更新日:2020年5月8日
ここから本文です。
日時:令和2年5月8日(金曜日)午前11時00分~午後0時15分
場所:6階大会議室(県庁6階)
1.新型コロナウイルス感染症について(1)
2.鹿児島港本港区エリアの再開発(1)
3.新型コロナウイルス感染症について(2)
4.燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開催
5.鹿児島港本港区エリアの再開発(2)
6.新型コロナウイルス感染症について(3)
7.知事退職手当等の削減
8.鹿児島-ハノイ線の就航
9.新たな総合体育館の進捗状況
10.新型コロナウイルス感染症について(4)
11.次期知事選挙(1)
12.新型コロナウイルス感染症について(5)
13.次期知事選挙(2)
14.錦江湾横断交通ネットワーク調査
15.次期知事選挙(3)
16.川内原子力発電所関連
※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。
(広報課長)
ただ今より,知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
それでは幹事社の方。
(幹事社)
本日もよろしくお願いいたします。
まず始めるにあたってのお願いがあります。発言される方は挙手をしていただいた上でマイクスタンドを使って,社名とお名前をおっしゃっていただくようお願いします。携帯電話はマナーモードへの設定をよろしくお願いいたします。
本日は発表事項がないということですので,早速県政一般について質問させていただきます。質問につきましては,まず最初に川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきます。
それでは最初に幹事社から質問させていただきます。
(幹事社)
最初に,新型コロナウイルス対策のいわゆる出口戦略についておたずねします。コロナ対策の出口戦略については,大阪府などでは知事が独自の戦略を示してリーダーシップを発揮しているような部分もありますが,鹿児島の場合の出口戦略について知事のご見解をおたずねしたいと思います。
(知事)
まず,出口戦略とか,いろんな言われ方をしているわけでございますけれども,出口というのはどういう概念で出口なのかということがまず大事ではないかと思っております。いずれにしましても,以前もお答えしていますが,いわゆるウイルスとどういう形で対応していくかということが,まず一番大事なわけです。そうした場合に,感染拡大防止を図るとともに経済活動との両立を図っていくという,これが一番大切なことではないかと私自身は思っております。
鹿児島県においては,長い期間感染者が確認されていないわけでございます。そして,多くの方々がワクチンや副作用の少ない治療薬を利用できるような環境ができるかどうかということもあるわけですので,さまざまなことを考えながら,この新型コロナウイルスと闘っていかなければいけないと思っております。
そういうことから言えば,大阪の場合は,いわゆる感染者がたくさん出ていて,医療機関の状況や特定区域といったことを総合的に考えて出口戦略ということをお示しし,対応していると思います。したがって,大阪の考え方と鹿児島の考え方は異なるのではないかと私は思っております。
だから鹿児島でも独自にさまざまなことを考えて,ゴールデンウィークから2週間が非常に重要であるとの認識の下,20日まで4業種に絞って休業を要請するとか,さまざまなことを鹿児島独自に検討して対応しているわけでございます。
いずれにしろ,今後とも感染拡大防止を図りながら経済活動を再開させていくという,この両立をいかに図っていくかが非常に重要になってくると私は認識しております。
(幹事社)
もう1点,PCR検査の更なる拡充についてです。元々は1日当たり30人というのを,民間も利用して1日100人くらいに拡大されたと思いますが,国のPCR検査基準の緩和に伴って,またニーズが増えてくると思います。鹿児島県としてはそのPCR検査をさらに拡充するといった計画はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
現在も拡充に向けて調整手続きを進めているわけでございます。鹿児島県で行い,鹿児島市が行い,民間機関1つが行っていただいており,鹿児島大学の方もPCR検査を行うということにもなります。そして新たにもう1つの民間機関も今手続きを進めておりますので,全部がそろうと1日115人分の検査ができるという体制が整うことになると思います。
鹿児島県の場合は,鼻と喉と含めて熱がある方に対しては1人2検体を検査しているわけであります。1人2検体で115人分が,今後手続き的には整うという形にもなっていくわけでありますので,それを1検体ということで確率が上がるということになれば,2倍という形になりますので,230人分が可能ということにもなっていきます。さまざまなことで,鹿児島県としてもPCR検査の体制整備へ向けて引き続き取り組んでいきたいと思っております。
(幹事社)
ありがとうございました。
それでは各社から質問をお願いします。
(記者)
昨夜,政府の西村担当大臣が「新規の感染者が1週間以上ゼロとなっている17の県(鹿児島県も含まれておりますが),これについては,今月14日にも緊急事態宣言を解除することも視野に入ってきている。」というような発言をされています。これに対する感想と,実際に先行して解除された場合の対応,どのようにお考えでしょうか。
(知事)
西村大臣がそのような発言をしたということは承知しております。14日の時点で専門家の方々がどのような判断をするか,ということだと思います。鹿児島県においてどういう形で解除されるのか。解除したときの感染拡大防止へ向けたガイドラインとかそういうものが示されるのかどうかなど,さまざまなことを見なければいけないと,そういうふうに思っております。
また,鹿児島県においても,先ほどから申し上げておりますが,感染拡大防止対策を続けていかなければならないわけです。ワクチンや副作用の少ない治療薬ができて,たくさんの方がそれを利用できるような環境が整うことがまず大事でありますけれども,その間は,この新型コロナウイルスへの対応が迫られていくわけでありますので,感染拡大防止を図りながら経済活動を再開させていくという,この両立をいかに図っていくかということが,今後すごく大事になってくるわけですので,鹿児島県の現状を踏まえながら,鹿児島県独自に感染拡大防止と経済活動再開の両立へ向けた対応をとっていきたいと思っております。
(記者)
その場合ですが,20日まで休業要請を延長しています4つの業種への対応というのはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
その4つの業種についても,14日の時点でどのような形で解除を示すとか,まずそれを見なければいけないと,そういうふうに思っております。今,全国的に緊急事態宣言が対象となっている最大の理由は何かと言いますと,県と県をまたぐ移動,つまり県境をまたぐ移動を制限するという,それは避けていただきたい,ということが大きな理由になっているわけでございます。そうした中で,今回それが解除になるわけですけれども,そういった県と県をまたぐ人の移動について政府がどのような見解を示すのかどうか,ということも私自身は非常に注目しております。
本日夕方に開くことになっている九州知事会議においては,そこらあたりも九州独自に話し合うことになると思います。九州は,全国に緊急事態宣言が出された後は感染者が少ない状況が続いているわけですが,それもひとつは,県と県をまたぐ人の移動を制限するということの効果が出ているのではないか,という見方もあるわけです。そういったことを考えながら,九州知事会議としてどういう対応をとっていくかということを,今日夕方みんなで話し合いたいと思っております。それが非常に重要なことかなと思っております。
(記者)
あと1つだけ教えてください。今知事会の話もございましたが,三反園知事は以前,知事会を通じて強く要請してきたのが家賃補助です。与党の支援策が大筋で合意されましたけれども,これでは足りないのではないかという声,あるいは野党側の批判もあったりします。知事はどのように評価されますでしょうか。
(知事)
今,与党の案と野党の案,両方が出されているわけであります。私へは,県民の皆さま方から家賃補助を求める要望書がたくさん出ているわけでございます。先般,本当に困っている方々をなんとかして守っていきたいということもありまして,支援金の中で最大20万円を家賃の補助に充てていただきたいということを決定させていただいたわけでございます。県独自の家賃補助を行いながら,そして,政府としての支援策を早急に取りまとめていただいて実施していただきたいと思っております。今回の与党の案であれば,法律改正は必要ないということだと思いますので,そういった意味からは速やかな実施ができるのではないかと,私自身は思っておりますので,与党・野党を問わず,みんなで一緒になって速やかに家賃補助を実施していただければありがたいと,それが県民の皆さま方に応える道ではないかと,そういうふうに思っております。
県民の皆さん,飲食店を含めてさまざまな面で今非常に厳しい状況になってきております。その厳しい状況の中で,持続化給付金というものも受給できるわけです。中小企業者200万円,個人事業者100万円ということです。また,県においても支援金をまとめさせていただきまして,最大4,000万円まで無利子で借りられるという資金繰り支援も今行っているわけですので,そういった支援を使いながら,一緒になってこの事態を乗り切っていければと,そういうふうに思っております。
(記者)
2つ質問させてください。
1つは本港区の再開発についてです。当初3月末から公募開始ということでしたが,これがコロナ拡大の影響で当面2カ月の延期というふうになっています。となると今月下旬からなのかなと思いますが,現在のところどういうふうに考えてらっしゃるのか。
それと,情勢のほうが,海外を中心とする富裕層の長期的な滞在性を高めるというようなホテルのコンセプトもありますが,この辺の中身・内容の見直しなどもあるかどうか,併せてお願いします。
(知事)
事業者公募につきましては,現在,新型コロナウイルスの感染の状況,経済の影響,その他を見なければならないと思っております。今後も,新型コロナウイルス感染症の推移を見ながら判断してまいりたいと思っております。
(記者)
そうすると現時点ではまだ,5月末にするかしないかというのははっきりしないと?
