更新日:2025年9月30日
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6月から7月にかけて,曽於地区で新規就農者向けアグリベーシックセミナーを計5回開催し,のべ109人が参加しました。初回は地域農業者との交流,2回目以降は農業経営,技術(農作業安全・土壌肥料・病害虫・畜産技術),簿記をテーマに講義を実施しました。特に,志布志市指導農業士の梅沢健太氏による「農業を楽しくするコツ」と題した農業経営講話では,活発な質疑応答が行われました。参加者は熱心に受講し,継続的支援の重要性を確認することができました。
7月25日に志布志市で,ドローンを活用した畜舎の遮熱対策研修会を開催しました。畜舎屋根にドローンを使って石灰乳を塗布し,牛舎内温度を低下させ,夏場に問題となる家畜の飼料摂取量低下など暑熱被害軽減を図ることを目的としています。曽於畑かんセンターでは牛舎内に温度計を設置し,農家への聞き取りと併せて,遮熱の効果について実践に取り組んでいきます。
7月31日,曽於南部土地改良区中央管理所で畑かん営農推進に向けた研修会を開催し,畑かん営農に携わる関係者33人が参加しました。室内研修では,散水器具の取扱や畑かん受益地の利用状況,作付調査手法の改善策等の説明を行いました。屋外では,レインガンやロールカー,噴射ホース等畑かん散水器具の操作や取扱の注意点等について実演を交えて説明を行いました。曽於地域は東部,南部地区の県営事業が終了し,事業実施地区は大隅南部,曽於北部のみですが,曽於畑かんセンターでは,今後も曽於地域の畑かん営農推進に向けて取り組んでいきます。
8月21日にJAそお鹿児島本所で,令和6年産トルコギキョウの出荷反省会が開催され,生産者2人,関係機関2人が参加し,実績と反省,課題,今後の取り組みについて意見交換を行いました。出荷本数は85,357本(前年比124%)で終え,出荷率は100%を超えました。今年は短い梅雨により花シミが抑えられ,二度切りまで十分に出荷することができたためと考えられます。曽於畑かんセンターでは,今後も引き続き,トルコギキョウの出荷率向上に向けた取り組みを行っていきます。
8月22日に大隅農産加工センターで,「農業経営継承・法人化研修会」が開催され,経営継承等に関心の高い認定農業者や関係機関の担当者ら32人が参加しました。県農業経営スペシャリストである川畑税理士が,経営継承における税務や法人化の進め方等について説明し,曽於畑かんセンターの担い手支援担当が継承の優良事例などを紹介しました。また,3戸の農家が個別相談会に参加し,それぞれの課題解決に向けた取組みが明確になるなど,有意義な研修会となりました。
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