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更新日:2024年4月4日

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屋久島農業の動き(R5.11~R6.3)

R5.11

 

奄美×屋久島たんかん産地間交流で切磋琢磨する

11月6~7日にかけて,奄美・屋久島のたんかん産地間交流を屋久島事務所で開催しました。当日は両地域のたんかん生産者や関係機関等,計36人が出席しました。1日目はJA種子屋久の集出荷体制を皮切りに,屋久島南部のトロイヤー台たんかん園,摘果モデル園,省力化園等の視察を行いました。さらに室内検討では産地の共通課題について,白熱した議論が交わされました。2日目は屋久島北部の6次産業化に取り組む農家を視察しました。双方にとって刺激となる交流が図られたことから,今後の産地活性化につながることが期待されます。たんかん産地間交流

ぽんかん祭が99回を迎える

11月16日,町内平内地区において第99回黒葛原翁(つづらばらおう)ぽんかん祭が開催されました。会には,平内区民や黒葛原翁の子孫,関係機関など約40人が出席しました。故黒葛原兼成(かねなり)氏は,大正13年にぽんかん苗を台湾から導入し,現在の屋久島ぽんかんブランドを築いた「屋久島ぽんかんの父」と呼ばれた偉人です。現在,屋久島の果樹栽培は,たんかんが主力になる中,今後の振興方策を生産者や関係機関が一体となって検討し,ぽんかんの位置づけを再確認する式典となりました。

ぽんかん祭

屋久島食の文化祭を開催

11月8日,生活研究グループと屋久島つわぶき会の共催による屋久島食の文化祭が屋久島町営農支援センターで開催されました。13人の会員が各自一品以上,自慢の料理を持ち込み,レシピ等を説明しました。会の中で日本茶インストラクターによる「屋久島茶のいれ方教室」も実施され,参加者は屋久島茶を堪能しました。審査後の昼食交流会はご馳走に囲まれ,皆笑顔で会話が弾みました。食を通じての交流学習活動を目的として令和5年度の新規就農者を招待し,女性会員との交流も図られました。

食の文化祭

家族経営協定が締結される

11月20日,野菜生産農家1戸が県,町,農業委員会の立ち会いのもと家族経営協定を屋久島事務所で締結しました。関係機関を代表して農業委員から「締結により,今まで以上に効率化も図られ新たな展望が見えてきます。頑張って。」と励ましの言葉が述べられました。締結農家からは,「家族経営協定で,家族間の役割が明確化されました。経営発展に向け夫婦で頑張る。」など今後の抱負が述べられました。

家族経営協定

指導農業士が新規就農者に対し研修を実施

11月9日に新規就農者2人に対し,指導農業士が就農トレーナー研修を新規就農者のほ場で実施しました。研修内容は,秋の茶園管理である,秋整枝の基本技術について指導しました。新規就農者らは,秋整枝を行う時期や整枝する高さを茶園ごとに確認していました。指導農業士から「よく管理されているのでその調子で頑張ってください。」と励ましの言葉もあり,新規就農者はやる気に満ちていました。今後も,新規就農者に対し技術支援を継続し,就農定着に貢献していきます。

就農トレーナー研修

R5.12

畑かん水利用講習会実施

12月8日に永久保地区において,茶生産者3戸に対し,畑かん水の利用講習会を実施しました。講習会では,畑かん水を利用した病害虫防除,散水ルールの策定,水利用組合の設立,畑かん水設備の管理などを説明しました。また,屋久島事務所農村整備係,屋久島町建設課,スプリンクラー散水業者からは,畑かん水設備について説明しました。生産者らは来年度より,畑かんを利用した病害虫防除を予定しています。今後も,畑かん水の有効利用のために,支援していきます。

畑かんかん水の利用

ばれいしょ向け農薬ドローン散布

12月6日に原・麦生・安房地区にて,ばれいしょ栽培の省力化技術及び疫病対策としてドローン散布による農薬散布のを実施しました。ドローン散布作業は鹿児島県経済連に委託しており,今回の散布実施面積は3.1ha(生産者は3戸)でした。生産者にもドローン散布の様子を見学してもらい,生産者からは「こんなに作業が簡単で早く終わるなら,継続してやっていきたい」と感想がありました。今後も散布実施面積を拡大し,地域全体として取り組んでいけるように推進していきます。

ドローン散布写真

地域計画策定に向けた集落検討会を開催

12月21日に永久保地区において,農業者8人と関係機関からの参加者12人で地域計画策定検討会を開催しました。町が作成した経営規模の意向地図について経営規模縮小意向である空白地区を誰が担っていくのかを検討しました。若手30代の2人に継承するよう要望がありましたが,1筆ごとの区画が小さく合意には至りませんでした。地域農業の将来については,所得が見込める新たな作物の必要性が検討されました。厳しい現実が述べられる一方,地域を維持しようという前向きな意見も聞かれました。残された課題は第2回会議で検討する予定です。

地域計画

R6.1

ばれいしょ向けドローン防除実演会開催

1月15日に生産者向けのドローン防除実演会を原地区で開催し,畑作生産者を中心に10人が参加しました。実演会では,バレイショほ場において,実際にドローンを使った防除の様子を見てもらいました。また,水分に反応して変色する「感水試験紙」を用い,散布量を色の変化で分かるように工夫しました。実演会後のアンケートでは,9人の生産者から「ドローン防除を実施したい」という前向きな回答を得られました。今後も,ドローン防除の実用性について,検討を続けていきます。

ドローン防除実演会

R6.2

たんかん鋏入れ式が3年ぶりに開催!

