更新日:2024年6月3日
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5月17日,曽於地区農業青年クラブ連絡協議会総会が曽於市大隅町で開催されました。クラブ員22人,関係機関14人の計36人が参加し,令和5年度活動実績,令和6年度活動計画等が協議され,昨年度の活動を踏まえ,本年度の活動の方向性を検討しました。総会後は,情報交換会を開催し,関係機関とクラブ員の間で活発な意見交換が行われました。今後も,曽於畑かんセンターでは,クラブ員等からの意見も踏まえ,関係機関と連携しながら,農業青年の資質向上やリーダー育成の支援に取り組んでいきます。
飼料用稲専用品種「つきことか」(極短穂型品種,極晩生)の移植を,4月下旬から5月上旬にかけて,大崎町,志布志市の2か所(水田)で実施しました。品種の特徴としては,従来品種よりも収量が多く,極短穂で茎葉の糖含有率が高いことから,発酵品質及び嗜好性の良い粗飼料の確保が期待できます。令和5年度に「つきすずか」の有用性が実証されたことから,今後,曽於畑かんセンターでは,生育状況や収量を調査し,関係機関と連携して「つき」系統品種の定着を図り,地域の自給飼料の増産を推進していきます。
5月1日,JAそお鹿児島志布志支店で,令和6年産春夏かぼちゃ初荷式及び出荷協議会が開催されました。出荷協議会では生産者や関係機関が出席し,生産販売計画や出荷取扱要領について確認しました。今年度は栽培面積が6.29ha(前年比82%)となり,出荷数量は147t(前年比98%)を計画しています。3月の天候不良による着果遅れがありましたが,その後の生育は良好です。今後,曽於畑かんセンターでは,出荷の終わる7月末まで,栽培管理や病害虫対策に関する支援を行っていきます。
大崎町で,昨年10月18日に播種した加工用たまねぎ直播栽培実証ほの収穫が,5月上旬から行われました。直播栽培は,育苗・移植の省略が図られますが,発芽の不安定性が課題です。実証ほでは,畑かん利用と,畝立て同時播種及びリン酸直下施肥技術を兼ね備えた直播機を用いたことで初期生育が揃い,単収は6.5t/10aと高収量でした。今後も,曽於畑かんセンターでは,加工業務用野菜栽培の機械化一貫体系の確立により,生産安定と規模拡大を支援していきます。
曽於畑かんセンター管内の一番茶摘採が4月中旬頃から開始されました。生産者は4月の悪天候への対応に苦慮しながらも,良質茶生産に向けて栽培管理や茶製造に取り組んだところです。5月下旬には曽於北部を含めて,煎茶・てん茶ともに一番茶摘採・製造が終了する見込みであり,早場産地では既に二番茶への準備も進んでいます。今後も,曽於畑かんセンターでは,関係機関・団体とも連携し,茶農家の経営安定に向けた取組を支援していきます。
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