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更新日:2025年3月6日
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1月16日,農地整備事業(通作・保全)第二出水地区6-1工区において広域農道の路面補修に伴い路上路盤再生工の立会を行った。北薩地域振興局農村整備課からは若手職員2名が立会い,実際にスタビライザーに乗って路盤厚を確認したり,セメントと乳剤を混合して施工していく工程を確認し,路上路盤再施工について学ぶよい経験となった。
今回の立会いでは路上路盤再施工を学んだが,今後様々な事業に携わっていく上で,業務の参考に活かしていけるよう幅広い知識を身につけていきたい。
1月22日,南種子町の水田ほ場整備茎永地区の水路補修作業を実施した。当日は熊毛支庁農村整備課の若手職員5名,町職員及び土地改良区職員併せて10名が参加し,大型水路の水抜き穴から,土砂が吸い出され,水路脇が陥没している状況であった。事前調査で,吸出し防止マットが水抜き穴の下にずれていることが原因であることが分かったが,吸い出し防止マットがズレた原因については,施工中のものなのか,施工後の土の沈下によるものなのかは不明であった。
今回は水路内側から,丸めた吸出し防止マットを詰める対策を実施した。作業から2週間程度経過するが,土砂の吸い出しは無く一定の効果が見られている。他の路線の排水路も吸い出しがあることから,今後は,水抜き穴にはめ込むフィルター(塩ビ用ではあるが・・)で試験施工する予定である。
1月17日,喜界町多目的室において令和6年度農業農村整備事業計画調整会議が行われた。
本会議は地域の動向や意向等を把握し,整備から保全管理・更新を効果的・効率的に実施するため,中長期視野での計画策定と進行管理及び定量的評価を行うため実施している。
今年度からは計画調整部会の一員として国営事業所も参加頂き,国営事業の進捗状況を共有された。集積部会からは地域計画の策定状況の報告,県からは今後の国営附帯事業を順次申請するにあたって「予算の平準化」「適正工期を確保するための分割採択案」などを検討中であることを共有した。
今後もこのような機会を設け,事業の推進に努めたい。
1月14日から16日にかけて,国営かんがい排水事業沖永良部地区にて整備された揚水機場及びポンプ等における点検,メンテナンス方法等に関する講習会が開催され,国,沖永良部土地改良区,和泊町耕地課,知名町耕地課及び沖永良部農村整備課の職員併せて約20名が参加した。
本講習会は,国が主催し,今後の維持管理を行っていく団体と一緒に点検を行うことで,施設の長寿命化につながる点検方法の取得を目的として開催された。
点検は,メンテナンス専門会社の方が実演と説明を交えながら行われ,ポンプの運転時に聴音機を使って音を聞いたりするなど,実践に即した講習会となった。
専門業者からは,とにかく純正のオイル・グリス等の潤滑油を適時,適切に交換することが重要であることやオイル・グリスの長期保管は難しく,おおむねの保管期限は,3年との説明があった。
国営事業完了後は,維持管理者による点検等が,維持管理費の低減,施設の長寿命化につながることを期待したい。
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