2月2日,麦生地区において令和5年産たんかん鋏入れ式が開催されました。たんかん農家や関係機関等,総勢40人が出席しました。コロナ禍で3年ぶりの開催だったが,就農3年目の果樹青年のほ場での開催であったことから,多くの関係者が関心を寄せていました。今年産のたんかんは果実外観,品質ともに良好で,鋏入れ式を皮切りに県内外へ出荷されます。農林普及課としては,本式典をたんかんの隔年結果是正に取り組んだ1年の総まとめと位置づけ,今後も産地維持発展に向けて取り組みます。

R60202たんかん鋏入れ式

果樹青年が青年農業士に認定!!

2月2日,鹿児島市内のホテルにおいて令和5年度青年農業士認定交付式が開催されました。青年農業士は,農業青年自らが課題を設定し,プロジェクト活動に取り組み,地域の模範となる農業者になることが期待されます。屋久島からは果樹青年1人が認定され,「果樹園における雑草の生育相の変化」に半年以上取り組み,その活動が評価されました。認定を受けた果樹青年は,「就農して3年で認定を受けられたことが嬉しい。今後も新たにチャレンジしたい。」と意気込みを語っていました。

R60202青年農業士認定交付式

屋久島たんかんの出前授業で魅力発信!

2月13日,鹿児島市内の小学校において,屋久島たんかんの出前授業を開催しました。6年生の児童約100人に対し,屋久島町の果樹担当職員が分かりやすく丁寧に,屋久島の概要やたんかんの特徴,農家の仕事内容を説明しました。授業の最後には,たんかんをプレゼントし,もらった児童は満面の笑みを浮かべていました。また,当日行ったアンケート結果から,「お店で売っていたら買いたい」「農家さんの大変さが分かった」など多くの感想が寄せられ,たんかんの理解促進が図られました。

R60213たんかん出前授業

屋久島たんかんの品評会はレベルが高い

2月16日および20日,尾之間地区と原地区それぞれでたんかんの品評会が行われました。審査員は屋久島町の果樹担当職員と屋久島事務所の果樹担当2人で行い,厳正な審査を行いました。審査項目は着色,玉揃い,病害虫,糖度の4項目で総合的に判断します。本年産のたんかんは台風の影響も少なく外観も良好で,秋期の乾燥により高糖度の果実に仕上がっており,審査も甲乙つけがたい状況でした。本品評会が農家間の栽培技術向上の契機になり,また意欲向上につながることを期待しています。

R60216,20たんかん品評会

R60216,20たんかん品評会2

R6.3

Webで1日農業バイトアプリ説明会を実施

3月4日,原地区にて労働力確保を目的としたマッチングアプリ「1日農業バイト」の使用方法について研修会を実施しました。原地区でマッチングアプリに興味を持つ2人の参加しました。講師よりアプリの全国での活用状況やメリットなどの説明があり,その結果2人とも登録することとなりました。農林普及課では,この登録した2人の今後の利用状況を確認し,原地区や町全体に向け,アプリを紹介し労働力確保の支援を行っていきます。

屋久島たんかんのPRと合同査定会を東京で開催

2月25日,JA関係者,農林普及課の計3人が出席し,東京都内で屋久島たんかんのPRと査定会を行いました。午前は,新宿の果物専門店でフルーツ教室が催され,鹿児島のカンキツを使った料理が参加者に提供されました。JA種子屋久果樹部会長がたんかんの食べ方や屋久島の栽培環境を説明され,終始和やかな雰囲気でしたた。午後には,大田市場で屋久島たんかんの査定会を開催し,県内他産地のたんかんが並ぶ中,厳正な審査が行われました。たんかんブランド力強化に向けた意識醸成が図られました。

合同査定会

たんかんの苗木研修を開催!

3月1日,園振協果樹技術部会で町内尾之間試験園でたんかんの苗木研修を開催しました。新規就農者(就農希望者含む)7人をはじめ,関係者など計16人が集まりました。苗木の植え付け方や管理方法,密植栽培等,実践形式で植え付けを行いました。屋久島では,苗木の早期育成が課題であることから,今後も農林普及課では定期的な研修会を開催し,これからの産地を担う生産者の技術向上を図っていきます。

たんかん苗木研修

令和6年産番茶の生育状況について

3月19日現地ほ場で,鹿児島県経済連,農業開発センター茶業部,屋久島町産業振興課及び屋久島町茶業振興会で新芽の生育調査を実施しました。定点調査の結果,さえみどりで昨年より2日程度早く生育しており,ゆたかみどりは2日程度遅く生育していることが分かりました。調査後には,個別に生産者の茶園で生育調査を実施し,予想される摘採日を確認しました。この結果を参考に,生産者らは摘採計画を立てる予定です。今後も,農林普及課では,良質な新茶が生産できるよう支援していきます。

一番茶生育調査

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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