更新日:2025年11月26日
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9月30日,出水地区茶業振興会が霧島市の茶法人で夏期研修会を開催し,会員8人を含む計12人が参加しました。視察先の茶法人は,慣行・有機栽培に取り組んでおり,品種に応じた深刈更新や整枝時期など活発な意見交換がなされました。また,当法人は烏龍茶など多様な茶種生産,各種品評会出展への取組が小売り茶販売に良い影響を与えており,小売り茶シェア拡大を目指す会員から,「今後の取組の参考にしたい」と意欲的な意見が聞かれました。今後も生産者ニーズに応じた研修会等を継続していきます。

近年の気温上昇に伴い,豆類も播種後の腐れや立枯れなど,生産者には死活問題となっています。そこで,高温対策で取り込んでいる「さやいんげんの高温対策実証ほ」で検討会を10月17日に開催し,JA部会員・市・JAなど31人が参加しました。JAから,高温による播種作業の遅れや規格外の莢の多発等について説明し,農政普及課から,実証内容と地温抑制マルチと慣行マルチとの地温・生育等の比較を説明しました。また直にマルチを触ってもらい,効果確認も行いました。今後も関係機関・団体と連携し,高温対策に取り組んでいきます。

10月21日から22日にかけて,長島地区17か所で令和8年産春作ばれいしょ栽培講習会が開催されました。単収向上に向けた管理作業のポイントや肥料高騰対策の1つとして,土壌診断の必要性等について説明した後,土壌診断結果をもとに農政普及課が作成した処方箋を用いて個別に施肥改善等を指導しました。9月から植付けが始まった早春作も順調に出芽しており,今後も,関係機関・団体と連携し,単収向上等を支援していきます。
10月17日,JA鹿児島いずみで令和7年産ハウスみかん生産販売反省会が開催され,生産者6人の外,関係機関・団体等計18人が出席しました。今年産のハウスみかんは本加温が13.5t(前年比73%),単価954円(134%)で,少加温は7.7t(128%),単価707円(131%)となりました。昨年よりも収穫期の着色が遅れたため,化粧箱以外のパック販売を早期から実施したことで,収益へとつながりました。今年産の課題として,高温による加温開始遅延,生育遅延,着色遅延等が残され,農政普及課では,これらの課題解決を支援していきます。
9月30日,出水市生活研究グループ連絡協議会が水俣市の地産地消及び地域産物PR手法を視察研修しました。参加者は関係機関を含む計15人で,柑橘の有機栽培と加工・販売,養豚の多角化経営,農林水産物の地産地消の取組等を視察しました。柑橘の有機栽培等では,集荷組合の設立から加工・販売まで生産者が手掛け,地域の活性化と地産地消に貢献していました。特に販売面では物語がある商品が販売されており,今後の参考となりました。地産地消,地域産物PR等を通して地域農業の活性化を引き続き支援していきます。
10月7~9日の3日間,管内5か所のいちごほ場で,生産者20人,関係者4人参加のもと,定植後の現地検討会を開催し,今後の栽培管理を研修しました。本年度は育苗期の高温により花芽分化が遅れたため,例年より5日程定植が遅れました。定植後は病害虫の発生が見られ,特にヨトウ類の発生が多く,作用性の異なる農薬の2回散布を呼びかけました。定植後も高温が予想されたため,活着促進と2番花が連続着花となるよう栽培管理を指導しました。農政普及課では,関係機関・団体と連携し,生育や栽培環境に応じた指導を継続していきます。
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