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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事へのたより > 令和6年度のご意見・ご提案 > 意見・提案(令和7年2月)

更新日:2025年4月21日

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ようこそ知事室へ

意見・提案(令和7年2月)

  1. 土曜授業について
  2. 子牛価格低迷と飼料価格高騰について
  3. ドルフィンポートの跡地活用について
  4. 輸出用鰹節について
  5. 体育館の建設場所について
  6. 甑島の風速計について

1【土曜授業について】(知事へのたより)

意見の概要

曜授業の廃止について要望します。
鹿児島県は2015年より,県内公立全小中学生の土曜授業が始まっております。
は5人の子どもを子育て中ですが,長女が小学生の時から土曜授業がありますが,実態としては子どもたちにとっても教員の働き方改革の面からも不要であると考えます。

  • 土曜授業と子ども達の成績向上は結び付けられない
  • この令和のご時世に教員は土曜出勤がある
  • 土曜日は結局やっつけ授業ばかり
  • 全国的に見ても土曜授業をしている都道府県は少なく,同じ日本の小学生で利用できない土曜日が多すぎる

は,スポーツもしておりますが,第2土曜日の県外遠征などは学校を休んでいかなければならずこれにもとても抵抗感があります。
度始めたことを止めるというのは,現場の特に公務員の人間には難しいものです。トップダウンで土曜授業を廃止してください。
年度から実行していただければ,子どもも大人も喜ぶと思います。

担当所属 務教育課
対応・取り組み状況

曜授業については,各市町村教育委員会が学校管理規則等で定める方針に基づき,教育課程を編成する学校長がその実施や内容等について決定しており,具体的な内容としては,合唱コンクールなどの学校行事や地域人材等を活用した体験学習,保護者等による授業や行事の参観,保護者への引き渡し訓練など,平日よりも土曜の方が実施しやすく,教育効果が見込まれる取組等が行われています。
教育委員会においては,年間の授業時数が限られている中で,土曜に実施する利点を生かしたこうした取組を行うことで,一層,児童生徒が学ぶ楽しさを実感し,学習意欲が高まるとともに,地域への愛着が湧きやすくなるなど,学校生活の充実が図られることを期待しています。
方で,土曜授業を含め総授業時間が標準的な時間よりも大幅に上回っている学校においては,児童生徒や教職員の負担になるとの指摘があることは承知しており,授業時間等の点検及び見直しを進めるよう求めているところです。
お,市町村教育長会において,令和7年度のいわゆるハッピーマンデーに重なり三連休となる土曜日の授業実施については,柔軟な対応も可能とするという申し合わせがなされたと承知しています。
き続き,各学校において土曜授業の趣旨に沿った運用がなされるとともに,土曜授業を含めて教育の充実が図られるよう,指導・助言を行ってまいります。

2【子牛価格低迷と飼料価格高騰について】(知事へのたより)

意見の概要

祖父の後を継ぎ,生産農家(牛)を営んでいます。
就農6年目ですが,その間コロナの流行,ロシアのウクライナ侵攻等により,一気に経営困難になってしまいました。
鹿児島黒牛というブランドがあるものの,宮崎県,佐賀県と比べてコマーシャルも今一つと思われます。
同時に,子牛価格の低迷や,飼料価格高騰により経営が成り立たなくなってしまいました。
実際,若手後継者は借金をくり返し,高齢者は牛を飼うことをやめていく,という生産農家にとっては最悪の時代です。
県として和牛存続に思い切った補助(金)をお願いしたいと思います。
どうぞ鹿児島黒牛とその生産者を助けて下さい。

担当所属 畜産振興課
対応・取り組み状況

配合飼料価格をはじめ,生産資材価格の高止まりに加え,県内の子牛価格や枝肉価格が低迷していることから,肉用牛経営の収益性は悪化し,大変厳しい状況であると認識しています。
県としては,本県肉用牛繁殖農家の経営を守るため,以下のような支援を行っているところです。

