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更新日:2023年11月20日

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令和5年10月の現地農業情報(曽於地域)

白菜における高速2段局所施肥機の実証ほ設置

9月28日,曽於市大隅町に畝内二段の位置に局所施肥を行う高速2段局所施肥機の実証ほを設置しました。昨年度までのキャベツでの実証結果では,窒素成分で約3割減され,肥料代が約2割減となるとともに,労働力削減の効果も確認されています。今年度のはくさいでもキャベツと同様の効果を期待しているところです。今後,生育調査及び収量調査を行い,効果を検証していきます。

JAそお鹿児島冬春ピーマン出荷協議会が開催

10月11日,JAそお鹿児島志布志支店で,出荷市場14社を招き,冬春ピーマン出荷協議会が開催され,生産者65人と関係機関を含む計95人の参加がありました。令和5年度生産販売計画(栽培面積:28.4ha,生産量:4031t,販売額:2016百万円等)が了承されました。生産者も102人と初めて100人を上回りました。畑かんセンターでは,引き続き環境制御技術やIPM技術等の導入に向けた助言・指導による単収向上を図り,所得向上に向けた支援を行っていきます。

ごぼうの生産振興に向け園振協野菜部門中間検討会を開催

10月4日,大隅南地区で,関係機関と野菜の栽培技術向上や生産現状の情報共有を図るため,園芸振興協議会野菜部門中間検討会を行いました。現地検討や室内検討を行った後,重点品目であるごぼうの生産振興について検討を行い,品質低下対策や夏場の生産過剰解消の必要性,連作障害対策等に関する課題整理を行いました。
かんセンターでは,今回出された課題を解決するため,関係機関・団体と連携を図り,役割分担をしながら,検討を進める計画です。

WCS用稲立毛中イタリアンライグラスのドローン播種の発芽良好

9月29日,播種作業の軽労化や自給飼料の増産を図るため,曽於市のWCS用稲の収穫前水田において,ドローンによるイタリアンライグラス(品種:はやまき18)の播種実証を行いました。当日は晴天で風速が1m弱と天候に恵まれ,播種は,約40aを約20分で終了しました。播種後3週間経過時点のイタリアンライグラスの発芽は良好であり,一番草は12月末~1月上旬に収穫予定です。

県ホルスタイン共進会に向けて一致団結!

10月13日,県酪農協志布志支所において,4年ぶりに開催される県ホルスタイン共進会(10月28日)出品者の激励会が行われました。当日は,出品者をはじめ地域の酪農家や関係機関約40人の参加があり,出品者の力強い決意表明がありました。曽於地域の酪農家戸数は,10年前から11戸減少し,現在17戸となっています。農家の高齢化や配合飼料等の高止まり等,酪農情勢は厳しい状況にありますが,今回開催される共進会に,11頭を出品する7戸の農家とともに酪農関係者が一致団結して臨みます。

目標は4年後の北海道全共!

第72回県畜産共進会(9月30日開催)の曽於市の反省祝賀会が10月16日に行われ,3人の出品者をはじめ関係者約60人の参加がありました。会では,出品者の健闘をたたえるとともに,地区別団体成績が4位に終わった反省点などについて,活発に意見交換がなされました。4年後の北海道全共で鹿児島県の日本一連覇に貢献するために,曽於地区や県の共進会に曽於市から多くの牛が出品されるよう,関係者一体となって取り組むことが確認されました。

JAそお鹿児島のハウスみかん生産実績

JAそお鹿児島の令和5年産ハウスみかん生産実績がまとまりました。農協果樹部会ハウスみかん専門部会は会員5人,生産面積61aの規模でです。5年産は数量23,871kg(前年比85%)と前年産を下回ったが,単価が786円/kg(前年比113%)であったため,面積当たりの販売収入は前年比109%となりました。現在,天敵利用のIPMに取り組んでいますが,近年,サビダニなどの被害も目立っているため,部会員相互に情報交換しながら,次年度対策を進めています。