(知事)
今後の新型コロナウイルス感染症の推移を,あと世界の経済の状況も踏まえながら,世界もようやく経済再開へ向けて少しずつ動き出しているような状況でございます。また,ドイツの首相も昨日一昨日含めて会見でさまざまな呼びかけをしているわけですが,第二波・第三波への警戒ということも緩めてはいけないということもおっしゃっているわけでございます。そうした中で,世界経済も含めて日本の新型コロナウイルスの感染症がどのような形で推移していくかと,そこらあたりも踏まえながら総合的に判断していかなければならないと思っております。
(記者)
もうひとつお願いします。今,コロナの影響で始められない事業が,例えば桜島の海底トンネルも含めていろいろあると思いますが,この令和2年度予算の組み替えをして,コロナ対策の方に充てるというような考え方があるかどうか,そこをお伺いします。
(知事)
今はさまざまな支援策を打ち出しているわけでございますけれども,その財源については国の交付金を活用させていただいておりますので,当面は国の交付金を活用しながら対応にあたっていきたいと思っております。
また,今1兆円の交付金ということですが,その増額を今,全国知事会を含めて強く求めているわけでございますので,地方が自由に対策がとれるような,そうした交付金の増額を国に対して引き続き強く要望していきたいと思っております。
(記者)
何点かあるのですが,1点目が9月入学の関係です。今の時点の知事の受け止めはどのようなものかというところをお伺いしたいのですが,いかがでしょうか。
(知事)
9月入学につきましては,海外のほとんどが9月入学を採用しているわけですので,グローバルスタンダードということも考えながら,そして留学など海外へもっと打って出るということを考えたときには有効といいますか,私は今後の選択肢の1つではないかと思っております。
ただ1つ,これはもう先般から言われていることですけれども,高校入学・大学入学・就職の面など,社会全体でみんなで合意形成を図って,そして導入しなければならないということだというふうに思っております。そのためにも,文部科学省が中心になって9月入学へ向けての調整を行うことが必要かなと思っております。やはり一番大事なのは,子どもたちのことを考えて対応することが大事だというふうに思っております。子どもたちに不安のないように,混乱を招くことがないようなに9月入学を導入できればと思っております。
(記者)
このコロナの関係で9月入学が話題に上った一方で,「今それを議論すべきなのか」という議論もあると思います。9月入学を導入するタイミングというか緊急性,どれほど現実味を帯びて捉えられているかというところはどうでしょうか。
(知事)
新型コロナウイルスへの対応が長引いて,各地域で休校が長引いている地域も多くみられるわけですよね。そういった面から言って,学習の面やさまざまな面のことを考えながら,9月入学を導入した方がいいのではないかという議論が,今,全国知事会の中でも出てきているわけです。
先ほどから私も申し上げておりますが,ただ,新型コロナウイルスへの対応で9月入学ということでやるという意見もありますが,一番大事なものは何かというと,やはり混乱なく,子どもたちに不安をかけることなく9月入学が本当にできるかどうかという,そこが一番大事なことではないかと思っております。
だからこそ,誰かがそこで調整しなければいけないことになるわけですよね。そうした場合には,やはり文部科学省が中心になって,大学の方・高校の関係者・経団連も含めて社会的な関係者の皆さんと,さまざまな方々とオーソライズしていかなければいけないわけですので,そういった調整をいかにして進めることができるかどうかですよね。9月まで時間があるかというと,なかなかないわけですが,それでも混乱なく,不安なく導入できれば一番いいわけですけれども。まずはそこらあたりをどういう形で文部科学省が進めていくことになるのかどうかということで,文部科学省の方で9月入学をどうするのかということを,まず対応を示していただければ,みんながわかりやすいのではないかと思っております。
(記者)
わかりました。
もう1点が,学校再開の動きが始まっているところだと思いますが,保護者の皆さんを取材している中で,学校生活の中での不安の声が聞かれていて,例えば,マスクをしている状態で激しい運動をすることが体調に影響するんじゃないか,みたいな懸念があったり,やっぱりイスの距離が近いということを不安視されている保護者の方たちがいらっしゃるのですけれども,なかなか個別の学校の現場は県庁の中では見えないところがあると思うのですけれども,どういうふうに課題をすくいあげていくのか,その点の考え方というのはいかがでしょうか。
(知事)
11日から学校が再開されることになると思いますけれども,そのときには空き教室を利用して,できるだけ子どもと子どもの距離をとるように対応していただきたいということはお願いしております。教室がないときには,時差通学とか分散登校とか,さまざまなことを工夫しながらお願いしたいということがありますね。
もうひとつは,毎朝の検温はすごく大事ですので,みんなで守っていかなければいけないわけですので,毎朝の検温をして体調管理に万全を期していただくと同時に,マスクは着用していただくとか,さまざまな対策をとりながら学校を再開して,みんなが感染拡大防止へ向けて努力して,学びを続けていくことが私は大事じゃないかと思っております。
また,運動に関して言えば,クラブ活動を再開するにあたって,すごく細かい注意事項というものが各学校に示されていると思います。その細かい注意事項をぜひ守っていただきながら,クラブ活動も含めて再開していくことが大事ではないかと思っております。感染拡大を防いでいかなきゃならないわけですので,みんなで一緒になってそういうことを守りながら進めていくように,我々としても各学校に対しましてお願いをずっとしていきたいと思っております。
(記者)
最後に1点,国体の開催に関してですが,今の知事のお考えはどういう状況かというのを伺いたいんですが,いかがでしょうか。
(知事)
私自身,5月のゴールデンウィークが大事であり,そしてゴールデンウィークから2週間後にそのゴールデンウィークの状況がどうであったかということが現れるということですので,今,20日までという対応する期間を設定させていただいているわけです。この,5月20日を過ぎた段階でスポーツ協会・障がい者スポーツ協会・スポーツ庁の会長さんと私自身が直接お話をさせていただいて,共催ですので,どういう形にするのが一番いいかということを話し合っていきたいと思っております。
(記者)
以前,ぶら下がり取材に応じていただいたときに,非常に意欲的でいらっしゃるというところはお見受けしたところなんですが,今も開催したいというお気持ちは変わらないというところはお変わりないという状況なのでしょうか。
(知事)
まずは,5月20日の時点でどういう状況なのかということ,その時点での状況というものが大事であるというふうに私は思っております。
それと同時に,やはり共催ですので,スポーツ協会そして障がい者スポーツ協会の会長,スポーツ庁長官のお考えということもありますので,一番いい方法を,混乱なく開催できるかどうかということを第一に考えながら話し合っていきたいと思っております。
(記者)
混乱なく開催できるようにというのは,やっぱり希望としては開催したいという方向性でという,県のスタンスとしてというところなんですけど,それはよろしいですか。
(知事)
まずは,先ほど言いましたけれどもスポーツ協会・障がい者スポーツ協会そしてスポーツ庁等とともに,現在の状況を話し合い,そして最終的にどうするかということを,それぞれの考え方をみんなで述べ合ってそれで最終的に確認し,そして決定していきたいと思っております。
(記者)
先ほど質問の上がったことに関連した追加の質問なんですけれども,鹿児島港本港区の再開発についてなんですが,知事が力を入れてきた事業の1つだと思います。このコロナの関連で,生活の再建最優先ということを考えれば,先ほどの答弁はこの計画,本港区の再開発計画の見直し,根本からの見直しというのも可能性としてあるのでしょうか,選択肢として。
(知事)
