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更新日:2024年3月11日

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令和6年2月の現地農業情報(肝属地域)

南大隅町で,県内で最も早い,たんかんはさみ入れ式開催!

1月30日,JA鹿児島きもつきなんぐう地区果樹部会のたんかんはさみ入れ式が,たんかん部会の南部会長園で開催されました。南大隅町のたんかんは,栽培者36人で約10ha栽培されています。今年は,暖冬の影響で果実の仕上がりが10日程度早く,またヒヨドリ被害も無く約80tの出荷が見込まれています。農政普及課では,今後も良質なたんかん生産に向けた取組を支援していきます。

たんかんはさみいれ

土壌水分プロファイルセンサーの測定結果を研究会活動で共有

1月29日,鹿屋市吾平町ピーマン環境制御研究会のデータ分析検討会が,鹿屋市吾平総合支所で開催されました。検討会では,生育調査結果や環境データを基に,生育状況に応じた今後の栽培管理方法を検討するとともに,土壌水分プロファイルセンサーの測定結果を会員間で共有し,土壌水分の変化に応じたかん水量等について検討しました。農政普及課では,今後,単収向上につなげるための指標を作成していきます。

ピーマンデータ

輸出向け茶の生産拡大に向け研修会を開催

2月15日,需要の見込まれる有機茶や輸出向け茶の生産拡大を目的とした研修会を,JA鹿児島きもつき本所で開催しました。大隅地域振興局建設部港湾課志布志市駐在から志布志港の「産直港湾認定」の経緯と進捗状況について情報提供をいただくとともに,農政普及課から今年度取り組んだ耕種的防除法による網もち病の発生低減技術等の実証結果を説明しました。農政普及課では,今後も輸出向け茶や有機茶生産拡大に向けて支援します。

子牛セリ前研修会でスマート畜産を学ぶ

1月18~20日,肝属中央家畜市場で開催された肉振協肝属支部の子牛セリ前学習会において,「肉用牛経営をサポートするスマート農業について」と題し,ICT機器の特徴や機能,導入効果を含めた活用事例等について説明しました。3日間で延べ約150人の肉用牛生産農家が参加し,機器の取り扱い方法や,導入経費等について質問があり,今後,導入を検討したいとの声も聞かれました。農政普及課では,今後も肉振協肝属支部と連携して,スマート農業の普及を支援していきます。

なんぐう地区春ばれいしょの出荷がスタート!

2月14日,令和6年産春ばれいしょ出発式が,なんぐう地区ばれいしょ選果場で開催され,生産者,関係機関約50人が参加しました。当日は,選果場の安全祈願を行った後,関係者でテープカットを行い,ばれいしょを載せたトラックを見送りました。令和6年産は面積126ha,数量3,528t,販売金額652,680千円を計画しています。現在のところ高温の影響で,いもの肥大は良好です。農政普及課では,今後も高品質なばれいしょの出荷に向け,適期収穫や病害虫管理について指導します。

バレイショ出発式

暖房いんげん部会員がIPM技術や新品種について検討

2月8日,なんぐう地区暖房いんげん部会現地検討会が,南大隅町現地ほ場で開催され,生産者,関係機関20人が参加しました。部会では,天敵を利用したIPM技術実証や,光反射シートを利用した害虫防除実証,新品種「BN-137」の現地適応性実証に取り組んでおり,1月末までの結果を部会員で検討しました。会員からは多くの意見が出され,今後の方針について活発に議論されました。農政普及課では,今後も実証活動等を通じて,害虫防除管理や新品種の導入支援を行っていきます。

輪作による基腐病軽減対策に直播技術を導入実証

1月26日,吾平町さつまいも栽培研究会主催による「輪作による基腐病低減効果」に関する研修会が,JA肝付吾平町会議室で開催され,地域の農業法人を含む,生産者,関係機関13人が参加しました。研修会では,さつまいもの後作にたまねぎ等を栽培することで,基腐病被害が軽減されることが農研機構から紹介されました。また参加者からはたまねぎ専用播種機を使った直播栽培に関して,機械性能等に対する質問が出されました。農政普及課では,今後もさつまいもの輪作体系の確立を支援します。

原料用さつまいもの生産振興対策

2月14日,JA鹿児島きもつき澱粉甘藷生産者部会代議員会総会が,鹿屋市で開催されました。令和5年産の集荷実績は6,785トンで過去最低となりました。同JAでは,令和6年産の澱粉原料用甘藷に対し,計画出荷奨励金と生産拡大対策として肥料の購入支援を行います。また,2月16日,同加工さつまいも部会出荷反省会があり,焼酎原料用1,788トン,加工原料用454トンの集荷実績の報告がありました。農政普及課からは,令和6年産に向けて基腐病と塊根腐敗症状の防除対策について説明しました。

大隅地域サツマイモ基腐病対策PT本部会議にて次年度対策等を検討

2月19日,大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム本部会議が,かのやグランドホテルで開催され,関係者47人が出席しました。会議では令和5年度の事業実績,令和6年度の事業計画について検討しました。令和7年産に向けた取組として,健全な種いもを確保するために,種いも専用ほ場へのバイオ苗作付けと,蒸熱消毒処理の活用を推進することとしました。令和5年産は発生ほ場率を低く抑えることができましたが,令和6年産も引き続き防除技術の確立に向けた活動を行っていきます。

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大隅地域振興局農林水産部農政普及課

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