更新日:2024年2月19日
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12月13日に肝付町認定農業者肉用牛部会において,実証で成果が得られた高消化性スーダングラスの栽培技術の研修を行い,高収量・高栄養の飼料作物生産によるコスト低減を説明しました。参加した実証農家からも,2番草までの収穫期間が87日と短く,繁殖雌牛での嗜好性も良好であったとの説明もありました。農政普及課では,秋冬作と併せた周年での高収量・高栄養生産技術の実証も計画しており,肝属地区での自給粗飼料増産を支援します。
JAきもつき花き部会は若手中心の組織であり,関係機関が一体となり支援している組織です。特に物日需要に対しては,有利販売を目的としたエクセルによる出荷予測を行い,相対取引等も始まりました。しかし,今年度は12月3半旬の平均気温が昨年より7℃高かったことによる開花の早進化により,出荷が短期に集中して価格が低迷しました。この対応するため農政普及課では,消灯時期の調整,鮮度保持剤の利用,作型見直し等を提案し,販売力強化の取組を支援します。
大隅ごぼう団地では,夏サラダごぼうが約5割,新ごぼうが3割の中,令和6年産の春サラダごぼうは16.56ha(うち肝属12.63ha)で平成30年産の約2.6倍となりました。新ごぼうは,高温乾燥による発芽不良や台風被害等で面積が減少する一方,春サラダごぼうは新ごぼうからの転換や,被覆資材の助成等もあり増加しました。春サラダごぼうは他の作型よりも手間や費用がかかるものの,収量や価格が安定しているため,今後も周年出荷体を確立に向け,作付けを推進していきます。
1月21日,鹿児島市で開催された『おいどん生産者マルシェ「4Hクラブ」』に肝属地区農業青年クラブ連絡協議会が農産物販売に出店しました。消費者には,ジャガイモとイチゴの品種名やお勧めの調理方法等を説明しながら,農産物のPRを行いました。また,他地区の青年農業者と,農産物の栽培技術や販売方法(価格設定や陳列)等について意見交換を行うなど交流が図られました。農政普及課では,今後も青年農業者の資質向上に向けた組織活動を支援します。