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更新日:2024年7月30日
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5月中旬から下旬にかけて,管内3市において,農業用施設の点検及び安全点検を実施した。
この点検は,梅雨期を前に毎年実施しているもので,今年度も県,市及び土地改良区と合同で実施した。点検では,目視による施設の状況や安全対策が講じられてるかなどの確認を行った。
点検の結果を踏まえ,今後も関係機関と連携し,継続的に点検を実施していきたい。
5月8日に,本庁農地整備課から島村技術主幹ほか係員が来所し,南さつま市で計画されているスマート農業基盤整備モデル事業について,南さつま市耕地林務課長ほか担当者を交えて今後の事業推進方法について打合せを行った。地元の声だけでなく,鹿児島県として事業を進めるため,特に耕作者への事業説明を丁寧に行うことが重要だと感じた。
5月16日に枕崎市の農業用施設点検を行った。畑かん南薩地区のファームポンドや,河川にある取水堰等の点検を行った。どの施設も適切に管理されており,機能面からも安全面からも特に問題となるような箇所は見当たらなかった。今後も,適切な管理を続けてほしいと思う。
また,枕崎市に担当地区を持たず,枕崎に行く機会がない職員にとっては,枕崎の現場を知ることができ,良い機会となった。
5月,管内のため池や頭首工をはじめとする農業用施設の点検が実施された。この施設点検は毎年,梅雨時期を迎えるにあたり県,市町及び土地改良区が合同で実施しているものであり,今年度も管内の旧市町村単位で班編成が行われ実施された。点検は,施設の外観部分に異常がないか,看板やフェンスなどの安全対策が講じられているか等を中心に点検が行われた。管内の農業用施設については造成後数十年が経過し,老朽化が進んでいるものが多いことや転落などの事故も発生していることから,今後も関係機関において,継続的に定期点検を実施し,必要な対策を講じていきたい。
曽於北部の畑かん事業推進について,県,市及び改良区など事業関係者の情報共有や,畑かん推進の各課題への取組について定期的に話し合う,「畑総曽於北部地区事業実施プロジェクトチーム会(畑かんPT会)」の本年度第1回目の会合が5月1日に曽於北部土地改良区で行われた。同意率の向上等,曽於北部の畑かん営農推進上の課題は多く,今後とも関係者と密に連携しながら事業推進に努めたい。
5月10日から15日までの間,管内3市町において,梅雨期を前にダムや頭首工,ため池などの農業用施設について定期点検を行った。当課,市町及び土地改良区が合同で,事故の未然防止等を図るための安全点検を行い,計55箇所点検した。特に今年度は防災重点ため池のハード整備に向けた事業計画策定業務が4つのため池で実施されることから,事業担当者は入念にため池の現状を把握していた。
5月14日に世界遺産の島である屋久島にある橋梁,ため池及び頭首工などの施設点検を行った。屋久島は1ヶ月に35日雨の降る島ともいわれているが,地形が急なことや保水力が乏しい地質等のため,実は満々と水をたたえた川は少なく,農用水の確保に大変苦労してきた歴史がある。
千尋の滝は観光名所として有名であるが,その滝壺に頭首工があり,取水した水は,花崗岩を掘って作られた全長502mのトンネルを通り,336haの農地を潤している。
世界遺産の山だけでなく,先人の作られた「レガシー(遺産)」も感じみてみてはいかがでしょうか?
