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ホーム > くらし・環境 > 自然保護 > 自然公園 > 県内の自然公園 > 川内川流域県立自然公園

更新日:2022年9月20日

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川内川流域県立自然公園

○指定年月日昭和39年4月1日
○指定面積6,571ha※平成24年4月1日現在
○含まれる市町村出水市,伊佐市,薩摩川内市,さつま町

※公園区域については,環境アセスメントデータベース(外部サイトへリンク)をご覧ください。

景観

川内川流域県立自然公園は,川内川河口から鶴田ダム周辺とその上流域までの変化に富んだ河川流域景観を中心とし,紫尾山(1,067m),梅の名所の藤川天神,十曽池,湯之尾などが指定されています。
 
曽木の滝は,落差12mの急崖を飛沫と轟音をあげて落下しており,その景観は雄大かつ壮観で「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。
川内川中流域にある大鶴湖は,発電を目的とした鶴田ダムの造成によりできた湖で,緑豊かな自然に囲まれています。
 
川内川流域県立自然公園

植物

河口近くの月屋山付近には,ニシキギ,アデク(北限)が自生しており,また寄田の小平池には,県の天然記念物に指定されているオニバスの自生地があります。
さつま町(旧宮之城町)山崎の急流の岩盤には,カワゴケソウが,伊佐市(旧菱刈町)湯之尾滝付近の川底には,国の天然記念物に指定されているチスジノリが自生しています。
 
紫尾山には,頂上付近に霧島山地や高隈山地とともに分布の南限をなすブナ林が発達しており,アカガシ,ウラジロガシなどの常緑広葉樹やイヌガヤなどの針葉樹,イヌザクラ,コハウチワカエデなどの夏緑広葉樹が混生しています。
また,紫尾山麓一帯は,シダの宝庫として知られており,この地方の特産のものとしてサツマシケシダ,イサワラビ,ハツキイヌワラビなどがあります。
川内川流域の森林は,コジイ,アラカシなどの優先する二次林やスギ林が多く,シラカシ,チャンチンモドキ,ハナガガシなども見られます。
 
薩摩川内市(旧東郷町)の藤川天神には,世界最大とされる臥竜梅があり,国の天然記念物に指定されています。
小平池のオニバス(薩摩川内市寄田)

 

紫尾山

動物

 
鳥類では,河口域でマガモ,ヒドリガモ,ダイサギ,コサギ,ハマシギ,トウネン,キアシシギなどを,中流域でカイツブリ,カルガモ,ヤマセミ,カワガラスなどを見ることができます。
 
昆虫類では,ブナを食樹とするフジミドリシジミ(南限)やアカガシを食樹とするキリシマミドリシジミ,ヒキドシチョウ,コツバメなどの蝶類やセダカコブヤハズカミキリ,キュウシュウオオクボカミキリなどの貴重な種が生息しています。
 

利用のワンポイント・アドバイス

 
○伊佐市(旧大口市)の十曽池公園では,春に新緑やツツジを,夏に清流を,秋に紅葉を楽しむことができます。また,公園の上流には清流がこだまする奥十曽渓谷があり,十数個の滝の見事な渓谷美と樹齢100年を超えるスギ,シイ,カシを見ることができます。
 
○紫尾山では,360度視界のきく山頂や心を洗われるような渓流など自然に恵まれており,グループや家族連れなどで森林浴を楽しむことができます。また,川内川は鳥類にとって重要な生活環境であり,各所でバードウォッチングも楽しむことができます。
曽木の滝(大口市)

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