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更新日:2023年9月19日

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令和5年8月の現地農業情報(曽於地域)

トルコギキョウ出荷反省会を開催

7月26日,畑かんセンターで,トルコギキョウ出荷反省会を開催し,生産者を含む関係機関11人が参加しました。会では,出荷実績に基づいた品種ごとの出荷率や単価などの集計結果を分析し,曽於地区での品種特性や市場評価を整理しました。また,生産者と出荷方法の見直しや出荷率の向上などについて意見交換を行い,対策の検討を行いました。次作は9月上旬から本ぽへの定植を予定しており,今後も関係機関と連携して,安定生産に向け支援していきます。

曽於地域畑かん散水器具等実演会とスマート農業推進研修会を開催

8月18日,曽於市大隅町のほ場で,標記研修会を開催し,生産者や関係機関等50人が参加しました。畑かん散水器具等実演会では,スマートフォンで操作できる散水器具やロールカー等の取扱説明及び実演を行いました。スマート農業推進研修会では,ほ場を均平にするGPSレベラーや直進アシストトラクタの活用事例や機能等について,県経済連や農機メーカーが説明を行いました。前日の降雨で,ほ場内での実演走行はできませんでしたが,畑かん営農及びスマート農業についての理解醸成が図られました。

さつまいもの健全種いも確保に向けた蒸熱処理の受入体制を整備

サツマイモ基腐病の「病原菌をほ場に持ち込まない」対策として,管内では,3つの蒸熱処理施設が整備されています。JAそお鹿児島の施設では,令和4年度に農業者等の種いも308トンを処理し,健全種いも確保に高い効果を得ています。昨年度末,法人等が導入した2施設は,メーカー,処理量等がJAの施設と異なっていることから,畑かんセンターでは,国の試験研究成果も踏まえ,処理前後の留意点を情報提供するとともに,施設ごとの受入体制整備等の支援を行いました。

良食味の早期米「なつほのか」の出発式

8月17日,JAあおぞら本所選果場で,令和5年産「なつほのか」の出発式が行われました。式では生産者や関係機関によるテープカットが行われ,「なつほのか」を載せたトラックの出発を見送りました。JAあおぞらは県学校給食会と提携しており,県内の学校給食に「なつほのか」の新米が提供される予定です。
今年は,収穫直前に台風6号が接近し,倒伏などの被害が心配されましたが,無事に収穫を迎えることができました。今後も関係機関と連携して「なつほのか」の生産支援を行っていきます。

5年ぶりの肉用牛生産者研修会に250名が集う!

8月2日,志布志市やっちくふれあいセンターで,肉用牛振興協議会曽於支部主催による生産者研修会が5年ぶりに開催され,約250人の参加がありました。研修会では,県経済連肉用牛課から「求められる子牛づくりについて」,肉用牛改良研究所から「繁殖雌牛の飼養管理」と題しての講演と,家畜保健衛生所から口蹄疫侵入防止等についての情報提供がありました。今回の研修を活かし,生産性の向上につなげていきます。

曽於地区枝肉共励会で,鹿児島全共入賞者が上位に!

8月4日,JAそお鹿児島主催による曽於地区枝肉共励会が,(株)ナンチク(曽於市)で開催されました。JA管内から28頭(雌5頭,去勢23頭)が出品され,最優秀1席,2席を,昨年の鹿児島全共第7区に出品した(株)加治佐畜産が受賞し,3席は(有)ダイユー第2農場が受賞しました。全体の平均では,枝肉重量が514.7キロ,ロース芯面積87.4センチ,バラの厚さ8.9センチ,皮下脂肪2.1センチ,BMS(脂肪交雑基準)9.9とレベルの高い共励会でした。今後も,地域の肉用牛振興に向け支援します。

不耕起栽培による飼料作物の増収ポイントは除草処理!

