ホーム > 地域振興局・支庁 > 大隅地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 肝属地域の普及活動基本方針

更新日:2017年4月25日

ここから本文です。

肝属地域の普及活動基本方針

1普及指導活動の基本方針

(1)管内における農業及び農村の現状と将来の方向

管内の耕地面積は18,729haで,沿岸の亜熱帯に近い無霜地域からやや冷涼な地域まで広がっている。耕地の約7割を畑地が占め,畑作を中心とした農業地帯である。畑地かんがいにおいては,笠之原地区,肝付南部地区のほか,肝属中部地区では平成28年度一部通水の計画である。このような立地・基盤整備条件を生かした園芸や畜産が盛んで,各部門においては経営感覚に優れた大規模経営体が多く育ってきている。
また,かごしまブランドは「東串良のピーマン」,「東串良のきゅうり」,「なんぐう地区のばれいしょ」,「そお・かのやのスプレーギク」,県域指定の「鹿児島黒牛」,「かごしま黒豚」,「かごしまのマンゴー」があり,安心・安全で品質の良いものを安定的に出荷できる競争力の強い産地づくりが進みつつある。
しかしながら,国内・外の情勢変化に伴う産地間競争の激化,農畜産物価格の低迷,資材・燃油の高騰に加えて,担い手の高齢化や減少,環境との調和,食の安心・安全確保等の多くの課題がある。
一方では,平成26年度中に1次加工等による高付加価値農業への展開を図るための「大隅加工技術拠点施設(仮称)」や「県経済連やさい加工センター(仮称)」が整備されることとなっており,今後の地域農業の発展が大いに期待されている。
このような状況を背景に,本県の主要な農業地帯としての役割を発揮するため,担い手の確保育成・産地づくり,農業・農村の目指すべき姿を実現するための人と農地の問題解決(人・農地プランづくり・実践),農村社会の活性化を進め,地域の特色を生かした「新食料供給基地大隅」の形成を図っていく必要がある。

(2)課題及び対象の重点化に対する考え方

課題の重点化に当たっては,当地域の農業振興の課題に沿って,市町,農協及び農業委員会など関係機関・団体と機能分担やその重要性を協議して課題を設定する。また,普及組織が重点的・主導的に活動する作目・分野は当計画に掲載することとし,これ以外の作目・分野は農家等からの要請により活動することとする。
普及活動対象の重点化に当たっては,上記の重点課題に対応した経営の発展や地域農業の振興をめざす意欲的な認定農業者及び農業法人,新規就農者,新規参入者(企業参入含む)及び志向者,青年農業者,女性農業者,集落営農組織,地域リーダー等の担い手を設定し,「人・農地プラン」に位置づけられた中心となる経営体との整合性を考慮する。

(3)管内における普及指導活動の基本的な考え方

普及指導活動の基本方針に基づき,農業者や関係機関・団体と緊密な連携を図り,普及組織の総合力を発揮した新たな農業を拡大するためのプロジェクト型普及活動を展開する。現状から課題整理し地域・産地等の5年間でめざすべき姿を明確にし,H26~30年度の5年間に次の活動を重点的に行う。

地域農業の発展を支える担い手づくり

地域農業を担う人材の育成のために,新規就農者,認定農業者及びその志向農家を対象に,技術や経営の分析・改善を自ら取り組む経営感覚に優れた経営体を育成するともに,農業・農村の振興,経営に積極的に参画する女性農業者の能力向上を図る。

また,市町村が策定する「人・農地プラン」の実践に向けた地域,中心となる経営体への支援活動を行う。
さらに,青年農業者に対する経営技術の習得支援,組織活動,プロジェクト活動の充実や新規就農者の定着支援を行い,将来の地域農業の担い手としての自覚を促進するとともに,認定農業者への誘導,農業者としての資質向上を図る。

地域の特性を生かした戦略的な産地づくり

野菜・花き・果樹・茶及び畜産などの品目について,試験研究機関等での開発技術や現地での組み立て技術,畑かん技術等の普及を図る。特に,畑地かんがい整備の進展に伴い,普通作物や露地野菜等による収益性のある効果的な組み合わせや集団的な取り組みへの提案などにより畑かん営農を推進する。また,加工技術拠点施設(仮称,やさい加工センター(仮称)等を活用した高付加価値型農業の展開による競争力の強い産地育成をめざす。

環境と調和した付加価値の高い農業を実現する産地づくり

総合防除指標における”天敵を活用した病害虫防除技術”,家畜排泄物等の地域資源活用等による環境と調和した高度・多様な技術の確立と普及により,安心・安全な農産物の生産拡大と高付加価値化を推進し,持続可能な農業生産をめざす。
また,K-GAP等の第三者認証取得者を拡大し,安心・安全な食料を供給する信頼ある産地育成を推進する。

地域の特色を生かした地域営農の仕組みづくり

地域農業の維持・発展を図るためには,高齢・兼業農家等を含めた地域営農の仕組みづくりが喫緊の課題となっている。このため,地域の実情に応じた営農ビジョンの作成支援,集落営農組織の育成等農村地域の振興を進める。併せて,水稲,畑作,畜産農家等の多様な関係者が連携した耕畜連携による地域営農のシステム化を図り,農業・農村を支える活動を推進する。また,地域で生産される農産物を活用した加工品を含む6次産業化体制を支援する。
このほか,近年,被害が拡大している有害鳥獣被害対策については事業の活用促進,集落ぐるみの取り組みを強化し,安定した農産物の生産を確保する。

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?