ホーム > 産業・労働 > 食・農業 > 農業農村整備 > 地域の話題(現場トピックス) > 農業農村整備現地トピックス(令和6年6月)
更新日:2024年11月11日
ここから本文です。
6月12日に棚田保全活動の一環で,指宿市の新永吉の棚田において田植えを行った。当日は,地域おこし協力隊員,指宿市農林技術協会食育地産地消部会員及び指宿市職員のほか,吉留部長,平課長など合計15名の参加があった。平成12年には献上米として献上された歴史があるが,近年は耕作者が減っているとのことであった。池田湖の湖畔に位置し,風光明媚な棚田が今後も維持されるよう,保全活動へ積極的に参加していきたい。
風速表示計の更新に伴う工事の一環で,箱桁内部に布設している通信ケ-ブルの取替を行い,6月12日に出来高確認の立会を行った。箱桁内部に入る機会は希なため,当課職員も数人出向き箱桁内部の状況を散見した。
箱桁内部は暗闇で中腰姿勢での移動や湿度の高さなど,作業される方々の大変さを実感しながら,普段見るこのできない伊唐大橋の内部を大冒険した。
6月19日に農村地域防災減災事業(農村災害)竹子地区5-1工区で施工中の松ヶ迫池において,底樋管設置工事の現場見学会を開催した。当日は24名が参加し,現在までの施工状況や浚渫工に用いた改良材(MTシリーズ)の効果やハウエル管の据付状況を見学した。
底樋にφ800のハウエル管を使用する工事は,県内初の施工事例であり,見学会では今後の施工に関する留意点等を教えていただき,有意義な時間であった。今後も新しい工種や技術等を学び,知見を広げていきたい。
暑い中,参加していただいた皆様,ありがとうございました。
6月23日に,中種子町サンシャイングリーン地区のため池・管理道路の清掃が実施された。地元の水利組合主催で,中種子町土地改良区,中種子町役場,農村整備課,土地改良事業団体連合会の職員が参加し汗を流した。畑かん用水の水源であるため池及び揚水機場,加圧機場が整備されてから20年以上が経過しており,今年度から長寿命化防災減災事業での施設機械等の長寿命化対策が計画されている。
6月7日に農業開発総合センター徳之島支場において,互いの業務内容を理解し,農業振興に関する業務の円滑な推進を図ることを目的として,徳之島管内の農政関係各機関の職員を対象とした研究・普及・農村整備連絡会議が開催された。徳之島支場,農業普及課及び農村整備課の各機関から業務内容について説明があり,主に畑かんの取組状況や今後の推進方法について意見交換がなされた。その後,伊仙町の現場で現在実施中のほ場整備を視察した。他機関の業務内容等が理解でき,有意義な会議となった。
6月28日に,第二回農村整備課技術研修を行った。農村整備課長をはじめ課内職員8名が参加し,水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)神嶺地区の不断水バルブの施工状況について学んだ。バルブ設置管はφ600と大口径であり不断水バルブ設置の施工も珍しいことから,貴重な技術研修となった。今後も様々な技術研修を企画し,事務所職員の技術の研鑽に努めたい。
6月26日に農業農村整備第1回県内研修会がアートホテル鹿児島で開催され,市町村,改良区,土会連及び建設業,コンサル関係者約300名の参加があった。当日は,熊本県農林水産部の田上良太氏,鹿児島土木設計株式会社の小原英徳氏,鹿児島県土地改良事業団体連合会の吐合正和氏と瀬崎伸吾氏,石川県能登町農林水産課永吉正二氏の5名にご講演いただき,農業農村整備における大規模自然災害への対応等について学んだ。
研修会では,それぞれの講演に多数質問がある等,有意義な研修会となった。
令和6年1月1日に発生した石川県能登町半島地震に伴う災害復旧のために、鹿児島県では令和6年4月から能登町へ農業土木職員1名を派遣している。能登町では最大震度6強の揺れにより、農地・農業用施設で1,900箇所の被害を数え、町職員3名+派遣6名の体制で年内の査定完了に向け日々業務に取り組んでおり、9月末でおおむね50%の進捗を予定している。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください