更新日:2025年6月30日
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5月中~下旬にミニトマト及びいちご部会員に対し,鹿児島いずみ農協で個別カウンセリングを行いました。カウンセリングでは令和6年産の実績検討と令和7年産に向けた施肥管理や作付け計画等を検討しました。
高齢化等による作付けが減った要因や高温対策,所得向上のための夏作の実施等,様々な課題・対策を検討しました。農政普及課では今後も関係機関・団体と連携し,ミニトマト及びいちご農家の生産性向上や経営改善のための支援を継続します。
出水市の水田裏作の二条大麦は,令和7年産で約90ha作付けされ,収穫が5月15日から開始されました。今年産は播種の遅れにより,収穫時期は昨年と比べ2週間ほど遅れましたが,排水対策の徹底と適期収穫が行われたことで,現在の検査状況では全量1等となっています。出水市の二条大麦の作付け面積は増加傾向であり,今後も増産に向けて排水対策,赤カビ病防除等を指導します。
4月28日,出水市の茶生産者に対し,はんず茶の製造指導を行いました。はんず茶とは炊事用に使う半胴と呼ばれる「水がめ」を使い,炒って作るお茶のことで鹿児島市松元町や日置市の一部で伝統的に作られています。昨年,松元町で製法を学び,今年初めて製造を行い,新商品として販売することとなりました。香ばしい香りとすっきりとした後味が特徴の「はんず茶」が小売り茶のラインナップに増えることで,生産者の所得向上が期待できます。
5月27日に,出水庁舎会議室で担い手等育成担当者会を開催し,関係機関・団体等の担い手担当者23人が出席しました。会では毎回,テーマを設けて意見交換を実施しており,今回は新規就農者支援について検討しました。各市町における就農相談から就農後の経営・技術支援状況等について,現状や課題の情報提供を受け,特に市町は短期間で担当が変わることから,普及員や営農指導員との密な連携が重要であることが共有できました。今後はサポートチームにおいて支援方法改善を検討します。
5月26日に,園芸振興協議会出水支部総会が開催され,同支部果樹部門にスマート農業プロジェクト班(以下「プトジェクト班」)の設置が承認されました。プロジェクト班では,果樹におけるスマート農業の実装化に向けて,ドローン防除の実証,ドローン防除に適した樹形等を検討し,出水地域の果樹に適したドローン防除体系の確立を目指していきます。
5月28日,出水地域肉用牛作業受託組合(ヘルパー組合)がJA鹿児島いずみ本所で総会を開催しました。同組合は会員18人,ヘルパー2人で構成され,結成から4年が経過しました。事業の実績と計画が承認された後,ヘルパーに委託する作業のアンケート調査結果や申し合わせ事項について,農家主体で活発な意見交換がなされました。農政普及課では今後も当組合の健全な発展のため,農家に寄り添いながら,積極的に支援していきます。
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