,増えたということであります。
また,TPP11とかですね,EPAの影響についてはですね,それがないような形の中でですね,逆にそれを,輸出に関してはですよ,輸出に関しては,逆にそれを生かす努力を我々としても今進めていっておりますし,今後ともさらに輸出強化へ向けて追い風と捉えて,チャンスと捉えて我々としても戦略を持ってですね,輸出拡大へ向けてつなげていきたいなと,そういうふうに思っております。
平成31年度に関しましてもですね,ある意味ではTPP11,EPAも含めてそうでありますけれども,さまざまな大変革期に入ってきているというふうに思いますけれども,逆に鹿児島にとってはこれはチャンスだ,逆にチャンスとして生かさなければいけないと,そういう思いで戦略的に今進めているわけでありますので,平成31年度もですね,引き続き民間の皆さま,そして生産農家の皆さまと連携を図りながら,輸出拡大に向けてさらに努力していきたいなと,そういうふうに思っております。
鹿児島はご存じのとおり,安心・安全で定時・定量,素晴らしいものが定時・定量で提供できる,素晴らしいポテンシャルも含めてですね,農産物というものを我々としては生産できる,そういう県でありますので,こうした県の強みをさらに生かしながらですね,輸出拡大につなげていきたいと,そのための努力をさらにしていきたいと,そういうふうに思っております。
(幹事社)
よろしいでしょうか。ほかに。
(記者)
ちょっといいですか。今の補足なんですけど,県内の農業産出額への影響ということについては知事はどのように見ているかというのがありますか。
(知事)
農業産出額はもうご存じのとおりでありましてですね,その時の大雨とか台風とか,そして価格がどうなるのかと。推移するのかとかですね。大量にできれば少し安くなるかもしれないし,いろんな形の中で少しずつ推移していくもんだというふうに思っております。
そういった状況の中でもですね,確実に農業産出額を増やすための努力を我々としてはしていかなければいけないなと,そういうふうに思っております。
先ほどから,ご質問もあったとおりでありまして,TPP11,EPAとか,さまざまなことが今そこに現実としてあるわけでありますので,その現実としてあるものを逆に言えばチャンスと捉えて,戦略的に我々としてはですね,輸出を拡大していくという方向で努力していきたいなと,そういうふうに思っております。
農業産出額に関しましてはですね,少しその時の状況によって変動していくものだというふうには認識しておりますけれども,総体的にですね,鹿児島県としては5,000億円を突破して全国2位になったわけでありますので,その一つの水準をできるだけ維持したいなというふうには思っております。
ただ,農業産出額に関しては,さまざまな条件でですね,少しづつ推移していくものだと思いますけれども,そうした中でも全国2位を含めてですね,鹿児島県としては産出額を維持しながら農家の方々の所得を少しでも上げて,ブランド力を高めてあげて,そして後継者が育っていくという,この好循環に持っていかなきゃいけないと思っております。現在,もうご存じのとおり,若い方々がですね,いろいろな所で農業をやろうという方々も増えてきております。それは畜産もそうですよね。いろいろな所で将来的にですね,農業が展望としてやっていけるというような,そういったものにしていく,そのための努力をしていくことが必要ではないかなと,そういうふうに思っております。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
ほかに質問のある社はありませんでしょうか。
続きまして,県政一般についての質問に移ります。
はじめに川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきたいと思います。
まず,幹事社の方から質問をさせていただきます。
(幹事社)
三反園知事について,就任からまもなく3年ということでございます。マニフェストの進捗についてという質問。
それからもう1つ。就任から3年ということで所感を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
(知事)
県民の生活をですね,少しでもよくしたい,そういう思いで走り続けた3年間だったというふうに私自身は思っております。県民とともに歩む政治,県民が主役の政治を展開する。現場を訪れながら県民の声をそれを県政に反映する。そういった政治を行いたい,そういう思いで3年間取り組んでまいりました。
私自身がこの3年間で取り組んできたことは重点施策は2つであります。
それは,生み育てやすい環境を作る子育て支援。そして年を取ることが辛い,そんな鹿児島であってはいけないわけであります。年を取ることは素晴らしいことであります。高齢者生き生き支援。この子育て支援と高齢者生き生き支援,これが私の重点施策の2本柱であります。
子育て支援に関しましても,3年連続過去最高額の予算を確保しながら,さまざまな対策・対応をしてまいりました。そして高齢者生き生き支援に関しましても,3年連続過去最高額の予算を確保しながらさまざまな対応をしてまいりました。
子育て支援に関しましては,県民意識調査でも,子育てしやすくなったという声が大幅に増えてきております。
また,もう1つは,鹿児島県は観光とそして農業が基幹であります。この観光と農業を伸ばしていきたいとそういう思いで取り組んでまいりました。農業の分野からいきますと,産出額が念願でありました5,000億円を突破し,そして全国2位となりました。生産者の所得を少しでも伸ばしてブランドを確立して,そして後継者が育つ,若い人が農業をやろうと思っていただけるような,そういったことにつなげていく,そういった思いで取り組んでまいりました。
輸出額に関しましても,過去最高額を今,記録しているわけであります。そして,日本一に輝きました和牛に関しましては,世界へ向けて今,輸出を展開しております。輸出に関しましても,今好調を維持しておりまして,香港につきましてはおよそ8割が鹿児島産の和牛,台湾もおよそ5割,そしてアメリカも好調でありますし,日本で初めてオーストラリアへ和牛を輸出したのも鹿児島でありますし,またブラジル,ウルグアイという形の中でどんどん今輸出が拡大しております。生産者の方々とともに歩み,生産者の声に耳を傾けながら,そして農業をもっともっと伸ばしていく,そういったことで今後とも努力してまいりたいと,そういうふうに思っております。
また,観光に関しましても,毎年,宿泊者もそうですけれども増えてきております。宿泊者は,一昨年が800万人ぐらい,そして昨年は確定値で880万人という宿泊者数過去最高を記録いたしております。
また,観光の消費額も2,900億円余りという形の中で過去最高を記録しております。こうした流れをですね,もっともっと今後とも加速していかなければならないと,そういうふうに思っております。観光に関しましては,これもいつも言っておりますけれども,私の基本方針は,来ていただいて,見ていただいて,そして感動して帰っていただかなければなりません。そして,自分の国に帰った時に,鹿児島はよかったよと,行ってごらんと言ってもらえるような,そしてもう1回自分が行ってみようと思えるような,リピーターが来るような,そういった観光地にしていかなければなりません。そのためにも国際観光都市にふさわしいまちづくりも今後とも進めていかなきゃなりません。そうした観光と農業というものを,本当に元気な鹿児島を作るための基本としながら,元気な鹿児島を作り,令和の時代が輝く鹿児島になるように,素晴らしい元気な鹿児島を作って子どもたちにバトンタッチしてあげる責任が私にあると思っております。
そして365日,これも県民にお誓い申し上げておりますけれども,県民に対しまして若い人たちが,鹿児島に生まれてよかったな,鹿児島に住んでよかったな,そう思える鹿児島を作るために今後ともけ死んかぎり走り続けたいと,そういうふうに思っております。
マニフェストにつきましては,県民の皆さまにお示ししたマニフェストに掲げた施策の中には,速やかに行うべきものとある程度長い時間をかけてじっくりと進めるべきものがありますけれども,その実現に向けてこの3年間,さまざまな分野に全力を尽くしており,各項目につきましては実施,または実施に向けて取り組んでいるところであります。引き続き,本県を取り巻く社会経済情勢,県議会のご意見,財政状況などを踏まえながら,優先順位を判断しながら4年間の任期中に実現できるよう,また方向性を示せるように努めてまいりたいと考えております。
なお,マニフェストの詳細な進捗取組状況につきましては,今月28日で就任3年となりますことから,現在とりまとめ確認作業を急いで行っているところでありまして,資料が整い次第,県のホームページに掲載したいと思っております。また,報道機関の皆さまに対しても提供する予定であります。
さまざまな取組を通じまして,経済成長や県政の発展に資する施策を積極的に推進するとともに,元気な鹿児島,どこよりも幸せを実感できる鹿児島を実現し,さらなる県民福祉の向上につなげていくという好循環を作ってまいりたいと考えております。私が目指す鹿児島は一貫して一つであります。鹿児島に生まれてよかった,鹿児島に住んでよかった,そう思える鹿児島を目指し,これからもけ死んかぎり全力で走り続けたいと考えております。
(幹事社)
ほかに各社さん,質問ございましたらお願いいたします。
(記者)
本港区まちづくりエリアについて質問です。
知事は6月の議会で,住吉町15番街区でのスタジアム整備について検討してもよいのではないかという見解を示されましたけれども,その後,鹿児島市側からスタジアム整備の件で協議というのはあったんでしょうか。
(知事)
今のところございません。鹿児島市長の方も議会の方でも答弁していると思いますけれども,今検討されているところではないでしょうか。
(記者)
そのほかの件で市長と話し合う機会というのは,その間でも特になかったんですか。
(知事)
表明してからは,今のところありません。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
就任3年の話に戻るんですけれども,任期が残りあと1年になりましたけれども,次の2期目については今のところどういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。
(知事)
先ほど述べたとおりでありましてですね,今を全力で,県民生活が少しでもよくなるように走り続けたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
特に今のところは,次の2期目というのは考えてないということに。
(知事)
今,答弁したとおりであります。
(記者)
分かりました。
(記者)
先ほど,3年目のお話の中で,速やかに行うべきものとゆっくりすべきものというふうにあって,優先順位を決めて取り組みたいというふうにおっしゃっていたんですけれども,例えば,今,お考えの中で優先的に進めたいものというのは,残り1年の中で進めないといけいないというようなものはおありなんでしょうか。
(知事)
それはたくさんあります。それぞれの分野があるわけですよね。
農業であれば先ほどから申し上げているとおりですね。TPP11,EPAも含めてさまざまな動きがある中で,この輸出をどうやって拡大していくのかと。もっともっと輸出を拡大しながら,そして生産者の所得を伸ばしていく,後継者が育つというですね,そういった好循環に持っていくべく,さまざまな努力をしていかなきゃならないわけですよね。
観光も先ほど述べたとおりでありまして,ただ,来てみてよ,ではダメなわけでありますので,来た方々が感動して帰っていただけるようなまちづくりも進めていかなきゃならないと思いますし,そして自治体とも連携しながらいろんなこともやっていかなきゃいけませんし,キャンペーンも,そしてさまざまなプロモーションもやっていかなきゃいけませんし,今,インスタ映えする100選のいろんなものを作っておりますので,そういったものも含めながら,トップセールスももっともっとやっていかなきゃならないというふうにも思っております。
そして,子育て支援に関しても,もっともっと,1歩でも2歩でも進めていかなきゃならないと,そういうふうに思っておりますし,また高齢者生き生き支援に関しましてもですね,高齢者の方々が生きがいを持って暮らせるような,そういった社会を作るための施策もですね,もっともっと進めていきたいと,そういうふうに思っておりますので,さまざまなことがですね,今,やらなきゃならないことがまだたくさんあるなと,そういうふうに思っておりますので,け死んかぎり一所懸命努力して走り続けたいと思っております。
(記者)
子育て支援のことで,乳幼児の医療費の窓口の無償化が去年の10月から一部で始まっていると思うんですけど,今後さらに拡大していきたいみたいなお考えとかはあったりするんでしょうか。
(知事)
そうですね。はい。これは先の県議会でも少し表明させていただきました。鹿児島の未来を担うのは子どもたちでありまして,県内どこに住んでいても安心して子どもを生み育てる環境を作ることが重要である,という形の中でこれまでも取り組まさせていただいております。
そして,まずは経済的な理由から医療機関の受診を控え,症状が重篤化することがあってはならないと思いますので,昨年10月から住民税非課税世帯の未就学児を対象に医療機関等での窓口負担をなくす新たな制度を開始したところであります。
厳しい財政状況ではありますけれども,これまで住民税非課税世帯の乳幼児を対象とした窓口負担ゼロの子どもの医療費助成制度につきましては,年内に制度改正の内容をお示ししたいと考えております。
(記者)
公約の中でアウトレットモールの誘致というのもあったと思うんですけれども,これは進捗状況はどのようになっているんでしょうか。
(知事)
各県を見ても,アウトレットモールというのは,インバウンドの方々も含めながら非常に賑わう施設という形の中でなっているわけでありますので,アウトレットモールというものがですね,鹿児島にあるということは,鹿児島の発展につながるのではないかなという形の中でマニフェストの中に書かせていただいております。今,努力しているということだということでご理解していただければと思います。