これは,鹿児島本港区ふ頭というのは,見て来て感動する観光スポットにしたいという思いでやってきているわけですよね。新型コロナウイルスに関しましては,治療薬そしてワクチンが開発されていくと思っております。いずれにしろ将来的に,鹿児島は観光と農業が基幹産業で,それで生き残っていかなければならないわけですよね。将来へ向けてやはり,桜島があって錦江湾がある,これは世界中見ても鹿児島にしかない素晴らしい景観だと思っております。世界に通用する景観だと思っておりますので,この世界に通用する景観を生かして街づくりをすることによって,観光鹿児島が将来的に生き残っていくすごく重要なことだと思っておりますので,それをつくることによって子どもたちに財産として残してあげたいと,そういう思いでずっと取り組んでいるわけでありますので,将来的に必要なものに関しましては,今コロナウイルス感染症がありますから,これは誰もコロナウイルス感染症が今年起こるということは予測がつかなかったことでございますので,この感染症というものを乗り越えて,そして乗り越えられた時に,将来にわたってこの観光鹿児島が生き残っていけるような,そういったスポットにすべく引き続き取り組んでいきたいと思っております。
(記者)
ということは,このコロナが落ち着くまでは一時中断,一時凍結というか,計画はそういうような状態で推移していくだろうというような受け止めでいいですか。
(知事)
いえ,だから先ほどから述べておりますけれど,計画がどうのこうのということじゃないです。事業者公募をいつするかということを少し考えますということです。
(記者)
わかりました。あと,来週月曜日から学校が本格的に再開するわけですけれども,以前,萩生田文部科学大臣も,選挙で選ばれた首長さんは,学校責任者になる覚悟があると思う,というような発言をされているんですが,県立学校であれば県あるいは県教育委員会ということになるかと思うのですが,知事として責任の所在,覚悟というか学校再開に向けての思いを,改めて聞かせてもらえますか。
(知事)
学校に関しましては,やはり子どもたちが長く休校になっていて,小学1年生もそうでありますけれども,なかなか学校に行けないということがあって,やっぱりさまざまな不安があったりストレスも溜まったり,友だちに会えない,一緒に遊べないとか,さまざまなことがあったわけでございますので,今鹿児島の現状を考えたときに,文部科学省の方から学校を再開してもいいということであるわけですよね,実際。要するに特定警戒地域とそれ以外の地域に分かれているわけですので,それ以外の地域に関しましては,知事もさまざまなところで対応してもかまわないという形であるわけですよね。九州各県もそうでありますけれども,ほとんどの県で昨日から,そして11日から再開する所もたくさん出てきているわけであります。
一番大事なものは何かというと,今の環境とうまくお付き合いしながら,つまり,先ほど言いましたけれども感染拡大防止の徹底を学校でとっていただく,これが非常に重要なわけですね。感染拡大防止を徹底していただきながら,子どもたちに学んでいただく場の中で一生懸命勉強していただいたり,遊んでいただいたり,成長していただいたりと,そういうものがあるのが一番私はいいと思いましたので,そういう判断をしたということです。
当然のことながら,専門家の方々のご意見もお伺いしましたし,教育委員会とも長い時間話し合ったうえでの決定でございます。
(記者)
専門家のご意見を参考にしながら,最終決定,判断をされるのは設置者の長である知事だと私は認識しているのですけれども,これ万が一…。
(知事)
学校設置者となると校長先生とかですね。
(記者)
校長先生は,多分学校管理者だと思うんです。学校設置者は県教育委員会であり,県というふうに法律では定められています。となるとやはり知事あるいは教育委員会ということになるかと私は認識しています。
そうなってくると万が一,対策が100%十分な状態がとれない中での学校再開ということになれば,これ万が一ですよ,感染の拡大というのが学校内で起きたときに,知事としての考えの中で,責任の所在というのはどこにあるとお考えでしょうか。
(知事)
先ほどから何度も申し上げておりますけれども,子どもたちにとって何が一番重要なのかということだというふうに思います。すべてにおいて100%ということは,ウイルスですので,ウイルスと我々は闘っているわけであります。そして子どもたちを守っていかなければいけないと。最大限,子どもたちを守る対策をとっていこうと今対応しているわけです,実際問題として。そうした中で子どもたちも学校に行きたいと,遊びたいと,ストレスも溜まってますよねと。鹿児島は長く感染者が出ていないわけですよね。文部科学省としても,要するに特定警戒地域じゃない所は,そういう形で対応してもいいということも言っているわけです。しかも専門家の意見も聞いて,そして教育委員会の考え方も聞いて,最終的に対応しているということですので,そういった中で対応しているということです。
(記者)
ということは,文部科学省の方針であったり専門家のご意見というのがあって,知事としての責任において学校を再開するというよりは,国の方針にのっとってやっているというのが大きいということですか。
(知事)
いやだから,そこあたりは総合的にさまざまなことを,要素を取り入れたうえで,最終的にみんなで決定しているということです。
(記者)
4点ほどお伺いします。
3月議会で,知事は九州で最も高いご自身の退職手当に対する見解を問われました。その際知事は,取り扱う自治体の長自らが判断すべきものと考えている,というふうに答弁されています。この新型コロナの影響で,民間の事業者は大きな減収を余儀なくされているわけですけれども,現在,熊本や北海道・神奈川・山梨の知事らが,給与や期末手当のカットについて自ら判断して言及してらっしゃいます。現段階で,三反園知事はご自身の給与や期末手当・退職金の削減について何かお考えはありますか。
(知事)
自分なりに,おたずねの件に関して自分なりに考えているところがありますけれども,今は新型コロナウイルス感染症の対応に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
(記者)
現時点では,ご自身の給与であるとか期末手当であるとか退職金について削減するというお考えは,現時点ではないということですか。
(知事)
いや,先ほど申し上げた,今のところ,自分なりに考えているところでありますということです。今考えております。
(記者)
お考え中だということでよろしいですかね。
(知事)
はい。
(記者)
わかりました。
次に,ベトナムのLCCのベトジェットエアなんですけれども,7月に鹿児島-ハノイ線を就航するという予定があったかと思いますが,これについてはいかがですか。
(知事)
今,現状でどこまでお伝えできるかどうかということもあるわけですが,いずれにしろベトジェットの方とは,7月就航の予定というのは現状では難しいかもしれないということですけれども,引き続き就航へ向けて取り組んでいくことには変わりないということを,私自身は報告受けております。
(記者)
7月の就航は難しいということですか。
(知事)
難しいかもしれないけれども,就航へ向けて,引き続きその状況の中で取り組んでいくということであります。
(記者)
それはベトジェットの会社の方から何か連絡があったり,県の方からしたり…。
(知事)
ベトジェットの方から報告が来たというふうに理解しております。
(記者)
あっ,報告があったわけで…。
(知事)
あったというふうに私自身は理解しております。
(記者)
あぁ,じゃあ7月の就航というのは延期ということでよろしいでしょうか。
(知事)
そうですね,7月は今の現状からすると,なかなか世界経済,感染症の今の状況を考えたときに,また現実問題として海外便が今就航できてないわけじゃないですか。国として就航ということができなくなっているわけですので,そこがどうなるかを見なきゃいけませんし,7月というとすぐですから。なかなか現実問題として7月は難しいだろうなと。いつできるかどうかを話し合っていきましょう,ということであります。
(記者)
いつできるかどうかというのを今?