1経営に関する取組

  • 肉用子牛の生産及び価格の安定を図るため,全国の平均売買価格が保証基準価格を下回った場合,国において,その差額を交付する「肉用子牛生産者補給金制度」が措置されており,その生産者積立金の一部(黒毛和種1頭あたり400円)助成を実施しています。
     
  • 配合飼料価格の高止まりに対しては,国が実施する「配合飼料価格安定制度」の生産者負担金の一部(今年度は,トン当たり800円のうち200円)の助成を行っています。
    また,自給飼料の生産拡大による飼料コストの低減を図るため,令和5年度から「地域資源フル活用飼料増産対策事業」により,飼料作付面積の拡大に対する種子購入や,飼料生産組織の受託面積の拡大等に必要な経費への支援を行っています。
     
  • 融資制度に係る支援については,県の各地域振興局・支庁に営農相談窓口を設置しており,個別の経営状況に応じて,既往債務の返済猶予や,新たな資金の借入等の助言,長期・低利の借り換え資金の紹介のほか,関係団体と連携した経営診断や経営改善指導を実施しています。


2認知度向上に関する取組
本県産和牛の認知度向上に向けては,鹿児島県が日本一の和牛の産地であることを全国的に浸透させ,消費者に「和牛といえば,鹿児島県産」とイメージしていただくため,(1)県内の食肉事業者一体となって取り組むPR方法の構築(「和牛日本一鹿児島」統一ロゴマークの作成,「和牛日本一鹿児島応援店」の登録・推進など),(2)首都圏の駅,空港等の広告掲載等による認知度向上,(3)海外展示会・商談会への出展等による海外への販路拡大に取り組んでいるところです。

このような県としての取組のほか,国においても,次のような各種支援制度が設けられております。これら補助事業をはじめ,営農に関するご相談については,最寄りの振興局農政普及課畜産振興係・畜産普及係にぜひお尋ねください。
県としては,引き続き,関係機関・団体等と連携し,肉用牛繁殖農家の経営安定を図るとともに,生産基盤の維持・強化に努めてまいります。

《参考:肉用牛繁殖農家への経営安定対策・生産基盤強化対策》
①「肉用子牛生産者補給金制度」
四半期ごとの全国の子牛市場の平均売買価格が保証基準価格の56万4千円を下回った場合,差額を補給金として交付。R7年度より,保証基準価格は57万4千円に引き上げ。
②「優良和子牛生産推進緊急支援事業」
九州・沖縄ブロックの四半期ごとの平均価格が発動基準価格の60万円を下回った場合に,1頭あたり1万円から3万円の奨励金を交付。R7年度より発動基準価格は61万円に引き上げ。
令和6年度第3四半期(10~12月)においては,①,②の合計で,販売牛1頭あたり最大7万2,100円の発動(農家には2月末交付予定)。
③「和子牛産地基盤強化緊急特別対策事業」(R7年度から新設)
九州・沖縄ブロックの四半期ごとの平均価格が発動基準価格の61万円を下回った場合に,①,②に加え,1頭あたり1万円(離島等は5万円)の奨励金を交付
④「優良繁殖雌牛更新加速化事業」
満10歳以上の高齢繁殖雌牛から,増体や肉質に優れた若い繁殖雌牛への牛群の転換を支援(1頭あたり10万円又は15万円)
《参考:主な融資制度》
①「農林漁業セーフティネット資金」(日本政策金融公庫)
飼料や燃料等の価格が上昇し,資金繰りに困っている場合
②「畜産リノベ資金」,「酪肉支援資金」(JA等)
借り入れた資金の返済に困っている場合

3【ドルフィンポートの跡地活用について】(知事へのたより)

意見の概要

ドルフィンポートの跡地ですが,一部の人が楽しむサッカー場ではなく,県民や観光客も楽しめる市場を作りませんか。鹿児島は日本一の物がたくさんあります。しかし,それを食べたり,楽しむ所がバラバラです。
色々な県や外国に行きましたが,どこも楽しい市場があり,多くの人が楽しんでいます。
カフェや食事を楽しむお店もあればいいと思います。桜島を見ながら美味しいコーヒーを飲みたいです。