(記者)
2年目の時に調査をやっているというのが載っていたと思うんですけど,それ以上に何か進展しているようなことがあったりするんですか。
(知事)
今のところ努力しているという状況です。
(記者)
この1年は何かしら動きとしては,何か知事の方からされたっていうのはあるんですか。
(知事)
どういう形だったらできるのかなという形の中で努力しているということであります。
(記者)
分かりました。
(知事)
やはりその地理的な状況とか,佐賀に今あるわけでありますけれども,そういった状況の中でどういう形だったらできるんだろうかとか,さまざまなことが今そこにあるわけでありますので,そういったことを含めながらですね,努力しているということであります。
(記者)
多分,中長期的なものだと思うんですけれども,例えば残り1年でどこまでもっていきたいというか,そういうのはあったりするんですか。アウトレットモールに関して。
(知事)
今,先ほど述べておりますけれども,県議会のご意見,財政状況,社会情勢,さまざまなものを踏まえながら優先順位を判断しながら,そして4年間の任期中に実現できるよう,また方向性を示せるように努めてまいりたいというふうに思っております。
(記者)
方向性を示せるようにということですか。そのアウトレットモールに関して。
(知事)
示せるように努めてまいりたいと,努力してまいりたいということであります。
(記者)
ありがとうございます。
(知事)
マニフェストがたくさんある中で,一所懸命全部に関して努力していっているということであります。
(記者)
その優先順位は,今は,まだ決まってないということなんですか。
(知事)
それは先ほどからずっと述べておりますけど,子育て支援と高齢者生き生き支援,観光,そして農業というのは基幹産業なので,それをまず伸ばしていかなきゃいけない。ですよね。基本にあるのは県民生活を少しでもよくしたいと。そういう思いの中で取り組んでいくということであります。
(記者)
先ほどありました子ども医療費の窓口無料化ですが,年内に検討結果を発表ということですが,現在が住民税非課税世帯が対象ということ。全体の6分の1ぐらいと聞いておりますが,これを拡大するということは,保護者のやはり所得のどこかで切っていくといいますか,そこで範囲を決めていくということになるんでしょうか。
(知事)
今ですね,制度改正の内容をお示しできるように最終的な内容の検討を行っているというところであります。できるだけ早くお示しできればなと思っております。
(記者)
まだ,内容までは,というところですか。
(知事)
今,鋭意,最終的な詰めの作業を行っているということであります。
(記者)
年内というのを,時期というのもまだ。
(知事)
できるだけ早くお示しできればと思っております。
(記者)
分かりました。
(記者)
新しい県の新総合体育館についての質問です。
知事は,今もまだ鹿児島中央駅西口を最適地というふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
新たな総合体育館につきましては,県議会や県民の方々からのさまざまなご意見をいただくとともに,経済界からもさまざまな声があるところであります。私としては,これらのご意見を真摯に受け止めて,引き続き慎重かつ丁寧に検討を進めることとしておりまして,最終的な整備予定地の決定に当たりましては,県民のご理解が得られるよう努めてまいりたいと考えております。
(記者)
おそらく,今おっしゃったことは6月定例会の議会と同じ答弁だと思うんですけれども,日本郵便との協議というのは今どのような段階で,詰めの協議をしていらっしゃるというところから何か動きがあるのかどうか教えてください。
(知事)
今,詰めの協議を行っているという報告を受けております。
(記者)
詰めの協議というのは,どのような協議になるんでしょうか。
(知事)
交渉事でありますのでですね,なかなか詳細について今のところで交渉の過程について,今こう進めている状況の中でお話しするのはなかなか難しいわけでありますけれども,いずれにしろ詰めの協議を今行っているということであります。
(記者)
詰めの協議は行っているんだけれども,整備予定地というのはまだ決まっていないということは,議会の委員会の中でもそのようなご回答がありましたけれども,それでよろしいんでしょうか。
(知事)
それで結構でございます。
(記者)
詰めの協議を行っているというのと,まだ整備地が決まっていないというのは,なかなか県民としては,どういうことなのかなっていうのがちょっと思ってしまったりするんですけども,すでに土地鑑定であったりとか予算をかけていらっしゃって,今の段階で,6月の定例会の時に,今後,整備場所の見直しも含めた検討を行う必要が出てくるのではないかという質問に対して,知事は先ほどおっしゃったような,県民のいろいろな意見があるので,それを受け止めた上で真摯に受け止めて引き続き慎重かつ丁寧に検討して,最終的に県民の理解が得られるようにしたいと,これは理解が得られなければ見直しをする可能性もあるというふうに受け止められるような答弁でもあると思うんですけれども,ここに対して予算をかけていろいろ最適地であるということで進めていらっしゃるわけですが,今段階で,まだ引き返せる状況なんですかね。整備地が決まっていないということなんですけれども。
(知事)
これは6月の定例会,そして昨年に最適地であるということを表明して以降ですね,各委員会でも議論がなされたというふうに聞いておりますし,またその中でもですね,企画部長の方からさまざまな答弁をしているというふうに思います。実際問題としてですね。そういった流れの中で,最適地ということを表明させていただいてですね,最終的な決定に当たっては,県民の理解を得られるための努力を,県民の理解が得られるように努めてまいりたいということを表明させていただいているわけであります。
一番大事なのは,県民の皆さまのご理解をいただけるように努力して努めていくということが一番大事ではないかなと私自身は思っておりますので,県民の皆さまの体育館でございますので,県民の皆さまのご理解が得られるように,一所懸命,我々としても丁寧に努力させていただいているということでありますので,それを第一に考えながら最終的に決定していきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
理解が得られないとするならば場所を変える可能性もありますということでしょうか。
(知事)
今,述べたとおりでございます。一番大事なのは,やはり県民の皆さまのご理解というのが一番大事でありますので,そのご理解が得られるように我々としても努力していくということであります。
(記者)
それは西口で造るのに対して,県民の皆さんの理解を得ていくということなんですか。
(知事)
