更新日:2025年12月2日
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性感染症(STI:Sexually-transmittedInfections)とは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒及び淋菌感染症など、性的接触を介して感染する可能性がある感染症を指します。
性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。
オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
性感染症は、かゆみや痛みのような症状が問題であるだけではなく、感染症の種類によっては、もし治療をしなかった場合、不妊の原因となったり、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺障害を残したりすることもあります。また、粘膜が傷つくことにより、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染しやすくなるなど、他の感染症に罹りやすくなることもあります。
特に、生殖年齢にある女性が性感染症に罹患した場合には、母子感染(母親から赤ちゃんへの感染)により、先天性の体の障害の原因となり、放置すると障害が残る可能性もあります。
感染しても、比較的軽い症状にとどまる場合や無症状であることもあるため、治療に結びつかないこともあり、感染した人が気付かないままパートナーに感染させてしまうこともあります。このため、不安に感じたら検査を受けることが大切です。
コンドームの使用や検査や医療の積極的な受診による早期発見及び早期治療が性感染症の発生の予防及びまん延の防止に有効です。ワクチン接種により防ぐことができるものもあります。保健所などでは、無料・匿名で検査を受けることができるので、不安に感じたら、すぐにパートナーと検査を受けましょう。


啓発ポスター(PDF:583KB)
性感染症の多くは治療できます。ただし、早期の段階で治療しなければ、合併症や後遺障害が残る可能性があるものもあり、早期発見、早期治療がとても重要です。治療方法は、感染症の種類によって異なります。
| 病名 | 主な症状 |
| 性器クラミジア感染症 |
【男性】 |
| 淋菌感染症 |
【男性】 |
| 性器ヘルぺス感染症 | 【男性】 ・性器や肛門に痛みやかゆみのある1ミリから2ミリほどの水疱や潰瘍ができる ・足の付け根のリンパ節に腫れや痛みがあり、尿道から分泌物が出ることがある ・初めて感染したときには発熱を生じることもある
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| 尖形コンジローマ | 【男性】 ・亀頭や陰のう、肛門のまわりに白、薄ピンク、茶色のイボができる ・イボの数が増え鶏のとさかのようになる ・自覚症状はほとんどない(かゆみや軽い痛みを感じる程度)
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性感染症(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
オーラルセックスによる性感染症に関するQ&A(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
知っておきたい性感染症の正しい知識(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
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