8月4日,曽於市末吉町に設置した不耕起栽培による飼料作物実証ほ(ソルガム:華青葉,5月25日播種)の収量調査を行いました。10aあたりの生草収量は5,630kgで,乾物収量は839kgで,省力機械栽培でも十分な収量を確保できました。除草剤を使わなかったほ場では,雑草や前作の牧草に初期生育が抑えられたことから,不耕起栽培では播種前後の除草処理が重要であることが分かりました。今後,2番草も含めて,労働時間やコスト等を調査し,不耕起栽培の有用性を検討していく予定です。

牛肉の大消費地(京都)における鹿児島黒牛の評価を確認

8月16〜17日に,志布志市,大崎町,JA等で構成する曽於南部畜産部会は,牛肉の大消費地京都での鹿児島黒牛に関する調査を実施し,8人が参加しました。飲食店等展開し鹿児島黒牛を中心に取り扱う老舗精肉店「モリタ屋」での販売状況調査や鹿児島県経済連,日本食肉格付協会担当者との意見交換会を行いました。また,京都食肉市場に出されたしている曽於市(有)ダイユーの枝肉調査を行い,市場関係者からは,鹿児島黒牛は肉質が安定しており,高い評価を得ていることを確認しました。

 牛肉の大消費地(京都)における鹿児島黒牛の評価の確認

畜産農家の経営安定に向けて関係機関で検討

7月から8月上旬に,畜産振興係と連携して管内の畜産特別資金(負債整理資金)借受農家15戸の改善計画の見直し及び検討を関係機関と行いました。肉用牛生産部門では子牛価格の下落や飼料価格高騰等の影響により,昨年作成した経営改善計画における業績を下方修正しなければならない経営体が多く,自給飼料生産の増産により,いかにコストの低減を図るかなどの検討に時間を費しました。今後も関係機関と連携し,畜産農家の経営安定に向けた支援を行っていきます。

「地域計画」の策定・実行に向けて関係機関・団体で検討

8月4日,大崎町役場で,経営技術課・農村振興課を含む関係機関・団体が参集のもと,「地域計画」の策定・実行に向けた検討が行われました。大崎町では24地区の計画策定を予定しています。会では,地権者への意向確認に工夫が必要であることや,関係者が連携して取り組むことの重要性を確認することができました。
後,関係機関・団体と連携しながら,モデル地域における話合い活動への参加など,課題解決に向けた助言・指導等を行っていきます。

曽於地域農業法人化研修会を開催

8月17日,曽於市中央公民館で曽於地域農業法人化研修会を開催し,生産者7人と関係機関25人が参加しました。研修会では,かごしま農業・就農支援センターから派遣された税理士が,法人化に向けた留意点等について講演しました。会終了後,個別相談を行い,3経営体が法人化や経営継承等に向けたアドバイスを受けました。法人化は経営発展のツールであり,税理士等と連携し,引き続き支援していきます。

4地区農業青年クラブ(曽於,日置,姶良,熊毛)交流会に参加

8月18日,農業青年クラブの地区間交流会が姶良地区で開催され,曽於地区からは16人の青年が参加しました。果樹,作物,畜産の視察先では,経営方針や6次産業化等多岐にわたる取組の紹介があり,課題の抽出,整理から解決までの手法を学ぶことができ,青年からの質問も活発に行われました。また,視察研修後の情報交換会においてもクラブ員同士の積極的な意見交換が図られました。引き続き,クラブ員の資質向上に向けた活動を支援していきます。

新規就農者等の経営発展に向けてセミナーを開催

7月から8月にかけて,全6回のアグリベーシックセミナー(農業基礎講座)を開催し,新規就農者,青年農業者,女性農業者,法人就業者など延べ116人が参加しました。セミナーでは,経営発展に向けて,農業経営や農業基礎知識,農作業安全,複式簿記等について,演習を交えた講義を行うとともに,資材価格高騰等により初期投資費が増加傾向にあることから,資金管理の重要性についても説明しました。
き続き,経営発展につながるよう支援していきます。

 新規就農者等の経営発展に向けてセミナーを開催

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部曽於畑地かんがい農業推進センター

電話番号:099-482-1736

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