先ほどからずっと述べているとおりでありまして,検討委員会の提言を踏まえれば,いろいろなことがいっぱいありますよね。踏まえれば,やはり西口が県有地であれば最適地じゃないかなということを表明させていただいて,そして,そのためには日本郵便との協議をして,より広い土地の方がいいだろうという形の中で協議を進めようという形の中で進めさせていただいて,そして,最終的にはさまざまな皆さま方の声を聞きながら,県民の理解を得られるように努力して,最終的な決定を行うということを述べておりまして,そういう形の中で今やっているということであります。
(記者)
先ほど質問しました,今段階で最適地としている場所を見直したり,引き返したりということは可能な段階なんですか。
(知事)
それは,これも委員会でも定例会でも表明しているわけでありますけれども,今,最適地ということでありますので,決定するのと最適地とまた違うわけでありますよね,実際問題としては。最適地で表明して今それのいろいろな形で交渉事をやりながら,そこへ向けての整備といいますかですね,交渉事も含めて行っているわけですよね。
そうした中で経済界の皆さま方,そして県議会の皆さま方,そして県民の皆さま方の声というのがいろんな声があるわけでありますので,私としてはそういった皆さま方の声に真摯に耳を傾けながら,最終的な決定に当たっては県民の皆さまのご理解をいただけるように,そうした中で努力していきたいとそういうふうに思っております。
(記者)
基本構想自体は,昨年度に本来は策定する予定だったかと思うんですけれども,今もう半年過ぎていますが,その最終的な決定というのはいつ頃下されるおつもりなんでしょうか。
(知事)
これは先ほども述べましたけれども,県民の皆さまの体育館でございますので,県民の皆さまが長く使うものですよね。50年とかもっと使うかもしれませんけれども,長く使うものでありますので,県民の皆さまのご理解をいただく努力をして,その上で最終決定するということにするのが一番いいのではないかなとそういうふうに思っております。
(記者)
ただ県民の皆さんの声としてはやはり早く造ってほしいという声ももちろん届いていらっしゃると思うんですけれども,決定が遅れていけばどんどん建設時期も遅れていくという部分があると思うんですが。
(知事)
それはもう,競技団体の皆さまもできるだけ早く造ってほしいという要望も受けておりますし,また県民の皆さまもそういう思いでいらっしゃるのではないかと,そういうふうに思っておりますので,そういった声にもですね,応えられるように我々としても一所懸命努力していきたいと思っております。
(記者)
県民の方に理解していただくための努力というのは,最適地である中央駅西口の抱えているいろいろな指摘のある課題を大丈夫ですよと。例えば,渋滞や駐車場など指摘があるかと思いますが,これは大丈夫ですよということを説明し,最適地で進めることへの理解を求めるという意味合いでしょうか。
(知事)
これは当然のことながらそういった懸念があることも事実でありますので,そういった懸念に対する解消へ向けて,前の定例会,そしてその前の定例会でもですね,バスプールを設けたりとか,乗降場を設けたりとかですね,さまざまなことをしながらそういう懸念の解消へ向けて我々としてもですね,今努力してきているところでございます。
そういったことも踏まえながらですね,根本的に県民の皆さまの懸念,そしてご理解をいただけるにはどのような努力をすればいいんだろうかと,そういうことも踏まえながらですね,我々としてはさまざまな努力をしていきたいとそういうふうに思っております。
(記者)
あと交渉事でありますが,日本郵便との交渉がまとまった場合,また条件はよくなると思いますけれども,そこで県民の理解というのがまだ十分得られていないとするならば,それを待っていただくようなこともあり得るということなんでしょうか。
(知事)
今後は,やはり先ほどから述べているとおりでありまして,さまざまなご意見があるわけでありますので,このご意見を真摯に受け止めて引き続き慎重かつ丁寧に検討を進めることとしておりまして,最終的な整備予定地の決定にあたりましては,県民のご理解が得られるように努めてまいりたいというふうに思っておりますし,県民の皆さまのご理解をいただけることが大事だと思っておりますので,そういった思いに応えるべく対応してまいりたいと考えております。
(記者)
すみません,話題が変わります。
ハンセン病家族訴訟の件についてお伺いしますが,先日,国が控訴を断念して今後補償等法的支援が焦点になってくるかと思いますが,この中で対象となる家族の特定が非常に困難であるということが今問題になっていると思います。
そこで知事にお尋ねしたいのは,まずこの判決全体,国の控訴断念を含めた判決全体に対する見解だったり,所感を教えてください。
2点目に対象となる可能性のある家族について把握する施策,これは国も示していくと思うんですけれども,県として何か独自にお示しする考えがあれば教えてください。
3点目に最後ですけれども,教育の問題も判決は指摘しているんですけれども,今,県でも親子訪問事業などされているかと思うんですが,今後拡充していくためにはどういった方向性の施策だったりとか,あるいは方向性みたいなものが必要と考えていらっしゃるか,もしあれば教えてください。
(知事)
ハンセン病家族訴訟につきましては,7月12日に安倍首相の談話が発表され,熊本地裁判決が確定いたしました。
首相談話におきましては,家族に対しても差別・偏見が存在したこと,政府としての反省とお詫び,また訴訟の参加・不参加を問わず家族を対象とした新たな補償の措置を講ずることなどが示されました。
このことは長年にわたり,苦痛や苦難を強いられてきたご家族の思いに寄り添ったものであると理解しております。今後,国においては家族を対象とする新たな補償の措置を講ずることとしておりまして,県といたしましては国の動きを注視するとともに当事者の方々に寄り添いながら,引き続き偏見・差別の解消に向けた啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。
私も毎年ハンセン病元患者さんの代表の方々に県庁舎においでいただき,直接お目にかかってお話を伺っております。
これまでも,県としては普及啓発のためにパネル展示や夏休み中の親子療養所訪問,元患者さんを講師にお願いした啓発講演会等を差別・偏見をなくすための普及啓発として取り組んでおります。
今後も元患者,家族の方々の名誉回復に向けまして偏見・差別をなくし,人権が尊重される社会の形成に向けて引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
(記者)
確認でいくと,すみません,一義的に言えば国の動きを見て,国の補償なりそういった家族の対象者の範囲の特定なんか進められていくのに合わせて,県も同じようにしていくというような理解でよろしいですか。
(知事)
先ほども述べたとおりでありまして,今後国においては,家族に対する新たな補償の措置を講ずることとしているわけでありますよね。県といたしましては,国の動きを注視するとともに,当事者の方々に寄り添いながら,引き続き偏見差別の解消に向けた啓発活動にも取り組んでまいりたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。もう1点うかがってもいいですか。また話題をちょっと変えます。
