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ホーム > 地域振興局・支庁 > 大隅地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和7年7月の現地農業情報(肝属地域)

更新日:2025年9月2日

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令和7年7月の現地農業情報(肝属地域)

施設野菜の定植前の大切な基本技術を再確認

6月27日,東串良町会議室で,施設野菜研修会を開催し,生産者及び関係者約70名が参加しました。施設野菜では環境制御技術の導入が進む中,定植前までの準備,特に有機物投入による土壌物理性の改善や耕盤破砕による排水性の改善などの重要性が増しています。そこで,(株)ニッポーから講師を招き研修を実施しました。参加者の関心は高く,次作の準備が始まる中,土壌管理が改善されるものと期待します。

1施設野菜研修会

肝属地区茶業青年が荒茶品質の出来映えを相互検討

肝属地区茶業青年の会は,6月27日,荒茶を持ち寄り,品種の違いや生産方法等について検討しました。青年達は,早生品種の「ゆたかみどり」から晩生品種の「おくみどり」まで7品種について,香り,味の違いを感じ,品種の良さを引き出す生産技術を検討しました。また,有機栽培茶も出品され,高い品質を確認し,生産方法や管理での難しさなどを検討しました。青年達は,五感で確認でき,良い研修となりました。今後も,青年の技術力向上を支援していきます。

2肝属地区茶業青年の会

なんぐう地区ばれいしょの実績を検討

6月27日~7月9日に,JA鹿児島きもつき管内で令和7年産春ばれいしょ出荷反省会が開催され,約100人の生産者が参加しました。実績は,数量2,442t(計画比79%),販売金額775,174千円(120%),単価317円/kg(151%)で,数量が少ないことから高単価でした。当課からは,有機質入り低コスト肥料の取組みと,新品種しまあかりの取組みについて説明しました。今後も,生産安定や収益性向上について支援していきます。

3ばれ写真

農業青年が鳥獣被害対策について学ぶ

6月30日,鹿児島県農業青年クラブ連絡協議会が鳥獣害対策研修会を肝属地区で開催し,県下より農業青年及び関係者約40人が参加しました。研修会では,開催地区の農業青年クラブ「KIMOTSUKIファーマーズクラブ」が中心となって運営を行い,当クラブ会員のほ場視察,相互討議及び室内研修を行い,鳥獣害対策について理解を深めました。今後とも農政普及課では,鳥獣害対策をはじめ,農業青年の活動を支援していきます。

4KFC(鳥獣害対策研修会)

ピーマン農家に対し土壌診断に基づく適正施肥を指導

6月から7月にかけて,農協各支部等で肝属地区のピーマン農家約80人に対して個別施肥指導を実施しました。土壌診断の分析値を基に,有機質肥料や苦土,石灰等の資材投入量の提案を行いました。ピーマンは,多くの養分を必要とすることから,適正な施肥設計を行うことが重要です。また,肥料価格がいまだ高止まりしている中,施設園芸農家にとって適正施肥は経費の節約にも繋がる取組みです。今後も引き続き適正な施肥指導を行います。

5ピーマン施肥設計

トロピカルフルーツの産地化に向けた活発な活動展開

南大隅町ではトロピカルフルーツの振興に関する活動が活発に行われており,7月2日には,アボカド管理生産研修会,7日にはパインアップル出荷目揃会が相次いで開催されました。アボカドは今期の着果状況を踏まえた最適な管理方針を,また収穫期を迎えたパインアップルは今期の品種ごとの食味を確認の上,収穫適期の見極めについて生産者を交えて理解を深めました。栽培技術上の課題を一つずつクリアしながら,地域とともに特産化に向けた活動の支援に努めていくこととしています。

