聲無キニ聴キ 形無キニ見ル 日本警察の創始者 鹿児島県出身 川路利良 大警視
更新日:2025年9月10日
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令和7年7月10日午後1時15分から午後4時53分
警察本部特別会議室、公安委員会室
鑪野委員長、石窪委員、増田委員
岩瀬本部長、上村生活安全部長、鶴田刑事部長、岩城交通部長、濵田警備部長
兼高情報通信部長、中島首席監察官、大山警務部参事官
警察本部から、13人に対する運転免許の取消処分、1人に対する軽減措置、1人に対する審議保留について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、公文書不開示決定処分に関する審査請求の受理及び鹿児島県情報公開・個人情報保護審査会への諮問2件分について説明があり、これを決裁した。
警察本部から、鹿児島県地方警察職員の特殊勤務手当支給に関する条例の一部改正案について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から苦情2件分の調査結果について報告があり、各苦情処理結果通知書案について審議の上、決裁した。
警察本部から、四代目小桜一家の第12回指定について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、鹿児島県道路交通法施行細則の一部改正案について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、令和7年上半期の監察事案等について報告があった。
委員から「上半期の処分者数は、全警察職員に対する割合で見れば大きな数字ではないものの、基本的に1人でも出れば、警察に対する信用を損なうという性質のものであることから、引き続き、気の引締めを図り、各職員がしっかりと自覚を持つことについて継続的な取組をお願いしたい。」旨の発言があった。
委員から「被処分者の階級別、年齢別、男女別といった種別に応じた分析で特徴が出るようであれば、効果的な教養を行ったり、指導を行っていただきたい。」旨の発言があり、警察本部から「年代別では、どの年代が飛び抜けて多いということではないことから、広く教養していきたい。」旨の発言があった。
委員から「警察職員は、就業中はもちろん、プライベートでも高い倫理感を求められるなど、県民からよく見られている立場にあることから、自覚を高めることはもちろん、例えば、飲酒に起因する非違事案防止であれば、飲酒の在り方というものを、学術的な観点を踏まえ、指導していく機会があっても良いと考える。」旨の発言があった。
警察本部から、刑事担当課長に対する短時間オンライン教養の実施について報告があった。
委員から「個別の事案対応で、被害相談の受け渋り等、適切ではないということで批判を受けた事例もあるので、是非そういうことがないよう、底上げする機会として、活用を続けていただきたい。知識・能力を上げていくことが必要で、このような教養を積み重ねていくことで、警察の取組を適正化するというのは非常に重要なことであると考えている。」旨の発言があった。
委員から「短時間での教養は、非常に効果的な場合もあり得ると考える。講義形式のように一方方向の教養にとどまらず、場合によっては小テストで理解度を見たり、質疑や改善点について検討が必要な事柄も想定される。10分という短時間のオンライン教養の後にでも、受講者側が感想や質疑等が実施できる仕組みとなるよう、工夫を重ねていくと、教養に広がりが出て、より良くなると感じている。今後とも是非このような機会を設けていただいて、いろいろ工夫していただきたい。」旨の発言があった。
警察本部から、令和7年4月から6月に実施された警護について報告があった。
委員から「本県では警護対象者の数や警護の頻度も少なくない中、負担も大きいと思われる。今も参議院議員選挙の期間中ということで、警護の日程や予定が読めない中、突発的な対応が求められるなど、なかなか大変かと思われるが、引き続きよろしくお願いしたい。なお、安倍元総理の襲撃事件から、警備の方法等も変更があって、3年近く経過したところ、慣れが出てくるかもしれないので、警護の都度、見落としているところはないかという意識が、警護担当者に浸透するよう指導教養をお願いしたい。」旨の発言があった。
情報通信部からサイバーセキュリティに関する防犯活動に関する報告があった。
委員から「実際にランサムウェアが、どのように表示されるのか、初めて見る機会であり、正直驚いたところである。本年2月には、公安委員会委員2人でサイバーに関して先進的な取組をしているとして、他県警の取組の視察に出向いているが、他県警では、事業者に具体的な提案やアドバイスも行うなどして、事業者との信頼関係を構築し、さらに関連の事業者等にも県警の活動を広めてもらうような取組につなげているとの説明を受けた。サイバー関係についても、民間事業者との連携や啓発が、警察活動の中で、非常に重要な分野ではないのかなと考えている。今後、講演活動をはじめ、民間事業者との様々な関係構築を積極的に推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員から「本県では情報通信部とサイバー部門との連携を容易なものとするため、関係所属の執務室が4月から近くなったという話を聞いているが、執務場所が近いことによる効果はいかがか。」との質問があり、情報通信部から「階段をちょっと降りるだけで関係者による対話ができる環境となって有り難いと感じている。」旨の説明があり、委員から「今後も、関係所属の連携を深めていただきたい。」旨の発言があった。
委員から「他県警を視察した際、サイバー関連犯罪に関し、管轄署の職員が本部担当所属に出向いて、本部職員から指導を受けながら一緒に対応するという一幕を目にすることがあった。本県警でも、サイバー犯罪への取組に興味がある職員がいた場合に、警察署から本部担当所属に出向いてもらって、本部担当所属の職員から指導を受けながら、学びを得てもらう取組につなげられないものかと感じた次第である。」旨の発言があった。
委員から「ランサムウェアの感染状況については、初めて目にしたこともあり、世の中は様々な手口があるのだなと感じた。捜査に支障のない程度で、県民に情報提供をしていただきたい。また、最近の児童・生徒は学校の教材でタブレットを使用してインターネットに繋がっているが、そういった世代にもいろいろな情報提供が行われるよう、サイバーカレッジや講演活動を充実させていただくことも検討いただきたい。」旨の発言があった。
委員から「ランサムウェアに感染して狙われた場合に、身代金を支払わなくても被害回復は可能か。」との質問があり、情報通信部から「事業者等がバックアップを取っていたり、ランサムウェアの種類によっては復旧できる場合もある。」旨の説明があり、委員から「ランサムウェアに感染したとしても、救済手段があり得ることについて、もっと広報に努めていただきたい。」旨の発言があった。
警察本部から、監察案件1件について報告があった。
委員から「最近の鹿児島では、トカラ列島の群発地震とか新燃岳とか諏訪瀬島の噴火、桜島も少し山体膨張をしている状況にある。幸い人的被害の発生は聞いていないが、いつ収束するか分からない状況が続いている。また、参議院選挙が始まって警護等もあるが、万が一何かが起こっても、迅速的確に対応できるように引き続きよろしくお願いしたい。」旨の発言があった。
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