前回のこの場で,鹿屋市のクリニックの話題を出したかと思います。医師が診察なしで死亡診断書を出していたという件,あるいは診察なしで薬の処方箋を出していたという件だと思うんですが,その際に行政指導されたことをここで知事がおっしゃられて,その後,当該のクリニックから改善計画書が出されたというふうに担当課から聞いています。
ただここで,これは質問というか確認なんですけども,この際に不正な診断書が何人分出されたかであるとか,あるいは薬の無診察の処方が何通あったかということは,基本的には数値的には特定せずに,少なくとも1人ありました,なので今1人なのか100人なのかそれは分かりませんというような状況の中で処分を出されたという経緯があると思っているんですが,そこで一応確認なんですけれども,今回,非常に県としても珍しいというか,こういった医師が診察なしで死亡診断書を書いていたということについて,こういった,もし今後同様の水準の,あるいは同じ条件の事案が発覚した場合は,今回のような指導・調査というものがいわば県としての前例となるというふうな理解でよろしいのかどうか,これ,はい,いいえでお答えいただければと思うんですけども。
(知事)
我々としても,全力でそういったことに対しては取り組んでいく,という姿勢に変わりはありません。
(記者)
やっぱり,数を特定しなくてもいいという,要は現場の方を取材していると,医師が死亡診断書を書いたのは複数あるんじゃないかという声があるんですけれども,それについて,県としては1人は,1人はむこうの弁護士も認めているんでそうだと思うんですけども,少なくとも1人はあったと思うけれども,というところで,そこをテコにして処分を出されているというふうに考えているんですが,一般的な感覚からいけば,このクリニックは何人分書いていました,というふうに数が特定されるべきかなと思っています。ここはもしかしたら感覚が我々とずれている可能性があるんですけれども,今後も同様のことがあれば同じように,数は特定しなくても処分はできるというふうにお考えということでいいですか。
(子育て・高齢者支援総括監)
事務的なことなので私の方でお答えいたします。
少なくとも1件あった,ということを捉まえて処分をしたわけですから,たいへん厳しい処分だというふうに考えておりまして,私どもとしましては改善報告書を求めまして,その中身をですね,実は証拠書類といいますか,代替のお医者さんとの覚え書きであるとかあるいは出勤簿であるとか,あるいはその報酬の支払いの書類であるとか,いうようなところを厳々にチェックいたしまして,しかも昨日なんですけれども現地にも担当職員を赴かせましてですね,確認しておりますので,今回,たいへん厳しい内容になっているというふうに理解しております。
(記者)
もし差し支えなければ,知事としては,今回はその処分が適当だったかどうかという処分のスキームも含めて適当だったかどうか。適当だから県として動いているということだと思うんですけれども。
(知事)
ですよね,今,担当部長(子育て・高齢者支援総括監)が言ったとおりであります。
(記者)
じゃ1点だけもし知事の口からお答えいただくとするならば,なぜ,少なくとも1件あるということ時点で業界的にはひっくり返るような話だと思うんですけれども,それが複数あるんじゃないかという情報が寄せられている中で,少なくとも1件だけ特定して事実上終了していくというのは,これは知事としては容認できるという。
(知事)
ちょっと待ってくださいね。
詳細がちょっとわからないと答えようがないので。
(子育て・高齢者支援総括監)
少なくとも1件あるということを捉まえてやっているわけですから,全体を特定するのに時間をたくさんかけるのか,早く特定して改善をしてもらうのかという選択肢ですので,今回はもうとにかく一刻も早くその状況を改善してもらうということで行政指導を行って,改善報告書が出てまいりましたので,そのとおりやったかどうかというのをきちんと見て,今は是正されているということでございます。
だからそれが,今一番求められているのは,適正な形でやられているかどうか,そこの確保が一番大切だと思って,そういう意味で今回の処分をいたしました。
(記者)
分かりました。じゃあ,理解が正しいかどうか。最後長くなって恐縮ですが,この先,同様の事案がもし仮に出てきたときに,あるいは報道されたときに,やはり同じような形で1件だけを捉まえて,改善してくださいと。仮に100人書いていたとしても,1人見つけたらそれで処分します,というような形だということですね。
(子育て・高齢者支援総括監)
「たら・れば」なのでちょっとお答えしにくいんですけども,その時の状況に応じて,先ほども言いましたけど,まずは改善していただくことが最優先ですので,その時の状況を見てその場その場で適切に判断したいというふうに考えております。
(記者)
分かりました。ありがとうございました。
(記者)
本港区の再開発について,知事のスケジュール感のことをうかがいたいんですけど,今年度中に募集要項を作成して募集するということですけれども,これ,業者選定っていうのはいつされる考えなんですか。
(知事)
今ですね,これももうご存じのとおりでありますけども,今後,事業者公募のための要領を作成して,そして,今年度中に公募を開始するということで,今進めております。そして事業者の選定にあたってはですね,客観性・公平性を確保するために,外部有識者等で構成する評価委員会を設置する方向で,今,検討しております。今,状況ではそういうところでございます。
(記者)
そのアドバイザー役というか,みずほ総研が入っていますけど,それの契約期限が年度内ということになっていますけれども,それまでに選定を終えるということなんですか。
(知事)
今の状況はですね,今年度中に公募を開始したいという状況でありまして,それで,選定に当たっては評価委員会を設置する方向で検討するというところでございます。今のところはですね。
(記者)
要は,みずほ総研との契約期限と選定時期との兼ね合いというのは,どのように考えていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
今,状況として決まっているのはそこまでであるということであります。
(記者)
契約期限中に一応の結論を出すというのが,普通は予算的にも納得のいく方向性じゃないのかなと思ったりするんですけど,その辺いかがでしょうか。
(知事)
私的にはできるだけ早く事業者公募を行って,事業者公募に当たっての選定委員会の中で,最終的にできるだけ早く事業者を決めていきたいと,そういう思いがあります。
(記者)
分かりました。
別の質問ですけども,参議院選挙に関係してですけれども,現状3人候補が出て三つどもえの戦いになっているわけですけども,現状をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
