更新日:2023年10月16日
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9月13,14日に,かごしま茶流通センターで,令和5年度鹿児島県茶品評会が開催されました。肝属管内からは生産者が丹精込めて生産した荒茶が,「深蒸し煎茶」の部に41点出品されました。その結果,鹿屋市の生産者が農林水産大臣賞をはじめ,各種特別賞を受賞しました。また,鹿屋市は産地賞を獲得するなど,産地全体の熱意と技術の高さを示す結果となりました。農政普及課では,今後とも関係機関と一体となって,高品質な荒茶生産を支援していきます。
9月13日に肝付町内之浦の大迫氏の果樹園で,生産者代表,関係機関等が出席し,辺塚だいだいはさみ入れ式が開催されました。辺塚だいだいは,平成29年に地理的表示保護制度(GI)に登録され,令和5年産では肝付町と南大隅町で併せて70戸で栽培されています。青果用は9月から10月上旬に3t,加工用は10月中旬から10月下旬に55tの出荷が見込まれています。農政普及課では,今後とも外観の優れた果実の安定生産に向けた取組を支援していきます。
9月22日,JA鹿児島きもつき根占支所で,なんぐう地区ばれいしょ専門部会役員会が開催された。役員会では,ジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種「しまあかり」のこれまでの実証結果と,令和5年度の実証計画について検討した。今年度は,役員を中心に地帯別適応性を実証し,産地導入に向けた検討を行っていくことを決定した。また,疫病防除体系や栽培講習会について協議された。農政普及課では,今後とも産地の維持・拡大に向けた取組を支援していく。
第1回の就農歴の浅いピーマン農家向けの研修会(8月18日)は,青年等就農計画の達成が困難と思われる農家の参加が乏しい状況でした。そのため,9月21日に第2回目の参加を促すことと,基本技術習得のための研修内容を関係機関とWeb会議で検討しました。研修内容は,先輩農家から学びたい内容を助言してもらうこと,先輩農家と意見交換を可能にすることを検討しました。農政普及課では,今後とも関係機関と連携し,就農歴の浅い農家の定着に向けた取組を支援します。
9月1日,畑かん営農の理解促進と栽培技術の普及を目的に,肝付町畑かん営農部会と連携し,肝付町高山地区に抑制かぼちゃの見える展示ほを設置しました。また,肝付町における加工かぼちゃの適品種を選定するため,栗五郎,栗ゆたか,グラッセ等の品種比較試験ほ場を設置しました。10月には畑かんの実演会も計画されており,農政普及課では,今後とも畑かん受益者への水利用技術等を発信していきます。
5月23日~5月27日にかけて,良質粗飼料の安定確保を目的に,管内3か所で高消化性スーダングラス(ロールスィートBMR)の実証ほを設置しました。収量調査の結果,生草収量が1番草4,760kg/10a,2番草4,113kg/10a,合計8,873kg/10aとなり,野草(オヒシバ)と比べて多収でした。これまでオヒシバを利用している実証農家の評価も高く,今後,ラップサイレージの成分分析等を実施し,ロールベール作付体系に適した春夏作飼料として普及を図ります。
9月19日~21日,肝属家畜市場の子牛セリ市前研修会で,低迷する子牛価格対策として「母牛産歴や子牛出荷日齢と子牛価格の関係」について説明しました。研修では,10産目以上の子牛は発育が劣るため価格が約1割低下することや,発育・増体の良い子牛を8ヶ月齢で早期に出荷すると価格が高まることなどを報告するとともに,これらの対策として,高齢母牛の更新(目安:10歳8産)や「子牛育成飼料給与マニュアル」を実践し,商品性の高い子牛を早期に出荷することなどを提案しました。参加者からは,「コスト削減のヒントを得た」などの声も聞かれ,今後も子牛の商品性向上や生産費削減を推進します。
9月8日,JA鹿児島きもつき本所及び現地実証ほ場で,大隅PT作業部会を開催した。各市町から令和5年産の基腐病の発生状況が報告され,今後の防除対策について情報を共有しました。また,実証ほ場では,新たな農薬の体系防除を実証し,現在まで基腐病の発生がないことを報告しました。なお,基腐病の少発生以上の被害がある生産者には,大隅PT本部がカウンセリングを行った上で,次年度対策についてコンサルテーションを行うことで合意しました。
9月7~13日,JA鹿児島きもつき各支所で生産者73人を参集し,令和5年産でん粉原料用さつまいもの集荷説明会が開催されました。農政普及課からは基腐病対策,排水対策,チョウ目害虫の防除対策について情報提供を行いました。令和5年産は9月19日からでん粉工場が操業を開始し,本格的に収穫作業が始まります。農政普及課では,今後とも情報提供等を通じて,でん粉原料用さつまいもの安定生産を支援します。
7月18日に,肝付町前田地区のほ場で肝付町おいしい米づくり研究会の早期水稲現地検討会が開催されました。8人の研究会員が出席し,それぞれの水田を巡回しながら,生育状況や肥培管理,病害虫発生状況などについて意見交換を行いました。研究会では,経済連の堆肥を活用した低コスト肥料「イネリッチ」を用いたなつほのかの実証や,鶏ふんを主体とした水田の肥培管理などに取り組んでいます。農政普及課では,今後とも水稲の低コスト・高品質生産に向けた取組を支援します。
8月30日,(株)オキスで大隅半島ノウフクコンソーシアムによる農福連携研修会が開催され,農業法人,福祉事業所,関係機関等23人が参加しました。群馬県の(社福)ゆずりは会の小淵氏からは,福祉事業所が農業に取り組むことで工賃が向上した事例の講演がありました。また,(株)ひまわり農苑の結城氏からは,取組事例発表がありました。今年度は福祉関係の行政機関も会員となり,福祉事業所への取組推進に期待されます。農政普及課では,今後とも,当コンソーシアムの運営及び取組を支援します。
8月28日,女性農業経営士や若手女性農業者等15人が参加した農村女性ファームレディ交流会で,曽於地区2か所の現地を視察しました。曽於市たからべ森の学校では,求職者への農業研修やカフェ・宿泊施設運営等を,志布志市の畑カフェ+工房Norariでは,女性農業者によるカフェ運営や加工等の取組を視察しました。参加者からは「自分も何か頑張ってみたい」との意見も聞かれ,参加者同士で交流も深めていました。農政普及課では,今後とも女性農業者のネットワークづくりを支援します。
9月15日,鹿屋市農業研修センターで,かごしま農業経営・就農支援センターの永田俊之税理士を講師として招き,令和5年度経営研修会及び個別相談会を開催しました。「知ってると得する税の話」をテーマとした経営研修会には農家等44人が参加し,普段なかなか聞けない節税方法等について熱心に聴講していました。また,個別相談会では4戸の農家が,1時間ずつ経営移譲や法人化等の悩みを税理士と相談しました。
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