更新日:2025年9月1日
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7月11日,出水庁舎で経営発展研修会を開催し,農業者30人を含む46人が出席しました。「知らなきゃ損する税の話~制度を知って経営改善に役立てる~」と題し,税理士から,103万円の壁が引き上げられたことによる農業経営への影響等について講話いただきました。研修会後のグループトークでは,「もっと経営管理を勉強する必要がある」など前向きな意見交換ができました。併せて実施した個別相談会では,妻が農業者で夫が会社員の場合の子どもの扶養の考え方等について助言指導を受けました。
地域計画の重点支援地区に位置付けている長島町城川内地区で,ばれいしょ後作に牛糞堆肥を投入しソルゴーを栽培する耕畜連携モデル試験を実施しています。畜産農家には粗飼料確保と牛糞処理,耕種農家には地力向上と夏場の景観改善が期待できます。7月16日に現地検討会を行い,畜産農家と耕畜連携の現状と課題改善について意見交換しました。また,室内検討では課内の役割分担を行い,成果の波及までの方向性を共有しました。
7月9日,阿久根市で指導農業士会との共催により「新規就農者励ましの会」を開催しまいた。出席した新規就農者6人は,「知識・技術を身につけ,経営を発展させたい」,「周囲の先輩に聞きながら頑張りたい」など,今後の抱負を力強く語っていました。参加した指導農業士会,農村女性の会,経営者クラブ,農業青年クラブから,各組織の活動紹介等もあり,新規就農者との交流が図られました。今後は,トレーナー研修や農業基礎講座等を通して,経営早期安定に向け支援します。
近年増加している就農相談や新規就農者について,円滑な就農,定着・経営発展に向けた支援のあり方について協議する会を,管内3市町において実施しました。今後,市町,JA,県,指導農業士等による支援体制を整備し,面談・個別巡回指導を行う等,就農相談時に活用できる資料一式や支援記録様式を整理し,関係機関・団体で活用・共有することとしています。
7月9日,阿久根市のABCパレスで,令和7年度出水地区青年農業者会議が58人の参加のもと開催されました。今年度は,「カンキツの腐敗果対策について」4人の共同プロジェクト発表や,「4H+1=私の思う4H」,「スマート農業を活用した労働環境の改善」についての意見発表がありました。いずれの発表に対しても,多くの質疑があり,大変意義のある時間となりました。農政普及課として,青年のプロジェクト活動支援を継続していきます。
6月30日にJA鹿児島いずみ本所で,第1回果樹部門就農トレーナー研修が開催され28人が出席しました。基本技術研修後,全体研修で青年農業者4人が共同プロジェクト活動の取組を発表し,不知火および甘夏の腐敗果防止対策について事例を紹介しました。腐敗果防止対策上の手法や出荷販路,課題など,情報交換や質疑応答が活発に行われました。農政普及課は,青年農業者のプロジェクト活動による担い手育成支援や腐敗果対策技術の波及等を今後も進めていきます。
7月17日にJA鹿児島いずみで,令和6年産甘夏類販売反省会が開催され,生産者80人が出席しました。令和6年産の出荷量は3,415t(前年比86%),出荷額は7.9億円(96%)となり,出荷量減で単価高の傾向でした。市場関係者によると甘夏類は需要に対して供給が不足とのことでした。また,委託出荷量のロス克服が課題となっており,農政普及からは,ヘタ枯れ・油胞黒変症の対策について講習を行いました。併せて,県大隅加工研究センターから研究内容の説明もあり,今後も,大隅加工センターと連携しながら出荷ロス軽減対策に取り組んでいきます。
二番茶後の更新は,細くなった枝を切り落とす作業です。深刈り位置が低いほど,樹勢回復に優れますが,再生芽の充実に生育期間を要するため,二番茶摘採後,速やかに行うことが望ましいです。しかし,個人工場では,労力が不十分なため,二番茶の摘採,製造を全て終わらせた後,経営主自ら更新作業に入ることが多いです。今年は,一,二番茶期が遅れたことから,時期に応じた深刈り位置を事前に共有しました。経営主は,「納得のいく深刈りができた」と手応えを感じていました。
令和6年度産JA鹿児島いずみ赤土バレイショの出荷実績は,面積516ha(前年比99%),数量9,217t(同79%),共販額2,476百万円(同118%),単価269円(同150%)となりました。作型別では,早春(抑制)作は高温・乾燥や病害虫の影響で小玉傾向となり,春作は2月の降雪・降霜の影響や生育期間の気温が全般的に低く出荷の遅れや減収となり,生産面では厳しい年となりました。農政普及課では,今後も安定生産に向けて関係機関・団体と連携を図っていきます。
県園振協出水支部では,令和6年度春ばれいしょにおいてJA部会役員を主とする22人を対象に抵抗性品種「しまあかり」の展示ほを設置し,アンケート調査を行いました。生育状況,収量性等について聞き取り,慣行品種と比べてほとんどの項目で同等~良いとの評価が得られました。しかし,「収穫時の茎葉処理が大変」,「塊茎肥大が遅く収穫までの期間が長い」等の意見も多く聞かれました。今後,関係機関・団体と連携し,解決に向けた技術実証を重ね,現地導入に向けた取組を進めていきます。
7月16日,JA鹿児島いずみ本所で,ミニトマト部会員に技術研修会を開催しました。研修会では,昨年度取り組んだ園芸振興協議会の実証ほ成績報告と,発生が多かった黄化葉巻病・黄化病の総合防除対策や植物生理に基づく高温対策について,説明を行いました。出席者からは,薬剤や遮熱資材等に対する質問が多く,関心の高さがうかがえました。今年度も園芸振興協議会を中心に病害虫や高温対策に取り組みます。
7月15日,JA鹿児島いずみ本所で,豆類部会の令和6年度総会と生産販売反省会が開催され,部会員,市場,関係者等134人が出席しました。2月の寒害の影響が大きく,豆類全体では,面積33ha(前年比87%),共販量322t(昨年比92%),共販額263百万円(前年比87%)と前年度を大きく下回りました。反省会では,品目毎の課題と対策の検討を行い,農政普及課からそらまめ「はるのそら」展示ほの実績と特性について説明しました。当課では,今後も「はるのそら」の推進と生産安定に向け支援します。
7月22日,鶴丸会館で,ミニトマト部会の令和6年度総会と生産販売反省会が開催され,部会員,市場,関係者等48人が出席しました。実績では,面積488a(前年比88%),共販量401t(前年比85%),共販額266百万円(前年比94%)と前年度を下回りました。要因は,9月の開花期以降の高温の影響による花落ちや着果不良と考えられることから,高温対策を中心に検討を行いました。農政普及課では,ミニトマトの生産安定に向けた取組を今後も支援します。
7月8日,阿久根市のABCパレスで,令和6年度いちご部会生産販売反省会及び総会が開催され,部会員,市場,関係者等43人が出席しました。今年度実績は,数量92.6t(前年比83%),販売金額119,090千円(同78%),単価1,286円/kg(同93%),部会の平均単収3,160kg(同90%)でした。反省会では,年内収量の低下や連続出蕾せず収量が低下する等の課題が出され,育苗後半や定植~定植後の降温対策等について検討しました。農政普及課では,今後も単収向上の支援を継続していきます。
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