(知事)
いつ就航ができるかどうかということを話し合っていきましょうということであります。政府の方で今,海外便を含めて就航できないわけでありますので。
(記者)
わかりました。
新総合体育館についておたずねします。4月8日に,県庁東側県有地の隣接地所有者と土地譲渡協議に入りましたが,現在の協議の進捗状況と,この新型コロナウイルス感染拡大による体育館計画への影響・今後の展望をお聞かせください。
(知事)
鹿児島県の副知事の方で隣地土地所有者の方に,協議をしていただきたいということを申し入れて,先方の方からも,わかりましたということであります。現在はそこまでだというふうに私自身は報告を受けております。今後,議会の方でも基本構想策定へ向けた隣地所有者との調整について見守る必要がある,ということを議会の方でも報告を受けているわけですので,我々としても隣地土地所有者との協議を今後行っていくということであります。
(記者)
具体的な協議というのは,現在もう進んでいる段階なんですか。
(知事)
私が報告を受けているのは,挨拶に行って,わかりましたということの報告は受けております。
(記者)
現時点ではその程度ということでしょうか。
(知事)
今のところはそこまでです,私が報告を受けているのは。今後,協議を進めていくことになるのではないかと思っております。
(記者)
また6月議会がありますけれども,協議を進めるためには土地鑑定の費用ですとか調査費ですとかまた新たな出費が必要だと思うのですけれども,6月議会でそのような補正予算を出されるような予定はありますか。
(知事)
今,現在は基本構想のための予算を先の議会で認めていただいたわけですよね。で,そのほかの予算について次の議会に出すことは,今のところないのではないかというふうにみております。
(記者)
6月議会では出されないと。
(知事)
今のところはないというふうにみております。
(記者)
はぁ,それは何でですか。
(知事)
私も,そういうふうに言われてもよくわかりません。
(記者)
協議を進めたいのでしたら,予算を計上するのが普通なのかなと思いますが。
(知事)
いや,だから今申し入れたばかりですからね。そんなにすぐ1カ月で交渉がまとまるのであれば,当然のことながらそういったことも考えられるかもしれませんけれど,そんな1カ月でまとまるということは普通から考えたらなかなかないのではないでしょうか。
(記者)
まとめるために,多分調査などが必要だと思うのですけれども。6月議会ではとりあえず出されるご予定はないと。
(知事)
今のところそのようなことはないというふうに思っております,今のところですが。
(記者)
わかりました。
前回お伺いした県民アンケートの件なんですけれども,1,400件余りの自由記述,その後読まれましたか。
(知事)
いや,この間答弁したとおりです。要するにたくさんの,何千というものがあるわけですので,私自身は企画部長の方から要点を整理したものを報告受けて,それで理解しているということです。
(記者)
それはよく存じているんですけれども,すべてに目を通されるご予定は,今後もうないということでしょうか。
(知事)
だから,今コロナウイルスで一生懸命今取り組んでいるわけですので,まずはこのコロナウイルスの対応ですよね。県民の命がかかっているわけです。また,経済がこれだけ厳しいわけですよ。これだけ厳しい経済をどういう形で乗り切っていくのか,対応しなきゃいけないわけですよね。さまざまなことがあるわけです。また来週もさまざまな動きが出てくるわけですので,そこへ向けてどういう形で対応していくかと。まずはこの新型コロナウイルスの対応に全力を尽くす,それが私の役目ではないかと思っております。
(記者)
そういう状況の中で土地譲渡協議に入られたので,やはり県民の声というのはすべてに目を通すべきではないかと思ったんです。
(知事)
それは私が協議するわけじゃないですから。それとこれとを混乱してるような感じがしますけど,いわゆる私が見るのと,いわゆる土地協議というのは別の方がいるわけでありますので,そこは全く違いますよね。
体育館について言えば,要するに築59年経っているわけです,実際問題として。造ってほしいという要望もあるわけです,実際。そして体育館を造ろうとした場合に,実際できるのは6年か7年後ですよ。もう6年,7年後の話ですよ,できるとしたら。だからこそ,今将来へ向けてやるべきことは進めていかなきゃならないと。担当部がちゃんといるわけでありますので。その担当部の方で,将来へ向けてやるべきことは進めていく,それに尽きるのじゃないでしょうか。
(記者)
わかりました。ありがとうございます。
(記者)
ちょっと質問が前に戻ってしまうのですが,9月入学のことについて,もう一度知事の立ち位置を確認したいんですけれども,仮に今後この話が本格化したり具体化してきたりすると,先頭で旗を振るとは言わないまでも,ある程度先頭集団の中で試行錯誤するとか,そういった受け止めでよろしいのでしょうか。
(知事)
先ほども答弁させていただきましたけれども,9月入学というのは子どもたちに負担のないように,不安を抱かせないように,混乱を招かないように導入することが私は一番大事だと思っております。そうした中で,いつ導入するかということを決めていただくのは,やはり調整役が必要ですので,文部科学省の方で調整していただいて,混乱なく,不安なく導入へ向けて努力していただくことがまず大事ではないかと思っております。
(記者)
つまり,基本的に賛成の立場だというふうに伺っているんですけれども。
(知事)
9月入学は,将来的に選択肢の1つだというふうに思っております。やはり国際標準に合わせていくということが,これからの国際社会をとらえたときに必要ではないかなと思っております。そうした中で,選択肢の1つだということを申し上げているわけです。
(記者)
例えば,来月とかに一定の方向性が文部科学省から仮に示されたとするじゃないですか,一定の方向性とまでは言えないのかもしれないですけれども,その時に何か,県としてアプローチを考え始めたりとか,あるいは先ほども,重ねて恐縮なんですが,具体的に話が始まった時に鹿児島県の学校でパイロット的にやってみるとか,そういうかなり意欲的な形での基本的な賛成なのか,あるいはちょっと様子を見ながらやられたいと思っているのか,温度感をちょっと知りたいんですけれども。
(知事)
これも,先ほどから言っておりますけれども,いわゆる子どもたちにとって何が一番いいかですよね。不安なく,混乱なく,スムーズに導入できるかどうかという,これが一番なわけですよね。来月すぐにそういうことが整うということは,時間的に非常に厳しいかなと思います,実際問題としては。やはり,高校入学・大学入学・就職の面,それであと今就職を目指している学生の心,そして経団連の対応,さまざまなことが関わってくるわけでありますよね。そういったものをうまく調整しなければ,一番困るのはやはり子どもたちということになるわけですよね。だから混乱を招くことなく,スムーズに導入することが一番大事ではないかと思っております。
(記者)
質問の背景としては,やはり県民の皆さんは,知事は,9月入学賛成なんだ,ということを思われている方,結構あの時に思った方多かったと思うんですね。そこで,今の,導入の時に子どもたちに影響なくとかいうのは,当然そう思うことは誰でもそうだと思うんですけれども,その後の,その後のというか,それを踏まえた上で,つまり,かなりやる気満々だというような理解なのか,ある程度様子見なのかというのが知りたいというところです。
(知事)
先ほどから述べておりますけれども,今度の9月というのは時間的にそんなにあるわけじゃないわけですよね。だからあまり時間がない中で,混乱なく,不安なく,みんなが9月入学へ向けて取り組もうというふうになるかどうかという,ここが大事ではないかと思っております。そのためにも調整役がまず必要なわけですよね。まだ,誰が調整するかということもない段階ですので,なかなか,9月入学といっても少し声があったけれども,今はどういう状況かというと,それがもっと声が大きくなって誰かが調整へ向けて進んでいるかというと,まだそういう状況に今なってないわけです。現実問題なってませんよね。だからそういう状況を文部科学省中心になって作っていけるかどうかでしょうね。いわゆる社会・学校・経済界,全部やるのはそこでやっぱり文部科学省を含めて中心にならなければ,なかなか実現というのは難しいでしょうけれども,将来的にまた選択肢として9月入学を目指して混乱なく導入することも大事ではないかなというふうに思いますし,そこらあたりを踏まえながら,今後どういう形で推移していくかということではないかなと思っております。いずれにしろ,調整役文部科学省を含めて,どういう対応を今後とっていくかが鍵になっていくと思っております。
(記者)
その調整役に名乗り出ようとか,そういうお考えではないということですか。
(知事)
一県が調整役といっても,全国知事会でもさまざまな意見が実はあるんです。一枚岩かというとそうじゃなくて,さまざまな意見があるわけですよね。ですよ。そうなるとやはり,学問の中心である,全国を見渡すことができる,そして経済界にも話し合うことができる,やはり文部科学省とかそういう中心になって対応しなければ,物事はなかなかそう簡単には進まないというふうに理解しております。
(記者)
今の文脈の,学問の中心というのをもうちょっと詳しく言うと,どういう理解ですか。
(知事)
だから,全国の,要するに文部科学省は,今回もそうでありますけれども,各教育委員会に対しましてガイドラインを示す立場にあるということです。こうした形で行っていただければ,ということを行う役所だということを言ったのです。
(記者)
わかりました。9月入学は以上にさせてください。
あともう1点あって,長くなって恐縮なんですけども,先日の,日付はちょっと忘れたんですが寮のある学校の対応について,知事が寮以外の場所で2週間待機してください,というような要請をされたということですが,これは知事から各校に要請されたという理解でよろしいですよね。
(知事)
寮がある学校につきましては,教育長そして教育委員会のメンバーと長い時間話し合いました。長い時間話し合った結果,やはり寮以外で2週間待機していただいて,そして学校を再開するということがいいのではないかという結論に達したということです。
(記者)
知事から一応要請,形上,まずこれちょっと前提を固めておきたいのですが,知事から学校に要請されたという形でいいですね。
(知事)
そこはどうなの?教育委員会?
(教育次長)
教育長名で。
(知事)
え?
(教育次長)
教育長。
(知事)
教育長名ですよね。
(教育次長)
はい,教育委員会として。
(知事)
教育委員会ですね。
(記者)
ということは,この後聞きたかったのは,具体的に知事は,2週間寮以外の所で待機してくださいという要請をお話しされたときに,具体的にどの施設を使うイメージがあったのかなとかということを聞きたかったのですが,それは。
(知事)
そこは教育委員会で考えてます。
(記者)
教育委員会で考えてくださいということですね。
(知事)
いえ,教育委員会でもう考えています。
(記者)
考えている。
(知事)
県立に関しては,教育委員会で考えています。
(記者)
私立に関してはどうですか。
(知事)
私立は私立の対応を今考えていると思います。
(記者)
県から具体的な施設が,こういう所がありますからねという提示があるというふうに理解していいんですか。例えば,私立学校についていえば。県は今おっしゃったように考えているとおっしゃったと思っています。
(知事)
私立は私立なりに,今さまざまなことを考えているというふうに思います。
まだ,私立がどうなったかという報告は受けておりません。
(記者)
そこの,公立学校の寮がある所と私立学校の寮がある所というのは,対応に差が出てくるのですかね。同じタイミングで,例えば帰寮日だったりとかができたりとか。
(知事)
県立に関しては,今対応していると伺っております。私立に関しては,最終的にどうなったかということをまだ報告は受けておりません。
(記者)
要は,それを各校が探さないといけないのか,県が出してくれるのかというところだったりするんですけど,そこはまだわからないというところですかね。
(知事)
私立のことを言っているのですか。
(記者)
私立のことです。
(知事)
そこらあたりは相談しながらということもあるかもしれません。まだ,最終的にどうなったかという報告を受けていないということです。
(記者)
例えば今,県境をまたがないでと後ろにも書いてありますけれども,というのと学びの保証という両立がやはりここの課題かというふうに思うのですけれども,例えば県関連の宿泊施設とかを1棟丸ごと貸切るとか,そういうお考えとかがあるということなのか,具体的な,今検討されている,2週間寮以外に留め置くというのはなかなか大変なことだと思うのですけれども,具体的にどういうイメージをもってお話されているのかをちょっと教えていただきたい。
(知事)
なかなか大変なことだというふうに思います。県の施設というものを当然利用できるのであれば,優先的に利用していただくことも大事ではないかと思っております。
(記者)
県からそれは融通があるというような理解なんですかね。
(知事)
だから県の施設といっても,そんなに多くの方を泊められるような施設があるかというとそう多くないわけです。実際問題ないわけですよね。個室でなければいけないわけですので,個室であってたくさんの方を泊めることができるかどうかというと,そう多くないことも事実ですので,そこらあたり踏まえながら,私立の方でも感染拡大防止の観点を一番に考えながら対応していただいているものと思っております。
(記者)
今のお話の整理を最後させてもらうと,ごめんなさい長くなって。
(知事)
これ,みんなの記者会見ですから。
(記者)
すみません。じゃあ最後にしますけど。今の話を整理すると,結局県立学校については,県境をまたいで入って来られる生徒さんについては,ある程度宿泊施設というのは用意できています。私立についてはまだ検討中です。
(知事)
後で担当者に聞いてください。私が報告受けているのは,まだ,県立に関しては施設の中で2週間過ごして,また授業に参加するということになっている,ということを報告受けております。私立に関してはまだそこまで報告を受けてないので,担当者の方に後で確認していただければと思います。
(記者)
わかりました。寮以外の場所に2週間というそこの考え方が,結構現場を…。
(知事)
一番大事なことは何かというと,感染拡大防止ということが一番大事なわけですよね。そこあたりを一番大事に考えながら,みんな必死になって一生懸命今取り組んでいるということです。
(記者)
よくわかります。質問の趣旨は,言ったはいいけれども要請はしたけれども,最初に出口戦略というのもありましたけど,結果が見えてない中で,とりあえず要請だけはあったけれども現場はどうしよう,という状況になっているのかなというふうな意図でした。
