更新日:2023年12月13日
ここから本文です。
コロナ渦等に伴い活動が制限されていた,秋の茶園管理研修会が数年ぶりに現地で開催されました。技連会が中心となって生産者に働きかけるなど,行政と生産者が一体となった研修会でした。当日は約15人が参加し,指導農業士による指導を受けたほか,対象の青年がプロジェクトで取組を進めている「有機茶園の更新技術」について,取組の概要や進捗状況を対象の青年が説明する場面もありました。参加者からは,「勉強になった」「改めて見に来たい」等の声が聞かれました。
鹿児島市のさつまいも生産は,1ha以上が1戸,直売所向けに約390戸が約15ha栽培しています。また,市民農園等では,多くの市民が栽培しており,基腐病の発生が多く確認されています。8月29日,市技連普通作部会員等を対象に検討会を開催し,現在の発生状況や発生が確認されたほ場にお知らせする札の設置,市民向けの周知方法について検討しました。そこで,PT作業部会では,市民向けに周知や対策についてチラシを7000部作成し,収穫が始まる前に配布することとしました。
昨年度は,管内の軟弱野菜ハウス50か所を対象に可給態窒素量を測定しました。今年度は可給態窒素量の高かった吉野の生産者ほ場で8月中旬にミズナの減肥実証ほ場を設置しました。施肥量は慣行施肥量の7割減とし,9月上旬に収量調査を実施した結果,慣行施肥区と同程度の収量を得ることができ,実証農家からも「慣行施肥区と比較しても生育・収量に差がなかった」と好評でした。今後は,実証ほの結果をとりまとめ,部会員等へ可給態窒素の周知に取り組んでいきます。
上の写真のように減肥区でも慣行区と同程度の収量を得ることができました。
9月8日,女性農業経営士組織あぐりロマンひおきが4年ぶりに視察研修を行いました。さつま町の南原農園では異業種を含む交流や世界情勢も含めて情報収集し,西原農園では30年間の蓄積による高品質の梨生産,薩摩川内市の「茶寮ささの」では,お茶の価値を消費者等にも理解してもらうため,「食のプロフェッショナル講座」を受講し,準備に2年をかけて茶寮を開業したことを学びました。帰路の車中では,経営発展に必要な情報収集と活用の意義について学べたとの感想が述べられました。
田代地区では,今年度から農地中間管理機構関連農地整備事業がスタートしています。9月20日,田代地区公民館で20人参加のもと,整備計画と併せて地域計画の素案を検討しました。次回は11月に目標地図を検討する予定です。また,農事組合法人田代ビレッジとしても,10月に農地の状況(水がこない,日照が悪い等)や栽培管理(適期作業の実施状況,天候との関連等)の現状を整理し,課題解決に取り組むこととしています。
9月22日,日置市吉利基盤整備地区で8月末に導入された散水器具(散水チューブ,レインガン)を使った実演会が開催され,農家約20人が参加し,散水器具の使い方や効果を学びました。今後導入する散水器具について,各生産者が市役所を通して申し込むことになりました。農政普及課はJA等と連携し,畑かん作物栽培マニュアルの作成を進めていきます。
9月13日,日置庁舎で農業経営研修会を開催し,担い手農家など35人が出席しました。日本政策金融公庫からは資金計画作成のポイントや留意点について,県農業経営スペシャリストの川路税理士からは「いよいよ始まる!消費税のインボイス制度」と題し,登録後の留意点や制度の経過措置等の講話がありました。併せて,2経営体が個別相談会を行い,法人化のメリットや経営継承等について助言指導を受けました。各自の経営課題の課題解決に向けて引き続き支援していきます。
9月16~18日にイオンモール鹿児島,21~24日に吹上浜体育館で,茶業研究会の活動の一環として日置茶のPR販売会が行われ,生産者11人と関係機関5人で日置茶の魅力をPRしました。イオンモール鹿児島では試飲も行い,日置茶の美味しさを感じてもらいました。また,吹上浜体育館では同期間にかごしま国体の競技が行われていたため,県外の方に興味を持っていただけるようにPRをしました。今後の販売会でも生産者と関係機関が協力して,日置茶の魅力を伝えていきます。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください