更新日:2023年8月18日
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6月28日,JA鹿児島きもつき東部支所で茶生産者を対象に茶営農研修会を開催しました。有機茶栽培の増加や,生産資材の高騰等を背景に,化学農薬に頼らない低コストな病害虫防除対策の推進を目的として,IPM(総合的防除・雑草管理)の基礎知識をはじめ,スプリンクラーを用いた病害虫防除法等について研修を行いました。生産者からも天敵や,スプリンクラー散水防除について,積極的に意見が出されました。今後も農政普及課では,IPM技術など環境負荷低減に向けた取組を支援します。
6月29日,JA鹿児島きもつき東部支所で肝属地区茶業青年の会荒茶審査会が開催されました。出席者全員が審査員として参加し,滋味と外観の評価を行い,各自上位3点を選ぶ方法で実施しました。審査後,青年は自分が行った評価と,他審査員が行った評価を比較し意見交換しました。また,審査終了後には,農業専門普及指導員から,出品された荒茶を参考に生葉生産や荒茶製造の留意点についてアドバイスがありました。今後も農政普及課では,良質茶生産の取組を支援します。
7月6日,曽於市大隅町でJAそお鹿児島及びJA鹿児島きもつきによる合同現地検討会が開催されました。検討会では夏秋スプレーギク新品種(4品種)の立毛での評価,市場から求められる品種についての情報交換が行われ,有望と思われる品種を選定しました。両部会合同での現地検討会は初の試みであり,会員からは,他組織会員との情報交換は良い刺激となったなど,前向きな意見が出されました。今後も農政普及課では,部会員の生産技術の高位平準化に向けて支援します。
7月4日,肝付町内之浦の銀河アリーナでJA鹿児島きもつきベジフル内之浦総会が開催され,関係者含め約40人が出席しました。会長からは,資材価格高騰など農業を取り巻く環境は悪化しているが,令和5年産もより良い品質の物を生産しよう,という熱い激励がありました。農政普及課からは,熱中症対策と農作業安全についての注意喚起を行いました。今後も農政普及課では,内之浦の産地維持に向け,野菜・果樹農家を支援します。
6月23日~7月4日に,JA鹿児島きもつきで令和5年産ばれいしょ生産実績及び次年度対策検討会議が開催され,約130人の生産者が参加しました。実績は,面積136ha(計画比100%),数量3,042t(87%),販売金額583,850千円(92%),単価191円/kg(106%)で,高単価であったが数量が少ない結果となりました。数量減の要因は,1月下旬の低温被害や疫病の多発でした。次年度は農薬ローテションの見直しや,ドローン散布による適期防除を行い収量増加を目指します。
6月14日,19日,7月3日,10日に,大隅地域振興局で新規就農者等を対象とした農業基礎講座を実施しました。普及指導員による病害虫防除・農薬,飼料作物・堆肥,土壌肥料・施肥,農作業安全対策,農業経営についての講義のほか,指導農業士と青年農業者の講話も実施しました。参加者は各回13~19人で,アンケート結果では理解度・参考度ともに高く,農業の基礎的な知識の習得ができたものと考えられます。農政普及課では,農業簿記基礎研修や各品目毎の技術指導など新規就農者等を支援していきます。
7月3日,大隅地域振興局で新規肉用牛農家5人を対象に,農業基礎講座を開催しました。子牛育成飼料給与マニュアル及び飼料作物生産に関する講義を行った後,個々の飼養管理や飼料作物生産について普及指導員を交えて相互検討を行いました。飼料作物生産は,秋冬作の作型が後作の作型に影響を及ぼすとの意見や,子牛に給与する自給飼料(イタリアンライグラス)の生産事例の紹介等がありました。農政普及課では,新規肉用牛農家に対する飼料給与技術向上や飼料作物の安定生産を支援します。
6月6日,JA鹿児島きもつき本所で大隅地域サツマイモ基腐病対策PT本部総会が開催され,構成機関等から47人が出席しました。同会では令和4年度の活動実績と令和5年度の活動計画について合意が得られました。農政普及課からは,メーリングリストを使用した情報伝達方法についても説明し,今後,さつまいも関連企業や,生産者へ迅速に基腐病の防除対策の情報提供を行うこととしました。
6月12日~29日に,管内4か所(吾平さつまいも研究会,小鹿生産組合,錦江町,肝付町)で合計77人の農家が参加し,サツマイモ基腐病の防除対策研修会を開催しました。防除農薬が適用拡大されたため,使用方法を周知しました。また,令和5年産では,基腐病の発生は少ないが,つる割れ病による立ち枯れ症状の発生が散見されていることから,異常株の除去や排水対策についても説明しました。今後も農政普及課では,研修会等を通じた情報提供を行い,基腐病の防除対策を支援します。
6月8日,大隅地域サツマイモ基腐病対策PT本部は,生産者へ迅速に情報提供を行うことを目的としたLINEのオープンチャット「基腐病を克服し,新時代へ」を開設しました。同病の防除対策,生産者が取り組んでいる事例など活発に意見交換するツールとして,利用する方針としています。同オープンチャットは県からの防除情報をオンタイムで周知できることから,今後も農政普及課では,生産者における活用を推進します。
6月29日,肝付町現地ほ場で原料用さつまいもの活着対策として,お試し散水を行いました。これまで「雨待ち農業」であった農業法人は,かん水チューブによる散水の必要性を実感していました。現状,畑かん利用に二の足を踏まれている理由は,農業後継者が不在であるためということでした。農政普及課では,畑かん導入を推進するため,当該法人の不安要因である農業経営の第三者への継承も含めて支援していきます。
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