横瀬古墳
横瀬古墳は古墳時代(5世紀末)の前方後円墳です。全長は約135メートル,後円部長72.5メートル,高さ約13.6メートル,くびれ部の幅は45メートル,前方部長さ62.5メートル,高さ9.6メートル,周囲には幅11.3~18.7メートルの周濠が廻っています。なお,外側にもさらに周濠があり二重周濠の可能性もあります。
後円部の頂部には竪穴式石室があります。1960年代頃盗掘を受け,鉄製の直刀などが出土したと伝えられていますが,1997年・1998年の発掘調査で本県では珍しい円筒埴輪や形象埴輪(楯形・人物・器材),鎧,勾玉滑石製品,須恵器等が出土しました。大きさは県内第2位ですが,墳形は最も美しいものです。
[昭和18年(1942年)国指定史跡]
- 場所
大崎町横瀬の旧海岸砂丘地に立地し,周囲を水田に囲まれています(標高6m)。
- 資料展示
大崎町郷土資料展示室
- 問い合わせ先
大崎町教育委員会社会教育課(電話:0994-76-1111)