(知事)
現場の皆さんもそうでありますし,すごく細心の注意を払って感染拡大防止を何としてもしなけりゃならないという,本当に強い思いの中で今対応にあたっていただいているということであります。
(記者)
わかりました。ありがとうございます。
(記者)
大きく2点質問させていただきます。
これから梅雨の出水期を迎えますけれども,コロナウイルスの感染拡大防止を講じながらの防災対策をどうお考えなのか。あと,県行政が自治体や地域をどうサポートしていくべきなのか,知事のお考えをお聞かせください。
(知事)
それは非常に重要なことだというふうに認識しております。すでに市町村に対してはさまざまな要請をしているところです。感染拡大防止へ向けて避難所をより多く設置することが大事であると。そして,避難した方々の家族ごとの距離を保つこと。そして熱がある方々に関しては個室を用意していくこととかさまざまなことに注意しながら,感染拡大防止へ向けて取り組んでいくことが必要だということを,各自治体にはすでに要請しているところです。各自治体としてもそこらあたりを考えながら,今さまざまな対応をしていただいているものと思っております。
(記者)
あと,知事ご自身の知事選挙のことですけれども,これもコロナウイルスの状況が続く中でなかなか人が集まれない,集会ができないという状況があると思うのですが,あと知事ご自身がコロナ対策を担いながらということになると思いますが,県民の皆さんへ理念や政策をどのように訴えていきたいとか,ご自身のお考えを。
(知事)
県民の安心・安全を第一に,コロナウイルス感染症対策に今切れ目のない支援策,経済の対応について全身全霊,全力で今対応しているところでございます。今後ともしっかりと,まずはコロナ対策について全力で取り組んでいきたいと,それが私の役目ではないかと思っております。
(記者)
いつも質問で出ますけど,マニュフェストの時期についてどうなんでしょうか。
(知事)
いずれ,マニュフェストを取りまとめて示すことが必要であるということを思っておりますので,その時期が来ましたらまた皆さん方にお示ししたいと思っています。
(記者)
コロナの問題の中で,都道府県庁ですとか知事の働きぶりというか,その資質がいつになく問われていると思います。ネットのニュースなどで知事の勤務評定というか,〇×△で示したりというようなニュースもあったりしますけど…。
(知事)
すみません,私全く存じておりません。
(記者)
鹿児島はそこまでギリギリした状況になっていないと思いますけども,これまでのところ知事ご自身でコロナの問題をめぐる判断,実行ですとか発信力について,これまでどのように自己評価されていますでしょうか。順調に来れているかそうでないか,これまでの反省ですとか今後の課題なども含めてお聞かせください。
(知事)
新型コロナウイルス感染症が全国的に感染が拡大するより少し前ですか,政府の方で各都道府県に対策本部を設置するようにという要請がある前に,鹿児島県はすでに新型コロナウイルス感染症対策本部を設置して,学校関係者・社会福祉関係者・医療関係者などを招いて,クラスターを防ぐために一緒になって情報共有しながら,万全の対策をとっていこうということをみんなで確認しながら,もう何十回となく対策会議を開いて対応に当たってきているわけでございます。
その中で,何回となく,県民の皆さま方へ感染地域への渡航に関して自粛するように呼びかけてまいりました。そして,県民の皆さま方もそういった中で,徹底した手洗い・咳エチケットなど,さまざまなことをご努力していただいていると思っております。鹿児島県においては,今10例を確認しているわけでございますけれども,ほとんどが県外で感染して鹿児島に来てという方々がほとんどでございます。
そうした中で,緊急事態宣言が全国に発令されて,県境をまたぐ移動に関して自粛するようにということを政府の方からも,緊急事態宣言の中に入っておりましたけれども,私の方からも何回となく県民の皆さま方に強く強く強くそういったことを呼びかけておりますし,また全国知事会議のWeb会議に出席した際にも,県境をまたぐことについて全国知事が一緒になって呼びかけようと,それだけは絶対に,県境をまたぐ移動はやめていただこうということを強く訴えてきました。九州知事会議の中でも強くその点も訴えてきましたので,やはり県境をまたぐ移動,今般も不要不急の帰省・旅行は止めていただきたいということを,ゴールデンウィーク前に表明して,メッセージを出させていただきました。また,県外向けに関しましては,テレビやそしてホームページなどさまざまなツールを使いながら,新聞もそうでありますけれども,感染対策・予防に関してずっと呼びかけてきたつもりでございます。
一番大事なものは何かというと,やはり感染拡大をいかに防いでいくかと,ここが一番大事だと私は思っています。また,クラスターをいかにして作らないか,これに一生懸命取り組んできたわけであります。当然のことながら,医療関係者は非常に努力していただいております。本当にPCR検査もそうでありますけれども,スムーズにいくように我々も取り組んでおりますけれども,医療関係者と協力しながら,そして社会福祉関係者にも本当に御礼申し上げたいと思います。もう,面会とか本当に厳しい対応をとっていただいております。やはりそこもなかなか難しいと思うんです。そこをちゃんと社会福祉関係者も一生懸命,対策本部会議に出て報告を聞いておりますけれども,本当に素晴らしい対応を取ってきていただいておりますので,さまざまな,そういったみんなの努力・対応によって,今10例という形になってきていると思っておりますし,またそれを今後とも増やさないように,いかに対応していくかが重要でありますので,私としても感染拡大防止へ向けて県民の皆さま方にさらなる努力をお願いすることになると思います。
また同時に,経済活動も再開していかなきゃならないということでありますので,その両立をいかに図っていくかということが今後大事になっていくと思います。引き続き感染拡大防止をとりながら,そして経済活動の再開へ向けて,より良い再開へ向けて,さまざまな知恵を絞りながらアイデアを出しながら,再開ができるべく我々としては全力で取り組んでいきたいと思っています。
(記者)
コロナでもう1点,具体的なところですけれども,先だって,九州知事会議のWeb会議だったですか,鹿児島でサーモグラフィーが足りないというので,各県に送ってほしいという呼びかけがありましたけど,それら検査機器や医療物資について今県内の準備状況はどうか,何か足りていない物があるかどうかというのをお伺いします。
(知事)
サーモグラフィーについても,全国知事会議にもお願いして,全国知事会議の方で政府に対しまして全国知事会要望という要望書があるのですけれども,その中に,サーモグラフィーを離島を含めて水際対策のために必要なので,政府の方で用意するようにということを入れていただきまして,政府の方に要請しております。まだ,全国的にサーモグラフィーが足りない状況が続いていることは現実ですけれども,そういったサーモグラフィーが必要だということを訴えていきたいと。水際対策を引き続き強化していきたいと思っております。
(記者)
他の医療物資についてはいかがでしょうか。
(知事)
