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更新日:2024年1月15日

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令和5年12月の現地農業情報(肝属地域)

環境制御技術研究会活動の成果を発信

12月8日,東串良町総合体育館で肝属地区スマート農業研修会(施設園芸部門)を開催し,57人が参加しました。研修会では,東串良町及びなんぐう地区の青年から,水田土壌におけるピーマンの生産性向上の取組や,環境制御技術の活用方法などの活動報告がありました。また,(株)ニッポーからは,飛躍的増収を達成するために必要な環境制御技術について講演がありました。農政普及課は,今後も施設園芸の生産性向上のために支援します。

早期水稲の品質低下が問題に

12月1日,鹿屋市吾平町で,吾平町農協水稲部総会を開催し,55人が参加しました。令和5年産の集荷実績は19,442俵,1等米比率15.6%で,充実度,斑点米が格下げ要因でありました。部会では,平成19年から「イクヒカリ」栽培に取り組んでいるが,近年,背白米,基白米の発生が多く,1等米比率も低下してきています。このため,生産者からは,「品種の切り替えを検討する時期ではないか」との意見も出されました。農政普及課では,今後も奨励品種決定試験成績等の情報提供を行います。

サツマイモ基腐病対策PT研修で知見を深める

11月27日,大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム員27人が,農研機構都城拠点で蒸熱消毒の処理方法について研修しました。参加者からは,蒸熱消毒の処理時期や処理後の管理について質問があり,貯蔵前の気温が高い時期に行う方が良いとの説明を受けました。また,(株)霧島酒造のさつまいも種苗生産センター「イモテラス」を視察し,生産されるバイオ苗は宮崎県の生産者へ優先して供給するとの説明を受けました。農政普及課では,今後も関係機関と連携して基腐病対策に取り組みます。

さつまいも病害に対する意見交換会を開催

11月29日,鹿屋市吾平町でさつまいもを栽培する認定農業者9人が構成するサツマイモ研究会の意見交換会が開催されました。本年産は,サツマイモ基腐病の発生は低く抑えたものの,一部で腐敗いもの発生が見られたため,会員ほ場の生産履歴,排水の良否について意見交換しました。また,令和6年産の基腐病対策として,今年度新たに登録された農薬の体系防除(フリントFL+フロンサイドSC)等も併せて検討しました。農政普及課では,今後もさつまいも病害対策への支援を行います。

基腐病次年度防除対策で克服を

12月19~22日に管内7会場にて,生産者133人が出席し基腐病次年度防除対策研修会が開催された。農政普及課からは,令和5年産はサツマイモ基腐病の発生は低く抑えられたこと,次年度産も発病を低く抑えるための,育苗ハウスの土壌消毒,種イモ消毒,新しい体系防除(フリントFL+フロンサイドSC)等について説明しました。また,市町からは,国の支援策について説明を行いました。農政普及課では,今後も関係機関と連携して基腐病対策に取り組みます。

バイオ苗

鹿屋農高バイオ苗提供で基腐病対策に地域貢献

12月15日,鹿屋農業高等学校で生徒29人,関係機関9人が出席し,さつまいもバイオ苗の引渡式が開催されました。同校は令和4年度から大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチームに参画し,バイオ苗を生産しています。式では,生徒が生産工程を説明し,基腐病を「持ち込まない」対策に役立てて欲しいと,JA鹿児島きもつきに引き渡しました。バイオ苗は,JA鹿児島きもつき育苗センターで増殖され,農家に供給されます。農政普及課は,今後も同校とも連携して基腐病対策に取り組みます。

全国優良畜産経営管理技術発表会で,農林水産大臣賞を受賞

11月29日,東京都で開催された令和5年度全国優良畜産経営管理技術発表会で,錦江町の肉用牛繁殖農家である(株)上鶴畜産が,県代表として事例発表を行いました。借入金のない安全経営,高い繁殖成績,農福連携の取組等が高く評価され,農林水産大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。受賞者はあいさつの中で,後継者として更なる子牛の生産性・商品性の向上とコスト削減に取り組んでいく決意を表明しました。農政普及課では,今後も肉用牛農家の育成に向けた取組を支援します。

パッションフルーツ出荷反省会開催

12月15日,JA鹿児島きもつき根占支所で,生産者や関係機関約20人が参加し,パッションフルーツ出荷反省会が開催されました。令和5年産販売実績は,数量30,021kg(前年比107%),単価1,337円(前年比97%),金額40,142千円(前年比103%)の実績となりました。農政普及課からは,次年度対策として,パッションフルーツの病害虫と農薬についてポイントを説明しました。農政普及課では,今後も関係機関と連携して生産安定に向けた技術支援を行います。