選挙に関することは,私,この立場ですのでコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(記者)
先日,与党候補の決起大会に知事いらっしゃって,応援演説をされてましたけれども,どういった思いでされたんでしょうか。
(知事)
そういう,来ていただきたいということでしたので,出席します,という形の中で,ということで出席いたしました。
(記者)
ただ出席して何も言わないという手もあるんじゃないかなとは思うんですけど,そこであえて応援演説をするというのは。
(知事)
ごあいさつを,ということでありましたので,森市長もごあいさつしておりましたけれども,ごあいさつを,という形の中でごあいさつしました。
(記者)
じゃあただの,応援の内容ではあったけれども,ただのあいさつであるということなんでしょうか。
(知事)
それは,記者さんもその場にいらっしゃったわけでありますので,それで多分,ご理解いただけるのではないかなと思います。
(記者)
わからないから聞いているんですけれども。
これ以上はないということですかね。これ以上は,特に。
(知事)
そうですね,今選挙戦やってる最中でありますので,今日は記者会見であります,公式の。
(記者)
知事の政治姿勢や,前回の会見でお答えいただけなかった問題などに対して質問いたしますので,明確なお答えを,ご自身のお考えをお伝えいただければと思います。
まずですね,3年間,先ほども出ていましたけれども,知事は,人の気持ちの分かる思いやりのある政治を行うと,3年前の選挙戦の演説で述べてます。この3年間,そのとおりに実践できてるとお思いでしょうか。
(知事)
私は先ほども,もうこれは述べたとおりであります,はい。
(記者)
できてると。人の気持ちを思いやる政治ができてるということですね。
(知事)
県民の立場に立って,県民の思いに応える政治をやりたいと,そういう思いで全力で走り続けてまいりました。
(記者)
その政治の実践は,県民としては職員を通じて体現されて伝わってくると思うんですけれども,職員へのガバナンスが効いて職員をグリップできてるとお感じですか。
(知事)
担当部長以下,それぞれ非常によくやっていただいていると思っております。
(記者)
職員からのいわゆる報告・連絡・相談,報連相,これはしっかりできてるということでしょうか。
(知事)
それぞれの担当部長含めて,課長からはそれぞれいろんなことを報告を受けております。
(記者)
先日の会見で知事は,報道機関の役割は真実を伝えることだというふうにおっしゃっていただいたんですが,私がこれをずっと質問しているのは,一連のドタキャンの件について,真実を伝えたいということでいろいろ取材を重ねています。その中で,情報公開請求をたくさんしまして,職員の方にはかなりの負担をかけてしまって申し訳ないなという思いはあります。ただですね,やっぱりそうしないと真実にたどり着けないということですのでご理解いただきたいなというところは申し上げておきたいと思います。
そこでですね,いただいた資料や取材から真実がちょっと見えてはきてるんですが,改めて知事に確認します。
1月の県工業倶楽部の新年大会と4月の三島村の焼酎お披露目会を職員が欠席されていますが,これについて知事に報連相はなかったということでしょうか。
(知事)
はい,そのとおりです。
(記者)
それは先ほど言った報連相はちゃんと来ていますというお答えと矛盾すると思うんですが。
(知事)
それは,それぞれ違うんじゃないでしょうか。すべてが私のところに来るわけじゃありませんので。
(記者)
人の気持ちの分かる政治というところで,三島村の焼酎お披露目会を前日に理由も告げずにキャンセルする,こういった行為は人の気持ちの分かる対応でしょうか。
(知事)
私としては三島村も3つの島すべて訪問いたしておりますし,島民ともですね,いろんな形の中でその三島村の発展へ向けていろいろと意見交換もしておりますし,そして焼酎蔵も訪問いたしまして,焼酎蔵からどうすればいいかという相談も受けているわけでありますので,三島村の発展のために一所懸命引き続き努力していきたいと,そう思っております。
(記者)
私が聞いているのは,職員が理由も告げずにキャンセルする,そういった行為は適切かどうかというふうにお聞きしているんです。
(知事)
それは,詳細が分かりませんので,それぞれ事情があったということではないでしょうか。
(記者)
詳細を把握されようとしないんですか。
(知事)
だからそれぞれ事情があったということではないでしょうか。
(記者)
職員は,知事の政治理念を共有していて,昨年1月のフランス出張では,知事の体調をおもんばかって,知事に無断で,相談せずに日程変更して,相手先とこじれてでも知事を大切に思う方々ばかりだと思うんですよね。そういった方々が今回行った行為は非常識だと捉えられる,そういう行為をしてしまう職員がですね,それはしょうがないことなんでしょうか。
(知事)
それはあまりにも強引すぎませんか,その理論は。
(記者)
強引ですか。
(知事)
だってベトナム訪問の時には,その秘書官が横にいて私が体調が悪いのはわかっているわけですから。それとこれとを結びつけるというのはちょっとあまりにも強引すぎませんかね。
(記者)
だから職員が知事に今回の行為は職員は知事に泥を塗ったような話じゃないですか。そういったことをすると。職員が独断でそういうことをするということ自体がちょっと信じられないわけですよ。
先ほど知事は,報連相はちゃんとありますよとおっしゃっているじゃないですか。
(知事)
それは,全てが私のところにくるわけじゃない。それはもう常識的にお分かりじゃないですか。だって全てが私のところに来るわけはないじゃないですか。
(記者)
今回,私いろいろ資料を取りましたけれども,細かい行事の日程などもレクで入っています。ということはですよ,今回の新年大会とか三島村のお披露目会も説明をしに職員が行っているはずですよね。行っていないんですか。
(知事)
それは私もだいぶ前の話なのでちょっと記憶にありません。
(記者)
だいぶ前。まだ2カ月,3カ月前じゃないですか。
(知事)
私はちょっとそれは記憶にないです。担当課に聞いてください。
(記者)
三島村の焼酎お披露目会については,職員に対して担当課から欠席するようにと指示があったと私は聞いているんですけれども,知事はそこは確認されていないですか。
(知事)
私はそのようなことはないと思っています。
(記者)
ない。
(知事)
私はそういう報告は受けておりません。
(記者)
誰も欠席を指示されていないということですね。
(知事)
少なくとも私はそういうことはないということを言っているわけであります。
(記者)
それでは,1月25日の工業倶楽部の新年大会の懇親会のキャンセルですが,こちらは5人の職員が県庁に帰ってきたということだったんですが,知事はこれについては詳細を把握されてないんですか。
(知事)
していません。
(記者)
把握されるおつもりがない,それはどうしてでしょうか。
(知事)
どうしてでしょうか。逆に。
(記者)
問題だと思っていらっしゃらないということですかね。
(知事)
それぞれ事情があったからでしょう。
(記者)
