更新日:2024年9月4日
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8月22日,曽於市大隅町において,41人(うち農業者9人)参加のもと経営継承研修会を開催しました。農業従事者の減少,高齢化等により経営継承は喫緊の課題です。会では,県農業経営スペシャリストから,経営継承の方法や税務などの留意点を学び,個別相談会では2経営体が具体的なアドバスを受けました。経営継承は,農地や設備等に加え,技術やノウハウも引き継ぐ事であり,計画的に進めていく必要があります。
曽於畑かんセンターでは,今後も円滑な農業経営の継承に向け,積極的に支援を行っていきます。
7月から8月にかけて,曽於市で,全6回のアグリベーシックセミナー(農業基礎講座)を開催し,新規就農者,青年農業者,女性農業者,法人就業者など延べ117人が参加しました。セミナーでは,経営発展に向けて,農業経営や農業基礎知識,農作業安全,複式簿記等について演習を交えた講義を行うとともに,資材価格高騰等により初期投資額が増加傾向にあることから,就農準備や資金管理の重要性についても説明しました。
曽於畑かんセンターでは引き続き,経営発展につながるよう支援を行っていきます。
7月26日,曽於市財部町において,畑かん営農に携わる関係者30人を対象に研修会を開催しました。室内研修では,畑かん営農ビジョンや技術マニュアルを基に畑かんの必要性を説明しました。その後,散水器具等の実演で,スマホで操作できるコントローラーやホース巻取機の操作,散水器具の取扱いの注意点等について研修を実施しました。
曽於地域は東部,南部地区の県営事業が既に完了し,事業地区は大隅南,曽於北部となっています。曽於畑かんセンターでは今後とも,畑かん水を活用した曽於地域の営農を推進していきます。
8月20日,志布志市内でピーマン販売額20億円達成記念大会が開催され,生産者75人,市場14社,関係機関43人が参加しました。ピーマン専門部会の令和5年産実績は栽培面積28.4ha,販売数量3,728.6t,販売金額2,049百万円であり,AIを活用したDVDで「志布志ピーマン20億円までの歩み」が紹介されました。
今後も曽於畑かんセンターでは,専門部会一丸となって,消費者へ「安心・安全」なピーマンを届けられるよう関係者と連携して取り組んでいきます。
8月7日,生産者やメーカー,管内3市町の農業公社,JA,役所等の担当者48人が参加し,志布志市内でスマート農業実演研修会を開催しました。研修会では,サツマイモ基腐病や露地野菜の病害対策に有効な畑地の滞水を解消するレーザーレベラーの説明と実演が行われました。併せて,直進アシストトラクター,自動操舵システム,たまねぎ直播機や生産工程管理システムの説明と実演も行われました。
曽於畑かんセンターでは,曽於地域の更なるスマート農業推進に向けて,関係機関と連携して取り組んでいきます。
7月24日,畑かんセンターでトルコギキョウ出荷実績検討会を開催し,生産者を含む関係機関8人が参加しました。地域全体の出荷量は約7万本(前年比97%),平均単価は233円/本(前年比118%)であり,市場関係者からは,品質が高く,花屋からの認知度も高まっているとの評価を得ました。一方,土壌病害や活着不良等の課題が明らかとなり,対策の検討を行いました。
生産者は更なる品質向上・出荷量増加に意欲的に取り組んでおり,曽於畑かんセンターでは,今後も関係機関と連携して支援を行っていきます。
7月25日,曽於市末吉町でさつまいもの健全苗生産に資する「苗床土壌還元消毒技術」の見学会(農研機構主催)が開催されました。当日は生産者5人,関係機関9人,民間企業11人の計29人が参加しました。本技術は畑かん水を活用した技術であり,畑かんセンターでも畑かん利用及びサツマイモ基腐病対策技術の事例として展示を行っています。幅広い品目の土壌病害虫防除に有効な技術ですが,高額な資材費などを要するため,曽於畑かんセンターでは,普及に向けて各品目に応じた収益性の検討を行っていきます。
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