更新日:2025年6月5日
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2月20日,鹿屋市吾平町の青年農業士と就農2年目の新規ピーマン農家のハウスで,ピーマン新規就農者等を対象に基本技術研修会を開催しました。11月に続き2回目の開催であり,新規就農者等31人が参加しました。研修会では,昇温期の栽培管理や生理障害対策等を説明した後,青年農業士及び研修ほ場の新規就農者から栽培概要や取組事例等を紹介しました。ほ場では,参加者同士で積極的に意見交換する場面も見られ有意義な研修会となりました。
2月12日,鹿児島県青少年会館で県青年農業者会議が開催され,肝属地区の青年農業者3人が発表しました。プロジェクト発表では『直播水稲技術の導入』について発表した錦江町の柿迫氏が,輝けトークでは『いちごで彩る人生に』と題して発表した鹿屋市の前田氏が,それぞれ最優秀賞を受賞しました。両者とも令和7年7月に熊本市で開催予定の九州・沖縄地区青年農業者会議への出場を推薦され,今後の活動に対する激励を受けました。今後も引き続き,青年農業者の育成に取り組みます。
3月6日,東串良町内きゅうりハウスで,若手生産者を対象に栽培管理現地検討会を開催し,生産者や関係者16人が参加しました。ベテラン農家から今後の温度管理の方法やかん水管理,つる下げ栽培の有利点等について説明がありました。農政普及課からは,かん水管理の考え方やかん水優良事例について情報提供しました。若手生産者からは,ベテラン農家のきゅうりの草姿や管理状況を生で見たいとの要望が強く,次年度も,計画的に実施していきます。
3月6日,令和7年産春ばれいしょ出発式が,なんぐう地区ばれいしょ選果場で開催され,生産者,関係機関等約40人が出席しました。選果場の安全祈願とテープカット後に,春ばれいしょを載せたトラックを見送りました。7年産は面積123ha,数量3,075t,販売金額645,750千円を計画しています。低温や霜害,ヒヨドリによる食害の影響で減収が見込まれますが,高品質なばれいしょの生産に向け,適期収穫や病害虫管理等を指導します。
2月19日,さやいんげん現行品種の販売終了に伴う後継品種選定のため,垂水市と南大隅町で実施している品種比較試験の検討会を各ほ場で開催しました。関係機関・団体や生産者ら20人が参加しました。会では,施設促成栽培試験ほ場3か所を視察した後,室内に場所を移して,これまでの試験結果に基づく有望品種の生育や収量等の検討,種子確保や販売上の課題,今後の計画等についての意見交換を実施しました。引き続き,後継品種の選定に向けて支援していきます。
3月7日,JA鹿児島きもつき本所で,園芸振興協議会肝属支部野菜技術部会を開催し,関係者24人で活動実績及びR7年度計画について検討しました。特に,施設野菜では,就農時に要する施設整備費の試算結果や環境制御機器を導入した農家の単収レベル等の情報を共有しました。また,機器の導入が必ずしも単収向上につながっていないこと,労働力不足が阻害要因となっていること等,並行して解決が必要との意見もありました。次年度に向けて,関係機関と連携し,さらに取組を進めます。
3月7日,鹿屋市吾平地区の子牛商品性向上巡回指導農家3戸の実績検討会をJA肝付吾平町本所で開催しました。令和5年度から毎月,JA,市,農政普及課が合同で,飼養管理状況や子牛の体測を行い,発育改善の指導を実施しており,2戸の農家では,出荷子牛の約9割が市場平均価格以上であり,商品性の高い子牛生産技術を習得できたことが確認されました。次年度に向けて,それぞれの課題を設定し,継続して支援します。
3月7日,錦江町茶業振興会は,JA鹿児島きもつき大根占支所で,茶工場経営者8人と関係機関が参加し,「将来の錦江町茶業検討会」を開催しました。錦江町農林技術連絡協議会で実施した茶経営の現状と将来像についてのアンケート結果を報告し,茶工場ごとに意見交換を行いました。また,碾茶工場の経営指標や工場集約による品質の均一化とコスト削減等を提案しました。有機栽培や碾茶生産への意欲は見られるものの,将来への不安もあり,今後生産者同士で体制作りができるように支援します。
(株)オキスは,障害者が栽培・加工・梱包に携わった3種類(馬鈴薯,ごぼう,しいたけ)のおかき「ノウフクスナック」を製造し,3月から販売を開始しました。商品は規格外農林産物の付加価値向上や,障害者の生きがいづくりに寄与するもので,パッケージは,障害者が自ら消費者に販売してほしいという思いから,手から手へつなぐバトンの形状です。今後,県内外の農福連携イベントや地元の直売所等でも販売予定です。農政普及課では,次年度も6次産業化や農福連携の取組を支援します。
3月6日,肝属中央家畜市場にて,肉用牛生産者研修会を開催し,関係機関や生産者62人が参加しました。畜産試験場からは,子牛育成飼料給与マニュアル,畜産協会からは,肉用牛繁殖支援システムの活用について講演がなされました。農政普及課からは,子牛飼養管理技術の取組状況について情報提供しました。講演後,生産者から研修内容に関する活発な意見交換がなされ,自らの飼養管理について見つめ直す研修会となりました。今後も子牛の商品性向上及び繁殖成績の改善に向けて引き続き支援します。
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