その事情について,私は担当課の方からは,講演会は5人全員,部長以下ですね,職員も含めて出たんだけれども,予算編成の仕事のため全員県庁に帰ったと。先日の県議会で,担当部長も,予算編成の時期で急きょ業務の都合で出席できなくなったと。
それでは,誰がそのそういう判断をして,こういう仕事をみんなでしようとしたんですかと聞いたところ,部の判断ですとおっしゃるんです。部の判断。ということは,部長が普通指示したと思われるんですが,私,前の担当部長とお会いしたところ,覚えてませんと。職員の今の現役の方から確認を受けたこともないということなんですよね。それなのに,部の判断というふうにお答えする。誰の指示か,誰かわからない答えを私は受け取っているんですけれども,その中で,5人全員,講演会は出たとおっしゃってたのですが,私がいただいた資料によると,部長は講演会の来賓あいさつをしてすぐ帰ってるんです。このこと自体でも一つ私は嘘をつかれたと思っているんですが。
(知事)
私自身に聞かれても,それは詳細よく分かりませんよね。
(記者)
詳細を把握するおつもりがないというのはよくわからないのですが,どうしてですか。大した問題じゃないとお思いということでいいですか。
(知事)
それは部の方に聞いてください。部の方でいろいろとやってるでしょうから。
(記者)
今回のこの新年大会は,県のお金を使う公費ですよ。県費を使う公務を残業の方が大切だと言って出ない。そういう判断をすること自体が,私は理解を得られる行為ではないと思うんですけれども,知事はどう思いますか,とお聞きしたいです。
(知事)
だからそれは部の方でさまざまな予算編成で事情があったというふうに記者もおっしゃっているとおりでありまして,そういう形の中で判断されたということじゃないでしょうか。
(記者)
この日は金曜日です。翌日の土曜日,日曜日もあります。月曜日早く出てくるという手もあったと思うんですよね。
(知事)
だから逆に週末だからこそ,そういうことっていうのは逆にあるんじゃないでしょうか。
(記者)
その県費の使う公務を投げ出して残業をした判断は適切だったと。
(知事)
それはその時の事情でありますので,その時の事情をそちらの方に聞いてくださいということを私は言っているわけでございます。
(記者)
人の気持ちの分かる政治ということで言うと,対外的な約束をしたことをですね,内部のことで裏切るようなことをするというのはですね,とても人の気持ちが分かる政治とは思えないんですよね。
知事は先日も,県庁の庁内会議は県政推進に重要だとおっしゃって,直前のキャンセルを正当化するようなお話をされたと思うんですけれども,人の気持ちの分かる政治でそういうことは正当化できるもんでしょうか。
(知事)
だから先ほどから述べているとおりであります。それぞれのその時の事情があったんじゃないでしょうか。
(記者)
私は知事に庁内会議を優先させるというお考えは今後も変わらないと。
(知事)
それは,その時のそれぞれの事情があるわけでありますから。
(記者)
私がいただいた資料では,とても緊急性がある,知事が判断をしなきゃいけないようなレクがあったということは確認できませんでした。
というのは,知事から指示を受けましたメモを出してください,と言ったら,どの課もどこも出てきてません。ということは,知事の判断が必要だというような重要な会議だというふうにはちょっと受け取れないんですよね。
(知事)
それは重要な会議かどうかというのを記者がお分かりにならないということでしょうから,それは重要な会議は我々には当然記者が知らないことも,重要な会議もいっぱいあるわけですよ,実際は。
(記者)
5月17日の工業倶楽部の通常総会ですが,こちらも内部の会議が長引いたので。
(知事)
当然です。
(記者)
ただ,知事,これ6時からの開会なんですが,6時半には県庁を出ているんですよね,知事は。
(知事)
当然です。6時のその時にあいさつに行けないわけです,私は。実際問題として,会議で。
(記者)
だから6時半にはでも,県庁を出ていらっしゃるんですよ。知事は。
(知事)
だからその時に間に合って行けないわけじゃないですか。だから。
(記者)
1時間遅れてでも出るべきじゃないですか。
(知事)
いやいや。それは失礼に当たるから,逆に言えば部長が行って,私の代理として部長がちゃんと出席して,部長がちゃんと失礼のないようにあいさつしているわけじゃないですか。実際に。いろいろなことがあるわけですよ。
(記者)
6時半に出て新港の方に行っていらっしゃるんですよ。6時半からだったら40分ぐらい遅れてでも行くのが礼儀じゃないですか。
(知事)
だから,最初に,ここでずっと会議をやっていたんですよ。直前まで出ようと思っていました。思っていたけどもこれは担当課と話をして,ちょっとこれは難しいかもしれないという形で部長に行ってもらって,部長の方で代読していただいたわけじゃないですか。そこまでやっぱりやってるわけですよ。
(記者)
ご自身の政治資金パーティーも遅れて行ったかなとは思ってたんですけれども。
(知事)
それは台風があったからじゃないですか。いろいろなことがあるわけですよ。
(記者)
それでは昨年1月のですね,西郷どん大河ドラマ館のオープニングセレモニーの件なんですけれども,知事,出席予定が出ていらっしゃらないんですが,これもやはりドタキャンということだったと思いますが。
(知事)
ドタキャン,ドタキャンと言いますけれども,何でもドタキャンと結びつけていただけない方が,じゃないかなと私は思いますけど。それは当然のことながら体調もあるわけですよ。その時は私自身は風邪気味でですね,体調が悪かったということで,それは部長に行ってもらって,部長が私に代わってあいさつをしてちゃんとやってるわけじゃないですか。
そして,私が主催する午後からあった行事に関しては,私が主催者ですから欠席するわけにはいかんだろうという形の中で,出席してあいさつして取り仕切ったということであります。
(記者)
志布志の写真を拝見すると,とても体調が悪かったようには思えませんけどね。
(知事)
それは人の体調を悪いとか悪くないとか,そこまで記者がお分かりになりますか。それはちょっと言い過ぎじゃないですか。そうだと思いますよ。
(記者)
そこは失礼しました。
しかしですね,実際の鹿児島市の対応としては,知事の案内文にはですね,テープカットをお願いしますって書いてあるんですよ。で,知事のあいさつがないということで立腹されているということをお聞きして,鹿児島市は式次第をわざわざ変えてですね,知事あいさつを入れてるんですよ。そういう態度もですね,人の気持ちの分かる対応かなと思うんですけど。
(知事)
私に聞かれてもそれは分かりません,そこは。
(記者)
そうですか。
あと知事の公務の件ですけれども,県議会で総務部長が,知事の公務は県政推進に寄与するかどうかで判断します,というお話だったと思います。
昨年の6月2日にですね,東京の三州倶楽部の青年部会の設立総会に出られています。これは知事あての来賓依頼はなかったと思いますが,そうですよね。
(知事)
そこは私に聞かれても。
(記者)