知事が自ら色々な市場を御覧になって,センスのいい市場をぜひ作って下さい。

担当所属 スポーツ・コンベンションセンター整備課,本港区まちづくり推進室
対応・取り組み状況

ドルフィンポート跡地には,サッカー等スタジアム(サッカー場)ではなく,県において新たな総合体育館であるスポーツ・コンベンションセンターを整備することとしています。
同センターについては,県大会などのスポーツ利用のほかにも,体育館としての施設の仕様を特段変更することなく,これまで本県で開催できなかった規模のコンサートやコンベンション,展示会,見本市などの多目的利用で有効活用することにより,賑わいを創出することとしています。
らに,ドルフィンポート跡地の立地を活かし,カフェや展望スペース,イベントにも利用可能な交流スペースを設けるなど,観光客等にも開かれた施設とすることで,新たな賑わいの創出や中心市街地の活性化等にもつなげていきたいと考えています。
の他にも,災害発生時における避難所などとして,地震や台風,豪雨など自然災害が頻発する中での災害対応機能の分散・強化,障害者や高齢者を含む全ての方々が,安全に利用しやすいユニバーサルデザインの実現,2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルに向けたゼブレディの導入,桜島や錦江湾の景観を望む本港区エリアにふさわしいデザインを備えた鹿児島のシンボル的施設といった,新たな価値も備えた施設とすることとしています。
お,今回御意見をいただいた市場については,鹿児島港本港区エリアのまちづくりの方向性やエリア毎の利活用の方針などを示したエリアコンセプトプラン(令和6年3月策定)において,南ふ頭エリア等における利活用の方針(イメージ)の例として,鹿児島の農・畜・水産物のフードマーケットを掲げています。
後,同プランに基づき,本港区エリアのまちづくりを進めることとしています。
た,サッカー等スタジアムについては,鹿児島ユナイテッドFCのホームタウンである鹿児島市と一緒に,整備候補地の検討を進めているところです。

4【輸出用鰹節について】(知事へのたより)

意見の概要

ニュースで,「鰹節をEUに輸出しようとすると,燻蒸による付着成分がEU基準値をクリアできないので,少ない燻蒸での鰹節製法を研究している」と耳にしました。
しかし,これは本末転倒だと思います。なぜ,世界遺産にもなった和食の基本である鰹節の燻蒸を変えるなどと考えるのでしょうか。

ランスのチーズやワインなどのAOC(原産地統制呼称)制度を見ると,生産地や製法を厳格に定めた物でないと“〇〇チーズ”,“△△ワイン”とは名乗れません。古くからの製法を頑なに守っています。だからこそ,世界から尊敬されています。
手に媚びた仕事をして,今輸出が伸びたとしても,決して世界からの尊敬は受けられません。いずれ飽きられるでしょう。
一流の職人が“最高品質”だと考える製法こそ,鹿児島の誇る鰹節と言えるのではありませんか。もし,それでEUが受け付けないなら,それで良いではありませんか。
知事におかれましては,目先ではなく,100年後の鹿児島の産業を見据えて指揮をとっていただきますようお願いします。

担当所属 水産振興課
対応・取り組み状況

鰹節は平成25年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」に欠かせない食材であり,近年は,海外でも日本食レストランの数が増加するなど,鰹節の輸出産品としてのポテンシャルは高く,今後も需要は高まっていくことが期待されています。
鰹節の輸出を増やすためには,特に和食需要の高まっているEUへの輸出を実現する必要があり,EUの基準を満たす鰹節の製造技術を開発しているところです。開発に当たっては,焙乾工程の一部を見直すことになりますが,伝統的な鰹節製造工程を可能な限り生かしながら,出汁の旨味,香り,燻製の風味などが従来製品と遜色のない鰹節の開発を目指しています。
今後も,地元水産加工組合や鰹節業者と協力し,鰹節の品質を維持しながら輸出を促進することで,日本一の生産量を誇る本県鰹節産業の振興を図ってまいりたいと考えております。