※R5屋久島町により管理用通路が改修されたため,さらに滝に近づくことが可能となりましたが,千尋頭首工へは一般客は行くことができない。m(__)m
5月16日,奄美群島農業農村整備事業推進協議会は,奄美群島における農業農村整備事業を計画的かつ効率的に推進するため,農林水産省や国土交通省,財務省及び県選出国会議員などに要請活動を行った。
大久保会長(伊仙町長),安田副会長(奄美市長)及び隈崎副会長(喜界町長),田畑副会長(与論町長)らが,大規模畑地かんがい事業の更なる推進や国土強靱化対策の必要性などを説明し,令和7年度予算の確保や新規要望地区の採択などを要請した。
協議会では,今後とも,奄美群島の地域課題の解決に向けて,国への政策提案などの要請活動を継続する予定である。
5月18日,龍郷町秋名の排水不良田(沼田)において,町農林水産課及び地域住民によりマコモの作付実証を行うこととなり,大島支庁農林水産部(3課)職員約20名も参加して植付を体験した。作付は,これまで休耕していたほ場の基盤安定を目的としているが,近年,龍郷町では地産地消,食育,地場産農作物の推進の一環でマコモの栽培を推奨しているところである。
4月26日,広報用の写真及び動画の撮影のためのドローン研修会が大島支庁で開催され,5月24日に各職員がドローンで撮影した写真及び動画が上映された。
研修ではドローン操縦経験者による実践演習を行い,各職員もドローンの操作をし,実際に各現場や農業用施設の撮影を行った。
上映会では,構図や撮り方,撮影速度など各職員ごとに様々であることが判明し,撮影上達に向け多様な意見が出た。
今後もドローン操縦の上達を図り,広報へ幅広く使用できる写真及び動画を撮影していきたい。
5月21日に伊仙町中央公民館で徳之島地域畑地かんマイスター委嘱状交付式が開催された。式には,畑かんマイスター15名と伊仙町長他関係者が参加した。畑かんマイスターは管内3町から5名ずつの15名で構成され,7名が今回交代し新規マイスターとなった。本年度からの任期は令和8年までの3か年となる。新体制となった畑かんマイスターと連携し,畑かん推進に努めていきたい。
5月23日,令和6年度畑かん営農推進研修会が,本年度畑かん関係部署に配属された職員を対象に,徳之島支場で開催された。管内町役場職員・新規就農者及び徳之島事務所職員49名が参加し,国営事業・県営事業の概要や畑かん推進状況・作物へのかん水効果等について説明を受けた後,現地で散水器具の説明を受けた。参加者の中には,畑かんに初めて関わる職員もいたことから非常に有意義な会議となった。
5月30日,令和6年農村整備課技術研修(第1回)を開催した。管内各町職員及び農村整備課職員約20名が参加し,第一伊仙東部地区水管橋(φ350L=22m)の設置状況研修を行った。水管橋は,現場制約(電線等)のあるなか,50tクレーンにより無事据付けが完了した。今後国営及び県営地区の更新事業を控えるなかで,参考になったと役場職員からも好評であった。昨年度に引き続き,本年度も町も含めた技術力向上の取り組みを実施していきたい。
5月22日,知名町余多の「余多ふれあい公園」で,余多字(多面的機能支払交付金活動組織・余多環境保全対策向上支援隊)主催により,下平川小学校5年生8名と住民及び国,県,町の行政関係者ら約40人が参加し,約3アールの水田にもち米の田植えを行った。集落で行われていた稲作を後世に継承する目的で平成24年から毎年実施している。田植え後は,10月に稲刈り,12月に餅つきを行い,出来上がったお餅は字の住民にふるまわれる。
5月7日に,市町村自治会館においてため池防災研修会を開催した。研修会には,オンライン参加を含め県や市町村の担当職員約90人が参加し,ため池防災に係る制度や他県の事例について県担当者から説明があった。また,九州農政局ため池管理保全係長を外部講師として招聘し,ため池の管理アプリや地震・豪雨など緊急時の対応について講演いただき,適正な管理保全などについても理解を深めた。参加者からは,「ため池管理の事例などを知ることが出来て参考になった。」との声があった。引き続き,ため池の適正管理並びに防災工事などが計画的に推進されるよう制度の周知や事例の情報提供等に努めたい。
5月8日に,「令和6年度設計積算研修会」を県庁会議室で開催した。本研修会は,地域振興局等の技術補佐,設計積算担当者等に対し,令和5年度に制定及び改定した基準・要領等について,制定・改定となった経緯・内容等の説明や,10月に運用を予定している次期積算システムの移行スケジュールついて説明を行った。今後も,適正な事業執行や契約手続き等につながるよう,研修会等を通じて周知していきたい。
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