大隅国の成立
大隅国が誕生したのは,713(和銅6)年です。はじめ,日向国のなかから,肝坏・贈於・大隅・姶良の四郡をさいて分立されました。
薩摩国同様,朝廷はここでも命令に服さぬ隼人の指導という名目で他国の人々を移住させています。移住させられたのは,豊前国の民200戸など約5千人。移住地は,国の役所(国衙)が置かれた今の霧島市国分府中周辺ではないかと推測されています。
移住地には,新しく桑原郡が設けられ,のち,同じく新設された菱刈郡とそれまで一国とみなされていた種子嶋の廃止にともって編入された馭謨郡・熊毛郡を加えて,大隅国は8つの郡をもつ国となりました。
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