更新日:2025年1月21日
ここから本文です。
11月28日,深蒸し茶の品質評価と碾茶の生産に関する研修会が,JA鹿児島きもつき東部支所で開催されました。肝属地区茶業振興会が主催し,会員等20人が参加しました。研修では,県茶品評会に出品した茶を官能評価し,改善点や茶工場での製造時の考え方を再確認しました。また,当地区には碾茶工場がないため,碾茶見本を評価し,碾茶の生産方法等も研修しました。会員から「品質と製造方法の関係が理解できた」,「碾茶の取組を考えたい」など,収益向上への意欲が高まりました。
11月23日,KIMOTSUKIファーマーズクラブが第46回鹿屋市農業まつり(鹿屋市の霧島ヶ丘公園で開催)に出店し,青年農業者10人が参加しました。農業まつりでは,肝属産のさつまいも等を使用したトルネードポテト(フライドポテト)を加工・販売したところ,多くの来店客で賑わいました。青年農業者からは「肝属産の農産物を紹介するだけでなく,私たち若手生産者の人柄を知っていただく貴重な機会となった」との感想も聞かれるなど,今後の活動の意欲向上につながりました。
12月4日,農業経営者クラブ,肝属青年農業士会,KIMOTSUKIファーマーズクラブによる農業者組織連携強化会議が鹿屋市と東串良町で開催されました。この会議は,お互いの組織に対する理解を深め,経営発展段階に応じて上位組織へ移行していく仕組み作りを目的としています。各組織から選出された視察先で,地域農業発展の取組,複合環境制御,自社産さつまいもの加工・販売の3取組を研修し,組織間で意見交換も活発に行われました。農政普及課では今後も,農業者組織活動を支援していきます。
11月26日,東串良町内きゅうりハウスで,若手農家を対象に栽培管理技術現地検討会を開催し,関係機関等17人が参加しました。ベテラン農家から,整枝誘引方法やかん水管理等について説明がなされました。若手農家は,コロナ禍後の久しぶりの現地検討会となったことから,積極的に意見交換をしていました。また,ベテラン農家のきゅうりの草姿を見て刺激を受けており,各自の栽培管理の改善につながるものと考えられます。次回の当検討会は,2月に開催する計画です。
12月12日,東串良町園芸振興会では,振興会役員と関係機関が7班に分かれて,198戸の会員ほ場を巡回し,ハウス周辺の管理状況を審査しました。審査内容は,ハウス内外の除草の状況や,肥料袋や農薬使用後の容器,使用済みハウスビニール等の片付け状況で,おおむね適正に管理されていました。農政普及課では,今後も振興会活動を支援し,栽培環境の改善に努めます。
11月25日,肝属青年農業士会が,リナシティーかのや研修室で創立記念交流会を開催しました。内容は「特定非営利活動法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会」の代表理事東川隆太郎氏を招き,会員が作物を作っている大隅の土壌の特徴,また,大隅の歴史や文化等についてお話しいただきました。会員からは,「土地の特徴について,これほど知らないことがあったとは」と驚きの声が上がり,会員の土壌管理への意識が向上しました。
12月20日,大隅ごぼう団地の新ごぼう出発式が県経済連大隅野菜事業所で行われました。本年は,猛暑の高温乾燥や台風等で発芽不良となり,まき直し等も行われたが,その後の生育は順調でした。肝属管内(かっこ内は大隅ごぼう団地全体)では,43戸(61戸)で面積30.25ha(49.0ha),生産量201.8t(345.2t),販売額126,730千円(216,582千円)を見込んでいます。
11月29日,令和5年に搾乳ロボットを導入した鹿屋市の農家1戸で,普及情報課と連携し,生乳生産改善指導を行いました。昨年度,暑熱ストレスや飼料給与等の課題が明確になったことから,今年度は,牛群検定成績やロボットの管理データを活用するとともに,給与飼料中のNDF充足率等を検討しました。今後も,搾乳ロボット管理技術の普及,定着を目指して,自給粗飼料の確保,乾乳牛の管理,後継牛の成育等を指導していきます。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください