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更新日:2021年1月29日

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令和2年11月の現地農業情報(肝属地域)

R2年度鹿屋市鳴之尾牧場の秋の乳牛放牧がスタート

10月30日,乳用牛育成牛58頭の入牧と12頭の下牧が,鹿屋市鳴之尾牧場(全面積70ha,標高500m)で行われました。入牧は春と秋の2回行われます。この放牧のねらいは強健性と連産性が期待される乳牛の育成と,酪農家の育成に係る労働軽減等です。過去3年間,ICT等を活用した放牧管理技術実証事業に取り組んだ結果,発育,受胎率が向上し,預託農家の評価が高まっています。引き続き,関係機関・団体と連携して,放牧地と牛群の管理支援を行っていきます。

なんぐう地区春ばれいしょの植え付けがスタート!

10月21日,22日に,錦江町及び南大隅町の合計21カ所で,なんぐう地区春ばれいしょ栽培講習会が開催され,種いもの取り扱いや,栽培基準の説明等が行われました。当課は,シストセンチュウ抵抗性品種への転換計画,そうか病対策の実証活動等について説明しました。前作の単価が比較的良かったことから,種いもの申し込み数量は,昨年よりやや多くなりました。既に南大隅町佐多の一部で定植が始まっており,今後北上していきます。関係機関一体となり所得向上・産地維持に取り組んでいきます。

新型コロナ対策も万全に,肝属地区荒茶共進会開催される

11月17日,肝属地区茶品質向上共進会が,JA東部支所で開催されました。例年5月の実施ですが,審査手法を変更する等,新型コロナウイルス感染拡大防止対策を万全にした上で開催しました。深蒸し等3部門で59点の審査を行いました。厳しい茶況でしたが,高品質な製品が多く,生産者の努力が見られました。滋味だけ評価する青年の荒茶審査には,一般女性7名が参加し,18点中各自が上位と思う5点にコメントを頂きました。青年は斬新な評価に刺激を受け,更なる技術向上を誓いました。

パッションフルーツ出荷実績過去最高!

10月27日,JA鹿児島きもつき根占支所でパッションフルーツの販売実績検討会が行われました。令和2年産は出荷数量18,695kg(前年比132%),金額26,104千円(同129%),単価1,396円(同98%)であり,数量,金額は前年を上回りました。また,次年度生産に向けて活発に意見交換が行われました。農政普及課では生産意欲が高まっているパッションフルーツについて,更なる収益向上や技術確立に向けて支援を行っていきます。

肝属地域のキク生産者が年末出荷に向けて基本管理技術を学ぶ

11月20日,肝属地区花き振興会のキク部門現地検討会が開催され,年末出荷作型の生育状況の確認とボリューム対策等の栽培管理について検討しました。ボリューム対策については,現地検討ほ場の栽培事例を踏まえ,土壌と水管理及び育苗管理の重要性を再確認しました。農政普及課からはハダニ類や菌核病等の病害虫防除,また,鹿児島花市場からは現在の販売情勢及び今後の見通しについて情報提供が行われました。当課では冬期の生産販売に向けて,引き続き支援していきます。

キク

 

垂水市IPM研究会実証活動開始!

垂水市のハウスいんげん栽培農家9戸で組織化された「垂水市IPM研究会」の実証活動が,11月から本格的に始まりました。実証内容は,コナジラミ,アザミウマ類,ハダニ類の防除に,スワルスキーカブリダニやミヤコカブリダニ等の天敵を活用します。播種は10月下旬から11月上旬に実施され,播種後20日を目処に天敵放飼を開始しました。研究会員は昨年も同様の実証活動で成果を上げていることから,今作においても大きな期待を持って取り組んでいます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2145

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