閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 地域振興局・支庁 > 大隅地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和3年11月の現地農業情報(肝属地域)

更新日:2021年12月22日

ここから本文です。

令和3年11月の現地農業情報(肝属地域)

指導農業士や女性農業経営士が新規就農者の課題に助言

導農業士や女性農業経営士と連携し,前年度就農した東部11名,南部9名の巡回指導を,10月27日と10月29日に実施した。現地ほ場において,まず,新規就農者が農業を始めた経緯,経営状況,現在抱えている課題等を説明した。それに対して先輩農業者からは,課題解決に向けた助言や栽培管理状況を見ながらの指導が行われた。今後とも,指導農業士等と連携しながら,就農者の定着を図っていく。

「かごしまブランド」きゅうり・ピーマン本格出荷開始

11月10日,JA鹿児島きもつき東串良支所選果場で,きゅうり・ピーマン初出荷出発式が生産者をはじめ,関係機関・団体出席のもと盛大に開催された。本年度は,台風の影響もなく順調に生育しており,ピーマン25億円,きゅうり9.3億円の販売を見込んでいる。農政普及課では,計画達成に向けて,スマート農業の推進や厳寒期の単収向上及び病害虫防除対策など技術支援を行っていく。

青年農業者6名が活動成果や夢を語る!

10月29日,鹿屋市で,肝属地区青年農業者会議が,4HC会員,指導農業士及び関係者32名が出席して開催され,4名がプロジェクト成果発表,2名が意見発表を行った。プロジェクト成果発表では『ミニトマトにおける環境制御技術の導入』について発表した田淵さん,意見発表で『私の青春とこれからの農業』について発表した楠本さんが最優秀賞を受賞され,2月の県青年農業者会議で発表することとなった。

肝付町さつまいも研修会を実施

11月17日,肝付町さつまいも研修会が開催され,農家21名を含む26名が参加した。農政普及課は来年の生産に向け,ほ場の残渣持ち出し・分解促進,排水対策,育苗ハウスの土壌消毒・種いもの貯蔵前処理・苗消毒等を徹底するよう説明した。肝付町からは,さつまいもの補助事業の説明,収入保険制度等の説明があった。サツマイモ基腐病の被害軽減に向け,今後も研修会や情報提供を定期的に行っていく。

サツマイモ基腐病対策を肝属地域で検討

10月28日,JA鹿児島きもつき本所で,関係機関の担当課長,担当者等を参集し,肝属地域サツマイモ基腐病対策検討会が開催された。令和3年度の実証活動で取り組んだ残渣処理,防除体系,飼料畑との交換によるさつまいも栽培などの成績について検討後,令和4年産に向け水田を利用した種いも生産,種いもの蒸熱処理,バスアミド処理後の堆肥施用などの実証計画について意見交換を行った。できるだけ効果のある技術を見いだそうと熱心な検討となった。

施設大将季出荷協議会の開催

11月19日,JA鹿児島きもつき根占支所でなんぐう地区の施設大将季出荷協議会が開催された。当地区は生産者4名で,令和3年産は数量15.5t,単価800円,金額12,400千円を見込んでおり,出荷は11月27日から始まる予定である。また11月9日には生産者,関係機関と全園を巡回し,今年産の収穫前の着果状況等を確認した。農政普及課では,今後も高品質果実生産に向けて関係機関と連携し支援していく。

「つらさげ芋」をサツマイモ基腐病から守る~基腐病防除対策研修会~

11月12日,垂水市大野原公民館にて生産者15名が出席し,サツマイモ基腐病の防除研修会が開催された。同地区の特産品である「つらさげ芋」のほ場でも基腐病が発生しているため,農政普及課は,基腐病の特徴について説明し,収穫後の「今できる対策」として,(1)収穫後の速やかな耕耘作業,(2)基腐病の発病したほ場から種イモ採取はしない,(3)育苗床の土壌消毒は天井ビニル被覆後,地温15℃以上で行う等情報提供した。次回は1月に研修会を開催する計画である。