6-1パイアップル出荷目揃会6-2アボカド管理研修会

早期水稲の新奨励品種「西南177号」の現地検討会を開催

7月8日に肝付町文化センター及び現地実証ほにて,早期水稲の新奨励品種「西南177号(なつまつり)」の現地検討会を開催し,生産者及び関係者が80名参加しました。会は肝付町文化センターで「西南177号」の生産振興及び品種特性について紹介した後,現地実証ほに移動して生育状況等の説明を行いました。今後も新奨励品種「西南177号(なつまつり)」の普及推進や生産安定を支援していきます。

7作物早期水稲西南177号

早期水稲「なつほのか」高品質栽培技術展示ほの現地検討会を開催

7月11日,鹿屋市吾平町にて早期水稲「なつほのか」の高品質栽培技術展示ほ現地検討会を開催し,生産者等約10人が参加しました。「なつほのか」の「イクヒカリ」と比べた品種特性の違い及び栽培管理の注意点について説明を行い,令和8年からの吾平町での「イクヒカリ」から「なつほのか」への全面転換に向けた「なつほのか」の認知度向上を図りました。今後も「なつほのか」の生産安定や収益性向上について支援していきます。

8なつほのか

学ぼう・伝えよう講座を開催

7月14日に大隅地域振興局にて,生活研究グループ員を対象にした学ぼう・伝えよう講座を開催しました。本講座では鹿屋保健所の保健師を講師として招き,県内における食中毒の事例やその防止・予防等の食品衛生に係る講話を行っていただきました。参加者からは,食品衛生管理は基本的かつ最も重要な事項であるため,今回の講座で改めて学べて良かったなどの意見が聞かれました。今回の学びを参加者が地域に波及できるよう,引き続き関係機関と連携した支援を実施していきます。

9学ぼう・伝えよう講座

さやいんげんの品種切替に伴う講習会を開催

7月15日,垂水市内2箇所で,さやいんげんの品種切替に伴う講習会を開催し,生産者等35人が出席しました。会は,慣行品種「ベストクロップキセラ」がR7年に終売するため開催しました。生産者は当課から実証試験に基づく有望品種の紹介,種苗会社2社から品種特性についての説明を受け,品種特性についての理解を深めました。当日は種子のサンプルを配布し,参加者からは試作ができると好評でした。今後も,有望品種の普及推進とさやいんげんの生産安定を支援していきます。

10いんげん写真

農業経営者クラブ肝属支部会員らが肝属農業の未来を語る

7月24日,肝属地区「地域農業を語る会」が,農政部長らを招き経営者クラブの主催で開催されました。当日はクラブ員はじめ関係団体,機関等55名が参加し,「肝属農業の未来を語ろう!」をテーマに,現地研修,事例発表,パネルディスカッションでそれぞれ研鑽を深めました。特にパネルディスカッションは,個性豊かなパネラーと的確なコーディーネーターにより大いに盛り上がり,今後もこのような機会を設けることが提案されました。農政普及課では今後も事務局として支援していきます。

11地域農業を語る会

北部指導農業士会・女性農業経営士会が夫婦研修会を開催

北部指導農業士会と女性農業経営士,関係機関が連携し活動する一環として,会員相互の研鑽の場として夫婦研修会を開催しました。肝属中央家畜市場で子牛せりの様子,南日本酪農共同株式会社で食品工場の衛生管理を研修しました。また,会員の取組について率直な意見交換を行いました。参加者からは他の部門を見る機会はなかなかないので,刺激を受けたと前向きな意見が挙げられました。今後も,農政普及課では指導農業士会,女性農業経営士会の活動を支援します。

12夫婦研修(家畜市場)

肝属青年農業士会・肝大ゼミナール開催

肝属青年農業士会が自己研鑽のため,毎年開催している肝大ゼミナールに,農政普及課経営普及係を講師として迎え,会員の生産者が,経営について研修を受けました。法人化した際のメリット・デメリット等について,経営者の意識改革や税法上のメリット,信用力の向上など質問も多岐にわたり,今特に農業経営において問題視されている,労働力についても議論されました。今後も生産者の自主性を大事に,希望される情報等を提供し支援していきます。

13肝大ゼミナール研修写真

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994522142

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