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更新日:2025年10月31日

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コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社の環境活動

 
コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社は、平成20年4月17日に、県と「かごしま環境パートナーズ協定」を締結し、環境学習の推進や省資源・省エネルギー活動等の環境保全活動に取り組んでいます。

CSVの取り組み

カ・コーラボトラーズジャパンは、共創価値(CSV:CreatingSharedValue)を経営の根幹としており、社会との共創価値創出に向け、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)関連の取組を推進しています。

 

フードバンクを通じた製品寄贈

当社は、2016年から日本初のフードバンク団体であるセカンドハーベスト・ジャパン(公益財団法人日本フードバンク連盟加盟)や一般社団法人全国フードバンク推進協議会などとパートナーシップを結び、各地域のフードバンク団体を通じて、子ども食堂ならびに各種福祉施設などに、定期的な飲料製品の寄贈を行っております。

フードバンクとは「食料銀行」を意味する言葉で、品質には問題がないにも関わらず処分される食品を、企業から寄付を受けて福祉施設や困っている人に届ける団体や活動のことを指しています。2019年、食品ロス削減推進法施行されるなど、より一層注目を集めています。

特に子ども食堂は、近年、家庭環境の変化を背景に軒数は年々増加傾向にあり、多様な環境におかれた子どもたちが食を共にすることで、孤食を防ぎ、食の楽しさを伝えるとともに、食育を受ける機会の創出や、多様性を尊重する社会風土醸成などの役割を担っています。このような製品寄贈がコカ・コーラボトラーズジャパングループの食品ロス低減につながるとともに、地域社会の課題解決に少しでも寄与できればという想いから活動を展開しています。

2024年は、鹿児島県を含めエリア内26団体にコカ・コーラ社製品を33,058ケース(801,162本)寄贈しました。

 

コカコーラ1  

 

コカ・コーラ教育・環境財団

環境教育支援

域に根ざした環境教育・環境保全活動を促進することを目的に「コカ・コーラ環境教育賞」を実施し、各地で行われている青少年による環境ボランティア活動を顕彰・支援しています。2009年より、小中学生を対象にした地域社会の環境教育に関する活動実績を顕彰する「活動表彰部門」と、高校生および大学生による環境保全・環境啓発に寄与する新しい企画を支援する「次世代支援部門」の2部門制で実施しています。

奨学支援事業

カ・コーラ教育・環境財団では、国際社会が求める青少年の育成、または地域社会を支える人材の育成に貢献することを目的に奨学支援事業を行っています。この事業は40年以上にわたり、経済上の理由により大学への進学が困難な状況にある学生を支援しています。2020年より大学進学者に加え、サスティナビリティーやSDGsの推進を目的に「地球・環境資源に係る学問」を研究する大学院進学者も新たに奨学生として採用しました。

コカ・コーラ教育・環境財団奨学生は、毎年秋に各高等学校を通じて募集しています。

 

水源涵養林の保全活動

当社では、製造工場の水源域と特定された森林などで、土地の所有者や自治体、森林組合などと、水資源保全を目的とした協定を締結し、涵養活動を通じて、豊かな水を育む健全な状態を保てるよう、取り組んでいます。

当社が水資源保全の取り組みを本格的に開始したのは2006年です。現在では、全17工場の周辺の15の流域において、27自治体を含む、61の団体とともに、水源涵養活動に取り組んでいます。

また、各工場の水源域で保全活動を行う「水源の森」では、地域のみなさまと社員がともに、かけがえのない水の大切さや地域ごとの生物多様性保全について学ぶ、コカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクトに取り組んでいます。

「森に学ぼう」プロジェクトでは、各地の自治体、森林組合、大学、NPO団体などと連携し、林業体験やいきもの観察、木工作などのプログラムを提供しています。これらの体験を通して、参加者は森林保全の重要性や持続可能な森林資源の活用、森の生態系や保全について学び、森林の多様な機能や恩恵を実感することで、環境保全への意識を高めることにつなげています。

川内川上流のえびの工場水源域(宮崎県えびの市)においても、定期的に「森に学ぼう」プロジェクトを開催しており、2024年にはえびの市民や社員ボランティアなど約130名が参加し、タケノコ収穫やチェーンソーによる丸太輪切り体験、林業重機操作体験を行いました。

