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更新日:2024年4月3日

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令和6年3月の現地農業情報(肝属地域)

就農経験の浅いピーマン農家が普及協力委員から技術を学ぶ

2月28日,東串良町の松山信二氏のほ場において,新規就農者へのピーマンの基本技術習得を目的に,第4回目の勉強会を開催し,13人が参加しました。松山氏からは,新規就農者の栽培上の悩みとして多い,昇温期の管理について説明がありました。特に目標単収が確保できていない農家からは,会の終了後も松山氏に質問するなど積極的な姿勢が見られました。農政普及課では,今後も勉強会を開催し,基本技術の習得に向け継続して支援していきます。

新品種「しまあかり」の生産者検討会を開催!

2月28日,3月6~7日に「しまあかり」の生産者検討会が,佐多地区,大根占地区,根占地区の各公民館等で開催され,関係機関,生産者約200名が出席しました。会では,新品種「しまあかり」と慣行品種「ニシユタカ」の現物を見比べながら,収量性や品質について検討しました。生産者からは,「皮が綺麗」,「収量性がニシユタカ並であり,有望」,「次作で栽培してみたい」などの意見が聞かれました。農政普及課では,今後も「しまあかり」の導入検討を進めていきます。

将来の農業従事者確保に向け,農業体験型ツアーを開催

2月23日~25日,将来の農業従事者を確保することを目的に,農業体験や農泊などを含めた農業体験型ツアーを開催し,県内外から4人の参加がありました。ツアーでは,ピーマンの収穫体験や牛舎見学,JA鹿児島きもつきピーマン,きゅうり選果場や肝属中央家畜市場の見学等を行いました。参加者の中には,ピーマンでの就農を検討しており,各市町の研修制度や環境制御技術などについて質問される方もいました。ツアー後のアンケート調査では,満足度が82%と評価の高いツアーとなりました。

生活研究グループが地域農産物を活用した料理等を提供

3月7日,リナシティかのやにおいて,地区生活研究グループが,総会と併せて肝属の“食”交流会を開催し,グループ員や来賓など32人が参加しました。各支部から地域農産物を活用した料理9品を持ち寄り,ランチバイキング形式で参加者にふるまい,レシピを提供しました。コロナ禍を経て4年ぶりの開催であったが,参加者から好評で,グループ員は今後も知識と技術を提供し合える場を作りたいと意欲をみせていました。農政普及課では,今後もグループの活動を支援していきます。

食交流会

農業法人が就労支援施設職員・施設利用者に農機具等操作を指導

3月14日,ライズ(株)のほ場において,大隅半島ノウフクコンソーシアムが,農福連携に係る農機具等の操作研修会を開催し,就労支援施設の職員や施設利用者など14人が参加しました。農政普及課による農作業安全の説明,コンソーシアム会員農業法人による草刈り機,管理機,小型トラクターの操作説明・実習を行いました。参加者から好評で,講師となった農業法人は今後もこういう機会を増やしていきたいと意気込んでいました。農政普及課では,今後もコンソーシアムの活動を支援していきます。

農機具

肝属和牛生産青年部研修で自給粗飼料増産を学ぶ

2月14日の肝属和牛生産青年部研修会において,本年度実証試験で成果が得られたスーダングラスの栽培技術を中心に,土作りや雑草防除に関する研修を行いました。当日は21名が出席し,自給粗飼料の増産による肉用牛生産のコスト削減や土壌診断活用による肥料コスト削減等について多くの質問があり,関心の高さがうかがえました。農政普及課では今後も飼料作物の単収向上や春夏作栽培面積拡大を推進し,周年栽培体系による飼料増産を支援します。

子牛育成モデル農家巡回指導実績検討会を開催

鹿屋市吾平町及び肝付町では,就農5年以内の肉用牛農家を対象に基本技術習得に向け,県肉振協の「子牛育成飼料給与マニュアル」に基づいた飼料給与指導を実施しています。3月5日に吾平,11日に肝付町で,子牛の発育実績及びせり市出荷成績等の検討を行いました。技術習得が進んだ肉用牛農家の子牛発育は良好であり,販売実績は高い結果となったことを参加者で確認しました。来年度は制限哺育技術による哺乳期間短縮等のスキルアップを,関係機関と連携して支援します。

肝大ゼミナール(営農設計,生活設計について)

2月26日,大隅農政普及課にて研修会を開催し,肝属青年農業士会員6名が出席しました。農政普及課職員が講師を務め,同会員の子どもたちが中学生,高校生になることから今後のライフプランについて学習しました。シミュレーションを通して,長期借入金の償還計画と農業所得の実際について考えさせられる場面がありました。会員からは,新規就農者に対しても同様の学習機会が必要であるとの意見が出されました。農政普及課では,今後もよりよい営農設計,生活設計に向けて支援します。

錦江町さつまいも振興会総会を開催

2月29日,錦江町たけやで,標記総会が開催され,会員,関係機関37人が出席しました。冒頭に会長から「令和5年産はサツマイモ基腐病対策を行った結果,収量も多かった。次年度もしっかり行って欲しい」とあいさつがありました。総会では令和5年度事業実績と令和6年度の事業計画案が承認されました。農政普及課からは,令和6年産のサツマイモ基腐病対策と7年産に向けた種いも専用ほ場の確保について説明しました。農政普及課では,今後もサツマイモ基腐病発生低減の取組を支援していきます。

カットドレーン処理による排水対策の現地実証を開催

3月22日,垂水市現地水田で,カットドレーンを使用した排水対策の現地実証を開催し,生産者,関係機関10人が出席しました。現地ほ場は湿田で長年耕作放棄地となっていたが,(株)南州エコプロジェクトが水田を復元し,子実用とうもろこしを播種し,栽培実証を行うことになっていました。しかしながら湿田ということで,排水対策を行う必要があり,農業専門普及指導員指導のもと,カットドレーンを行いました。農政普及課では,今後も長期耕作放棄地再生の取組を支援していきます。

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