更新日:2020年5月28日
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2020オリパラ東京大会に向けて,全国から40チームが参加し,標記コンテストが開催されました。タイ王国のホストタウンである鹿屋市からは,鹿屋農高と鹿屋中央高がチームを結成し出場しました。鹿屋農高の生徒はGAP食材として紅はるかの生産を,鹿屋中央高の生徒は調理を担当しました。アスリートの栄養面や精神面に配慮した料理,その料理の出し方に工夫を凝らしたこと,地域的なPR活動などが評価され最高賞の大臣賞を受賞しました。
4月13日,生産者ほ場にて,ピーマン青年4名を対象に,バンカー法に係る検討会を実施しました。青年を中心にIPMについて関心が高く,次作では生産者7名がバンカー法(バンカー植物に無害のアブラムシを寄生させ,それを餌とする天敵を定着させる方法)にチャレンジする予定です。バンカー植物の管理や天敵導入のタイミングが重要で技術を要するため,関係機関と連携し,個別巡回やSNSを利用した情報交換等を積極的に実施していきます。
4月17日,鹿屋市吾平地区でさつまいも一斉採苗苗の機械移植及び畑かん散水器具(ロールカー)の実演会を開催しました。農政普及課からさつまいも省力栽培体系と畑かん散水器具の使用方法等を説明するとともに,さつまいもの病害について今後の対策等を指導しました。肝属地区では産地パワーアップ事業を活用し,6戸8台の移植機が今作から導入されています。参加した生産者から機械移植機及び散水器具の導入に前向きな意見が聞かれ,畑かん利用の拡大につながるものと思われます。
4月15~17日に肝属中央家畜市場で子牛セリ市が開催されました。平均価格は,新型コロナウイルスの影響によると思われる需要減に伴う枝肉単価の下落により,先月より49千円の大幅下げ(税抜き売却のみ)となりました。また,前年と比較すると取扱頭数は104頭の減,価格は177千円の大幅マイナスとなりました。価格については,4年前の水準を割り込み,近年では安値水準。生産者の経営管理の徹底が求められることから,関係者と連携して対応していきます。
4月17日,10戸の酪農家より委託された育成牛53頭の入牧が鹿屋市鳴之尾牧場で行われました。この放牧のねらいは強健性と連産性が期待される乳牛の育成と,酪農家の育成に係る労働軽減等です。入牧は春と秋の2回,下牧も春と秋の2回行われ,今回の下牧は35頭でした。引き続き,関係機関・団体と連携して,放牧地と牛群の管理支援を行っていきます。
なんぐう地区のばれいしょは,2月下旬から出荷が始まり,暖冬の影響で生育が早まったこともあって,例年より2週間ほど早く4月いっぱいには終了する見込みです。本年は強風などの影響でいも個数が少なく,計画数量3,200tに対して3,000tになる見込みですが,肥大は順調で2Lの大玉中心の出荷となっています。単価は過去2年より高く推移しており,次年度以降の生産者の意欲向上につながることを期待してます。
4月15日に,市町,JA,県が一緒に,第2回さつまいもの育苗状況巡回指導を実施しました。自家採取の種イモ伏せ込みハウスでは,種イモ由来による基腐病の発生が見られ,病害いもの除去と農薬散布を指導し,併せて,植付時の苗消毒の徹底も呼び掛けました。今後も,関係機関と発生状況を確認しながら,農家のやるべき対策を指導していきます。
管内の一番茶生産は,昨年より1日遅い4月4日から開始されました。4月中旬までは,朝夕の冷え込みにより,茶葉の色乗りが遅く摘採製造を延期する工場も散見されましたが,4月22日現在,生産は早生品種から中生品種に移行しています。県茶市場における市況は品質による価格差が大きく,手触りが良く,色のり,水色に青みのある製品は4,000円以上の価格がつく一方,大型で水色の赤い製品は900円台となる厳しい取引となっています。
昨年度,国のスマート農業推進事業を活用し東串良町5戸で設立したピーマン環境制御研究会は,1年間の技術実証や研修会等を行い,おおむね1割程度の増収が達成され,うち1戸では,厳寒期(12~2月)の単収が6,450kg/10aと期待以上の成果が得られました。今後は新たに環境制御に取り組む意向のある青年数戸を含め組織再編を行い,地域に波及できる技術実証に取り組んで行く計画です。
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