更新日:2021年7月12日
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6月3日,肝付町現地でハウスきんかんの販売実績が検討されました。令和2年度の販売量は生産者3名で約10.6tとなり昨年より少なかったですが,台湾向けの輸出量は3.5tとなり昨年度以上の実績でした。また,当日は農政普及課が開花期の管理や摘果等今後の管理を説明し,参加者全員でそれぞれのハウスを巡回しました。農政普及課では,農薬のチェック等引き続き輸出に向けた取組を関係機関と連携し支援していきます。
鹿児島県育成ばれいしょ新品種「しまあかり」と「しまクイーン」の現地栽培実証試験が行われました。根占と大根占ではそうか病の発生が少なく,慣行品種対比111~129%と多収でした。佐多ではそうか病が多発しましたが,新品種はそうか病の発生率が低く,A品収量は慣行品種より高かったです。「しまクイーン」では水いも症の発生が懸念されますが,当地域での発生は少なかったです。農政普及課では,新品種を含めたばれいしょの生産振興に引き続き取り組んでいきます。
東串良町園芸振興会ピーマン部会の出荷がおおむね5月28日で終了し,栽培面積35.9ha(前年比99.4%),出荷量5,107t(同98.9%),販売金額2,264,390千円(同88%),単価443円(同88%)といずれも前年を下回る実績となりました。平均単収は14,225kgで,7月19日から始まる土壌施肥カウンセリングで,次年度の施肥量を検討し,単収向上を目指していく計画です。
東串良町きゅうり環境制御研究会6名は国の事業を活用し,ハウス内環境のモニタリングや炭酸ガス施用の実証活動を行っています。モニタリングによるハウス内環境の実態は生産者により様々で,生産者間の情報共有や情報交換が活発に行われました。また,炭酸ガス施用の実証圃場では厳寒期収量が増収し,1月から4月の単収が部会平均に比べて3割増収しました。得られた成果は,今後,管内のきゅうり生産者に広く周知し,環境制御技術の導入・推進に活用していきます。
肝属地区の二番茶生産が順調に進んでいます。JA鹿児島きもつき管内の本茶の累計単価は,6月18日現在で916円となっています。出回り量から見た累計単価比較は,暴落したR2対比で163%,平年並みのR元の96%となっています。価格も安定し,量もとれていることから,今年の二番茶生産は活気がみなぎっています。今後,来年の一番茶に向けた夏・秋の管理指導を徹底していきます。
大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチームでは,さつまいも生産者へ迅速に基腐病対策などの情報を伝達するために,焼酎蔵元,でん粉工場,集荷業者等に協力して頂き,メーリングリストを作成しました。第1報は6月7~8日に,基腐病発生ほ場での罹病株の抜き取りと薬剤散布などの対策をまとめ情報提供しました。今後も基腐病対策などの技術の外,各種事業などについても情報提供していきたいです。
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