更新日:2025年12月22日
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9月25日,錦江町田代で有機茶に取り組む農業者組織「たしろ茶緑香会」が,茶園現地検討会を開催しました。天候はあいにくの雨となったが,生産者と関係機関が会員のほ場を巡り,秋の茶園管理方法や秋整枝位置等について,実際にはさみを入れながら意見交換を行いました。品質向上や今後の経営を見据えた活発で前向きな議論が行われ,生産者の意識の高まりと学びの多い有意義な会となりました。

9月26日,東部指導農業士会が新規就農者訪問巡回を実施しました。指導農業士8人と女性農業経営士1人が,串良,東串良,肝付の3班に分かれ,各担当地区の新規就農者計6人の各農場を巡回しました。指導農業士らは,就農後の生産技術や労働力等の経営状況を把握するとともに,課題や悩みに対して助言しました。新規就農者は的確な助言に対し,継続的な指導を求める場面もありました。今回の助言指導で新規就農者と指導農業士らに面識ができ,新規就農者の定着に繋がると期待されます。

9月30日,KIMOTUKIファーマーズクラブ(地区4HC)の露地園芸等委員会が,荒廃農地活用促進のためのプロジェクトの一環として,ラジコン草刈機の活用実証(実演会)を実施しました。クラブ員や当課職員等19人が参加。実証では,草刈り作業が省力的で安全に実施できる一方,雑草の草丈が高くなると作業が困難となることを確認できました。今後は別機種での実証も検討しています。当課では,機械整備や運用コスト,システムの検討も含めて支援します。

10月2日,さやいんげん品種転換に伴う産地検討会を垂水市内で開催し,関係機関等14人が参加しました。検討会では,品種選定試験ほ場で品種特性について確認した後,室内検討を行い,有望品種の市場評価や品種特性,今後の取組等について活発に意見交換を行いました。現行品種の種子が令和7年度に終売することから,地域に適する品種を選定し,生産者に普及を図る必要があります。今後とも,関係機関一体となって品種転換を支援します。

10月3日,北部指導農業士会と女性農業経営士会(北部)が,新規就農者訪問巡回を実施しました。指導農業士8人と女性農業経営士5人及び関係機関等が,鹿屋市の新規就農者5人の各農場等を巡回しました。指導農業士らは,新規就農者の現在の経営状況や課題等を確認するとともに,今後の展望等について意見交換を実施しました。今後も関係機関,団体と連携を図りながら,技術指導や経営相談等,多方面から新規就農者を支援します。

10月7日,令和7年度東串良町園芸振興会生産者大会が鹿屋市で開催され,ピーマン・きゅうりの生産者をはじめ,県内外の青果会社等多くの関係者が一堂に介しました。同振興会では,令和7年産ピーマンときゅうりの販売額を,合わせて33億円と計画しています。現在,残暑厳しい中で定植が進み,一部で植え痛みが見られたものの,その後は順調に生育しています。農政普及課では,今後も関係機関と連携し,販売計画の達成,ブランド産地の維持拡大に向けて引き続き支援します。

10月7日、スーダングラス(3番草)の収量調査を実施し,飼料作物の春夏作実証の取組を終了しました。肉用牛経営の安定化を図るため,自給飼料増産を目的に夏作スーダングラス(品種:ネオうまかろーる)の作付実証に取り組み,錦江町で1~3番草の生草総収量11.3t/10aを得ました。実証農家からは,第3番草では踏圧による再生不良が見られたものの,高収量のため継続作付を希望する意見がありました。農政普及課では本成果を踏まえ,増産に向けた年間作付体系を検討します。

10月9日と14日,令和7年産春ばれいしょ栽培講習会が,佐多・根占・大根占地区の15か所で開催され,生産者181人が参加しました。会では,基本的な栽培管理の他,適切な種いも切断方法や,ジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種「しまあかり」の令和7年産実証結果と産地への導入計画を重点的に説明しました。農政普及課では,今後とも病害虫管理指導や実証活動を通じて産地の維持・拡大を図ります。

10月15日,若手女性農業者等7人を対象に,「農業経営の課題~地域資源活用&マーケティング~」をテーマとして,かごしま農業経営・農業支援センターの町田販売士による講演及び個別相談会を実施しました。出席者は,地域資源を活用した6次化の取組やマーケティング戦略等に興味を抱いたようでした。農政普及課では,今後も地域資源の掘り起こしや販売戦略の構想等,若手女性農業者のニーズに沿って支援します。

10月16日,鹿屋農高の責善寮の1年生35人(農学科12人,園芸科10人,畜産科13人)が,管内3戸の先進的農家の視察研修を行いました。視察先は,東串良町で施設きゅうり,水稲栽培に取り組む吉ヶ﨑氏,鹿屋市吾平のさつまいも,ばれいしょ農家の門倉氏,肝付町の和牛一貫経営の村商(株)。生徒達は,農業の楽しさや経営についての講話を聞き,熱心に質問していました。農政普及課では,今後も,農高と連携して,生徒が目標を持って就農,就業を目指すよう支援します。

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