私がいただいた資料では,知事に来賓として出ていただいてあいさつしてくださいという文章はありません。
しかもその時に,知事は,私は会員ですので鹿児島から飛んできました,というあいさつをされています。
(知事)
よく知ってますね。
(記者)
ええ。
(知事)
私自身もそれも覚えていません。
(記者)
それも結局東京に行くんですけど,行ってそのあいさつを30分ぐらいの会合に出てすぐとんぼ返りされています。それはその三州倶楽部の青年部の設立総会に出ることは県政推進に寄与するんでしょうか。
(知事)
その詳細に関してはですね,どういうもので私が行くようになったかというのは詳細については,私自身,把握しておりません。
ただ,一つ今質問があった時に,青年部というところから言えばですよ,当然のことながら鹿児島から出ていって,青年として,そして東京で活躍していると。そういう方々に鹿児島の現状をお伝えして,そしてまた逆に言えばそういう現状の中で鹿児島のために何とかしようじゃないかと,してくれる,そういう思いになっていただくような,そういうことを私の方で,知事として直接お伝えすることは県政推進には大事なことではないでしょうか。
(記者)
行って帰って,運転手さん。
(知事)
それも必要でしょう。
(記者)
必要ですか。
(知事)
だって,そうですよ。だって,頑張っている人たちじゃないですか。実際問題として。
(記者)
県の財政が厳しいと知事がおっしゃっている中で,たった30分のために往復使って,運転手さんも使って秘書官も使ってやるので県民の理解が得られるのかなと私は思います。
その後にとんぼ返りして,そのままさつま町の神子(こうし)に行かれているんですが,これは公式行事として載っておりません。何の公務だったか教えてください。
(知事)
急に言われても,私に言われてもよく分かりません。
(記者)
昨日,担当課に問い合わせたんですけど,この時間まで何の回答もないんですよ。そんな難しいことでしょうか。
(知事)
それは私に言われてもよく分かりません。後で多分,答えるでしょう。
(記者)
昨日聞いて,今日のこの時間まで回答がないというのはちょっと。すぐ分かる話だと思うんですけどね。
それでですね,知事,今年に入って土日,祝日,祭日,1日も休まれておりません。立派だとも思うんですけれども,ただ,それによってですね,5月の運転手さんの残業は60時間を超えております。働き方改革とはちょっと逆行するようなお話かなとも思うんですよね。なので,イベントたくさん出られてますけれども,全てがやっぱり県政推進に寄与するからだということでよろしいんでしょうか。
(知事)
日程調整につきましてはですね,秘書課と担当部担当課の方でですね,鋭意,県政発展に資するように,そういった取り組みになるような,そういったものを中心にしながらですね,日程を今組んでいただいているということであります。
(記者)
はい,分かりました。
(知事)
ありがとうございます。
(幹事社)
ほかに質問のある社はありませんでしょうか。
それでは県政一般に関しての質問は終了したいと思います。
川内原発関連について,質問のある社がありましたらお願いします。
(記者)
1,2号機の運転期間の件でお尋ねいたします。
知事は原則40年という発言をこれまでもされていらっしゃいますけれども,これはつまり原則として運転の延長は認めるべきではないというお考えかどうか,そこをちょっと確認させていただきたく思います。
(知事)
これはもういつもですけれども,原子力発電所の運転期間は原子炉等規制法で40年とされており,国の原子力規制委員会が認めた場合,1回に限って20年まで延長することが認められております。
このことを踏まえまして,これまで一貫して運転期間は原則40年と申し上げているところであります。
(記者)
ということは,つまり運転の延長は認められるべきではないというお考えということでよろしいでしょうか。原則としてですね。
(知事)
これまで一貫して運転期間は原則40年と申し上げておりまして,現状,事業者から特段の動きはないところであります。
(記者)
分かりました。
関連ですけれども,仮に九電側の方から運転の延長について県の方に話が来た場合には,どのように対応するお考えでしょうか。
(知事)
あれですよね。これも何回も同じことを述べておりますけれども,これまで一貫してですね,運転期間は原則40年と申し上げているわけであります。
(記者)
そのような考えの知事のもとに運転延長の相談なり,話が来た場合にはどう対応されようというふうなお考えでしょうか。
(知事)
先ほども述べたとおりでありまして,事業者から特段の動きはないところであります。
(記者)
分かりました。それともう1点すみません。
今,手続きが止まっている3号機の増設の話ですけれども,この手続きの再開などについて,九電側の方から知事の方に相談なり,話なりはあったでしょうか。
(知事)
いや,それはないよね。来てないでしょう。ないです。
(記者)
はい,分かりました。
これもまた,今後仮にそういう話が県の方に来た場合には,知事としてはどのように対応するお考えでしょうか。
(知事)
これもこれまでも申し上げているとおりでありまして,今の県民の安心・安全に対する思いを考えると3号機の増設を進める状況にはないと,増設を進める状況にはない,と考えております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
知事は原発に頼らない社会を最終的には目指すというようなことをおっしゃっていると思うんですけれども,それについての取り組みはこの3年でどのように進んでいらっしゃいますか。
(知事)
これはもう,後で資料をお持ちしてもいいですけれども,再生エネルギーのビジョンをまとめてですね,再生可能エネルギーを推進するために,今,どんどん加速させていっているわけでありますので,そういった再生可能エネルギー,ご存じのとおり,小水力発電というものも何基も新しくやっておりますし,また今度,バイオマス発電,大きいのが開始されますし,細かいことでいっぱいありますけれども,今度,今,世界で初めての海流発電の実験も始まるわけでありますので,さまざまなことを通じてですね,鹿児島というのは豊かな自然,そして再生可能エネルギーを推進する状況は恵まれているわけでありますので,そうした再生可能エネルギー導入ビジョンに基づいてですね,この再生可能エネルギーを推進していきたいと,そういうふうに思っております。
(記者)
川内原発はあと5年で40年を迎えますけれども,そこまでにどういうふうに取組みをさらに加速させたいとか,何かありますか。
(知事)
これは再生可能エネルギー導入ビジョンでですね,数値目標を含めて,いろいろな形でどこまでやるかというのもそこにあるわけでありますから,そこを達成へ向けて努力していきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
ほかにございますか。
質問はないようですので,これで終わります。
(知事)
ありがとうございました。
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