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ホーム > 地域振興局・支庁 > 大隅地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 生産技術情報 > さつまいもの年間栽培体系(大隅地域)

更新日:2022年6月15日

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さつまいもの年間栽培体系(大隅地域)

1.品種

でん粉用品種(シロユタカ,こないしん),焼酎用品種(コガネセンガン),青果用品種(べにはるか)等

2.育苗(良い活着は,丈夫な苗づくりから)

(1)種いも:200g~300g程度で,無病で形状の良いものを使用します。
(2)種子いもの間隔:こないしん20~25cm,シロユタカ30cm,コガネセンガン20cm
(3)苗床:ハウス+トンネル又はトンネル様式とし,適期に植え付けできるよう,植え付けの50~60日前に伏せ込みます。
(4)採苗:外気に1週間程度ならした丈夫な苗をとります。採苗後は追肥,かん水を行い,苗の生育促進や良質苗の確保に努めます。

3.ほ場準備

(1)ほ場:PH6以下で,排水の良いほ場を選びます。
(2)土づくり:堆肥を施用し,入念に耕耘,砕土します。
(3)畦立:適度の土壌水分を見計らって行います。(4月植は,早めに畦立,マルチで地温を確保します。)
(4)排水対策:排水の悪いほ場内の排水不良箇所では,いもの腐れが発生するので,排水対策を十分に行います。
(5)マルチ:透明フィルム(土壌保温の効果が大きく,苗活着が促進されるので,4月下旬までの植付に使用します。)

フィルム(苗活着の促進と雑草防除の効果があるので,5月上旬以降の植付に使用します。)

4.施肥量

ふん尿の多施用はつるぼけになるので避けます。
肥例(堆肥施用の場合,単位:kg/10a)
 
肥料名 マルチ 無マルチ
完熟堆肥
1,000kg
1,000kg
 
基肥

基肥追肥

N(窒素) 成分量8

4.81.46.2

P(リン) 成分量12

7.2-7.2

K(カリ) 成分量20 14.41.416.1
  • 堆肥は,牛ふん主体の完熟堆肥を施用します。
  • 無マルチの場合は,基肥と追肥に分けて施用します。
  • 施肥量は,前作,地力等によって加減します。
 

5.栽植密度

 

 

 

 

 

 

植付時期 4月上旬~中旬 4月下旬~5月上旬 5月中旬~下旬 6月上旬
栽植本数
2,000本/10a 2,500本/10a 3,000本/10a 3,800本/10a
畦幅90cm 株間55cm

45cm

35cm

30cm

畦幅100cm

50cm

40cm

33cm

-

6.植付

(1)早植え及びマルチ栽培によって増収となります。
(2)苗を水平に植えることで増収となります。

7.管理作業

(1)除草:雑草対策として,除草剤を使用する場合は,適期に使用します。
(2)培土:無マルチ栽培では,植付後20日前後に追肥し,中耕・除草を兼ねて培土します。
 

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

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