地域の将来の姿を想定し,基盤整備計画を検討

曽於市七村地区では,農地中間管理機構関連農地整備事業を活用した水田のほ場整備が計画されています。9月22日,改めて担い手の作付品目の意向確認が行われ,整備後の主な品目は,里芋,さつまいも,ごぼう,大根等でありました。今後,これらの品目が栽培できるように基盤整備を行うとともに,団地化により,作業性・生産性の向上を図ることとしています。引き続き,計画実現に向けて関係機関で連携し,取組を支援する計画です。

生活研究グループ員が白菜料理を学ぶ

10月4日,大隅農産加工センターで,冬野菜「白菜」を消費拡大テーマとして,曽於地域生活研究グループ員研修会を開催しました。当日は,23人の会員が参加し,「白菜ぎょうざ」や「白菜と鶏団子のスープ」等の調理方法を地元のはくさい生産者から提供していただき,調理実習を行いました。実習では,分量の調整や調理のポイント等を意識しながら調理を行いました。今後は,レシピを整理し,直売所等で提供するなど,地産地消の推進を図っていく計画です。

農大生,曽於の地で熱心に研修中

農業大学校の農家留学研修が,10月2日から11月10日までの40日間実施され,曽於管内では,9戸の生産者が農学部・畜産学部の学生9人を受け入れました。10月23日の中間検討会では,当センターや農業大学校の職員が,受入農家を訪問し研修状況の確認を行い,夜には,受入農家や学生を交えた情報交換会を行いました。今回の研修で得た経験が,今後の学生生活や卒業後の社会生活に生かされることを期待しています。

来年の出品茶も頑張ろう!(志布志市銘茶研究会)

10月4日,志布志市銘茶研究会の秋整枝現地検討会が開催され,会員と関係機関を含む16人の参加がありました。8月に開催された全国茶品評会に志布志市銘茶研究会から4茶種14点出品し,うち4点が入賞しました。現地検討では,来年度の出品に向けて,品評会出品茶園にて生産者と整枝位置について検討しました。室内検討では,現地検討結果や今後の活動計画について協議しました。畑かんセンターでは,引き続き関係機関と連携し,品質向上に向けて支援を行っていきます。

ソリダゴ現地検討会を開催

10月25日,曽於市内でソリダゴ現地検討会を開催し,草丈確保と病害虫対策(コナジラミ)について検討しました。草丈確保では,遮光資材による事例紹介があり,活発な意見交換がなされました。病害虫対策では,RACコード(農薬の作用機構分類)による農薬選択や散布方法,周囲の環境整備等の情報提供を行いました。また,冬期に向けて暖房機等の早めの点検を呼びかけたところです。畑かんセンターでは関係機関と連携し,生産性向上に向けて支援を行っていきます。

花き振興に向けて園振協花き部門技術部会を開催

10月24日,曽於市内で園振協曽於支部花き技術部会を開催し,管内花き生産状況の情報共有と,活動の進捗状況について検討を行い,実証ほの取組状況や今後の課題について活発な意見交換が行われました。また,スプレーギク,ソリダゴ栽培ほ場を視察し,生産者から取組や課題の説明することで,栽培現場の現況や課題を協議・意見交換できました。管内の花き生産を取り巻く状況を共有できたことから,引き続き関係機関一体となって花き振興に向けた支援を行っていきます。

大崎町種子生産組合が研修会を開催

9月30日,JAそお大崎支店で,早期水稲の種子を生産する大崎町種子生産組合の研修会が開催され,生産者を含む約30人の参加がありました。研修では,組合が生産する早期水稲6品種について,畑かんセンターからその特徴を説明するとともに,食べ比べが行われました。また,獣害対策アドバイザーの井上雅央氏による獣害対策講座も行われ,米づくりに向けた意欲を高める機会となりました。引き続き,種子の安定生産に向け支援を行っていきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部曽於畑地かんがい農業推進センター

電話番号:099-482-1736

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