令和5年度鹿屋市茶業振興会幼木園品評会を開催

12月18日,鹿屋市茶業振興会が,市内茶園において幼木園品評会を実施しました。振興会会員とともに,市内の定植2年以内の幼木園11ほ場について,茶樹の生育や茶園の環境整備などを評価しました。一部では病害虫被害等による生育が不良な園も見られましたが,活着率が高く,生育も良好な幼木園が多数見られました。会員間では幼木園の仕立て法について情報共有するなど,茶園づくりの意欲向上につながりました。農政普及課では,今後も幼木園の早期成園化や収量・品質の向上に向けた技術支援を行います。

就農経験の浅いピーマン農家が指導農業士から技術を学ぶ

11月29日,鹿屋市の指導農業士のハウスにおいて,ピーマン新規就農者の基本技術習得を目的とした勉強会(第3回)を開催し,15人が参加しました。指導農業士からは,単価の高い12~2月の厳寒期に向けた栽培管理について説明がありました。参加者からは,温度管理や肥培管理,整枝の方法などの多くの質問が出され,意欲の高さがうかがえました。農政普及課では,今後も勉強会を開催し,新規就農者の基本技術の習得を支援します。

将来の農業従事者確保に向け,農業体験型ツアーを実施

11月23~25日,大隅地域で将来の農業従事者を確保することを目的に,農業体験や農泊などを含めた2泊3日のツアーを実施し,県内外から7人の参加がありました。農業体験では,露地野菜と畜産に分かれ,「仕事としての農業」を体験するだけでなく,鹿屋市農業祭りへの参加やでん粉工場の見学等も行い,参加者は大隅地域の農業に強い興味を示していました。農政普及課では,2月にも同様のツアーを実施する計画です。

若手女性農業者等がマーケティングや女性農業者の取組事例を学ぶ

12月7日,大隅地域振興局において,若手女性農業者等を対象とした女性農業者スキルアップ講座(第2回)を開催し,女性農業者10人が参加しました。県よろず支援拠点コーディネーターによるマーケティングの講話,女性農業経営士の堀之内節子氏による取組事例発表,昼食交流会を実施しました。参加者の理解度は高く,「学ぶよい機会だった,今後も参加したい」との意見も聞かれました。農政普及課では,今後も講座や交流会を開催し,若手女性農業者等のスキルアップを支援します。

女性農業者スキルアップ

農業者が農福連携の取り組み方や取組事例を学ぶ

12月14日,農業者向けの農福連携研修会を開催し,農業者8人を含む24人が参加しました。(社福)白鳩会では千葉大学の吉田教授による「農業者による農福連携の取り組み方」の講演,花の木農場では障害者が農作業を行う様子の視察,(株)今村製茶では施設外就労を受け入れる農業者側の取組を視察しました。参加した農業者からは,「理解が深まった」,「おためしノウフクをしてみたい」との意見が多く聞かれました。今後,農政普及課では希望する農家に,おためしノウフク支援を行います。

農福連携研修

女性農業経営士が研修会を開催し,若手女性農業者に助言

11月16日,女性農業経営士会北部支部が,若手女性農業者を招いた研修会を開催し,若手農業者3人を含む12人が参加しました。肝属中央家畜市場と会員のほ場視察後,大隅地域振興局で昼食交流会を実施しました。若手女性農業者からは「女性農業経営士の取組や若手に伝えたいことなどの話をたくさん聞けてよかった」との感想も聞かれ,自ら企画・運営を行った女性農業経営士も若手支援に手応えを感じていました。今後も農政普及課では,女性農業経営士の活動を支援します。

新ごぼうの出荷式と新ごぼうの生産状況

12月21日,経済連大隅野菜事業所で大隅ごぼう団地の新ごぼう出発式が行われました。播種後の高温干ばつによる立枯れや発芽不良で蒔き直しがあるなど,10日から2週間程度の生育遅れとなっています。面積52.9ha(肝属地区28.46ha)で68戸(肝属地区44戸),394.2t,247,373千円を見込んでいます。初競りは12月21日となり,出荷の本格化は年明け以降となります。台風被害等で栽培意欲の低下が懸念されますが,農政普及課では,今後も関係機関と連携して栽培面積の維持拡大を推進します。

青年農業者が将来の夢や活動成果を大いに語る

12月11日に鹿屋市で肝属地区青年農業者会議が開催され,地区農業青年クラブ会員,農業者組織代表等43人が出席しました。肝付町の内倉氏は,これまでの勤務経験や就農後の目標を発表しました。鹿屋市の本田氏は「かん水を利用したさといもの生産」,錦江町の切通氏は「IPM技術を用いたスナップえんどうの害虫防除」についてプロジェクト活動の成果を発表し,指導農業士会会長など審査員から熱心な助言指導がありました。今後も農政普及課では,青年農業者育成の取組を支援します。

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大隅地域振興局農林水産部農政普及課

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