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更新日:2023年1月23日

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令和4年12月の現地農業情報(曽於地域)

大隅ごぼう団地の新ごぼうの販売開始決起集会を行う

県内最大の産地である大隅ごぼう団地では,12月から新ごぼうの初出荷を迎えた。12月8日に志布志市の大隅野菜事業所において,大隅ごぼう団地部会員,関係機関・団体や市場関係者等52名が一堂に会して「新ゴボウの出発式」を開催した。
 今シーズンの出荷量は,夏場の高温・乾燥や台風14号の影響で前年度より大幅に減少し,約285tの見込みである。
今後,畑かんセンターでは単収や品質の向上,産地の活性化に取り組んでいく計画である。

ごぼうの産地活性化を目指して検討が始まる

大隅ごぼう団地では,周年出荷体制が確立しつつある。今後さらに,品質や単収の差が見受けられ,また, 連作障害等の課題解決対策が必要であり,これまで産地の維持発展に向けた検討を図ってきた。
 12月5日の団地ごぼう担当者会と8日の新ごぼう出荷協議会において産地の維持活性化や単収・品質向上対策検討の合意形成を図った。
 畑かんセンターでは,1月に開催予定の対策検討会を皮切りに,連作障害対策や収量品質向上等の対策支援を行っていく計画である。

加工業務用野菜生産の活性化に向けた活動を開始

曽於地域では,曽於市加工野菜研究会を中心に,R4年度に加工・業務用野菜約145ha(カンショを含む)を栽培している。コロナ禍で低迷している活動を活性化させるため,12月19日に10人の研究会役員と関係機関・団体職員が参加した検討会を開催し,活動の活性化や技術開発,省力化に向けた活動を充実させることを確認した。畑かんセンターでは,研究会活動の活性化支援と技術確立・省力化対策支援を行っていく計画である。

加工業務用かぼちゃの技術・省力化対策につい検討した

令和2年度から加工・業務用かぼちゃを試験的に栽培しているが,令和4年度に単収の向上と省力化栽培技術の確立が出来たことから生産者の技術確立意欲も高くなっている。畑かんセンターでは,曽於市加工野菜研究会かぼちゃ部会と連携し,単収向上・省力化対策について支援を行った。これまで,単収の向上,育苗や整枝方法の改善による省力化等を図っており,次年度に検討予定である定植労力の省力化・軽作業化対策と併せて地域への普及を図っていく計画である。

ファームランド牧メロンタイ輸出開始

メロン輸出のため,12月6~7日にタイから検査官が来日し,事前に登録された園地及び選果場の査察並びに日本側の植物防疫官との合同輸出検査が行われた。関係者が見守る中,査察は無事クリアし,合同輸出検査も合格となった。構想から3年目で実現したタイへのメロン輸出は国内第1号で,現地ヘはクリスマス以降に到着し,販売される予定である。今後,半促成での輸出も計画されており,引き続き栽培技術支援やカボチャミバエの発生調査を行っていく計画である。

志布志市と(株)さかうえが担い手育成に関する協定を締結

12月20日に志布志市と株式会社さかうえの間で農業担い手の育成・確保に関する連携協定の調印式が行われた。
 本協定の目的は,志布志市の重点品目である「冬春ピーマン」の担い手育成であり,これまで担い手育成に効果を発揮してきた志布志市農業公社による担い手育成に加え,株式会社さかうえとの協定締結によって,農業研修機関を更に拡大し、(仮称)志布志市農業サポートセンターを核とした、受入先及び関係機関との連携協力体制の強化が期待される。

志布志市(株)さかうえが担い手育成に関する協定を締結

曽於市茶業振興会全体研修会で今後の地域茶業について検討

12月16日,曽於市茶業振興会全体研修会が開催され,30名の生産者と関係者が参加した。検討会では,生産協会技術アドバイザーの佐藤昭一氏が,「今後の茶業経営は」と題して,みどりの食料システムや茶流通状況から今後の茶業経営の方針について講演を行った。また,畑かんセンターから農作業安全対策として,トラクタ等の農業機械や茶管理機,製茶機械の安全な取扱について説明した。今回の研修会を契機に生産者・関係者で地域茶業の方向性について検討していく計画である。

地区青年農業者会議が開催される

 12月8日,曽於地区青年農業者会議が開催され,43名の農業者と関係者が参加した。青年プロジェクト2件,輝けトーク1件が発表され,多くの質問がだされ,参加者の関心の高さがうかがわれた。審査の結果,青年プロジェクトは,樽野将一氏の「なすの環境モニタリング装置利用によるハウス内環境改善と単収向上」が最優秀賞となった。
 会議後には,青年農業者と指導農業士を中心に18名が参加した交流会も行った。

 地区青年農業者会議が開催される

曽於有機茶検討会研修会を開催

11月29日,曽於有機茶研修会が開催され,9名の生産者と関係者が参加した。研修会では,有機適用性の高いあさのかの網もち病,炭そ病の防除やマダラカサハラハムシによる加害対策の実証結果などを現地茶園及び室内で検討した。生産者からは,今年の実証結果を生産管理に生かしていく声も聞かれ,今後も安定的な有機茶生産に必要な管理技術等を検討していく計画である。

曽於有機茶検討会研修会を開催

サツマイモ基腐病PT曽於地域作業部会を開催

12月5日に大隅地域サツマイモ基腐病対策PT曽於地域作業部会が開催され,市町・JA,農研機構や県関係機関の29人が出席した。作業部会では,4年度の実証や取組等の実績及び来年度の活動計画について意見討論を行った。今年の活動を通じて抵抗性品種や種いも消毒の効果が明らかになった。また,新品種,農薬等について関係機関からの情報提供もあった。5年度は,今年の結果を踏まえた実証・展示ほを設置するとともに,基腐病対策技術の普及を進め,更なる被害軽減を図る。

曽於地域スマート農業研修会

12月8日,曽於管内農業青年クラブ員,指導農業士,経営者クラブ員等を対象にスマート農業研修会(曽於地域スマート農業推進協議会主催)を行った。「データ可視化で過去を振り返り未来を変える」と題し,株式会社テラスマイルとすでにデータ農業を駆使した経営を行っている鹿児島堀口製茶有限会社や実証に取り組んだ農業青年者が,データ農業の取組内容や取組後の感想等を発表した。参加者の今後のデータ農業取組につなげたい。

高速2段局所施肥実証

令和4年度,はくさい栽培における高速2段局所施肥機を利用した減肥栽培実証を年内出しで行った。慣行施肥方法は基肥の全面に散布後,畝形成をするのに対し,高速2段局所施肥機は畝内上から5cm及び上から15cmの局所のみに基肥を施肥しながら同時に畝を形成する機械である。栽培に施用したトータル窒素量は,慣行施肥量から3割削減した実証で,慣行同様の品質,収量ともに同等の結果を得ることができた。キャベツに続き,はくさい栽培への応用と普及に向けて今後取組む。

曽於地区農業青年茶部門研修を開催!

12月13日,大隅支所別館にて曽於地区茶業農業青年茶部門を開催し,青年12名と指導農業士2名が出席した。
当日は,普及情報課の樋口専指が,「肥料高騰に対する茶園管理技術」と題して,肥料高騰が茶業経営に及ぼす影響や低コスト施肥法の紹介などについて講義を行った。また,畑かんセンターからチャトゲコナジラミの数カ年の発生消長や対策の重要性を説明した。
今後も,青年たちへの技術支援や情報提供を行っていく。

 曽於地区農業青年茶部門研修会を開催!

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部曽於畑地かんがい農業推進センター

電話番号:099-482-1736

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