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更新日:2022年7月11日

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開口部の工夫による日差しの遮蔽

対策の概要

日射を遮蔽し熱の侵入を防ぐ

強い日射をやわらげ快適な室内環境を実現するために、簾や障子等は、古くから用いられてきました。近年では、外付けブラインド、ルーバー、ロールスクリーン等も加わり、これらは、季節や時間、室内の使用状況に応じて日射を調節でき、かつ通風を損ないにくい日射調整建具と言えます。この日射調整建具を活用することにより、夏期の熱の侵入を防ぎ冷房エネルギー消費量の削減が期待できます。
また、日射遮蔽性能を向上するための工夫を施した熱線吸収ガラスや熱線反射ガラス、これらを2枚使用した複層ガラス等の機能ガラスも冷房エネルギー削減に効果的です。特に複層ガラスは暖房時の負荷も軽減できるため急速に普及が進んでいます。
日射熱の遮蔽効果比較

図1-14日射熱の遮蔽効果比較「建築設計資料集成」より作成




一般の透明ガラスと外側ブラインド、内側ブラインド、熱線反射ガラス、熱線吸収ガラスとの日射熱の遮蔽効果を比較すると、外側ブラインド、ルーバーは、夏の強い日差しを遮り、日射に伴う熱の侵入を防ぐ効果が大きいため、冷房負荷を大幅に低減することが可能です。また熱線反射ガラス・熱線吸収ガラスでは、日射熱のおよそ30%をカットしますが、熱線吸収ガラスの場合吸収した熱を室内にも放出するので熱線反射ガラスと比較して、日射遮蔽効率が僅かに劣ります。
遮蔽物の位置による遮熱効果の違い

図1-15遮蔽物の位置による遮熱効果の違い
出典:彰国社「自然エネルギー利用のためのパッシブ建築手法事典」



D,M,L,Alは反射率の段階による区分で、D-反射率20%以下、M-20~50%、L-50%以上、Al-アルミニウム85%を示しています。樹木の陰については、L-かるい茂み、D-濃い茂みとして種類を分けています。

主な手法

●ブラインド、ルーバー等日射調節建具の設置
●機能ガラスの効果的な使用

よくあるご質問

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