農業農村整備現地トピックス(令和5年7月)

平板測量競技会南薩地域振興局

7月13日，鹿児島県学校農業クラブ連盟主催の平板測量競技会が，県立加世田常潤高等学校で開催された。当日は3校7チーム，計21名の生徒が，日頃の学習成果を発揮しようと，猛暑の中で測量を行っていた。当課職員は審査員として参加し，生徒と共に汗だくになりながらも厳正な審査が出来たのではないかと思っている。
優勝した鹿屋農業高校の生徒には，鹿児島県の代表として全国大会でも頑張ってもらいたい。

垂水市上野地区清掃活動大隅地域振興局

7月30日，垂水市の上野地区において土地改良施設のボランティア清掃活動が実施された。この活動は土地改良施設の清掃を地元業者，土地改良区，市が中心となって毎年夏に開催しているもので，今回も地元の建設業およそ30社が参加し実施された。側溝に堆積した草や土砂などの搬出が主であり，4tタ゛ンフ゜約200台相当の堆積物の搬出を3時間程度行った。清掃活動を通して土地改良施設の重要性や地域活動の重要性を認識する良い機会となった。

R5農業土木若手技術者育成プロジェクト始動曽於畑地かんがい農業推進センター

7月21日に大隅地域振興局農村整備課と曽於畑かんセンター水利整備課が合同で「令和5年度大隅局管内農業土木若手技術者育成プロジェクト」第1弾として，オートレベルを使用した水準測量の実習を「弥五郎伝説の里公園」で実施した。当日は土改連曽於支部にも技術協力をいただき，傾斜地でのターニングポイントの設置など実務を想定した現場実習を行い，参加者全員が現場で必要な水準測量の基礎知識を身につけることが出来た。
なお，実習後は参加者の交流会を開催し，農業土木若手技術者同士の親睦が図られた。

 

奄美群島農業農村整備事業推進協議会の沖縄県との交流（宮古島視察）大島支庁

奄振法の延長も見据え，今後の奄美群島の基本理念と将来像の指針として策定された「奄美群島成長戦略ビジョン2033」において，様々な分野での沖縄県との交流が重要となっていることから，奄美群島農業農村整備事業推進協議会（会長：大久保伊仙町長）では，今年度から3年間の計画で沖縄県との視察交流に取り組むこととしている。
7月6日，地下ダム建設に早くから取り組み，畑かん営農の先進地である宮古島を訪問し，地下ダムや農業農村整備事業（畑の区画整理や畑地かんがい）の実施状況を視察した。また，沖縄県，宮古島市，宮古土地改良区の関係者との情報交換も行い課題や施策の共有を図った。沖縄県との交流を通して，奄美群島の農業・農村の振興に寄与したい。

緊急クエスト！ゴマダラカミキリムシ捕獲大作戦喜界事務所

6月18日～7月9日の間，喜界町より緊急クエスト発生！
『ゴマダラカミキリムシ』捕獲大作戦（遭遇度★★☆，危険度★☆☆，報酬★★★）
柑橘類の害虫として知られ，一匹が食い込んだだけで枯死や衰弱してしまうやっかいな虫。花良治ミカンの在来種やタンカンなど果樹を守ろうと開催している。町では一匹100円の買取駆除も行っており，この大会でも適用。
事務所より農村整備係4名＋総務係1名のド素人チームが報酬目当てに初参戦。平日は聞き込みで情報収集し，土日に狩りに出るもなかなか遭遇できず。終盤には黒糖焼酎とバナナを混ぜた特製「しょちゅトラップ」を仕掛けるも大量捕獲ならず・・・残念。
結果，最下位でしたが，農林振興の一助となったのではと思っている。2018年より開催し，捕獲数も減少傾向で捕獲駆除の効果が出てきているようである。ぜひ来年は入賞したい。

令和5年度農業農村整備事業技術発表会を開催本庁

7月26日，令和5年度農業農村整備事業技術発表会を鹿児島県青少年会館大ホールにて開催した。
Web方式と対面方式を併用したハイブリッド方式での開催となり，Web参加284名，対面参加156名，計440名の参加となった。発表会当日は，各出先機関の担当者をはじめ，コンサルタント等12名の発表者の方々がそれぞれの工事において工夫した点や利用した技術，取り組んだことなどを発表し，今後の農業農村整備分野の発展に繋がる発表会となった。引き続き，農業農村整備分野の職員間の連携や技術力向上に向けた研修会等を実施していきたい。