更新日:2025年7月31日
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地域計画の重点支援地区に位置付けている長島町城川内地区で,耕畜連携モデル試験を開始しました。モデルほ場では,春ばれいしょ収穫後の5月31日に畜産農家が牛糞堆肥を散布し,耕種農家がソルゴーを播種しました。今後はソルゴーの生育調査のほか,次期作のばれいしょ生産への影響を調査します。また耕種農家は受託作業による,夏場のばれいしょ跡地の雑草管理も検討しており,農政普及課では,受託作業体系の確立を含め活動支援し,成果を他地区へ波及していきます。
出水地区二番茶実績(6月20日時点)の単価が,前年比約2.3倍の好調な相場となっています。県下全体で,昨今のてん茶需要の拡大等により,煎茶原料の供給量が不足していることから,好調な相場となっています。厳しい茶業情勢の中で,経営改善・良質茶生産に努めてきた生産者にとって明るい話題となっています。引き続き農政普及課として,市場ニーズに対応しながら支援を行っていきます。
今年度,園芸振興協議会出水支部にスマート農業プロジェクト班を設置し,具体的な活動計画の打合せを6月13日に行いました。
同班では,果樹におけるスマート農機等の効率的な運用の整備を目的として,JA鹿児島いずみ営農支援部を受託作業組織に位置づけ,ドローン防除体系の構築を計画しています。
当日は,同支援部が管理するほ場でドローンの散布,室内検討では防除体系等を検討しました。今後,同支援部と連携しながらスマート農業の実装化に向けた支援に取り組んでいきます。
さつまいもの高温対策として,マルチ資材比較実証ほを6月2日に設置しました。比較するマルチ資材は,白黒ダブルマルチと黒マルチであり,地温と併せて生育,収量を調査します。6月20日16時時点の畦上10cmの温度は,白黒ダブルマルチの方が5℃低い30.4℃でした。活着及び生育状況を達観で調査したところ,生育初期では白黒ダブルマルチの方が良好でした。引き続き,生育状況を確認し,マルチ資材の違いによるさつまいもへの影響を検討していきます。
5月27日,農地中間管理事業を活用している桐野・筒田地区果樹振興管理組合の代表者(理事)による総代会が開催されました(参加者農家13人,関係機関6人)。防除用などに活用されるかん水施設利用やその増設,水田での農作業受委託,果樹経営維持のための農福連携の取り組み,鶴翔高校との連携について年間計画を話し合いました。
今後の果樹園地の維持発展計画のためのアンケート調査も行う予定であり,支援を継続していきます。
5月30日,出水地区農業青年クラブ連絡協議会(連協)総会及び各市町単位の農業青年クラブ(単協)の役員からなる代表者会が農業青年11人の出席のもと開催されました。総会では,今年度の活動充実について検討されました。
代表者会では,7月に開催予定の地区青年農業者会議での発表者の確認とクラブ員外の対応について検討を行いました。農政普及課としては,今後も農業青年のプロジェクト活動についての支援を継続していきます。
6月27日,出水市で出水地域作業受託組合が研修会及び全体交流会を開催し,組合員,肉用牛ヘルパー等スタッフを含め18人が出席しました。研修会で,農政普及課から肉用牛の暑熱対策や秋冬作の飼料生産に向けた提案を行った後,組合員とスタッフの交流会が行われました。3市町から集まった組合員は,肉用牛ヘルパーの日々の協力に感謝しつつ,前向きな意見を交わしながら交流を深めていました。
農政普及課は,今後も組合への伴走支援を継続していきます。
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