森まなえびの集合写真

参加者記念撮影

丸太輪切り体験

丸太輪切り体験

タケノコ収穫

タケノコ収穫

林業ドローン実演

林業ドローン実演

「水源の森えびの」が、OECMとして国際データベースに登録

「コカ・コーラボトラーズジャパン水源の森えびの」は、当社えびの工場(宮崎県)の水源域に位置する約203ヘクタールの里山で、2014年より水資源保全を目的とした森林整備に取り組んでおり、環境省より令和5年度後期の「自然共生サイト」に認定されました。

また、全国で認定された「自然共生サイト」のうち、保護地域との重複を除いた区域4.8万ヘクタールが「OECM」(Other Effective areabased Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録され、「水源の森えびの」の203ヘクタールもその一部として登録されました。

コカコーラ1

コカコーラ2

 

コカコーラ3

水源の森えびの(宮崎県えびの市)

容器&リサイクル(循環型社会)の取り組み

「設計」および「パートナーとの連携による回収」の2つの柱を軸に、容器の軽量化および水平リサイクル、廃棄物の削減などに取り組み、国内におけるプラスチック等資源の循環利用の促進に貢献しています。

設計

  • PETボトルの水平リサイクル「ボトル to ボトル」

PET製品においては、旗艦製品「コカ・コーラ」をはじめとする3ブランド35製品※1に100%リサイクルPETボトルを採用。また、PETボトルのラベルをつけない、ラベルレス製品を展開しており、お客さまが使用済みPETボトルを分別する際のラベルをはがす手間を省くとともに、プラスチックの使用量の削減を図っています。

  • アルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」

缶製品においては、水平リサイクル「CAN to CAN」による100%リサイクルアルミ素材を使用した製品を展開。「CAN to CAN」は、自動販売機横のリサイクルボックスから回収した使用済みアルミ缶を原料に再生し、リサイクルアルミ素材として容器に活用する取り組みです。

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パートナーとの連携による回収

着実な容器回収・リサイクルスキームの構築を目指し、回収した使用済みPETボトルを再原料化し、当社製品に活用する「ボトルtoボトル」の取り組みにおいて、カスタマーや行政と連携しています。

気候変動への取り組み

当社は、非財務目標「CSV Goals」に「2030年までにGHG排出量を50%削減(スコープ1、2)、GHG排出量30%削減(スコープ3)(2015年比)」「2050年までにGHG排出量実質ゼロの達成」を掲げ、取り組みを進めています。

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オンサイトPPAモデル*¹による太陽光発電を導入

広島工場(広島県)において、オンサイトPPAモデルによる太陽光発電設備を導入し、2024年9月より稼働を開始しました。当社工場でPPAモデルによる太陽光発電の導入は初となります。

本設備の稼働により発電される電気(再生可能エネルギー)を当社がPPA事業者より購入し、広島工場の製造ラインの電力として自家消費します。これにより、年間約110t相当のGHG排出量を削減する効果が見込まれます。当社工場においては、これまで水力発電による電力の使用や、自然エネルギーにより発電された電気であることを第三者機関が認証するシステム「グリーン電力証書」の購入などを実施しました。今後も、さらなる再生可能エネルギーの活用を推進していきます。

※1 Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデルPPA事業者が事業者の建物の屋根などに、太陽光発電設備を設置・所有し、発電した電力を事業者が購入するビジネスモデル

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稼働時のCO₂排出量を実質ゼロにする「カーボンオフセット自販機」を拡大

 
  • 2023年3月より自動販売機稼働時のCO₂排出量を実質ゼロにする「カーボンオフセット自販機」の展開を開始し、2025年3月時点で970台以上に拡大しました。当社が、自動販売機稼働時の年間消費電力量に相当するFIT非化石証書*²の取得を支援することにより、お得意さまに設置した自動販売機は、再生可能エネルギー由来の電力を使用したと判断され、CO₂排出量の相殺(カーボンオフセット)が可能となります。当社は、身近な存在である自動販売機を通じて、脱炭素社会の実現に向けたお得意さまの取り組みをサポートすることを目的に、「カーボンオフセット自販機」を拡大していきます。

※2太陽光や風力、地熱、バイオマスといった再生可能エネルギー(非化石電源)で発電された電気がもつ環境価値を取り出し、可視化した証書

コカコーラ7

 
 
 
 

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