ホーム > 産業・労働 > 食・農業 > 農業農村整備 > 地域の話題(現場トピックス) > 農業農村整備現地トピックス(令和7年9月)
更新日:2025年12月5日
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9月30日,南さつま市金峰町でスマート農業基盤整備モデル事業金峰地区の工事の安全と成功を祈願する起工式が行われた。式には,県や南さつま市,金峰町土地改良区,耕作者等の32名が参加し盛大に執り行われた。本地区は,県内第1号のモデル地区としてスマート農業に対応した基盤整備を行うものであり,当日の様子はTVや新聞でも紹介された。
本地区が他地区の良いモデルとなるよう,地元や施工業者,耕作者等の協力を得ながら工事完了に努めたい。
9月2日,峰山地区コミュニティセンターで,薩摩川内市主催の牟田地区地元説明会が開催された。牟田地区の説明会は今回で7回目であり,農地中間管理権の契約状況や事業仮同意の状況について,市から説明が行われた。中間管理権の契約状況については,面積ベースで78.8%を完了し,引き続き作業を進めて行くとの説明があり,地元の熱量の高さを感じた。今後も,事業採択に向け継続的に支援してまいりたい。
8月末に都城市で豚熱ウイルスに感染した野生イノシシの死体が発見され,半径10km圏内に霧島市及び曽於市が含まれることから,9月12日,野生イノシシへの豚熱経口ワクチンの緊急散布を行った。猟友会に先導され,イノシシが通りそうな箇所にワクチンを包んだビスケットを置き,落ち葉で見えないよう隠す作業を行った。防護服を着ての作業であったため,暑苦しく大変であった。また,散布箇所毎に防護服は取り替えるため,時間を要した。
豚熱ウイルスは本県の間近まで迫っており,養豚に感染すれば本県畜産業界に大打撃を受けることから,徹底した防疫に努めたい。
8月の大雨で被災した十三塚原地区の幹線用水路(DCIP管:口径700)は,被災直後から復旧に向けた作業を進めており,9月20日に復旧工事を終えた。復旧までの間,土地改良区は,給水スポットの設置や散水車による配送を行うなど苦労が絶えなかった。
9月22日からは,水土里ボランティアと土改連,県職員も協力し,断水区間の充水作業を行った。幹線水路区間に4日間,末端支線区間には2日間を要したが,無事に散水できるようになった。
なお,水土里ボランティアからは,前田公平理事長ら延べ37名に協力していただき,この場をお借りして感謝申し上げます。
9月17日,土改連曽於支部会議室にて「畑総曽於北部事業実施プロジェクトチーム会(畑かんPT会)」を開催した。曽於市・曽於北部土地改良区・土改連曽於支部及び県(畑総曽於北部地区担当,農業普及課)から計17名が参加し,曽於北部地区の給水栓設置施工同意確認情報共有台帳,R7畑総事業当初発注工事及び散水器具の維持管理について情報共有及び意見交換を行った。会議の中で,毎月,給水栓設置意向と再確認における情報更新と共有作業を実施する方針となった。施設整備の脱漏が生じないよう,関係機関と連携し,整備要望の把握と工事の実施に向けた取組を図りたい。
9月18日,沖永良部事務所農村整備課職員3名が畑地かんがい施設やほ場の現地研修に来た。当日は,曽於北部地区の谷川内ダム,金丸揚水機場,金丸ファームポンド,末端散水施設の現地調査を行い,施設概要,日々の管理状況を紹介した。他事務所の方々に当地区の状況を知ってもらう良い機会となった。
9月19日,曽於市大隅町中之内地内のほ場にて散水器具実演会が開催された。畑かんセンター,曽於北部土地改良区,土改連曽於支部,曽於市,新聞社,メーカー及び農家から計15名が参加し,改良区による散水器具を用いた水利用の説明後,飼料畑への散水実演を行った。
営農者視点でレインガンや自動散水制御機器の仕組みについて実物を見ながら説明を聞くことができ,今後の施設整備や維持管理の参考となる有意義な機会となった。
9月24日から26日,9月29日から10月3日,農研機構が主催する令和7年度農村工学専門技術研修(用水計画と河川協議)に畑かんセンター水利事業課職員1名が参加した。
