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ホーム > 健康・福祉 > 医療 > 感染症 > 感染症情報 > 伝染性紅斑の流行発生警報の発令について

更新日:2025年9月4日

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伝染性紅斑の流行発生警報の発令について

伝染性紅斑の流行発生警報を発令しました。

2025年第34週(8月18日~8月24日)の感染症発生動向調査事業において,伝染性紅斑の定点あたり報告数が2.26となり,警報発令基準である2.00を超えたことから,県内全域に伝染性紅斑警報を発令しました。(令和7年8月28日)

感染の拡大防止に努めてください。

 伝染性紅斑

伝染性紅斑の発生状況について

調査期間

  • 2025年(令和7年)第35週(8月25日から8月31日)

県内の状況

  • 県内の小児科定点医療機関31からの患者報告数は,92人です。
  • 県全体の定点あたり報告数は,2.97です。

保健所管内の状況

  • 流行発生警報域の保健所:鹿児島市,指宿,伊集院,出水,姶良,鹿屋

伝染性紅斑とは

伝染性紅斑は,ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから,「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

主な症状

約10~20日の潜伏期間の後,微熱やかぜの症状などがみられ,その後,両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて,体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります。これらの発しんは1週間程度で消失します。

中には長引いたり,一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが,ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

多くの場合,頬に発しんが出現する7~10日くらい前に,微熱やかぜのような症状がみられ,この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが,発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく,感染力もほぼ消失しています。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合,胎児にも感染し,胎児水腫などの重篤な状態や,流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど,伝染性紅斑を疑う症状がある場合は,医療機関に相談しましょう。また,感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため,周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に,医師に伝えてください。

伝染性紅斑の家族がいる場合や,流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け,手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。

感染経路

主な感染経路は,飛沫感染や接触感染となります。

感染対策・予防方法

伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
こまめな手洗いや,せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。

001174681
咳エチケット(PDF:403KB)
00154304
感染症対策へのご協力をお願いします。(PDF:323KB)

啓発ツール

厚労省が注意喚起のためのチラシを作成しています。
啓発用としてお使いください。
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伝染性紅斑(PDF:363KB)

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部感染症対策課

電話番号:0992862724

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