5【体育館の建設場所について】(知事へのたより)

意見の概要

ドルフィンポート跡地は鹿児島で一番の観光地になり得る場所だと思います。あの貴重な場所に体育館は違うと思います。例えば,小さい遊園地やフォトスポット・温泉や中華街・ゴーカートなど,観光客や県民が楽しめて人が集まる場所にしてほしいです。
私の周りの皆が同じように,あの場所に体育館はもったいないと言っています。
どうか県民の声を聞いて下さい。

担当所属 スポーツ・コンベンションセンター整備課
対応・取り組み状況

新たな総合体育館,スポーツ・コンベンションセンターについては,県大会などのスポーツ利用のほかにも,体育館としての施設の仕様を特段変更することなく,これまで本県で開催できなかった規模のコンサートやコンベンション,展示会,見本市などの多目的利用で有効活用することにより,賑わいを創出することとしています。
さらに,ドルフィンポート跡地の立地を活かし,カフェや展望スペース,イベントにも利用可能な交流スペースを設けるなど,観光客等にも開かれた施設とすることで,新たな賑わいの創出や中心市街地の活性化等にもつなげていきたいと考えています。
その他にも,災害発生時における避難所などとして,地震や台風,豪雨など自然災害が頻発する中での災害対応機能の分散・強化,障害者や高齢者を含む全ての方々が,安全に利用しやすいユニバーサルデザインの実現,2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルに向けたゼブレディの導入,桜島や錦江湾の景観を望む本港区エリアにふさわしいデザインを備えた鹿児島のシンボル的施設といった,新たな価値も備えた施設とすることとしています。
また,ドルフィンポート跡地においては,スポーツ・コンベンションセンターと併せて多目的広場を整備することとしています。
同広場は,気軽に運動やスポーツに親しむことができ,多様なイベントへの対応もできるよう整備することとしています。
また,同広場は,桜島や錦江湾への視点場としてふさわしいオープンな空間の確保を基調としているウォーターフロントパークと一体的な景観となり,イベントの開催など,連携した活用が可能となり,エリア一体で賑わいを生む場となるよう,検討していきます。
スポーツ・コンベンションセンターの整備を進めるに当たっては,県民の皆様の御理解を得ることは重要と考えています。
このため,これまで同センターの基本構想を策定する過程において,県民の皆様から議論の段階ごとに意見募集等を行い,それを踏まえ,施設の機能,規模,構成及び整備地などについて決定し,整備に向けた取組を進めてきたところです。
県としては,これから先10年,30年,50年後を見据え,同センターの整備を推進していきたいと考えています。

6【甑島の風速計について】(知事へのたより)

意見の概要

甑大橋へ向かうトンネルの手前の交通状況掲示板に「風速○○m」と表示されていますが,甑大橋まで行かなければ風速が分かりません。
漁業を営んでいて甑島近海で操業しており,時化の度に,漁場の波や風の状態を天気予報や風情報で得ながら働いておりますが,情報が十分ではありません。
また,仕事,観光,買い物等で橋を通られる方は,通行するかどうかの判断に困ると思います。

甑島に興味のある方,甑島近海を通る船舶,操業する漁船など情報を知りたい人はたくさんいると思いますので,現地まで行かずにインターネットで風速が確認できるようにしてください。

担当所属 道路維持課
対応・取り組み状況

甑大橋及び甑大明神橋に設置されている風速計は,道路管理者である県が橋の通行止めの判断材料として最新の風速把握に活用しているところです。
橋の通行止めを行う際の情報提供については,あらかじめ時間の余裕を持って,防災行政無線で地域の皆様へ周知するとともに,県が構築した「道路情報総合システム」でもインターネット上で公開しているところであり,引き続き周知が行き届くよう努めてまいります。
また,船舶の航行や漁船操業に資する防災情報としては,インターネットで公開されている気象庁や海上保安庁等の風速データを参照してくださるようお願いします。

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