更新日:2024年1月22日
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11月29~30日,生産者等で組織する志布志有明茶IPM研究会が先進地研修を行い,事務局を含め14人が参加しました。兵庫県にある「住友化学(株)健康・農業関連事業研究所」では,天敵に関する基礎知識を学ぶとともに,実証試験の取組状況等について情報収集を行いました。曽於地域は,有機栽培茶が拡大していることから,本研修で得られた情報を,研究会の活動に生かすとともに,今後,病害虫管理技術の確立につなげていきたいと思います。
12月4日,乾物収量が従来のWCS用稲品種「モグモグあおば」と比べ1.3倍高い「つきすずか」の肉用繁殖雌牛への給与(嗜好性)調査を行いました。調査結果は,牛の食いつきも良好で,食べ残し等も無く,嗜好性に問題ありませんでした。「つきすずか」の普及に向けては,苗の供給が課題であることから,今後,農協等と連携を図っていくこととしており,引き続き,自給飼料の増産に係る支援を行っていきます。
12月7日,肉用牛生産者組織(志布志市)が地域資源フル活用飼料増産対策事業(県単)を活用し,飼料畑約5.6haに対し整備した防護柵の設置状況確認を畜産振興係職員と行いました。防護柵の整備は,イノシシによる地面の掘り返しによって,収量減や土混入によるサイレージ品質の低下,機械の破損等の被害があったことから,畑をワイヤーメッシュ柵で囲ったものです。普及係では,引き続き,振興係と連携し飼料作物の単収向上や栽培面積の拡大等の飼料増産支援を行っていきます。
12月7日,曽於市肉用牛枝肉共励会が,(株)ナンチク(曽於市)で開催された。8戸が42頭(雌6,去勢36頭)を出品し,最優秀1席と3席を(株)加治佐畜産,2席を福留聖治氏が受賞しました。全体の平均では,枝肉重量514.7kg,BMS9.5と質量ともに高レベルの共励会でした。昨年の全共に出品された(株)加治佐畜産が上位を占め,安定した高い技術力を示されました。今後も肉用牛肥育経営の安定に向け,関係機関一体となって支援していきます。
12月20~22日,曽於中央家畜市場で子牛せり市が開催されました。3日間で約1,400頭が売却され,子牛の平均税抜価格は約523千円(雌468千円,去勢569千円で前回比8千円高)でした。令和5年も子牛価格低迷が続き,当市場は,9月に令和以降最安値(約422千円(税抜))を記録しました。以降3か月連続で価格は上昇しているが,飼料や資材等の価格高騰等で依然として経営状況は厳しい状況です。引き続き,当課では,自給粗飼料増産や生産性向上に向けた支援を関係機関と行っていきます。
12月11日,曽於市役所大隅支所で,生産者,関係機関等16人が参加し,曽於市加工・業務用野菜栽培研究会の研修会が開催されました。研修会では,鹿屋市の(株)オキスの専務取締役を講師に招き,加工業務用野菜の現状と今後の展望等について話を伺ったほか,畑かんセンターからは,加工用かぼちゃの多収性品種及び省力化技術の取組を紹介しました。今後とも,加工用野菜の栽培に関する情報提供等を通じて支援を行っていきます。
12月22日,曽於市大隅町で実施していた,はくさいの高速二段局所施肥機による栽培実証について,収量調査を行いました。その結果,肥料の窒素成分では約3割削減することができ,重量は約1割増となりました。なお,昨年度のキャベツの実証でも同様の結果が得られています。
高速二段局所施肥機は,肥料費削減が図られるとともに,管理作業の省力化にもつながることから,今後,その成果や特徴等について,生産者への理解促進を図っていきます。
12月1日,福岡花市場において,曽於地域の花き類に対する市場調査を実施しました。「かごしまブランド産品」であるスプレーギクは,高い品質評価を受け,出荷量の増加が期待されていました。また,新規品目であるトルコギキョウは,品質が高いことや品薄期に出荷が見込まれることから,期待感が高まっていました。畑かんセンターで,引き続き,関係機関と市場評価や技術課題を共有し,産地振興に向けた支援を行っていきます。
JAそお鹿児島果樹部会パッションフルーツ専門部会(会員19人)は,令和6年4月の「かごしまブランド団体」の認定に向け,現在,準備を進めているところです。令和5年産のパッションフルーツは,栽培面積234a,出荷量47tと全国でもトップクラスであり,単価は1,367円/kgと過去最高でした。畑かんセンターでは,ブランド認定基準であるK-GAPの認証取得に向け支援を行っていきます。
12月4日,第3回サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム作業部会を開催し,部会員24人が出席しました。会では,今年度の活動実績として,生産者への支援状況や実証結果などの報告を行ったほか,関係機関から,病害虫や基腐病対策技術についての情報提供が行われました。来年度の活動計画も協議し,健全苗確保に向けた蒸熱処理と抵抗性品種の導入を推進することなどを共有しました。畑かんセンターでは,引き続き,関係機関・団体と連携して基腐病対策の支援を行っていきます。
12月15日,「サツマイモ基腐病研究会」の令和5年度実績検討会を曽於畑かんセンターで開催し,農業青年7名,指導農業士1人が出席しました。研究会はサツマイモを生産する青年10名で構成されており,各会員が取り組んだ基腐病対策を生産工程管理システム「アグリノート」に記録し,効果確認と取組事例の共有を図っています。当日は,会員が取り組んだ全15課題について活発な意見交換が行われました。また,畑かんセンターからは新登録農薬,抵抗性品種等について情報提供を行いました。
12月4日,おおすみ弥五郎の伝説の里で,女性農業者23人の参加のもとスキルアップ研修会を開催しました。今回は,整理収納アドバイザーによる環境改善の基本と整理収納がもたらす変化や正しい整理の手順等を学びました。身近な課題でもあり,参加者からは,積極的に質問も出され,まずは,身近な事に取り組み,気持ち良く暮らす環境を整えることで,モチベーションをアップし,経営にも生かしていきたいとの声が聞かれました。今後も各種研修会を開催し女性農業者の資質向上を図っていきます。
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