基腐病防除の最終手段~ダゾメット剤散布後全面被覆~

11月5日,大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクト本部は,同病の総合的な防除対策として,収穫直後に耕耘作業を行ったほ場で,ダゾメット剤を散布し土壌混和後,ポリマルチで全面被覆する実証ほを設置した。今後は約20日間被覆して,ガス抜き後堆肥施用,バイオ苗(健全種苗)を定植し,排水対策を講じて基腐病の被害軽減を図る。

農業青年クラブの定例会で基腐病について学習

11月4日,串良ふれあいセンターにて定例会が開催され,串良農業青年クラブ6名が出席した。コロナ禍で定例会も自粛していたが,今回は「サツマイモ基腐病」の防除対策について研修会を併せて開催した。農政普及課は,同病を「持ち込まない」「増やさない」「残さない」対策を中心に説明した。クラブ員はそれぞれが行っている対策について,チェックリストで確認した。今後も機会をみて,説明会を開催していく計画である。

鹿屋市農福連携ネットワーク会議開催される!

11月12日,鹿屋市役所にて農業法人6社,福祉事業所6社,関係機関・団体3組織参加のもと初会合が開催された。当会議は農業者の労働力不足解消のための支援体制を構築することを趣旨とし,市としての農福連携推進方針策定,市が行う農福連携推進事業の検証,改善に関する検討などを役割として設置された。市としてどのような支援を講ずれば良いか暗中模索らしく,様々な意見聴取のもとに展開したい意向であり,次回は来年2月開催される。

大隅半島ノウフクコンソーシアム第3回研修会開催される!

11月19日,大隅地域振興局大会議室で,ノウフクコンソーシアム主催で研修会が開催された。(株)シングローバルの代表が,「大隅半島地域ブランドマーケティングの可能性」と題して講義し,その後,(株)農都共生総合研究所の代表を交えて対談・意見交換が行われた。また,茶・ジャガイモの農福連携実証(案)を協議し,今後進めていくことが確認された。福祉事業所の出席が少なかったので,農政普及課では実証に関与できる事業所の選定や仕組みづくりを進める。

肉用牛経営継承相談6件!

和3年度は,11月までに肉用牛経営の継承に関わる相談が6件あり,農業経営スペシャリストを活用した経営継承支援を行っている。肉用牛経営については,土地や牛舎等の資産に加え,家畜棚卸資産等の多額の譲渡や相続を伴い,個別に適切な継承方法の選択が求められることから,税理士等の専門家と連携した支援を進めている。農家からは「専門家の助言がありがたかった」との感謝の言葉が聞かれた。今後も連携した支援を継続したい。

新型コロナ対策万全に肝属地区茶業振興会による荒茶共進会が開催される

10月29日,肝属地区茶品質向上共進会がJA鹿児島きもつき東部支所で開催された。審査手法を変更する等,新型コロナウイルス感染拡大防止対策を万全にした上で開催された。深蒸し等3部門で59点の審査を行い,全部門とも高品質な製品が多く,生産者の技術向上が感じられた。滋味だけで評価する青年の荒茶審査には,一般女性5名も参加し,14点中各自が上位と思う5点にコメントを記入した。青年は斬新なコメントに刺激を受け,更なる技術向上を誓った。

県茶生産協会地区別検討会でコロナ後の茶業を語る

11月18日,県茶生産協会地区別茶業検討会がホテルさつき苑で関係者を含む47名の出席のもと開催された。県茶生産協会技術アドバイザーの佐藤昭一氏が「ポストコロナに向けた茶業界の動き」と題し基調講演をされ,その後関係機関から,茶新品種「せいめい」の特性や,産地化へ向けた動き等が説明された。生産者からは,茶の機能性研究の充実と消費拡大に繋げるPR強化,人手不足対策として農福連携強化等の提言がなされた。

肝属地区農業青年クラブがリーダー研修会を開催

11月25日に肝属地区農業青年クラブ連絡協議会主催のリーダー研修会が東串良町で開催され,クラブ員23名が参加した。施設きゅうり137aと早期水稲30haの複合経営を行っている(株)吉ヶ崎農園で,令和2年に県内ではじめて導入されたフェンロー型ハウスでのきゅうり栽培について研修した。初めてみる施設ということもあり,クラブ員はハウスの構造,環境制御技術の活用,きゅうりの栽培,労務管理等について熱心に質問・意見交換を行った。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2145

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?