更新日:2025年10月14日
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9月4日に開催された県茶品評会・経営改善コンクールの部で,薩摩川内市の生産者が農林水産大臣賞(4年連続)を受賞するなど,5点の入賞を果たしました。薩摩川内市茶業振興会では,8年前から品評会への取組を強化し,更新技術を活用した樹勢のある茶園づくりと自工場での出品茶製造を通じた生産技術の高位平準化を目指しています。今回の連続受賞は,日頃の生産者の継続した取組が評価されたもので,茶市場での産地の評価も高まっていることから,今後も農政普及課は生産者の品質改善の取組を支援していきます。
9月6日,「薩摩川内アグリセンター農業基礎研修開講式」が薩摩川内アグリセンターで開催され研修生49人が参加しました。この研修は農業の経験が少ない人を対象に,野菜作りの知識習得と農業への理解を深めてもらうことを目的として,11月まで5回開催されます。研修内容は,野菜作りや土壌・肥料,病害虫対策などの講義と大根,白菜,レタス,ブロッコリーの栽培実習を行います。この研修を受講することにより一人でも多くの研修生が農業に従事することが期待されています。
9月16日,薩摩川内市農業公社で薩摩川内市甘しょ生産組合員他9人が出席し,現地研修会が開催されました。市から事業等について説明があった後,農政普及課から生育状況と来年作に向けた排水対策のほか茎根腐細菌病,ヒルガオハモグリガに対する防除体系を説明し,今後の課題を共有しました。現地研修として白黒マルチほ場の塊根肥大状況や,新品種「九州203号」の生育状況を確認し,活発な意見が交わされました。
9月19日,薩摩川内市・北薩地域振興局農政普及課主催の「薩摩川内市農作業事故防止研修会」が薩摩川内市農業公社で開催され,農業者等49人,関係機関16人の合計65人が参加しました。今回は,(1)熱中症の対応方法(2)トラクター・刈払機の安全対策の2課題を中心に研修を実施し,熱中症については薩摩川内市消防局,農業機械については農業大学校農業研修課に講師を依頼し,詳しく説明がありました。農業者の方々は,農作業安全に対する意識向上の良い機会となりました。
9月25日,「ニューファーマー花き部門研修」が南さつま市の株式会社「エルム」で実施され,花き経営青年2人,指導農業士2人が参加しました。「エルム」は電子機械器具製造業の企業ですが,農業部門の事業も展開しています。研修では会社概要,アグリテック事業部門の電子機器,LED照明を駆使したコンテナ型栽培システム,半自動接ぎ木装置,植物の光周性などの説明の後,実際に栽培の様子,接ぎ木装置のデモンストレーションも見学しました。参加者は革新的技術に多くの質問をするなど,興味深い研修となりました。
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