本研修では,河川法の制定から実務での河川協議までを体系的に学習した。研修後半では,他県で現在事業実施中の事例地区についてグループワークで課題研究を行い,営農計画変更に伴う用水計画変更の検討・発表を行った。
専門的知識の習得及び他県職員と交流を深めることができ,有意義な研修であった。今回の研修で学んだことを今後の業務で発揮したい。
9月10日,熊毛支庁で熊毛地域農業農村整備事業担当者研修会を開催した。研修会は管内市町,土地改良区及び土改連等を対象とし,県担当者会議における連絡事項や農村整備課職員が参加した研修会の内容について説明を行った。
また,今年は南種子町教育委員会学芸員の石堂氏より「大隅諸島の先史文化」と題して講演いただき,埋蔵文化財の基礎知識や種子島の風土についても学ぶことが出来た。
今後とも,円滑な業務実施に寄与する研修会の開催に努め,農業農村整備事業の推進を図っていきたい。
9月18日、徳之島管内農業農村整備事業技術研修会を開催した。建設業協会員や測量設計業協会員、町及び土地改良区職員等合わせて144名が参加した。NN事業の概要や施工上の留意点、優良工事の事例紹介に加え、県環境林務部自然保護課による自然遺産に関する特別講演が行われた。優良工事紹介では、技術的な内容と地域貢献の取り組みについて紹介がなされ、有意義な情報交流の場となった。
今後も工事の更なる品質向上を目指すとともに、地域の課題解決に向けた技術の研鑽に努めたい。
9月18日,徳之島管内で「沖永良部・徳之島農業農村技術研修会」を開催した。若手農業土木職員の技術力向上を図ることを主な目的とし,沖永良部から若手職員5名が参加した。国営及び県営ダム,畑総事業実施地区のリレー方式による散水状況やパイプライン工事の現場研修の後,徳之島管内農業農村整備事業技術研修会にも参加し,技術の研鑽に努めた。今後も職員の技術力向上のために継続していきたい。
9月27日に姶良市総合運動公園で4者共催「バドミントン大会」が開催され,徳之島事務所から当課職員4名を含む8名が参加した。メンバーの中には初心者もいたことから,9月は毎週水曜日の練習に加え,日曜日にも練習を行った。結果は予選リーグを全勝で突破し,ベスト8進出を果たすなど,練習の成果を存分に発揮できた。今後も事務所内の交流を深めるとともに更なる高みを目指すため,練習に励みたい。
9月18日に徳之島事務所管内にて,農業農村整備事業技術研修が開催された。技術研修には沖永良部事務所から若手職員5人が参加し,国営ダムや県営事業の実施地区(パイプライン整備,末端施設整備等)の現地視察及び建設業者向けの研修会に出席した。
若手職員の技術力や業務遂行力の向上を目的とした本研修は,若手職員同士の交流も深めることができ,有意義な研修となった。今後も,研修等を通し,技術力向上を図るとともに,職員同士の関係性も深めていきたい。
9月25日,地下ダム中央管理所にて畑かん営農推進研修会が開催され,管内の町,土地改良区,土改連,県の担当者が参加した。研修会では,県農業普及課から「畑かん利用事例と新規品目の可能性」,「ローテーションブロックの取組」,県農業開発総合センター徳之島市場から「沖永良部でのスマート農業の可能性」についての説明が行われた。
今後とも関係機関と連携しながら畑かん営農を推進していきたい。
9月3日、都道府県会館(東京都)において全国農業農村整備代表者会議が開催され、農業農村整備事業に係る全国規模での交流が行われた。今年度は「BIM/CIMやICT施工の導入に向けた取組状況について」をテーマに意見交換が行われ、「費用の増額が農家の負担になる」「農業農村整備に3次元化は必要ないのでは」など様々な意見がある一方、今後の労働者不足を考えた場合,少しでも取組を前に進めていかなければならないという共通認識が得られた。
農業農村整備事業に携わる者同士、課題は共通している部分が多いと感じた。他県等の情報にアンテナを高くして、参考にしながら事業を推進していきたい。
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