他の医療物資に関しても,防護服・マスクは各感染症指定医療機関との間で日々連絡を取り合いながら,今どういう状況なのか,どれくらい在庫があるのか,そういうことを日々連携をとりながら今行っております。不足するような状況になれば当然のことながら政府に対して,これだけ不足しているので供給してくれということを連携しながら,政府の方から供給してもらうとか,そういった連携をとりながらやっていると思いますし,また引き続き緊密に連携しながら,医療物資が不足することがないように我々としては努力していきたいと思います。
医療関係者の間では,非常に厳しい労働条件,非常に厳しい環境の中で,本当に一生懸命頑張っていただいておりますので,そういったことを考えながら我々としても医療物資・防護服・マスク,その他が不足することがないように,一生懸命今後とも努力していきたいと思っています。
(記者)
端的に聞きます。先ほど出た出水期の前の防災についてなんですけれども,県から要請を出しているということですけど,これはほとんどもう総務省からの通知だけであって,県から独自に何か要請文とかモデルケースとかというのを出したことがあるんですか。
(知事)
自治体に対してですか。
(記者)
はい,県内の市町村に対して。
(知事)
詳しくは危機管理防災局に聞いていただければと思います。
(記者)
わかりました。県が,例えばそういうモデルケースというのを作るという考え方は知事はしないわけですか。コロナ対策に沿った避難所の設営というのは,県が考えて,県としては考えていらっしゃらないのですか。
(知事)
いや,それは市町村と連携しながら取り組むことが一番大事じゃないでしょうか。
(記者)
じゃ,市町村から要望があれば県としてはそういうふうに一緒に取り組んでいく考えがあるんですか。
(知事)
一緒に何を取り組むんでしょうか。
(記者)
避難所の設営のあり方とかの検討というのは。
(知事)
避難所の設営のあり方ということが,当然のことながら一緒になって取り組んでいけるところはいきたいと思っています。
(記者)
それと先ほど知事選のことが出てきたんですけども,コロナ対策でいっぱいだというのはこちらも重々承知しているんですけれども,一応確認をしておきたいのが,前回掲げた公約の達成度を含めて,知事としてはこの4年間をどう振り返られるかなというのを一応聞いておきたいなと思います。
(知事)
端的に申し上げますと,私は県民が主役の県政を推進したいと,そして県民とともに歩む政治をやりたいという形の中で取り組んできたつもりです。再び県民の支援が得られるように,私としても全力で引き続き頑張っていきたいと思っています。
(記者)
前回掲げた公約で,次回もまたこれを続けて達成させたいと特に思われている,アピールしたいこととかというのはあるんですか。
(知事)
前回の公約を見ていただければわかると思うんですけれども,やはりすべて鹿児島に必要なものを掲げていると思っております。例えば観光に関しても,もっと観光を推進して鹿児島を豊かにしましょうと。農業に関しましても,要するに日本一を掲げながらいわゆるブランド力を高めて農家の所得を上げて後継者が育つという好循環を作っていかなければならないと。農業の未来を切り開いていかなきゃならないとか。そしてまた子育て支援と高齢者生き生き支援,これを二本柱にして,4年間全力で私なりに取り組んできたつもりでありますので,そういったものもさらにもっと進めていかなければならないと思っております。県民意識調査の中で,子育てがしやすくなったというのが3倍に今伸びておりますけれども,それをもっと,5倍・10倍に伸ばすべく一生懸命引き続き努力していくことが必要だと私自身は思っております。
(記者)
今度の知事選で想定している争点というのは,お考えになる争点というのはありますか,知事の中では。他の候補者との争点というのは。
(知事)
いや,私自身は今,言いましたけれども,この4年間子育て支援と高齢者生き生き支援に全力で取り組んできたわけでありますので,引き続きそれを全力で取り組んでいきたいと思っております。また,鹿児島は観光と農業が基幹産業でありますので,この観光と農業をいかに伸ばしていくかということがすごく大事になっていくのではないかと思っておりますので,それについても全力で取り組んでいくということに尽きると思っております。
(記者)
もう1つだけ,4年後の鹿児島をどうしたいかというイメージ像だけ教えてもらえますか。
(知事)
いわゆる,今は新型コロナウイルスという感染症の中で,こうした状況になってきているわけでありますけれども,鹿児島には本当に素晴らしいものがたくさんあります。それは先ほどから述べておりますけれども,錦江湾があったり桜島があったり鹿児島市内の風景があって,そして霧島には素晴らしい温泉,指宿にも温泉があり,そして大隅半島にも本当にこれまで見たことがないようなSNS上で本当に素晴らしい,そういったスポットもたくさんありますし,まだみんなが知らない所もたくさんたくさんある,素晴らしい観光スポットがあるのも鹿児島です。そして他の県にはない歴史というものもあるわけです。そして自然が本当豊かであります。文化がありそしておいしい食べ物がこれだけたくさんある県はないわけですので,こうした鹿児島のポテンシャル,ウェルネスをどんどん生かしながら,今後とも鹿児島の素晴らしさを出して,農業もそうでありますけれども全国2位になろうと,5千億円を突破しようという形で全力で取り組んできたわけでありますけれども,全国2位を2年連続キープしたわけでありますけれども,生産者の所得を伸ばして,そしていわゆる後継者が育っていく,若い人が農業をやっていけるようになっていく,そういったことをつくっていかなきゃなりません。そういった観光の面,農業の面もそうでありますけれども,そういったもっともっと素晴らしいものを生かして,鹿児島に生まれてよかった。住んでよかったなと,そう子どもたちに思っていただけるような,そういった鹿児島をつくるべく全力で取り組んでいくことが必要だと。それに私自身は尽きると思っております。
(記者)
ごめんなさいもう1点。県民所得とか具体的な数字の目標とかっていうのはないんですか。県民所得の何%アップとか,農業・水産業とかの生産者の所得向上というのですけれども,具体的な目標は立てられないんでしょうか。
(知事)
少しでも,少しでも県民生活を良くしていきたいということをずっと訴え続けております。そんな簡単にすぐバーッと伸びれば,一番いいわけでありますけれども,各県とも競争しているわけでありますし,この良さを生かしながら少しでも,去年に比べて少しでも良くなるように努力し続けることが将来へ向けていいことではないかと思っております。
(記者)
わかりました。
防災の点は各市町村とも重々連携していろいろ取り組んでもらいたいと,これだけは要望です。
(知事)
はい,それはもうそうだと思います。おっしゃるとおりですね。
(記者)
一般県政についてはよろしいでしょうか。いいですか。ありますか。じゃあ。
(記者)
知事選の前の最後の定例会見だと思います。県民にわかりやすいように明確にお答えいただきたいと思います。
コロナ対策でやっぱり財源の問題が出てきていますけれども,それだけ皆さん税金の使い途にやっぱり関心を持っていると思います。その中で1つ確認させてください。桜島の海底トンネルのための調査費ですが,どのような調査をして,どのような結果が出れば造ろうという考えになるのかを教えてください。
(知事)
錦江湾横断道路ネットワークにつきましては,大隅半島を訪れたとき,車座もそうでありますが,さまざまな機会でその必要性について強く訴えられてきております。お聞きしているところです。やはり普段の生活の利便性の面,そして観光の面,そして防災の面からもこの錦江湾横断道路ネットワークが必要だということを強くお伺いしているところでございます。
そうした中で,実現へ向けては超えなければならないハードルもたくさんあるということは承知しておりますけれども,実現へ向けて努力していくことが必要だというふうに認識しております。
今回は,前回の調査から相当数年月が経っているわけでありますし,また,高規格幹線道路・地域高規格道路の整備も進んでいるわけでありますので,そうした状況の中で交通量の調査をまず行った上で,そしてまた鹿児島市・鹿屋市・垂水市を含めて鹿児島県と一緒になって,まず関係機関が集まって引き続き話し合って,この調査を受けてどのような形で今後進めていくことが大事だということも含めて,みんなで意見を,意思統一を図ることが大事ですので,そういったことを進めていきたいと思っております。
(記者)
交通量がどういう結果が出たら,じゃあみんなで集まって話し合いをしましょうという話になるのでしょうか。
(知事)
まずその辺りを含めて,前回の調査から大分経っているわけでありますので,交通量がどのような形になっているかと,まず調査しなければわからないわけですよね。調査しなければわからないわけでありますので,調査をしながらみんなで持ち寄って,まず話し合うことが大事だと思ってます。
(記者)
いや,調査をすると,交通量の調査というのはある程度把握できるんじゃないかと思うんですけどね,今。
(知事)
東九州自動車道とか,さまざまな今整備も進んでいるわけですよね。そこらあたりを踏まえながら,調査をしながら最終的に,これだけ大きいビッグプロジェクトになるわけですよ,実際問題として。ビッグプロジェクトになることだからこそ,丁寧に丁寧に一つずつ調査をしながら,みんなで話し合って進めていくことが大事だと思っております。
いずれにしろ,これは国との調整も必要になってくるわけです。国との調整をすることにおいても,今回の調査というのはやっぱり生かしていくことができるのではないかと思っています。
(記者)
いや,調査結果がどういう結果が出たら進むべきだというふうにお考えなのか,と聞いているんです。桜島のフェリーも,多分車両の通行,利用者は減っているわけですよね。そして,鹿屋から来られる方はたくさんもう高速道路を使っているという現状があると思うんですよ。その中でも必要なんだと。じゃあどういう調査結果が出たら必要なんだという話になるのかと聞いているんです。
(知事)
その中でも必要だというようなことを,要するに大隅半島の方を中心にさまざまな方々がそういう要望がたくさん来ているわけです。そうした中で,やはり今の現状はどうだということを正確につかむことがまず必要なんです,これだけのビッグプロジェクトですから。まず正確につかんで,そして進めていくことが,丁寧に進めていくことが大事だと思っています。
(記者)
知事選ですけれども,前回からもう何回も聞いていますが,野党系の皆さんに推薦協力を求めない理由を教えてください。
(知事)
だから今,求めるか求めないかということを決めているわけでありません。
(記者)
求めないというふうなことじゃないんでしょうか。
(知事)
だから,まだ全くそこらあたりについて何も決めていないということです。
(記者)
なぜ決められないんでしょうか。
(知事)
今,新型コロナウイルス対策に全力で取り組んでいるところです。
(記者)
最後に,知事選に向けて公開討論会を検討している団体があると聞いておりますが,もし開催されるとなった場合は,知事は万難を排して出席していただけますでしょうか。
(知事)
今は,新型コロナウイルス対応に当たっているわけでございますけれども,そのときの日程というのが私自身よくわからないので,今ここでお答えすることは難しいと思います。
(記者)
知事の日程を優先して「ぜひ出ていただきたい」というお話になれば出ていただけると思ってよろしいでしょうか。
(知事)
そこあたりは日程調整しなければいけないと思っています。
(記者)
わかりました。
(幹事社)
県政一般はよろしいでしょうか。
それでは,続きまして川内原発関連について質問のある社はお願いします。
(記者)
テロ対策施設について2点お伺いしたいと思います。玄海原発で,新型コロナウイルスの関係で作業が中止という状況が発生しましたけれども,川内原発でも同じように県外から多数の作業員が来ているという状況で,感染や拡大を懸念する声が各方面から出ています。知事もこうした懸念をお持ちでらっしゃるかどうかということと,もしお持ちでしたら,何か県として対応を考えてらっしゃるかについてお示しください。
(知事)
九州電力の方から,協力会社も含め全社的に手洗い・うがい・アルコール消毒・咳エチケットの徹底や,出社前の検温,出張の中止・延期,不要不急の帰省や旅行の自粛といった感染防止対策を実施しており,さらに原子力発電所では,通勤時及び勤務時間中における運転当直員のマスク着用,運転当直員以外の中央制御室への不要不急の入室禁止,入室の際の健康確認・アルコール消毒・マスク着用,プライベート時間帯における不要不急の外出の自粛,見学受入中止等を実施していると聞いております。
なお,九州電力に対しましては,担当部局から機会あるごとに感染防止対策に万全を期すよう要請しているところです。
(記者)
例えば,その要請した中身というのは,この関連で何かあるでしょうか。
(知事)
すみません,担当部局に紙があると思うので,ちょっと聞いてください。
(記者)
わかりました。もう1点すみません。
1号機に続いて5月半ばに2号機も停止する予定になっております。県内の原発がすべて止まるという事態を三反園知事はどのように受け止めてらっしゃるでしょうか。所感があれば教えてください。
(知事)
今回は,特重施設ということと定期点検によって停止しているということですよね。それに尽きるのではないかと思います。
(記者)
わかりました。
もう1点,運転延長についてお伺いしたいと思います。弊社の世論調査では,原則40年を超えて運転を延長することについて,反対という方が過半数を占めました。この調査結果について,知事の何か所見がございましたら教えてください。
(知事)
まだちょっと,詳しくは見てないわけでありますけれども,現時点での世論調査による調査結果のひとつだと認識しております。運転延長についてのおたずねでありますけれども,これいつも言っておりますけれども,規制委員会の方で認めれば20年延長できるとなっているわけでございますけれども,私自身としては,原則40年ということをずっと申し上げてきております。ただ,現時点で,事業者の方から何らそういうことが出されていないわけでございますので,そういうことだと理解しております。
(記者)
仮に,事業者の方から出された場合には,知事としては今の段階でどのようにお考えを示すつもりでしょうか。
(知事)
先ほどから申し上げておりますけれども,現時点,特段の動きがないわけでありますよね。また,私としては現状では,原則40年というふうに申し上げております。
(記者)
わかりました。
(幹事社)
他にないですか。
(知事)
はい,ありがとうございます。
(幹事社)
質問がないようで,これで終わります。
(知事)
ありがとうございました。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください